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時本さなえヴァイオリン・コンサート

Cello/中嶋寄恵
2020年6月2日(火)19:30〜 倉吉シティホテル・チャペル 700円


 過去の演奏のご紹介

♪ シャコンヌ/バッハ作曲 (wmaファイル 9.4MB 13分35秒)


第一部

2声のインヴェンションより 第1番、第8番           J.S.バッハ作曲
無伴奏チェロ組曲より 第5番(チェロ独奏)           J.S.バッハ作曲


第二部

無伴奏ヴァイオリンソナタより 第3番(ヴァイオリン独奏)    J.S.バッハ作曲
ヴァイオリンと、ヴィオローネのためのソナタより フォリア    A.コレッリ作曲






プロフィール

時本 さなえ
(ときもと さなえ)Viorin

 鳥取市に生まれる。三歳からヴァイオリンを始め、神戸山手女子高校音楽科、大阪教育大学芸術専攻音楽コースで学ぶ。在学中にはコンチェルトのソリストを務めた(ブルッフヴァイオリン協奏曲)。同大学大学院芸術文化専攻音楽表現コースで修士論文のテーマをバッハのシャコンヌとし、その際古楽奏法に出会う。2007年〜2008年、ハンガリー国立リスト音楽院で学ぶ。在学中はリサイタルを開き、またカルテットメンバーとして「ブダペスト春の音楽祭」に出演した。帰国後は渡邊慶子氏の元でバロックヴァイオリンを始めるとともに、関西でのオーケストラやカルテットでの音楽活動を再開する。2011年にはインドネシア、ジョグジャカルタでの室内楽フェスティバルでゲスト出演をし、同時にマスタークラスを開いた。2012年以降、度々渡欧しS・クイケン氏の教えを受ける。2016年には氏主催の「ラ プティットバンド サマーアカデミー」でコンチェルトのソリストを務めた。また、E.オノフリ氏やA.ベイエ氏、L.v.ダール氏らの指導も受ける。これまでに古楽器アンサンブルやソロバロックヴァイオリンでの演奏で活動しており、2016年6月にはスペイン、Tuiにある大聖堂にてソロリサイタルを、2017年1月には大阪にてチェンバロ奏者の京谷政樹氏とのデュオリサイタルを、2019年にはファーストアルバムの発表と、発表記念リサイタルを鳥取と神戸で開いた。地元鳥取でも定期的に演奏活動をしており、「ときもとさんちのコンサート」は2018年9月の公演で6回目の開催となった。第9回高槻音楽コンクール一般の部 第2位。第12回大阪国際コンクールアーリーミュージック部門 第3位。主に関西での演奏活動と後進の指導にあたっている。日本クラシック音楽コンクール審査員。

中嶋 寄恵 
(なかしま  よりえ) Cello

 鳥取県出身。10歳よりチェロを始める。鳥取東高校を経て、大阪教育大学教養学科芸術音楽コース卒業。相愛大学音楽学部音楽専攻科修了。同大学卒業演奏会出演。在学中、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、ジャパン•ストリング•カルテットによるphenix OSAQA2012、ヴィオラスペース、プラハ音楽院教授ミロスラフ•ペトラーシュ氏等のソロ、アンサンブルの公開マスターコース受講。2017年、スコットランドエディンバラフェスティバル参加。在学中より鈴木秀美氏に影響を受け、バロックチェロを始める。今春東京藝術大学古楽科別科を修了。鳥取、大阪にてデュオリサイタル開催。シンフォニア•コレギウム•大阪に所属。鳥取、関西を中心にソロ、オーケストラ、室内楽等で活動。鳥取県青少年のための弦楽入門講座(倉吉)講師。
 

ご案内

 時本氏のヴァイオリンに出会ったのは、父君の写真展会場で、CD「時本さなえバロックの闇と光をみつめて〜音の先へ〜」を購入し、車の中で視聴したのが初めであった。第1曲目のバッハの「シャコンヌ」を聴いてびっくりした。かつて映画(無伴奏シャコンヌ)のなかでギドン・クレーメルのギラギラした演奏に強い刺激を受け、どちらかというと自己主張の強いシャコンヌを善しとして来た耳に、何とも爽やかで透き通った闇の中から一筋の光が射してくるような、聴く者を空気の縞模様で包み込むような感興を楽しむことが出来た。いかにもバロック音楽の真髄を聴いたような喜びを、是非ともアザレア音楽祭に登場させて欲しいと願い、今回のコンサートとなった。コンサート会場は、倉吉シティホテルが新しく作ったチャペルという小さなホールであり、バロック音楽を聴くに最適な空間となるでしょう。