第28回
アザレアのまち音楽祭2010
〔
鳥取県倉吉市
〕
企画案
2009.11.24更新
1 アザレアのまち音楽祭の基本理念
「地域に芸術家が遍在する幸せを求めること」
倉吉文化の礎を築いた「河本緑石」(現在の倉吉市福光出身)は、盛岡高農時代に、アザリア会をとおして宮沢賢治らと交流を深め、大いなる芸術文化の華を開かせました。大正9年4月に、倉吉文化の先人「中井金三氏」を中心とする絵画、文学、音楽など芸術全般にわたる実践や普及活動を推進する文化芸術集団体「砂丘社」が誕生し、緑石もそれに参加し、文化活動を展開したのです。緑石亡き後も、夢は語り継がれ、昭和50年代になって倉吉文化団体協議会として夢は再び甦ることとなったのです。その仕掛け人こそが、故福井千秋氏(元倉吉市企画部長)であり、緑石の志を生涯追い求めた誇り高き獅子であったのです。福井氏の薫陶を受けた当時の私たちは、理想を理想として歪な妥協をせず、論を論として拮抗させる弁証法を学んでいきました。それが、日本と言う風土に馴染まないことを承知しながらの活動は、ドン・キホーテの孤独を強いられるものでありました。「砂丘社創設の記」を書いた緑石は、「芸術を愛するというよりは芸術が生活の全部だといいたい。……最も深い芸術を生きる事は、最も人間らしく生きぬくことだ。」と記しています。そして、芸術行為を表現するのに、農作業を比喩として使い、芸術行為と農業は背反するものではなく、共に高い価値であると述べています。私たちは、緑石の友であった宮沢賢治の、「農民芸術論」の実践とその補完を目指した活動こそが、「砂丘社」活動の理念であったのではないかと推察しています。そして、その実践活動は、「優れた倉吉文化」を作り上げたいとの篤い願いは、徐々に理解され、支援され、文化活動の隆盛を渇望する市民の皆様によって大きく成長させていただきました。その活動の、中心となるのがアザレアのまち音楽祭であり、精神的なバックボーンとして、緑石を接点として結ばれた「アザリア」(同人誌/宮沢賢治・河本緑石・保坂嘉内・小菅健吉/旧約聖書のダニエル書440に登場する勇気ある4人の賢者たち「ダニエル、ハナヌヤ、ミヒャエル」、そして「アザルヤ」の名前からの引用によるものだと推察)を音楽祭の象徴としたのです。そして「アザレアのまち音楽祭」は、勇気ある賢者としての生き方を希求したいと思います。
宮沢賢治「農民芸術概論」農民芸術の産者より
……われらのなかで芸術家とはどういふことを意味するか……
職業芸術家は一度亡びねばならぬ 誰人もみな芸術家たる感受をなせ
個性の優れる方面に於て各々止むなき表現をなせ 然もめいめいそのときどきの芸術家である
創作自ら湧き起り止むなきときは行為は自ずと集中される そのとき恐らく人々はその生活を保証するだらう
創作止めば彼はふたたび土に起つ ここには多くの解放された天才がある
個性の異る幾億の天才も併び立つべく斯て地面も天となる
私たちは誰もが、芸術家としての、美しい生き方をするべきだと考えています。誰に認められようと認められまいと、その気にさえなれば、芸術を生きる生活は具現できることを実証して来ています。そして、私たちの住まう地方には、優れた芸術家が遍在し始めています。
美しい人生を歩むことを目指して自己表現し、己の美意識を磨き続ける人が芸術家であるのです。美しい人生を模索する生き方の実践者たる芸術家が地域に遍在することによって、新しい価値観の転換が期待できるのです。
人間らしい感性の育成と、人間として生きるための創造性の発露は、河本緑石・宮沢賢治の夢見たことです。私たちの生活に豊かな実りを創造する文化は、それを意識する私たちの心の中に存在するものです。それは私たちの真摯(美しく)に生きる活動の中に、確かに存在します。私たちには、既に、芸術を生きる生活が具現され始めています。そして、同じ地方に在住し、共に生活する表現者たちを敬愛し、その恵を共有し、共に育ち合うことを誓っています。
2 アザレアのまち音楽祭の使命(ミッション)
@「アザレアのまち音楽祭」によるまちづくり
文化の多様性と、重層性のある社会を認知する必要があります。文化の地方分権を確立するために、地域共同体(市民)の持つ表現する権利を満たす芸術空間を、私たちは手中にしなければなりません。その空間を「アザレアのまち音楽祭」と設定し、人と人との出会いの場である広場づくり(劇場づくり)・まちづくりを目指さなければならないと考えています。そして、その中心を倉吉パークスクエア(倉吉市・鳥取県の共同施設として2001年にオープン)とし、本当の意味での文化拠点にすべきだと考えます。しかし、メイン施設である倉吉未来中心は、県立施設として県の文化振興財団が運営し、中部地域の文化拠点施設として機能させていません。(現在は貸館)私たちは、倉吉未来中心を中部地区の文化活動拠点施設として機能させたいのです。拠点施設として機能させるとは、中部地域で活動する市民文化活動団体が十全に使いこなせる運営をすることです。この考え方には、政治的な根拠もあります。運営費の半額を負担する倉吉市にとって、その血税支出に見合う特典があって然るべきだと考えるのです。施設利用の平等性を主張する運営は、施設そのものの成り立ちを全く考慮しない地域利用者個々の公平性を無視しているのです。倉吉未来中心を、中部地区の芸術文化活動拠点とすることで、パークスクエアの有効性の最大化を図り、倉吉という地域を芸術文化が澎湃と湧き上がる社会に変えて行きたいと願っています。しかし、そして音楽祭の効果(価値の指標)として、次の三点を設定しています。
〇地域社会の自治力の増強
〇地域に住み続けたいというロイヤリティの高い市民の育成
〇外部からの訪問人口の増大
音楽祭によるまちづくりとは、地域に芸術家が遍在(地域社会の最適化として、人材資源とつながったソフトづくり)し、更に優れた観客が存在する事です。観客とは地域社会であり、美しいものを美しいと感じる社会の醸成こそが、芸術の持つ社会性であり、人間の感性を高める力となるのです。ですから、音楽祭の持つ意義が大変重要となるのです。音楽(本能)は繰り返し鑑賞(体験)したい芸術(幸福感)であるとの認識が、継続的な音楽祭の生活化の中で生まれつつあります。そして、豊かな芸術生活を享受するコミュニティーが徐々に創られています。その事によって私たちは、生きる事の意味を再考し始めるのです。
短絡的に言えば、音楽は哲学の一つの実践です。哲学は「生きる」とは何かを問い続ける事です。ところが、現代人にとって最も重要な人生の目的が、「仕事」だと考える人が蔓延しています。果たして仕事は、人生にとって必須なものであろうかとの疑問を持つことが、重要だと考えます。勿論生命を維持し生きるためには、働いて賃金を得なければなりません。問題はその次なのです。なぜ働いて経済的に豊かになろうとするのか、その目的は、物質的にも精神的にも豊かさを享受し、潤いのある生活を手に入れるためだとしています。しかし、物質的には金で買えるだけの幸福は確実に得られますが、精神的な豊かさは金では買えず、その求め方を見失っているのが現代かも知れません。「山上の垂訓(キリストの言葉)」では、生きると言う事は労働だと考えないのです。また、ギリシャの市民にとって生きるとは、スコ―レ(余暇)と言われる自由時間を豊かに過ごす事であったと言われます。アリストテレスは、「幸福は余暇(スコ―レ)にある」と言い、「余暇を得んがために仕事がある」とまで言い切っています。しかし、私たちの社会では、人生の目的が「仕事」中心の会社共同体であり、そこで余った時間が「余暇」だとされるのです。しかし、人生の目的が「スコ―レ(人生にとって積極的な時間)だとしたら、私たちの生活は一変する事になるのです。私たちの生きる社会で余暇を充実し、人間の尊厳にふさわしい美しい生き方をすることこそが人生の全てになるのです。
アザレアのまち音楽祭は、市民の生き方に何らかの影響を与えたいと願っています。私たちの求める音楽祭は、休息と娯楽を提供するものではありません。Contemplation(凝視・熟視・瞑想・期待・熟考)と呼ばれる「目に見えないが私たちにとって肝心なもの」「なくてはならない人生の拠り所」として存在する時間を提供する事だと考えています。その時間を生活の中心に据える生き方を提案し、人間復活の第一歩としたいのです。そこで初めて社会は、幸福感を充満させる可能性が拡がるのです。そして、人間としての幸福感を醸成させなければならないと願っているのです。
