スポンサー:まつだ小児科医院
アザレア室内合奏団演奏会

Chamber Ensemble of Azalea 2026

音楽監督/辺見康孝
ソリスト/秋山ちひろPiano
     

2026年5月10日(日)13:45〜 エースパック未来中心大ホール 1,000円


第1部
@ モーツァルト/ディヴェルティメント 変ロ長調 K.137
  第1楽章 アンダンテ 変ロ長調 3/4拍子
  第2楽章 アレグロ・ディ・モルト 変ロ長調 4/4拍子
  第3楽章 アレグロ・アッサイ 変ロ長調 3/8拍子
A ショパン/ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21(弦楽合奏版)
      ピアノソロ/秋山ちひろ
    第1楽章 マエストーソ ヘ短調 4/4拍子
    第2楽章 ラルゲット 変イ長調 4/4拍子
    第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ ヘ短調−ヘ長調 3/4拍子

 
第2部
B芥川也寸志/弦楽のための三楽章
 第1楽章 アレグロ
 第2楽章 子守歌
 第3楽章 プレスト

Bエルガー/弦楽セレナーデ ホ短調 op.20
 第1楽章 アレグロ・ピアチェヴォーレ ホ短調 6/8拍子
 第2楽章 ラルゲット ハ長調 2/4拍子
 第3楽章 アレグレット ト長調、ホ長調 12/8拍子 6/8拍子

 





■ソリスト・プロフィール

【音楽監督】

辺見康孝
(へんみ やすたか)

 日本をはじめヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ合衆国、メキシコ、南アフリカ共和国、韓国、香港で演奏活動を行っており、様々な国際音楽祭に招待されている。ベルギーの現代音楽アンサンブルChamp d'Actionの元ヴァイオリニスト。2012年には日本人初のジョン・ケージ『フリーマン・エチュード』全32曲リサイタルを日本現代音楽協会主催で行い話題となった。

【Piano】

秋山ちひろ
(あきやま ちひろ)

 倉吉市出身。愛知県立芸術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。大学在学中、ピアノ選抜による新進演奏家コンサートに出演。第22回日本クラシック音楽コンクール全国大会第5位。第13回全日本アールンピアノコンペティション全国大会入選。日本ピアノ研究会第8回東海ピアノオーディション専門Special部門準グランプリ。第3回鳥取県クラシックアーティスト・オーディションピアノ部門最優秀賞。ウィーン国立音楽大学マスタークラス、ピアナーレ国際ピアノアカデミー&コンクールなど国内外の講習会に参加し、ディプロマを取得。2016鳥取県オーケストラ連盟演奏会倉吉公演にピアノコンチェルトにて出演。倉吉市にてソロリサイタルを開催。2024・2025鳥取県総合芸術文化祭(とりアート)に出演。これまでにピアノを尾坂俊恵、西川秀人の各氏に、ソルフェージュを三好芳子氏に師事。

曲目解説

ディヴェルティメント 変ロ長調 K.137/モーツァルト
 ディヴェルティメントは、イタリア語で「娯楽、気晴らし」を意味し、明るく軽妙な雰囲気をもつ曲です。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756〜1791 オーストリア)が、16歳の時に故郷のザルツブルクで作曲したことから、K.136〜138の3曲は、まとめてザルツブルク・シンフォニーと呼ばれています。このK.137は、モーツァルトにしては非常に珍しく、3つの楽章が緩−急−急の構成になっており、すこぶる自由な作風で書かれ、イタリア的な色彩が濃く出ています。

ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 作品21/ショパン

 ピアノの詩人とよばれるフレデリック・フランソワ・ショパン(1810〜1849)は、ポーランド出身の前期ロマン派を代表する作曲家です。その作品は、ピアノ独奏曲がほとんどを占めており、美しく叙情的な旋律や半音階を使用した豊かなハーモニーなどにより、ピアノ音楽の可能性を大きく広げました。
この曲は、20歳の頃、ピアニストとして名を挙げるために、満を持して作曲した初の協奏曲です。
出版は第2番となっていますが、実際には第1番ホ短調より前に書かれました。
初めての大作ということもあり、曲は第1番よりも自由な構成をもっており、様々な創意が凝らされています。本日は、ピアノ5重奏版を弦楽合奏に拡大して演奏いたします。
第1楽章 マエストーソ ヘ短調 4/4拍子
独奏ピアノがドラマティックに登場します。
第2楽章 ラルゲット 変イ長調 4/4拍子
ショパンが恋心を抱いていた女性への熱い想いが表現されています。
第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ ヘ短調−ヘ長調 3/4拍子
ポーランドの代表的な民族舞曲であるマズルカの要素が濃く、中間部では、弦楽器の弓の木の部分で弦を叩くコル・レーニョ奏法が指示されています。

