○子守唄…息継ぎの長い曲、ピアノとの合奏に絶妙のハーモニーがある。いつ息継ぎがあったのかわからないほど上手。〜若い時は慌しく過ぎてしまって、その時々に振り返る事もなく、知らぬ間に子供達は巣立ってしまって、残されているのは二人の老人。二人で静かに過ぎてしまった日を、バラの香の中でお茶を飲みながら遠い日を振り返る〜
(
倉吉市
/60歳代/男性)
○子守唄、ピアノとホルンの柔らかな音色にうっとり。モーツァルトのホルン協奏曲(第2番)…生演奏でのホルンの響き。弦楽器のパートもピアノで生き生きと演奏されていて、大好きなホルン・コンチェルトをしっかりと楽しませていただきました。また、この曲の持つ味がピアノでよく出ていて大満足。そして第2楽章、ゆったりとした心で聴くことが出来ました。すばらしい演奏、ありがとうございました。(北栄町/70歳代以上/男性)
○ホルンの生演奏が聴けてよかった。来年も是非参加したいです。
(鳥取市/30歳代/女性)
○演奏会はよかったと思います。日にちが、サマー・ブラス・コンサートと同じ日になっていたのが残念だと思いました。(吹奏楽をしている中・高校生等は、聴きにこれないので…違う日だったらお客様ももう少し入っていたと思います。)時間もちょうど良かった。(あまり、このような音楽になじみのない人でも、最後まで楽しんできけた)
(三朝町/30歳代/女性)
○オープニングの演奏会に行けなくて、三朝のコンサートはぜひ聴きたいと思って来ました。ピアノの美しい音色とのマッチ、楽しませてもらい、幸せな気持ちになれました。5年もの間、毎年来て演奏して下さって感謝しています。(倉吉市/60歳代/女性)
○やさしい音色を聴かせていただきました。ありがとうございました。(倉吉市/60歳代/女性)
○落着いた重厚な音色に心身ともにくつろいだ気持ちでゆったりさせて貰いました。ありがとうございました。(倉吉市/70歳代以上)
○ひさしぶりの音色に満足しました。ありがとうございました。(三朝町/60歳代/女性)
○毎年楽しみにしています。ホルンのやわらかい響に、いやされました。今回のホールは、きれいにやわらかく響いて良かったです。(倉吉市/30歳代/男性)
○とても安定した音で気持ちよかったです。上昇してゆくパッセージの最上音を時々、とりこぼしたりしたのが残念に感じました。体操競技の着地がぐらついた時の「あぁ…」という感覚でした。(50歳代)
○ホルンリサイタルを、こんな安価で聴ける機会は滅多にないので、これからも続けばいいなァと思います。ありがとうございました。(京都市/30歳代/女性)
○とても、安価ですてきなコンサートありがとうございました。親しみやすく、鑑賞しやすい選曲で、楽しんで聴くことが出来ました。(松江市/30歳代/女性)
○浜辺の歌が、とても良かったです。日本の曲が、もっと聴きたかったです。(三朝町/50歳代/女性)
○最後に、アザレアのまち音楽祭の曲(アザレア賛歌)を演奏していただけたら嬉しい。どの曲もきれいな音色で良かった。アンコール曲は、とても胸にしみました。(三朝町/50歳代/女性)
○楽しかったです。(倉吉市/小学生/女性)
○きょういちにちがんばりました。みんなよろこんでたよ。(京都市/小学生/男性)
○きれいですごかったです。(京都市/小学生/男性)
【ディレクターの回答】
小椋さんのコンサートを廉価なチケットで聴いていただけるのは、アザレアのまち音楽祭のプレゼンター・システムと、ご出演いただく演奏家のボランティア精神によるものです。皆さんに喜んでいただけるのが、一番のご褒美だと、演奏家も主催者側も肝に銘じています。今回は、倉吉市で大きなコンサートとサロン・コンサートが重なり、お客様のご来場を心配しておりましたが、なんとか想定数に届き、ほっとしています。演奏された小椋氏も言っておられましたが、毎年定期的にホルンのコンサートが開催されるのは稀なことです。そのコンサートが可能になっているのは、小椋氏の協力のおかげだと感謝いたしております。あれほどのホルンが演奏できる奏者は、そうそう居るものではありません。倉吉市出身の小椋氏を、こぞって応援し、ますますレベルアップされます事を願いましょう。
アザレアのまち音楽祭2009内部評価委員のコメント・感想(M.O氏評)
【小椋順二ホルン・コンサート】
■演奏⇒オープニングに次ぐ、ソロコンサート。三朝町総合文化ホール。そして本人のMCによれば5年連続だとか。全国でも珍しい定期ホルンコンサートのひとつとされるそうです。ホルンのすばらしい響きと、毎年違う曲の披露、今回は特にK・ピルスの「シンフォニア」などはピアノと併せて面白い曲でした。小ホールでのコンサートとはいえ、サロンコンサートと同じ雰囲気で今日は違和感がありませんでした。
それにしても小椋氏のMCにあったように、彼の小学生時代からあったアザレアのまちの音楽祭に彼自身が毎年出演していることへの感動は、格別のものがあります。
◆言い訳と反省⇒小椋氏がコンサートの中でコメントされた内容は次のようなものでした。
「かれこれ、今年で5〜6年くらいなるのでしょうか、この演奏会に出していただいて。(注/アザレアのまち音楽祭に初登場されたのが2001年です。当時は仙台フィルに在籍されていました。その後、京都市交響楽団に移籍された2005年から毎年ご出演をいただき、今年は6回目となります)やっぱり、この数年間、一曲も同じ曲を演奏していないんです。自慢ではないんですが、なるべく沢山の曲をやりたい、お客さんにも聴いて頂きたいという気持ちで続けてきた訳です。そのためには常日頃、楽譜探しをしています。いつも頭の中にあって、今年はこういった曲を選んだのです。本当に選曲には困る、困らされる。毎年やるたびに、これで、今年で、もう出たくないなぁと思いながら、また一年経つとやる気になって続いていますが、今後どうなるかわかりません。来年もやるかどうかもわからないのですが、なるべくこうやって、沢山の方にいろんな曲を聴いて欲しいというか…。こうやって毎年、ホルンの演奏会を聴ける場所など、全国探しても、絶対にないと思います。たとえ東京だろうが、関西だろうが…。これは本当に、アザレアのまち音楽祭と言うのは、僕が中学生の頃からずっと…、今年で27年かな、続いていますが、運営される方々のメッセージが届けられるのは、頭が下がる思いで、こうやって帰って来て演奏会が出来るというのは、本当に感謝の一言です。この場を借りて、お礼を申しあげたいと思います。」
倉吉市出身の音楽家は沢山いますが、こうやって毎年帰ってコンサートしていただける方は稀です。本当に感謝しているのはアザレアのまち音楽祭の方です。小椋氏のコンサートにより、多くの恵を受けてきた倉吉市民は幸せ者だと思います。小椋氏の今後の活躍をお祈りし、ますますのステップアップを期待しております。