A観客によって音楽祭は成長する
アザレアのまち音楽祭は、クラシック音楽に限定した生身の「生音」で演奏される音楽を提供するものです。「生身の動物的エネルギーを使って人を感動させ、豊かな人間関係を作ること」が音楽祭の基本姿勢だと考えています。ですから、生音のエネルギーが十二分に伝達される環境として、演奏家と聴衆が近い位置にあるサロン・コンサートを中心に設定しているのです。
また、これまで、コンサートのあり方としてドグマ化されていた「演奏家の表現したい音楽を聴かせていただく」だけの姿勢では、クラシック音楽(純音楽)は衰退の一途を辿ることになるだろうと感じています。観客の求める作品を、求める形で提供することも、一つの方法だと思います。更にコンサートを作る側は、新しい価値観の提案をしながら観客の満足を通してのみ、上演する事の真の喜びを知るのです。そして、演奏家も聴衆も成長して行きたいのです。
Bアザレアのまち音楽祭を音楽創造活動の拠点とします
県内に於ける音楽祭の大切なニーズは、地域在住のアーチストが活躍することです。そのチャンスは、地元アーチストのトレーニングであり、表現活動であり、やがてライフワークの場とならなければなりません。音楽祭が創造活動の拠点となるためには、表現者たちに厳しく求められるものがあります。
その第一は、専門的なレベルとして「演奏者自身の集中力の質を落とさない」ことであり、その持続を可能にする環境づくりこそ、地方における純粋な文化活動に他ならないと考えます。
そして第二は、芸術の質的水準を問い続けることです。そして、優れた表現者が地域に存在するという状況が、今まさに生まれつつあります。アザレアのまち音楽祭は、音楽創造活動の拠点として着実に成長させなければならないと考えています。
従って、趣味の段階に留まり、自己研鑽しない「自己満足」で終わる類いの音楽は、アザレアのまち音楽祭で提供すべきではないと考えています。しかし、それらの音楽愛好家も、それなりに貴重ですので、別のチャンスに楽しまれることを願っています。
宮沢賢治「農民芸術概論」農民芸術の批評より
……正しい評価や鑑賞は まづ いかにしてなされるか……
批評は当然社会意識以上に於てなさねばならぬ 誤まれる批評は自らの内芸術で他の外芸術を律するに因る
産者は不断に内的批評を有たねばならぬ
批評の立場に破壊的創造的及観照的の三がある
破壊的批評は産者を奮ひ起たしめる 創造的批評は産者を暗示し指導する
創造的批評家には産者に均しい資格が要る 観照的批評は完成された芸術に対して行はれる
批評に対する産者は同じく社会意識以上を以て応へねばならぬ 斯ても生ずる争論ならばそは新なる建設に至る
3 アザレアのまち音楽祭・4つの特徴
@
地域在住及び地元出身の演奏家と、喜びを共有する音楽祭
・出演者は倉吉市を中心とする県内全域、及び島根県在住のアーチスト、及び倉吉市出身のアーチストによる。
・聴衆は倉吉市を中心として県内全域。
A
地元企業の支援(プレゼンター)を得て、各コンサートを成立させる
・企業より浄財を得て、演奏家へのギャランティーとする。
・市民個人から寄せられる協賛金は、音楽祭運営経費として運用する。
B
音楽祭が1ヶ月半に及ぶロングラン
・毎年5月第2日曜日から6月最終日曜日と設定する。コンサート数は20〜30公演程度。
C
鳥取県を代表する県民のための音楽祭
・「鳥取県の誇り100選」に選定されている。
4 アザレアのまち音楽祭を支える三つの柱
@地元芸術家の育成⇒山陰に在住する音楽家を自立した芸術家として対応することによって、地域社会の豊かな文化を創造し、新しいコミュニティを牽引する人材を育成。
Aプロデューサーの育成⇒アザレアのまち音楽祭独自の個性あるソフト作り(企画)を目指す。また、ホールを使いこなせる、運用できる、パフォーマンスを最大化できる人材の育成。
Bパトローネの掘り起こし⇒ボランタスな市民意識を醸成し、もう一つの市民社会(地域コミュニティ)を作り出す活動。やがて、それは最大の観客作りとして効果を現すことになる。
5 アザレアのまち音楽祭運営のコンセプトと取り組み
宮沢賢治「農民芸術概論」農民芸術の(諸)主義より
……それらのなかにどんな主張が可能であるか……
芸術のための芸術は少年期に現はれ青年期後に潜在する
人生のための芸術は青年期にあり 成年以後に潜在する
芸術としての人生は老年期中に完成する その遷移にはその深さと個性が関係する
リアリズムとロマンティシズムは個性に関して併存する 形式主義は正態により標題主義は続感度による
四次感覚は静芸術に流動を容る 神秘主義は絶えず新たに起るであらう
表現法のいかなる主張も個性の限り可能である
〇アザレアのまち音楽祭アーツマネージメントの基本
@芸術が地域社会の生活基盤となるべく、啓発・紹介すること。
A地元芸術家の活動を保障し、創造活動を行なう、その場を提供すること。
B地域社会の持つ「芸術を作り出す潜在能力(鑑賞能力)」の向上を図ること。
〇アザレアのまち音楽祭の具体的な取り組み
@
コンサート会場の多様化
コンサートホールに限定せず、音楽会として使える場所(音響的に良い)を積極的に探し使用する。
・コンサートホール(県立倉吉未来中心大小ホール・三朝町総合文化ホール)
・ホール以外(倉吉博物館玄関ロビー・倉吉交流プラザ視聴覚ホール・パープルタウン広場(商業複合施設)・北栄町農村改善センター等)
A
地域在住アーチストの表現の場
・演奏活動をライフワークとする地域在住のアーチストを、継続して招聘する。⇒継続演奏家の認定
・若い演奏家にチャンスの拡大を図る。⇒ミニ・リサイタル・リレー
・地元出身演奏家の里帰り公演の推進を図る。⇒オープニング・コンサートのソリスト
B
他地区・他団体との協働の場
・三朝町総合文化ホールと共催するコンサートの開催
・北栄町と共催するコンサートの開催
・鳥取オペラ協会と協賛するオペラ公演の開催
・NPO法人花本美雄文化振興会と共催するコンサートの開催(検討中)
C
音楽祭独自の舞台芸術の創造(フランチャイズした演奏団体を持つ)
・アザレア室内オーケストラ(1987年度以来実施している)
アマチュアのオーケストラ活動では満足しないハイエンド奏者(山陰地区のオーケストラのトップ奏者たち)を集め、プロフェッショナルの指揮者によって鍛えられたアマ・プロ混成のオーケストラをフランチャイズしている。そして、地元及び地元出身ソリストとの共演による独自のプログラミングでレベルの高い創造活動の実践を図る。地元作曲家の新作等、音楽祭としての独自性を持たせる。
・アザレア弦楽四重奏団(1990年度以来実施している)
地方にあって弦楽四重奏は、めったに聴くチャンスが無く、毎年一回のコンサートを設定し、市民に提供する。地元作曲家の新作等、音楽祭としての独自性を持たせる。プログラムには、長期展望を持った戦略的な選曲を持つ事とする。
・アザレア・ミュージックファクトリー(2007年度より実施)
サロン・コンサートのために編成された、ヴァイオリン、フルート、ファゴット、ピアノのアンサンブル。プログラムには、長期展望を持った戦略的な選曲を持つ事とする。オリジナル作品の恒例化を狙うものとする。
・アザレア・サロン・オペラの設置(2007年度より実施)
鳥取オペラ協会と提携し、室内オペラの公演。2007年度はメノッティ「アマールと夜の訪問者」、2008年度はメノッティ「電話」、2009年度はモーツァルト「バスティアンとバスティエンヌ」の公演。2010年度は「イソップ三部作」より「羊飼いと狼」の予定。
・アザレア合唱団の設置の模索(継続検討)⇒2012年度のオープニング第九公演に向けて設置する。
鳥取オペラ協会と提携し、室内合唱団による公演の可能性を探る。
鳥取オペラ協会の自主事業の参加も考慮する。
D
他地域との交流
・地域文化芸術振興プラン推進事業への企画提供など、新しい地域文化芸術の推進に、積極的な支援と企画交流を図る。