弦楽のための三楽章/芥川也寸志

 芥川也寸志(1925〜1989)が1953年に作曲した弦楽合奏曲。アメリカ合衆国での公演を控えていたNHK交響楽団常任指揮者クルト・ヴェスの依頼を受け、作曲された。「三連画」を意味する「トリプティーク」という題名でも知られる。「リズムを失った音楽は死ぬ」と述べ、リズムこそ芥川の音楽そのものであった。童謡「小鳥の歌」や、映画「八甲田山」など映画音楽、放送音楽の分野でも活躍した。
武満徹と共同で音楽を担当した、1963年の映画「太平洋ひとりぼっち」にも一部使われている。

第1楽章 アレグロ
冒頭から力強い主題が全合奏で奏される。
第2楽章 子守歌
芥川の娘のために作曲された5拍子の子守歌。
中間部では、楽器本体を手で叩く「Knock the body」奏法が用いられている。
第3楽章 プレスト
「祭囃子の太鼓のような」と表現される変拍子の弱奏の主題で始まる。

弦楽セレナーデ ホ短調 作品20/エルガー

 「愛のあいさつ」、行進曲「威風堂々」などで知られるエドワード・エルガー(1857〜1934 イギリス)が1892年に作曲した弦楽合奏曲で、彼の初期の代表作である。 チャイコフスキー、ドヴォルザークと並んで、3大弦楽セレナーデに数えられており、繊細で優美な響きが魅力的な作品である。 妻キャロライン・アリスに、3回目の結婚記念日のプレゼントとして贈られた。




■オーケストラ・プロフィール
アザレア室内合奏団について

 ヴァイオリンの名手として人気の高い「辺見康孝氏」を音楽監督とした、バロックオーケストラです。辺見康孝氏のアザレア音楽祭への参加は学生時代までさかのぼります。ドイツ留学から帰国した直後からは、本格的なソロ活動として参加されています。
 アザレア音楽祭の旗頭であった「アザレア室内オーケストラ」消滅後、新しいオーケストラの設立に奔走していただき、2017年にバロック様式の「アザレア室内合奏団」を立ち上げていただきました。更に、管楽器を加えたオーケストラとして拡大し、とりアートオペラ「ヘンゼルとグレーテル」(2018年)、「ドン・ジョヴァンニ」(2022 年)のオペラ・オーケストラとして活動していただきました。合奏団メンバーは、西日本でプロとしてソロ活動をしている奏者が結集しており、これまでにない、ハイレベルなアンサンブルを実現させ、聴衆より絶賛されています。それは 辺見康孝氏を中心に、バロックオーケストラの緻密なアンサンブルで磨き抜かれたメンバー達が、その核となっているからです。
緻密さと力強さを高く評価されている室内弦楽オーケストラの魅力をお楽しみください。


■演奏者プロフィール

【ヴァイオリン】

辺見康孝   1st Violin
(へんみ やすたか)

 松江市生まれ。現代の作品を得意とし、独自の奏法を開発し従来の奏法では演奏不可能な作品もレパートリーとしている。これまでに日本をはじめベルギー、オランダ、フランス、イタリア、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、スロヴェニア、ハンガリー、オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、南アフリカ共和国、韓国、香港で演奏活動を行っており、様々な国際音楽祭に招待されている。
2001年より2年間はベルギーのアンサンブルChampdActionのヴァイオリニスト、 帰国後はnext mushroom promotionや武生アンサンブルのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハーピスト松村多嘉代とのデュオX[iksa](イクサ)ではオリジナル曲やオリジナルアレンジで新たな境地を開拓している。
2004年にMegadisc(ベルギー)からリリースされたソロCD、数々のX[iksa]アルバムの他、多数のCD録音に参加している。

三島文佳   1st Violin
(みしま ふみか)

 松江市出身。愛媛大学教育学部芸術文化課程(ヴァイオリン専攻)を卒業。今岡康代、三上徹、大野裕司の各氏に師事。松江市で3度のソロリサイタルを開催。山陰フィルハーモニー管弦楽団のゲストコンサートミストレスを務める。山陰フィルジュニアオーケストラ、しまねシンフォネット弦楽キャンプの指導に携わるほか、ソロや室内楽、県内外のオーケストラにおいて幅広く演奏活動を行う。

田春花   1st Violin
(たかた はるか)

 全日本学生音楽コンクール北海道大会課題曲コース高校の部 第2位(1位該当者なし)。日本クラシック音楽コンクール全国大会大学の部 第5位。札幌市民芸術祭新人音楽学会にて大賞を受賞。小澤征爾音楽塾に参加。京都市立芸術大学を卒業後、兵庫芸術文化センター管弦楽団に入団しフォアシュピーラー兼コンサートミストレスを務める。現在は同団を退団し関西のオーケストラを中心に活動中。
後進の指導にもあたっている。これまでに豊嶋泰嗣氏に師事。

柳楽 毬乃   2nd Violin
(なぎら まりの)

