倉吉 アザレアのまち音楽祭
吉田章一バリトン・コンサート

Piano/兼田恵理子
2018年6月1日(金)19:30〜 倉吉交流プラザ視聴覚ホール 700円



 過去の演奏のご紹介

♪ ワルシャワの生き残り/シェーンベルク作曲 (wmaファイル 1.6MB 3分27秒)


第一部

詩人の恋  作品48 より  シューマン作曲
@ こよなく美しい五月に
A ぼくの涙から咲き出る
B 薔薇と百合と鳩と太陽と
C 君の瞳を見つめると
D この心を浸したい
E ラインの神聖な流れに
F ぼくは恨まない
G 小さな花が知ったなら
H あれはフルートとヴァイオリン
I あの歌が聞こえてくると
J 一人の若者が娘に恋をした
K 光輝く夏の朝に
L ぼくは夢の中で泣いた
M 毎晩夢の中で
N 古いお伽話から
O 昔の嫌な歌


第二部

@ 魔王 ヨハン・ ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 作詞 フランツ・シューベルト作曲
A  新しい恋  ハインリヒ・ハイネ作詞 フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ作曲
B 眠りの精   古来の子どもの歌  ヨハネス・ブラームス作曲
C 火の騎士 エドゥアルド・メーリケ作詞  フーゴー・ヴォルフ作曲
D 君はぼくに背を向ける ルートヴィヒ・プファウ作詞  アルノルト・シェーンベルク作曲




プロフィール

吉田 章一
(よしだ あきかず)Bariton

 鳥取大学教育学部卒業。広島大学大学院学校教育研究科修了。声楽を小松英典、西岡千秋、佐藤晨、吉田征夫、平野弘子の各氏に師事。ソロ・コンサート、ジョイント・コンサートのほか、モーツァルトやフォーレのレクイエム、バッハのヨハネ受難曲、ヘンデルのメサイア、ベートーヴェンの第九等のソリストを務める。オペラでは、モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」、新倉健「窓」に出演。特に2002年の国民文化祭オペラ公演「ポラーノの広場」では、主役のキューストを歌い圧倒的な成功をおさめた。2004年の再演では、更にバージョンアップしたキューストを歌い、全国レベルで通用する風格を見せた。また、特筆に価するのはドイツ・リートに対する造詣の深さと演奏力の高さである。既にCDリリースされているシューベルトの「冬の旅」は、高く評価されている。2010年10月韓国にてオペラ「電話」(メノッティ作曲)に出演。とりアートオペラ「魔笛」(2016年)でパパゲーノ役を歌い、大好評を得る。鳥取オペラ協会理事。

兼田恵理子
(かねだ えりこ)Piano

 武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。新田恵理子、コッホ・幸子の各氏に師事。アザレアのまち音楽祭においては、アザレア室内オーケストラと共演の他、ソロリサイタル等で参加している。現在,後進の指導にあたるとともに、声楽、器楽の伴奏者として各地で演奏活動を行っている。倉吉市在住。

ご案内

 今更言うまでもなく、吉田氏は、山陰を代表するバリトン歌手であり、鳥取県内にこんなに凄い歌手が在住する奇跡に感動しています。吉田氏は現在小学校の教頭をしながら、演奏活動を行っていますから、普段の生活は大変煩雑だと思います。そんな中で、アザレアのまち音楽祭に出演というのは、並大抵のご苦労ではないかと思います。音楽祭最古参歌手として、今年で19回目となりますが、今年の12月9日、リサイタルシリーズにシューベルトの「冬の旅」全曲を引っ提げて登場します。ご期待ください。
 又、今回のプログラムでは、シューマンの「詩人の恋」の歌曲全曲が登場します。ハイネの詩によるものですが、ハイネ特有のロマン主義への批判精神を詩の中に盛り込んだ皮肉をシューマンがどれほど音楽的に表現しえたかについて議論されますが、そんなことより、聴く者の情動を揺さぶる音楽の力こそが力こそを、皆様にお聴きいただきたいものです。どうぞお楽しみください。