・数年に一度のペースで、交流している県内外からの招聘コンサートを企画する。姉妹提携する韓国及び周辺町村とのネットワークの形成を模索する。
現在、三朝町・北栄町とネットされている。周辺市町村とのコンサート共催の拡充を検討する。
6 アザレアのまち音楽祭運営の改革
□アザレアのまち音楽祭2010に向けての改革の骨子
四半世紀にわたるアザレアのまち音楽祭の実績をふまえ、更なる拡充を目指し、アザレアのまち音楽祭の企画実行委員会組織をNPO法人化し、3年目を迎えます。市民に愛好される音楽祭を共に作るため、市民
誰でもが運営に参加できる「アザレアのまち音楽祭」にしていきます。
(1)特定非営利活動法人(NPO法人)アザレア文化フォーラムが音楽祭の経営主体
2008年度の第26回目から、NPO法人アザレア文化フォーラムがアザレアのまち音楽祭を運営しています。実質的にはこれまでの企画実行委員会が継続されていますが、広く市民の英知を結集した協働の形での取り組みを行っています。NPO組織は社会に開かれたものであり、どなたでも組織役員として参加できるものであり、役員を公募し、毎年再編成します。主催団体は「アザレアのまち音楽祭企画実行委員会」とします。協賛団体「倉吉市・倉吉市教育委員会」は従来どおり変動しません。アザレアのまち音楽祭を運営する組織をNPO化し、より多くの団体に協賛・ご参加頂き、倉吉市民が結集する芸術祭として着実に成長させたいと願っています。
(2)企画実行委員会が更に開かれた組織に
現在の企画実行委員会は、主に文化活動者で構成していますが、今後は様々な市民の参加をお願いし、芸術文化活動の市民化を図りたいと考えます。様々なジャンルより、多くの市民の皆様に参加頂き、幅広い意見集約と音楽祭の更なる振興を図りたいと願っています。
※必要な人材
アザレアのまち音楽祭の経営を考える中で、一番大切なものは事業展開する人材の確保です。その人材に必要なものとして、次のように設定しています。(活動しながら身に付けていただきたい事として)
@物事をやると決意できる人 A目標・目的を持つことの出来る人 B段取りを考える人
C成功意識が持てる人 D仕事を貫徹する人 E感動体験を持つ人
音楽祭を企画実行する人材に必要なもの(エンパワメント指導の必要/人間が持つ本来の(潜在)能力を引き出して、自分自身の生き方を自分で決めていく力を養い、特に対人関係能力を、社会生活を営む上で支障のないレベル・より望ましいレベルまで向上させなければならない)は、何よりも幸福感の追求を喜びとする事です。幸福の要因は、満足の行く仕事に従事することです。マイナーな出来事や気分に至ることを、私たちは心して避けなければなりません。そして、豊かなネットワークを築くこと、感謝の気持ちを持つこと、間違いを許すことなどの人間性が必要です。そして最も重要なのが、ある意味での楽観主義です。
☆企画実行委員を常時募集
アザレアのまち音楽祭に参加協力していただける方なら、どなたでも、何処にお住まいの方でも企画実行委員になっていただけます。人数に制限はありません。異論反論OBJECTIONが存在できる事を願っています。(実行委員会は毎月第三金曜日19:30、会場は倉吉勤労青少年ホーム/毎週水曜日
14:00 実行委員会事務局にて役員会)
希望される方は事務局までお申し出ください。直通電話 080-1937-3735
fax0858-23-6095
(3)アザレアのまち音楽祭は山陰を網羅する芸術祭に拡大
アザレアのまち音楽祭の出演者は、鳥取県全域及び島根県にまで拡大して選択した、優れた演奏家たちなのです。私たちの住まう山陰にも、こんなに素晴らしい芸術家が在住していたのかと驚きを持って賞賛され始めています。私たちと同じ地域に住み、同じ生活共同体で暮らす芸術家の存在は、地域の宝物です。大切に見守り、支援し、豊かに育て上げていくのは、その芸術を愛好する、聴衆たる市民なのです。
(4)
内部評価委員制度の導入
内部評価委員の意義
内部評価は、「アザレアのまち音楽祭」企画書に明記されている音楽祭ミッションを確実に実施するためです。音楽祭ミッションは「音楽創造活動の拠点」とし、具体的に地元アーティストのトレーニング、表現活動、ライフワークの場となることが必須だとしています。その活動を確実にするために「演奏者自身の集中力の質を落とさない」「芸術の質的水準を問い続ける」、この2点を担保することが大切です。そのために内部評価が欠かせないと考えたため、ディレクターが自信をもって「提供する音楽」が、音楽祭の使命をクリアしていることを証明するために厳正な評価が必要だとの考えです。「アザレアのまち音楽祭」に参加しているアーティストは、批評を受けて自己研鑽し、己の芸術を高めていくのは当然であり、音楽祭の演奏レベルを保持しています。
これらの意図を十分踏まえて内部評価出来る力量を持った方を選定し、音楽祭ディレクターの責任において評価していただきます。すなわち、ディレクターが自信を持って送り出した「作品」を、内部評価委員がその「作品」を受け止めて批評し、その「批評」を、制作者であるディレクターが再び受け止め、場合によっては、反論し、「言い訳」をする、という制度です。
アンケート・コメントについて
アンケート調査は、聴衆の皆様のご意向を音楽祭に反映させ、顧客満足度を向上させる目的で行っています。アンケート・コメントの公開は、ホームページを開設した2004年度から開始しています。そして翌年(2005年)から寄せられるコメントに対して、音楽祭の立場で【ディレクターの回答】を掲載しています。しかし、専門的な見地での批評が求められるようになり2008年から内部評価委員制度を創設しました。2008年度は、評価委員が仕事の関係で全公演を評価していただく事ができず、演奏者サイドからの要請もあり、2009年度は全公演を評価していただきました。
□具体的な取り組み
@
ネットワークの形成
(ア)
他団体事業との連携(ピアノ・声楽・管弦打楽器オーディション入賞者の音楽祭への起用)
(イ)
他地区の音楽祭と、ソフトの共有化(アザレアのまち音楽祭出演者を起用した演奏ツアーのプロダクションの創設)を模索する。
(ウ)
アザレアのまち音楽祭プロデュース部門を設定する。
(エ)
松江市プラバホールと連携事業を展開する。⇒「山陰の名手たちコンサート」共催
A 観客の創造
(1)音楽祭サポーターの醸成活動(音楽鑑賞基礎講座の開設=例会)
(2)市内ホテルとの共催(検討中)
(3)音楽鑑賞講座を市内喫茶店の営業時間外に設定(例/茶房「混智恵流都」)
(4)音楽祭会員制度の導入=協賛との関連を検討中
(5)青少年への啓蒙活動の実施
(6)音楽祭出演アーチストとの交流サロン創設
市内喫茶店「混智恵流都」を使ってのトーク&プレイ(パーソナリティーとして演奏家を招聘)
(7)音楽祭情報のサロン設定=喫茶店「混智恵留都」2003年度より設置している。
市内の喫茶店をアザレアのまち音楽祭情報拠点と設定し、これまでのプログラム・ファイル及びレコーディング・ライブラリーを常備(倉吉市立図書館も)している。
☆倉吉市勤労青少年ホーム内にライブラリーの設置(検討中)
☆ 広報拠点の拡大
(8)音楽祭の知名度をあげるために情報拠点を公募する
(9)市民生活の情報交換サロンを活用する
次の民間施設に音楽祭パンフレットとダイジェストCDを置く。
美容院、理髪店、レストラン、居酒屋、喫茶店、ホテル、医院・病院、公民館、図書館、観光案内所、金融機関、その他。
◎良い聴衆を育てる手だて
(1)
ジャーナリズムの力を活用する(マスコミ関係者の委員会への参加/現在在籍)
(2)
子どもを巻き込む(パープルタウン・コンサートに出演した子供たちにチケットプレゼント)日曜日開催の子ども対象のプログラムによるコンサートの開催。
(3)
市民の代弁者である市会議員への啓蒙(運営組織に入っていただく/既に議員の参加あり)
(4)
まず、市民(県民)に音楽祭を体験していただく工夫と、その素晴らしさを知っていただく活動(有線テレビと連携し、音楽会ソフトの提供。CD製作して、各方面に配布する活動=行政との協働が望ましい)検討中
B 音楽祭経営戦略(トータルコストの削減を視野に入れる)⇒利益を上げることも必要(補助金からの脱却)