 出雲市出身。6歳よりヴァイオリンを始める。京都市立芸術大学を経て、同大学院音楽研究科修士課程器楽専攻(弦楽)を首席で修了。在学時になかうみ交響楽団とメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を共演。東京国際芸術協会より受講費全額助成を受け、ウィーン国立音大マスタークラスへと派遣される。第8回松江プラバ音楽コンクール第1位及びコンクール大賞受賞。第16回KOBE国際音楽コンクール優秀賞他受賞多数。「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ 」に3年間在籍。
第71回全国植樹祭しまね2021にて御前演奏。また「題名のない音楽会」などに出演するなど、幅広く活動を行なっている。これまでにヴァイオリンを井川晶子、芦原充、玉井洋子、玉井菜採、豊嶋泰嗣、田村安祐美の各氏、ヴィオラを小峰航一氏、室内楽を上森祥平、Albert Lottoの各氏に師事。
元大阪フィルハーモニー交響楽団契約団員1stヴァイオリン奏者。

吾藤早桜   2nd Violin
(ごとう さくら)

 山口県山口市出身。京都市立京都堀川音楽高等学校、京都市立芸術大学音楽学部弦楽専攻を卒業。これまでにヴァイオリンを石井志都子、木村和代、沼田園子、泉原隆志の各氏に師事。オーケストラ客員をはじめ、スタジオレコーディング、ポップスへの参加など、様々なジャンルで音楽活動をしながら後進の指導にもあたっている。

玉木龍馬   2nd Violin
(やまもり はるな)

 5歳よりヴァイオリンを始める。大阪府立夕陽丘高等学校 音楽科を経て、京都市立芸術大学 音楽学部を卒業。第10回クオリア音楽コンクール ヴァイオリン部門 高校の部 本選第1位。第7回あおによし音楽コンクール奈良 弦楽器 高校生部門 本選第2位。2022年1月にシンフォニア・アルシスOSAKAと協演。高校・大学の定期演奏会の他に関西の音楽大学オーケストラ・フェスティバル、京都フィロムジカ管弦楽団にてコンサートマスターを務める。STRON ぎふ弦楽器貸与プロジェクト 第1回 貸与アーティスト。これまでにヴァイオリンを喜多伸代、松木あかね、小崎恵理子、村瀬響、池川章子、泉原隆志の各氏に師事。現在は関西を中心に室内楽やオーケストラの他にジャズやポップスなど、ジャンルを問わない演奏活動を行うほか、後進の指導を行っている。

【ヴィオラ】

坪之内裕太   Viola
(つぼのうち ゆうた)

 4歳からヴァイオリンを始める。2014年に樫本大進プロデュース「ル・ポン国際音楽祭2014」のプレコンサートにヴィオラで出演。小樽ヴィオラマスタークラスで今井信子氏に師事。現代音楽を主に演奏するへんみカルテットヴィオラ奏者。Reise Kammer Orchester 副代表。一般社団法人Reise 理事。音楽寺子屋ヴィオラ講師。ヴァイオリンを菊池佳奈子、ヴィオラを杉山雄一、山本由美子、小峰航一各氏に師事。三田学園高校卒業。京都市立芸術大学ヴィオラ専攻卒業。

神谷将輝   Viola
(かみたに まさき)

 大阪府立夕陽丘高校音楽科卒業。相愛大学音楽学部卒業。同大学卒業演奏会出演。第25回ヴィオラスペース2016大阪出演。相愛ジュニアオーケストラ講師。ヤマハ音楽教室講師。シンフォニア・コレギウムOSAKA メンバー。Nature Ensemble メンバー。これまでに、坪井一宏、高橋満保子、森田玲子の各氏に師事。関西を拠点に、室内楽、オーケストラ等での活動を行なっている。

【チェロ】

谷口晃基   Violoncello
(たにぐち こうき)

 福岡県北九州市出身。10歳よりチェロを始める。これまでに加治誠子、上村昇の各氏に師事。京都市立芸術大学を卒業。琵琶湖フィルハーモニー管弦楽団とドヴォルザークのチェロコンチェルトを共演。草津夏季国際アカデミーにてヴォルフガング・ベッチャー、タマーシュ・ヴァルガのレッスンを受講。現在、プロオケへの客演や室内楽を中心に関西で活動中。
野津真亮    Violoncello
(のつ しんすけ)

 国立音楽大学音楽学部卒業、同学にて講師、演奏助手を勤めた。主にオーケストラ、室内楽奏者として活動する他、独奏者として、これまでに山陰フィルハーモニー管弦楽団、出雲フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会、松江市民音楽祭等に出演。

【ダブルベース】

神庭智子  Double bass
(かんば さとこ)

 武蔵野音楽大学卒業。コントラバスをZ・ティバイ氏、黒木岩寿氏に師事。室内楽セミナー「秋吉台の響き」2014~2018マスターコース受講。2011年、2014年日本クラシック音楽コンクール第5位入賞。現在、オーケストラ、室内楽に加え、コントラバスソロの演奏活動を行っている。2015年7月米子管弦楽団とクーセヴィツキーのコントラバス協奏曲を共演。とっとりチェンバーオーケストラ・メンバー。鳥取市出身、米子市在住。