@収入に対する支出の問題
総収入 3,369,140円 総支出 3,403,296円 収支額 –34,156円
○収入の問題点
基本財源協賛金 プレゼンター数を30と設定⇒30件と数は揃いましたが三朝文化ホールと北栄町は独自開催であるため除外。また、プレゼンターもハーフがあり、実質27件に留まり、15万円マイナス。
協賛金件数を150口と設定⇒126口に留まり、12万円のマイナス。
補助金 助成金に付いては、50万円を想定していましたが、中部広域連合からの30万円に留まりました。20万円減。
チケット売上 総入場者数 2424人(無料公演・協賛公演・スタッフを除く)
招待券入場
870人
パスカード
276人
1,146人
チケット入場者数 一回券 1,177人(823,900円) 回数券 83人
(41,500円) 合計 865,400円
チケット入場の想定額を960,000円としていましたから94,600円の減収。
収入減の総計は564,600円となりますが、この数字は意味を持ちません。しかし、当初の予定に無かった中部広域連合からの30万円は大いに役立ち、赤字額を補填することになりました。
○支出の問題点
会場費が68,780円の赤字、看板代が45,000円の赤字、記録費が41,530円の赤字等が目立って増加している。
記録費の赤字分は演奏とCDに著作権料を分離し、記録費に加えた30,030円が赤字となりました。
※支出の削減
旅費の30,000円、宿泊費6,500円、印刷費の22,400円、楽器運搬の20,000円20,000円,事務局費69,394円など。
入場者数
入場者数の総計では、昨年を上回りましたが、入場料収入増には結びつかず、経営体質が弱体化している認識が必要です。
マトリックス評価による定量評価と定性評価とも、全体的には良い傾向です。いずれも「理想的ゾーン」「理想追求型ゾーン」に位置し、「利益追求型ゾーンと最悪ゾーン」に組み入れられるコンサートは無かった事が評価できます。
音楽祭の受付業務など、コンサートの運営は一昨年・昨年に続き好評でありました。アザレアのまち音楽祭の接客の良さは当然のものとして定着してきました。
昨年も指摘しましたが、「アザレアのまち音楽祭のミッションを達成するためのマーケティング論」を役員全員が共通理解する必要を感じています。来年度に向けての取り組みは、マーケティング論を学習する事から始めなければ、現在の苦しい財政事情は解決しないことになります。NPO法人化し、組織が一般の会社と同等であり、その仕組みの中で経営しなければならない事を再認識していただきたい。