(1)マーケティング戦略の必要
マーケティングの基本
音楽祭で何を求めるか @ディマンド(需要・要求)分析⇒何を求めているかを具体的に知ること
Aニーズ(必要)分析⇒ニーズリサーチ⇒必要だが潜在するものの掘り起こし
市民のスタンスは何か @腰掛市民⇒地域社会に疎い市民⇒この市民の変革が今後の課題
A居留市民⇒地域に貢献する意思のない市民、地域活動に参加しない市民
B定着定住市民⇒ロイヤリティの高い市民⇒市民のプライドを磨く
(2)接客マニュアルの設定とコンサートスタッフ対象のセミナーテキストの配布
接客マニュアルと接客マニュアルセミナー・テキストはHPで公開
(3)観客のモニタリング(アンケート調査の実施)2004年度より実施⇒HPで公開
(4)未観客のモニタリング(アンケート調査の実施)検討中
(5)多様なプログラム(教育プログラム=出演者の学校公演プログラムの提供、アウトリーチ活動=管楽器奏者の公開レッスン)検討中
観客の好み(聴衆の聞きたい曲をプログラムに必ず入れる)に合わせたプログラムから、順次個性的なプログラムに移行させる。アンケート調査実施は2004年度より実施している。
(6)地域コミュニティーの性格、芸術の好みの把握
・住民を芸術活動に参加していただくチャンスの確保=倉吉文化団体協議会加入団体及び中部地区在住の芸術文化活動者の、表現の場として提供する。
・質の高い芸術に触れるチャンスの設定=プロ奏者の導入等、予算的な裏づけを含んで今後の問題として検討する。
(7)音楽祭入場料について、適正に設定するための顧客アンケート調査の実施。
◎最も大切なことは、ベストでなくても常にベターな「質の良いコンサート」(レパートリー・プログラム)を製作する必要がある。人々を魅了するのは感動的な質の良さであり、常連客(リピータ・カスタマー)を作り出すことになる。そして、プレゼンターとしての地元ビジネス・オーナーや、現在協賛していただいている自治体との密接な協力関係(行政の文化政策と連動させる)を築くことが最重要となる。→交流サロンへのゲスト参加依頼等。
更に、地域社会から「芸術」の文化的・社会的・財政的な立場の重要性を理解していただくために産業経済界、商工会、政治組織等をパートナーにすべきである。(顧問制度の導入など)そして、音楽祭の経済的安定を図ることが大切である。現在検討中
C 能動的な運営への転換
(1)足でかせぐ運営への移行(待ちの姿勢から、積極的にこちらから打って出る姿勢への転換)=実行委員が自分の役割を把握して、主体的に行動すること。集客マニュアルの学習会を行う。
集客マニュアル・プラン
アザレアのまち音楽祭の集客力は、大ホール公演において極端に悪い。その原因の分析が必要である。
○まず、集客という営業行為を甘く見ていたのではないかと言う反省がある。実行委員会の委員ではあるが、集客は自分の仕事ではないと考えているきらいがある。実行委員の中の、沢山ある仕事の一部でしかないとの誤解がある。実行委員として最も重要な任務が集客であり、その全てだとの再認識が必要である。
もともと、実行委員会を組織し、実行委員を引き受けた以上、集客は全うさせるのが文化活動者の責務だと言える。だから、集客力は組織力そのものであり、実行委員を請け負った人間の実力そのものとも言える。
▽「素晴らしい内容のコンサートを企画しても、想定する観客が集まらない事は、単純に実行委員会の集客力の無さが露呈しているだけとの認識が必要である。
▽集客に失敗した実行委員の弁明の大半は、
@本業が忙しくて集客に手が回らなかった
A集客開始が遅れた
Bパンフレット製作が遅れたため…などなど、色々な理由がある。
▽弁解を並べても今後の集客力向上につながる訳ではない。前年の体験をもとに、少しずつノウハウを貯めていくべきである。
▽集客力という能力は、集客成功のために然るべき手を打ち続ける能力をいうのです。
「然るべき手」について
心構えと技術の両面から考える。
▽実行委員にとっての集客力向上の心構え
1.集客は余分な仕事ではない。一番大切な仕事と心得るべし。
2.イベントの集客は協力者不在では成功しない。一人で抱え込むのではなく、集客の初期段階で協力者との信頼関係を作るべし。
3.集客の状況は、小まめに報告・連絡・相談すべし。特に協力者に対しては逐一報告を入れることや、参加申込みしてくれたお客にも協力依頼するなど、集客への情熱を周囲に発信させ続けるべし。
4.取らぬ狸の皮算用をしないこと。妙な安心感をもつと、集客行動が怠慢になることがある。
5.実行委員としてのプライド保持のためにも、少なくとも一週間前には、想定したチケットの「完売!」、「満席御礼!」、「キャンセル待ち」、「次回優先案内受付」など、実際に満席にして集客を打ち切るべし。
▽実行委員にとっての集客力向上のテクニック
1.集客計画を作るべし
@日割りの集客目標を決め、誤差を毎日チェックする
Aコンサート開催日の一週間前には集客目標を達成する計画を作る。
2.コンサート参加(公演参加)のメリットを明確にすべし
このコンサートに参加すると、
@誰にとって
Aどのようなメリットがあるか
Bまたなぜそう言えるのかをまとめて紙に書くべし。これを具体的に書くことができれば、おのずと対象者や協力者にそれを伝えやすくなる。これが、漠然としていたら相手も理解してくれない。
当然、ホームページやチラシでもそれを明確にする。公演の出演者がどのような内容のパフォーマンスをするのか(レジメ)も可能な限り具体的に書く。(パンフレットにディレクターが記載しているものをベースとし、委員各自の推薦事項を作っておくこと。)
3.始動を早めるべし
@始動が早すぎて失敗することなどない。始動が早ければそれだけ告知期間が長くなる訳だから集客に有利となる。特に先々まで予定が入りやすいサラリーマンや市民がメインターゲットの場合、最低でも二ヶ月前には集客を始めないと先約が入ってしまう。
A告知が早いだけでなく、実際上の参加申込み受付も早めるべし。告知だけして、「集客受付はまた後日」では意味がない。告知したその場でクロージングすべし。
4.露出計画…告知手段を多様化する
@アザレアのまち音楽祭のホームページでの告知
A協力者のメルマガやブログでの告知
Bチラシ配布
C有料の広告宣伝(雑誌や新聞掲載)
D無料のパブリシティ(マスコミ、ミニコミ、官公庁)など、デジタルとアナログを使い分けることと、露出媒体の多様化で一人でも多くのユニークユーザーに告知する。
5.熱意ある告知
アザレアのまち音楽祭の集客効果について考える。各実行委員自身がそのイベントをどれだけすごいかと思えるかによって、紹介文章の熱に差が出る。自分も参加したいほどすごいコンサートの場合は、それが相手にも伝わるので、配信部数の0.3%(100人)近い集客が一回の配信で可能になる場合もある。また、義理で告知協力するだけならば、0.01%(3人)程度だろう。告知に同じ時間を使っても何十倍もの差がでるということだ。以上のパーセンテージ×告知回数なのだが、二度目三度目の告知になると、それも徐々に下がっていくと考えよう。したがって、自分以外のメルマガ作者やブロガーに告知協力をお願いするときには、真剣にその協力者に売り込まねばならない。
以上が、今後のアザレアのまち音楽祭を成功に導く鍵である。
(2)静から動への転換=音楽祭の期間中は事務局に常に誰かがいる体制をつくる。(当番制の導入)2004年度より実施⇒事務局専用電話を2006年度より設置し、いつ電話があっても対応できる仕組みを実施している。
市役所の広報車の活用、実行委員の車に音楽祭のステッカーを貼るなどの活。(2007年度実施)
(3)チケットの買い易さの工夫=一律料金の設定。電話受付、宅配の仕組み作りは検討中。
(4)サロンコンサートに一部指定席制度を作る。(現在利用者がなく、休止状態)
(5)より多くの地域への広報活動→他町村へ広報依頼。検討中。
(6)音楽祭の協力者(サポーター)の募集(行政との協働として広報協力を得る)。
継続的なポスター掲示協力者の依頼。検討中。
(7)プレゼンターとしての地元ビジネス・オーナーとの協働(プレゼンターの拡大)。
D 広報営業の組織化
