スポンサー:社会福祉法人みのり福祉会
]〔iksa〕辺見康孝Vn&松村多嘉代Hpコンサート
2018年6月16日(土)19:30〜 倉吉博物館玄関ホール 700円
第一部
@ 『ルソン・ド・テネブル』より第1部 F. クープラン作曲 X[iksa]編曲
A 幻想曲作品124 サン=サーンス作曲
B ジムノペディ第1番、第3番 サティ作曲 ドビュッシー、X[iksa]編曲
第二部
@ シランクス ドビュッシー作曲
A 美しき夕暮れ ドビュッシー作曲 X[iksa]編曲
B 夢 ドビュッシー作曲 X[iksa]編曲
C ベルガマスク組曲 ドビュッシー作曲 X[iksa]編曲
プロフィール
辺見康孝
(へんみ やすたか)Violin
松江市生まれ。現代の作品を得意とし、独自の奏法を開発し従来の奏法では演奏不可能な作品もレパートリーとしている。日本はもとよりヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、南アフリカ共和国、韓国、香港で演奏活動を行っており、様々な国際音楽祭に招待されている。
2001年より2年間はベルギーのアンサンブルChamp d'Actionのヴァイオリニスト、帰国後はnext mushroom promotionのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハーピスト松村多嘉代とのデュオX[iksa](イクサ)ではオリジナル曲やオリジナルアレンジで新たな境地を開拓している。2012年には日本人としては初めてジョン・ケージの「フリーマン・エチュード」全32曲リサイタルを日本現代音楽協会主催で行い、話題となった。これまでに協働した作曲家としては、細川俊夫、ブライアン・ファーニホウ、ヘルムート・ラッヘンマンなどの現代を代表する作曲家から、若い世代の作曲家まで幅広く、これまでに数多くの初演を行なった。近年はダンサーとの活動も多く、鈴木ユキオや白井剛、吉本大輔、ダムタイプのアーティストとも作品を発表している。またスタンフォード大学(アメリカ)などでの現代奏法についてのレクチャーは好評で、作曲家の創作活動に刺激を与え続けている。2004年にMegadisc(ベルギー)からリリースされたソロCD、数々のX[iksa]アルバムの他、多数のCD録音に参加している。
http://sun.ap.teacup.com/yashemmi/
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松村多嘉代
(まつむら たかよ)Harp
大阪生まれ。3歳よりピアノを始める。 相愛音楽教室、相愛高等学校音楽科を経て相愛大学音楽学部ピアノ専攻卒業。大学卒業後にハープを始める。現在フリーランスハーピストとして、ソロ、オーケストラ、室内楽などで演奏活動を行う。妹・松村衣里とのハープデュオ・ファルファーレ(イタリア語で蝶々)でクラシック〜ポピュラーまで幅広いジャンルのレパートリーを持ち、フランス・アルル国際ハープフェスティバル、NHK FM「名曲リサイタル」、文化庁の子どものための優れた芸術体験事業をはじめ国内外の数多くのコンサートに出演。平城遷都1300年記念祝典では、天皇皇后両陛下ご臨席のもと、天平楽府のメンバーとして箜篌を演奏。音楽ホールでのクラシックコンサートはもとより、音楽鑑賞会、楽器解説やお話つきのステージには定評がある。また、ヴァイオリニスト辺見康孝とのデュオ X[iksa]で国内はもとよりオーストラリア、韓国、南アフリカ、カナダにおいて、2006年10月の初共演以来、これまで300回を超える公演を行っている。新作の委嘱初演などを積極的に行うほか自ら編曲も手掛け、ハープのための新たなレパートリーの開拓にも努めている。2008年『X[iksa]』、2009年『眠れる森のファルファーレ』、2010年『Wa〜和』、2012年『くるみ割り人形〜ノエルのおくりもの〜』、2013年『不思議の国のファルファーレ』の5枚のCDをリリース。
http://gold.ap.teacup.com/farfalle/
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ご案内
昨年の暮れ、アザレアのまち音楽祭リサイタルシリーズに登場し、まるで宝石箱のようなコンサートを披露してくれました。多少違和感のあったX[iksa]と言う名称が、今ではすっかり独り歩きし、ハイレベルの音楽鑑賞を約束するブランドとなりました。オープニング・コンサートの音楽監督を務める辺見氏の提案で、ドビュッシー没後100年を記念するプログラムを組みましたが、今度はご自身のサロンコンサートにもドビュッシーを取り上げ、ドビュッシー尽くしの感があります。そして、ほとんどすべての曲をXiksaによるアレンジで再構築し、その魅力を倍加させる力には畏敬の念を抱かせるものです。辺見氏のヴァイオリン、松村氏のハープのコンビは、望みうる条件をすべて包括し、作り出す音楽は、聴衆の心を揺さぶるに必要な豊かな感性を持ち合わせています。持っており、何と言ってもヴァイオリンのテクニックには凄いものを持っていますが、それだけではなく、音楽のパッションを聴く者の心に叩きつける激しさも携えています。そして辺見氏の繊細でかつ強靭なヴァイオリンをハープの柔らかな衣で包み込む松村氏の存在は、完璧なパートナーなのでしょう。演奏が超絶技巧の難しい曲を、さりげなく弾いてみせるゆとりには感服するものです。