(1)広報・マスコミ対応→日本海テレビとの共催又は協賛によるテレビスポットCM検討中。
(2)チケット販売の仕組み作り(研究検討中)。
(3)支援企業の拡大→ダイレクトメールと面談による依頼(今年度実施予定)。
(4)協賛市民の拡充→アンケート等により、アザレアのまち音楽祭の顧客作り(2004年度より実行開始。継続実施)
(5)市内ロータリーの陸橋に横断幕を設置(倉吉市の協賛で可能となる)2005年度より実施。
E
アザレアのまち音楽祭の認定NPO法人格取得へ
鳥取県立倉吉未来中心が指定管理者制度の導入に伴い、2006年には公募されるとの想定で取り組んでいましたが、鳥取県は現在委託管理している「鳥取県文化振興財団」を指定指名することに決定し、公募されませんでした。次の公募が想定された平成21年度は、県として公募とする意向が県議会に出されましたが、否決され、従来どおり指名指定が決定しています。次回のチャンスは平成26年となる予定です。従って設立したNPO法人は、今後の応募に備え、平成22年度に「認定NPO法人」を目指すものとする。
(1)倉吉文化団体協議会とは別組織とし、「NPO法人アザレア文化フォーラム」を2008年に立ち上げた。倉吉文化団体協議会より、アザレアのまち音楽祭の運営委託を受けて活動するものとする。
(2)「認定NPO法人」資格を、2011年5月をめどに取得する。
(3)より広い範囲からの助成を受けやすくするための模索(助成団体の把握と申請)
(4)他地区への企画提携等の事業拡大を行なう。
アザレアのまち音楽祭運用資金調達のためのファンドの設定(音楽祭始動初期の資金運用のため)
・
パトローネ型の資金調達(ノーリスク・アーツリターン型)
基本的にファンドは取り崩さないためノーリスク。利子等のリターンは無い変わりに音楽祭全てがフリーとなる特典をつける。
・
総額200万円の公募
・
一口5万円で40口のみ
・
期限一年(4/1〜翌年3/31)
・
2009年度実績⇒10口×3人=1,500,000円あり。⇒合計基金 2,000,000円
・
2010年度は総額200万円のファンドを達成したい。⇒10口×4人=2,000,000円を募集する
F
音楽祭組織
ディレクター制
アート・ディレクター(芸術監督)は、アザレアのまち音楽祭の芸術的方針を出す芸術家の責任者であり、なおかつ音楽祭全体の運営を決めていく役割を持つもの。
ディレクター
Artistic
Director (芸術監督)
Managing
Director (支配人)
・
専門部
企画製作部 広報マーケティング部 運営管理部
・ 内部評価委員制度(2008年度試験的運用し、2009年度より全面的に運用)
7 組織
音楽祭の運営組織は、「NPOアザレア文化フォーラム」の理事会と連動し、従来のアザレアのまち音楽祭企画実行委員会がこれに当る。音楽祭運営に協力していただける市民の皆さんを公募し、意欲的な人材を掘り起こして、積極的な運営組織体とする。実行委員会会長には、「NPOアザレア文化フォーラム」理事長が当たるものとする。芸術監督は、音楽の専門家でありマネジメントのスペシャリストを充てるものとする。事務局長及び各部長は、互選とする。任期は基本的に三年とし、再選は妨げない。(詳細は実行委員会規約による)
2010年度体制の運営組織
アザレアのまち音楽祭企画実行委員会
顧問 山本喜三
【senior corporate
adviser】アザレアのまち音楽祭総括助言 山本喜三
↓
会長 計羽孝之(NPOアザレア文化フォーラム理事長)
【Chief Executive】総括監督 計羽孝之
↓
企画実行委員長 計羽孝之(NPOアザレア文化フォーラム理事長)
【Artistic Director】芸術監督 計羽孝之/プログラム等の芸術面の責任者
【Management consultant】経営診断・助言・指導 松田龍太郎(NPOアザレア文化フォーラム副理事長)
↓
事務局長 (中村絹子)
【Managing Director】支配人 /経営管理面の責任者
↓
実行委員
企画製作部→部長/押本昌幸
委員/尾崎正平・計羽孝之・小谷順子・鈴木百百子・吉松優子・
【planning department】
運営管理部→部長/加藤一恵
委員/浜路叔子・市川依子・鈴木一郎・松本好生・中村絹子・中野 隆
【administration】
広報マーケティング部→部長/種子真一 委員/大津晃・松田龍太郎
【public relations
department】
内部評価委員→押本昌幸
↑
企画実行委員会 役務分担
【planning executive committee】
【企画制作部 出演者への渉外】⇒計羽孝之
【企画制作部 後援団体への渉外】⇒押本昌幸
【企画制作部 予算書の作成・協力委員への渉外】⇒押本昌幸
【運営管理部 コンサート運営割り振り担当/チケット販売担当】⇒加藤一恵
【運営管理部 プレゼンター・協賛者担当】⇒中村絹子
【運営管理部 ピアノ調律調整担当】⇒松本好生
【広報マーケティング部 ポスター、看板等担当】⇒種子真一
【広報マーケティング部 ホームページ担当】⇒種子真一
【アンケート調査及びその対応】⇒大津晃
↓
協力委員
稲毛麻紀・岩崎元孝・遠藤美佐保・尾坂俊恵・尾崎充代・尾上貴尉・小谷敏彦・坂出瑞穂・佐々木羊子・中嶋邦彦・中嶋二三雄・新田恵理子・波田野頌二郎・日野節太郎・更田匡史・藤田繁野・松本康志・三舩 秀・三好芳子・山根修子・山根 誠・吉田明雄・多田典子・清水文子・河野忍・福井利明・村上公文・太田勝・池田宣之・山本喜三・伊藤文利・村田実・
他町村団体よりの協働委員
北栄町役場山口秀樹/三朝町総合文化ホール/三朝町観光協会中村恭久
協賛団体
倉吉市・倉吉市教育委員会/倉吉信用金庫
協力団体
女性コーラス「円」/ザ・ラニアル・コーラス/コール・ウィンドミル/コーラス・はわい/倉吉女声合唱団/混声合唱団「みお」/混声合唱団こさじ/成徳小学校合唱団/上灘小学校合唱団/鳥取オペラ協会/鳥取大学芸術文化センター/鳥取短期大学/NPO法人花本美雄文化振興会/三朝温泉旅館協同組合・三朝観光協会/倉吉未来中心
特定非営利活動法人アザレア文化フォーラム会員名簿
1:市川依子 理事
2:伊藤美都夫 正会員 3:岩崎元孝 正会員 4:太田 勝 正会員 5:大津晃 正会員
6:押本昌幸 理事
7:尾崎正平 理事 8:加藤一惠 理事 9:金澤瑞子 理事
10:河野忍 正会員
11:小谷順子 理事
12:小谷敏彦 正会員
13:清水文子 正会員 14:鈴木一郎 理事
15:鈴木百百子 理事
16:多田典子 正会員17:種子真一 理事
18:計羽孝之 理事長
19:中嶋邦彦 監査
20:中野 隆 理事
21:中村絹子 事務局長
22:浜路叔子 理事
23:日野節太郎 正会員
24:福井利明 正会員25:藤田繁野 監査
26:松田龍太郎 副理事長
27:松本好生 理事
28:松本慈郎 理事
29: 30:村上啓文 正会員
31:村田 実 正会員
32:山崎昌徳 正会員
33:山本喜三 正会員
34:吉田明雄 正会員
01:竹田孝之 協賛会員 02:谷口明子 協賛会員
03:松原和之 協賛会員
8 運営体制
アザレアのまち音楽祭企画実行委員会は、ディレクター及び実行委員(企画製作部、運営管理部、マーケティング部)で構成し、出演者の決定、予算の策定など基本的な作業を行う。
更に、企画段階、及び音楽祭実施段階で必要に応じてご協力願う「協力委員」制度を設ける。
◎運営方法
@音楽祭の実質的な運営指揮はアート・ディレクターの責任で実施する。
A予算は、市内外の企業及び市民の皆様からの協賛金がベースとなり、各種支援財団及び支援団体よりの助成金とする。
大口協賛金(一口5万円)を頂いた企業名はプレゼンターとして、特定のコンサートの支援者として張り付ける。
市民からの協賛金は一口5,000円とし、パンフレットにお名前を掲載する。
それぞれの協賛者には、全てのコンサートに使えるパスカードを配布。
市議会議員・県議会議員等公職を有する市政リーダーそれぞれの方にパスカードを配布し、音楽祭の認識と、政治的な支援理解を深めていただくものとする。
B企画実行委員会は、平成21年8月にスタートする。毎月第3金曜日に会合を持ち企画を詰める。企画原案は、準備会(毎週水曜日13:30)にて作成し、それをたたき台とする。更に各委員からの提案、持ち込み企画等について検討を重ね、10月の実行委員会で出演者を決定する。
開催日・会場等については、運営管理部が原案を作り、委員会が承認した案を持って出演者と交渉して決定する。
C同時進行で、広報マーケティング部は、ポスター、パンフレット等の印刷物の準備に取り掛かる。
D各種文化支援財団に対し、助成金の申請(11月末締め切り)をする。事務局担当。
9 実施内容
この音楽祭のコンセプトは、前述したとおり、地元在住の芸術家(主に音楽)を育成し、私たちのまちの音楽家として敬愛し、共に音楽の喜びを分かち合える豊かな生活環境を作り出すこと。アザレアのまち音楽祭では、純粋に地元演奏家に的を絞るが、可能な限りプロフェッショナルの演奏家も招聘する。
◎出演者の選定について
@
実行委員会にて、出演候補者を集約する。(出演希望者、実行委員推薦、聴衆推薦等)
A
実行委員会にて、出演候補者を選定。毎年継続出演者については、スケジュールを優先する。
B
実行委員会の責任において出演交渉を行い、正式決定する。
※出演者の選定について、基本的に実行委員の推薦によるが、コンサート・アンケートやホームページ等で聴衆からの推薦があれば、選考会の遡上にあげる。倉吉市を中心とする中部地区在住の演奏家については、出演したいとの意思があれば、どなたでも出演することが出来る。
実行委員の推薦を受け、出演候補者を実行委員会で討議し、最終的にアート・ディレクターが責任を持って決定する。他地区からの演奏希望者は、実際の演奏力をディレクターが判断して委員会に報告し、その賛同を得て決定する。演奏レベルが一定以上であるかどうかの判断は、委員会での合意を必要とする。更に、コンサート・プログラムの決定については、アート・ディレクターのチェックを通し、その責任の所在を明確化する。
出演者には、演奏家としての自立精神を持っていただくためにギャラ(一律35,000円/実態により例外あり)を支払う。基本的に山陰両県内を中心とした地域に在住している音楽家で、出演したいとの意志があり、一定以上(有料コンサートとして堪えられるかどうか)の力量があると実行委員会が認めた演奏家。
鳥取県出身のアーチストの招聘については、プロである場合、基本的にボランティアとする。しかし、旅費(実費)・及びギャラ(5万円)を支払うものとする。
◎コンサート運営について
@音楽祭のコンサート様式は、ホール・コンサートとサロン・コンサートとする。
・ホール・コンサートでは、実行委員会全員及び協力団体が担当して運営に当たる。
・サロン・コンサートでは、コンサート毎に担当運営委員を決め、その委員が所属する団体が運営を担当する(コンサート運営マニュアルの通り)。
Aホール・コンサートは基本的に日曜日又は祝祭日の14時開催とする。サロンは、平日の19時30分開演とする。
サロンにおいては、一部と二部の間に15分の休憩を入れて、談笑時間を設定し、コーヒー・紅茶・冷茶の無料サービスを行う。(倉吉博物館のみ)
B音楽祭企画内で発生する各種著作権は、すべてアザレアのまち音楽祭実行委員会に帰属する。
・演奏会企画案 ・演奏会の写真 ・演奏の録音及びCD化権
10 音楽祭運営スケジュール
2009
8.21→アザレアのまち音楽祭2010第1回企画実行委員会
◎実行委員会新組織の役員決定
◎アザレアのまち音楽祭2010の素案提示及び検討・決定
プレゼンター及び協賛の募集開始。
◎山陰の名手たちコンサートの詳細報告
9.25→アザレアのまち音楽祭2010第2回企画実行委員会
サロン・コンサート出演者検討(推薦)
ホームページに企画書を掲載。適時最新版に更新する。
◎山陰の名手たちコンサートのポスター・チラシ配布、及びチケット販売開始
◎リサイタルシリーズの詳細報告
10.23→アザレアのまち音楽祭2010第3回企画実行委員会
各専門部の独自スケジュールの策定→プレイベント企画の立ち上
→交流サロン企画の立ち上げ
音楽祭アーチストの決定。予算書の策定。
◎リサイタルシリーズ準備
11.27→アザレアのまち音楽祭2010第4回企画実行委員会
コンサート期日の最終決定
アザレアのまち音楽祭情報サロンの設置。サロン企画の最終的な詰めと会場借用予約(会場の決定)
予算案の決定。各種財団助成申請書提出。
第一次音楽祭広報活動。印刷物の企画制作依頼。
交流サロンのパーソナリティー決定
◎山陰の名手たちコンサートの運営打ち合わせ
◎リサイタルシリーズの運営打ち合わせ
11.23→「第6回 山陰の名手たちコンサート」公演
12.13→リサイタルシリーズ演奏会
12.18→アザレアのまち音楽祭2010第5回企画実行委員会
◎ポスターのサンプル完成、公演日程の確定。
2010.
1.22→アザレアのまち音楽祭2010第6回企画実行委員会
第二次音楽祭広報活動(チラシ配布)、パンフレットの全県下への配布。トリカルネット等の情報誌への掲載依頼。記者発表。
2.19→アザレアのまち音楽祭2010第7回企画実行委員会
チケット発売開始。
3.19→アザレアのまち音楽祭2010第8回企画実行委員会
ポスター配布
アザレアのまち音楽祭交流サロン第1回
4.23→アザレアのまち音楽祭2010第9回企画実行委員会
各種コンサート開催打ち合わせ
アザレアのまち音楽祭交流サロン第2回
5.
9→アザレアのまち音楽祭2010オープニング・コンサート
〜 各種サロン・コンサート公演実施
5.21→アザレアのまち音楽祭2010第10回企画実行委員会
6.25→アザレアのまち音楽祭2010第11回企画実行委員会
6.27→アザレアのまち音楽祭2010ファイナル・コンサート
7.23→アザレアのまち音楽祭2010第12回企画実行委員会
11 利用施設
@倉吉未来中心大ホール A倉吉未来中心小ホール
B倉吉市交流プラザ視聴覚ホール C三朝町総合文化ホール
D倉吉博物館玄関ホール E北栄町農村改善センターホール
12 具体的コンサート企画
☆ホール・コンサート
@5/9(日)14:00〜 オープニング・コンサート(倉吉未来中心大ホール)
開会式典
式典音楽→ファンファーレ(ブレーメン)
アザレア賛歌独唱(小谷弘幸)
指揮(小谷敏彦)
オーケストラ・コンサート
アザレア室内オーケストラ演奏会 指揮/松岡 究
1)メンデルスゾーン作曲/「真夏の夜の夢」序曲 ホ長調 Op.21
フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、テューバ1、ティンパニ1、弦五部。
『真夏の夜の夢』(Ein
Sommernachtstraum)とはフェリックス・メンデルスゾーンが作曲した演奏会用序曲(作品21)および劇付随音楽(作品61)である。いずれもシェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』が元になっている。今回は、演奏会用序曲を演奏する。
「『夏の夜の夢』序曲 ホ長調 作品21」は1826年に作曲された。もとはメンデルスゾーンが姉のファニーと楽しむためのピアノ連弾曲として書いたものであったが、すぐにこれをオーケストラに編曲した。この作品を完成したときメンデルスゾーンはわずか17歳であったが、作品は驚異的な完成度と豊かな創意を誇っている。ロマンティックで表情豊かな作品ながらも古典的なソナタ形式を踏まえた序曲として構成されている。神秘的な序奏に続いて、第1主題の跳ね回る妖精たちや第2主題群に聞こえるクラリネットによるロバのいななきの描写は有名である。さまざまな特徴的な音型やあらゆる楽器の音色効果を用いて、妖精たちや動物(獣人)の住む幻想的な世界を描写している。
2)メンデルスゾーン作曲/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 ソリスト/竹田詩織
独奏ヴァイオリン、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦楽五部
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲
ホ短調 作品64は、1844年に作曲されたヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲です。穏やかな情緒とバランスのとれた形式、そして何より美しい旋律で、メンデルスゾーンのみならずドイツ・ロマン派音楽を代表する名作であり、ベートーヴェン、ブラームスのヴァイオリン協奏曲と並んで『3大ヴァイオリン協奏曲』と称される名曲なのです。メンデルスゾーンはこの作品の他にもう1曲ニ短調のヴァイオリン協奏曲を作曲していますが、こちらの作品は長い間紛失しており、1951年にヴァイオリニスト、ユーディ・メニューインによって発見されるまで忘れられていた作品であり、その知名度はホ短調の作品とは比較するべくもないでしょう。さらにピアノ協奏曲や2台のピアノのための協奏曲、ピアノとヴァイオリンのための協奏曲など、メンデルスゾーンが作曲した協奏曲諸作をも知名度においてはるかに凌駕しており、単に「メンデスゾーンのコンチェルト(協奏曲)」と呼んで、他の協奏曲を指すことはほとんどないため、音楽愛好家はこれを短縮した、『メン・コン』の愛称で本作品を呼び習わしています。
第1楽章 アレグロ・モルト・アパッシオナート ホ短調
第2楽章 アンダンテ ハ長調
第3楽章 アレグレット・ノン・トロッポ
〜 アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ
ホ短調〜ホ長調
3)ベートーヴェン作曲/交響曲第3番変ホ長調『英雄』作品55
原題:Sinfonia
eroica, composta per festeggiare il sovvenire d'un grand'uomo(伊語)英雄交響曲、(ある偉大なる人の思い出に捧ぐ)は、ベートーヴェンが作曲した3番目の交響曲である。1804年に完成された。「英雄」のほか、イタリア語の原題に由来する「エロイカ」の名で呼ばれることも多い。ベートーヴェンの最も重要な作品のひとつ。
編成 2管編成であるがHrのみが3管という変則的になっている。
Fl
2 / Ob 2 / Cl 2 / Fg 2 / Hr 3 / Trp 2 / Timp 1 / 弦楽5部
構成 第1楽章の巨大な展開部と第二展開部に匹敵するコーダ。第2楽章には歌曲風の楽章の代わりに葬送行進曲、第3楽章にはメヌエットの代わりにスケルツォ、そして終楽章にはロンド風のフィナーレの代わりに変奏曲が配置される。
第1楽章
Allegro con brio 変ホ長調 3/4拍子
ソナタ形式
ベートーヴェン自身のそれ以前の作品と比較しても、格段に大規模であり、特に、コーダの部分が第2の展開部といえるほど充実していることが特徴的とされる。なお、かつては汎用スコアでの、コーダの655小節からの主題をトランペットが最後まで(662小節まで)吹き通す様にしたハンス・フォン・ビューローによる改変[3]を採用する指揮者が多かった。20世紀終盤からは本来のオリジナルの形での演奏も増えている。
このコーダの主題については、オリジナルではトランペットが657小節3拍目から主題を外れ、低い変ロ音を奏する。当時のトランペットでは、主題を通して演奏出来なかったためと言われているが、実際には当時使用していたトランペットの自然倍音列でも658小節の高い変ロ音までは演奏することは可能である(659小節から662小節までは主題を吹くことはできない)。このため、ベートーヴェンはトランペットの「沈黙」によって何らかの意志を示そうとしたという考え方も存在しており、第2楽章が「葬送行進曲」となっていることとの関連を指摘する者もいる[4]。ちなみに、ベーレンライター版では、ブライトコプフ旧全集では八分音符の刻みだった658小節の低い変ロ音が、浄書スコアを基に付点二分音符に替わっており、658小節までは1オクターヴ下げて主題を吹くことになる。このため、657小節から658小節にかけての高い変ロ音を避けたのはトランペットの高音の甲高い音色を避けるためだったのではないか、という見解もある[4]。
第2楽章
Marcia funebre: Adagio assai 葬送行進曲 ハ短調
2/4拍子 小ロンド形式
第1中間部の冒頭にMaggiore(長調の意。ここでハ長調に転調する)、第2主部の冒頭にMinore(短調。ハ短調に戻る)と記されている。
第3楽章
Scherzo: Allegro vivace スケルツォ 変ホ長調
3/4拍子 複合三部形式
トリオ(中間部)に、ホルン三重奏が見られる。
第4楽章
Finale: Allegro molto 変ホ長調 2/4拍子
自由な変奏曲の形式
主題と10の変奏による。ただし、第IV、第VII変奏については、ソナタ形式における展開部の様相を示すため、変奏に入れず、変奏と変奏の間の間奏のような形でとらえることもある。第X変奏も、コーダの様相を示すため、変奏に入れないことがある。なお、第4楽章の主題は、バレエ音楽『プロメテウスの創造物』の終曲のものと同じであるばかりでなく、ベートーヴェンの他の作品(代表作は「ピアノのための創作主題による変奏曲(通称:エロイカ変奏曲)」)でも使われているが、この曲以降ベートーヴェンはこの主題を入れた曲を書いていない。
ソリスト・プロフィール
竹田詩織
(たけだ しおり)Violin
四歳よりヴァイオリンを始める。2003、2004年鳥取県高校総合文化祭ソロ部門弦楽器の部最優秀賞。2004年全日本学生音楽コンクール大阪大会第二位。2004、2005年日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。2005年京都芸術祭「世界に翔く若き音楽家の集い」京都市長賞。これまでにヴァイオリンを、永見信久、田渕洋子、澤和樹、原田幸一郎、漆原朝子の各氏に、室内楽を、岡山潔、山崎信子、山口裕之、永島義男の各氏に師事。
2009年現在東京芸術大学音楽部器楽科ヴァイオリン専攻四年在学中。鳥取市出身。
指揮者プロフィール
松岡 究(まつおか はかる)
1987年、東京オペラ・プロデュース公演「ビバ!ラ・マンマ」(ドニゼッティ作曲)を指揮しデビュー。その後、文化庁優秀舞台奨励公演で「蝶々夫人」(プッチーニ作曲)、「オテロ」(ロッシーニ作曲)を指揮。その他「ヘンゼルとグレーテル」「婚約手形」「カルメン」「椿姫」「ドン・ジョヴァンニ」「ハムレット」等の作品も高く評価されている。
新国立劇場には「恋は御法度」(ワグナー作曲)や「ハムレット」(トマ作曲)で既に登場しているオペラ指揮のベテラン。
鳥取県に於いてはミンクス室内オーケストラ結成以来継続して、すべてのコンサートに登場している。そして、これまで6回の第九公演、第九合唱団との共演によるモーツァルトのレクイエム、フォーレのレクイエム、バッハの「ミサ曲ロ短調」、ヴィヴァルディのグローリア、ヘンデルのメサイア等を手がけている。更に、鳥取オペラ協会設立の1999年以来、「フィガロの結婚」及びその再演、「魔笛」、国民文化祭オペラ公演の新作オペラ「ポラーノの広場」の初演、「ドン・ジョヴァンニ」と続き2004年には「ポラーノの広場」の再演も手がけている。一昨年の11月には鳥取オペラ協会公演のオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」を手がけるなど、県内のトップ公演を担っている。なお、2005年からローム・ミュージック・ファンデーションによる特別在外研修として、ベルリンで3年間研修し昨年末、完全帰国した。
【オーケストラ・プロフィール】
アザレア室内オーケストラ
泊村在住の医師「吉田明雄氏」が主宰するプロ・アマ混成の極めてハイレベルな室内オーケストラです。設立当時から指揮を担当するプロの指揮者「松岡究氏」の薫陶を求め、各地のオーケストラから参集したメンバーによって編成されています。よりレベルの高い音楽の追究をしたいと、音楽家としての自立を求めるアマチュア奏者にプロ奏者がゲスト参加して、素晴らしい音楽を紡ぎ出す限りなくプロに近い演奏集団です。
アザレア室内オーケストラ・メンバー
1st,Vn:吉田明雄、曽田千鶴、野村知則、木下雄介、井上志保/
2nd,Vn:永江佳代、益尾恵美、荒井ゆうき、矢尾真希子、北山三枝子/
Va:足立淳、長田直樹、松永佳子、山梨豪彦/Vc: 原田友一郎、須々木竜紀、中野俊也、
川元明子、井上拓也/
DB:生田祥子、渡辺琢也、大津敬一/Ob:古川雅彦、上代美樹/Fl:稲田真司、古瀬由美子/
Cl:杉山清香、山田祐司/Fg:木村恵理、橋本美紀子/Hr:小椋智恵子、石和田淳/
Tp:大場明夫、玉崎勝守/
Timp:村井克弘/
Aアザレア・サロン・オペラ
松井和彦作曲「イソップオペラ三部作」より「羊飼いと狼」(Sp,
Br,Chorus.Piano)
指揮・演出・音楽監督/西岡千秋
出演/未定
Bファイナル・コンサート(倉吉未来中心大ホール)継続事業
6/27
(日)14:00〜
閉会式典とアザレア歌のコンサート(合唱と独唱)
コンサート企画
第1部 合唱の祭典(女声合唱)
@コール・ウィンドミル/A倉吉女声合唱団/B赤碕女声コーラス「まどか」/
Cザ・ラニアル・コーラス/D混声合唱団「みお」/Eコーラス・はわい/
Fコールげんげ/G上灘小学校合唱団
第2部 鷦鷯智恵ソプラノ・コンサート
Bパープルタウン・コンサート(吹奏楽と民踊)継続事業
☆サロン・コンサート継続出演者(◎印は、アンケート推薦)
@邦楽演奏会【大西瑞香箏曲演奏会】今回は出演辞退
Aピアノ・コンサート
【新田恵理子/山城裕子/】
【平野弘子ソプラノ/出演辞退】【光長真理恵ソプラノ/】
D器楽・コンサート
【アザレア・ミュージックファクトリー/出演辞退】【辺見康孝ヴァイオリン/】
【アザレア弦楽合奏団/】【小椋順二ホルン/】
E他分野(ポップス)のコンサート(今回は企画なし)
F音楽祭レクチュア2〜3月に開催。【アザレア・サロン】
G音楽映画の夕べ→2〜3回(2010年度はリフレプラザにて開催予定)
☆サロン・コンサート出演候補者
@ピアノ・コンサート
倉吉市【前田和代/宗広真澄/山口里和/兼田恵理子/加藤文女/稲毛麻紀/谷本智子/新木礼子/山下良子】
他地区【伊賀奈ゆり/森康子/星野智子/代香織/妹尾哲巳/岡本祥子/】
県出身中央【小谷郁美/金澤佳代子/中嶋由起子/中ノ森めぐみ/安部可菜子/小西繭香/新田裕里子】
中央【】
アルト 【森田麗子】
テナー 【山本耕平】
バリトン 【松原進/秦光司】
B器楽・コンサート
ヴァイオリン【眞家利恵】【シュー・スーラン】【高旗健次】
フルート【野坂知子】【稲田真司】
オーボエ【河本慎二郎】
クラリネット【松本幸恵/前野佑実/杉山清香】
マリンバ【米原真吾/門脇志保/福井蘭/打楽器アンサンブルy’z】
サクソフォーン【道谷増夫/北尾厚志/藤田淳次】
その他【中野隆:尺八】【米子マンドリンオーケストラ】【ブレーメン】
県外【佐藤真由美マリンバ】【木村恵理ファゴット】
中央【小川彩子フルート】【市橋茜フルート】【藤原美紗季フルート】【尾崎浩之トランペット】【野口伸広トロンボーン】【門脇大樹チェロ】
Cポップス・コンサート
【笑歌村塾石川達之】
D他地区との交流コンサート
【2010年度は中止】⇒2012年の30周年に企画予定
E音楽祭レクチュア
プレイベント【アザレアのまち音楽祭2010プレミエ/レクチュア「アート・ディレクター」】詳細未定
(1)と き 2009年4月 未定日(水)、午後 14:00〜
(2)ところ 倉吉市勤労青少年ホーム青少年ホーム1F会議室
内容の決定
(1)ゲスト 出演者の中から選択する。
(2)内 容 テーマ「アザレアのまち音楽祭はこんなに凄い」
(3)コーディネーター⇒計羽孝之 司会・進行⇒三好芳子
F音楽映画の夕べ(2010年は開催)
月例コンサート
@山陰の名手たちコンサート(倉吉未来中心小ホール)2010.11/23(祝)
Aアザレア・リサイタルシリーズI
小谷郁美ピアノ・リサイタル(倉吉未来中心小ホール)2009.12.12(日)
アザレアのまち音楽祭2010スケジュール(27公演)
プレ音楽祭
5月 7日(金)19:30 倉吉交流プラザ
【アザレアのまち音楽祭オープニング・ナイト・ガラ】
アザレア旬間6
5月 9日(日)14:00 倉吉未来中心大ホール
オープニング・コンサート
【アザレア室内オーケストラコンサート】ヴァイオリン/竹田
詩織
5月11日(火)19:30 倉吉交流プラザ
【西岡千秋バリトン・コンサート】
5月13日(木)19:30 倉吉交流プラザ
【曽田千鶴ヴァイオリン・コンサート】
5月15日(土)19:30 倉吉交流プラザ
【光長真理恵ソプラノ・コンサート】
5月16日(日)11:00 パープルタウン中央広場【吹奏楽と民踊パープルタウンコンサート】
5月16日(日)14:00 倉吉交流プラザ
【小椋順二ホルン・コンサート】
スミレ旬間5
5月18日(火)19:30 倉吉交流プラザ
【川西悠紀バリトン・コンサート】
5月21日(金)19:30 倉吉交流プラザ
【眞家利恵ヴァイオリン・ヴィオラ・コンサート】
5月22日(土)19:30 倉吉交流プラザ
【佐々木まゆみソプラノ・コンサート】
5月23日(日)11:00 パープルタウン中央広場【打吹音楽倶楽部ブレーメン・コンサート】
5月26日(水)19:30 カウベルホール
【新田恵理子ピアノ・コンサート】
バラ旬間
8
5月27日(木)19:30 倉吉交流プラザ
【松江隆司テノール・コンサート】
5月29日(土)19:30 倉吉交流プラザ
【小西繭香ピアノ・コンサート】
5月30日(日)11:00 倉吉交流プラザ
【ミニ・リサイタル・リレーコンサート】
11:00
@岩本理恵ピアノ
13:00
A吉田明雄ヴァイオリン
15:00
B米澤幸アルト
17:00 C合唱団こさじ
6月 1日(火)19:30
倉吉交流プラザ
【道谷増夫サックス・コンサート】
6月 3日(木)19:30 倉吉交流プラザ
【木村恵理ファゴット・コンサート】
6月 4日(金)19:30 倉吉交流プラザ
【吉田章一バリトン・コンサート】
6月 5日(土)19:30 倉吉博物館
【アザレア弦楽四重奏団コンサート】
6月 6日(日)14:00 三朝町総合文化ホール【打楽器アンサンブルy’zコンサート】
ライラック旬間5
6月 8日(火)19:30 倉吉交流プラザ
【鶴崎千晴ソプラノ・コンサート】
6月10日(木)19:30 倉吉交流プラザ
【杉山清香クラリネット・コンサート】
6月12日(土)19:30 倉吉博物館玄関ホール【辺見康孝ヴァイオリン・コンサート】
6月13日(日)14:00 大栄農村環境改善センター【中嶋由紀子ピアノ・コンサート】
6月16日(水)19:30 倉吉交流プラザ
【サロン・オペラ・羊飼いと狼】鳥取オペラ協会自主公演
アジサイ旬間3
6月17日(木)19:30 倉吉交流プラザ
【寺内智子ソプラノ・コンサート】
6月18日(金)19:30 倉吉交流プラザ
【山城裕子ピアノ・コンサート】
6月20日(日)14:00 倉吉未来中心大ホール ファイナル・コンサート閉会式典とアザレア歌のコンサート
第1部
合唱の祭典
赤碕女声合唱団「まどか」、ザ・ラニアルコーラス、コール・ウインドミル、
倉吉女声合唱団、混声合唱団コーラスはわい、三朝コールげんげ、
混声合唱団みお・上灘小学校合唱団
第2部 声楽コンサート〔鷦鷯智恵ソプラノ・コンサート〕
12/12(日) 倉吉未来中心小ホール
アザレア・リサイタルシリーズI小谷郁美ピアノ・リサイタル
ソリスト及び合唱/鳥取オペラ協会ソリスト・アンサンブル
合唱/アザレア合唱団(公募)50人編成以下
演奏/アザレア室内オーケストラ+α=46人編成
指揮/松岡究
第31回アザレアのまち音楽祭2013 ソリスト 未定
第32回アザレアのまち音楽祭2014 ソリスト 未定
第33回アザレアのまち音楽祭2015 ソリスト 未定
第34回アザレアのまち音楽祭2016 ソリスト 未定
第35回アザレアのまち音楽祭2017 ソリスト 未定
第36回アザレアのまち音楽祭2018 ソリスト 未定
第37回アザレアのまち音楽祭2019 ソリスト 未定
第38回アザレアのまち音楽祭2020 ソリスト 未定
第39回アザレアのまち音楽祭2021 ソリスト 未定
第40回アザレアのまち音楽祭2022 ソリスト 未定