倉吉 アザレアのまち音楽祭
山陰の名手たちコンサート


第14回 山陰の名手たちコンサート
島根県・鳥取県 合同公演プログラム

  主催/山陰の名手たちコンサート実行委員会、アザレアのまち音楽祭企画実行委員会

2017年11月23日(木・祝) 倉吉未来中心大ホール14:00〜
第14回山陰の名手たちコンサート         倉吉未来中心公演プログラム


     第一部     
@佐々木まゆみ(ソプラノ)  ピアノ: 新田恵理子
ロッシーニ: 誘惑
 スペイン舞曲のリズムを織り込んだ情熱的な恋の歌。「愛するあなた、早く私の元へ来て。涙を流せば飛んできてくれる優しい人、私の胸へ今すぐ飛び込んできてちょうだい!私の人生をあなたでいっぱいにしてほしいの」

ベッリーニ:オペラ「カプレティ家とモンテッキ家」より  ああ、幾たびか
かの有名な【ロミオとジュリエット】の物語。一族存続の為、愛してもいない人と結婚をさせられるジュリエッタの悲しみのアリア。
「花嫁衣裳に飾り立てられ、避けられない婚礼を待つ。いっそこのまま祭壇のもとで死ねたらいいのに…ロメオ、あなたは何処にいるの?私の迷いはどこに向ければいいのでしょう。ああ、何度、泣きながら神様にあなたの事を尋ねた事でしょう!どんなにあなたの愛を待ちわびていると?どれほどあなたの姿を太陽のように感じていることでしょう」


A稲田真司(フルート)  ピアノ: 三浦芳男
モーツァルト:フルート協奏曲ニ長調KV314 1楽章
 曲の成り立ちについては不明な点が多いが、フルート作品を注文されたモーツァルトが、以前に作曲していたハ長調のオーボエ協奏曲をニ長調に書き換えたという話が残っている。モーツァルトは「フルート嫌い」だったという言い伝えがあるが、この協奏曲、ト長調の協奏曲、フルートとハープのための協奏曲など、残された作品はとても瑞々しく、彼の素晴らしい作品として現在も演奏され続けている。


B吉田章一(バリトン)  ピアノ: 兼田恵理子
A.シェーベルク: ワルシャワの生き残り
  現代音楽の祖といわれるシェーンベルク(1874-1951)が、第2次大戦後1947年に作った曲。ユダヤ人強制収容所から生還した友人の体験談を聞いて短期間に完成させた。原曲は、ナレーター、男声合唱、オーケストラで演奏される大規模なものである。語りの部分は英語、ナチス軍曹の言葉はドイツ語、最後のユダヤ人の歌はヘブライ語と、3カ国語が使われている。
「私には記憶がない。自分がどうやってワルシャワの下水道に逃げ込んで生き延びたのか。唯一憶えているのは、皆が立ち上がって歌い出したあの荘厳な瞬間だけだ。その日もいつもと変わらない朝だった。理由もなく殴られて倒れると、ナチスの軍曹が怒鳴った。『ガス室送りにする人数を急いで数えろ!』部下が「1、2、3、4」と数え始めると、突然、ユダヤ人達が立ち上がって歌い始めた!「聞け、イス-ラエルよ!我らの唯一の神よ!」と。


C寺内智子(ソプラノ)  ピアノ:新田恵理子
シューベルト:ミニョンの歌〜憧れを知っている人にしか〜
 あきらめを秘めた憧れが歌われている。ミニョンの激情を吐露する個所以外は淡々とした旋律であり、最も心に残る曲です。

ヨハン・シュトラウス:春の声
 抜群の知名度と美しさを誇るこのワルツ「春の声」は、「ファ、ミファソ、ドレミ♭、ラシ♭ド、ファ」という序奏を聴けば、誰でも「ああ、知っている」と思うほどはずです。この旋律の美しさ、親しみやすさで、春が来た喜びを歌っています。


D永瀬未希(コントラバス) 〔島根県〕  ピアノ:渡邊瑛子
エルネスト・ブロッホ: ユダヤ人の生活-祈り
 


E秦 光司(バリトン) 〔島根県〕  ピアノ:秦祐子
信時潔(詩:清水重道):歌曲集「沙羅」より
  沙羅  鴉(からす)  行々子(よしきり)

 


=======================休憩10分 =======================


     第二部     

*
F松田千絵(ソプラノ)  ピアノ:森 康子
石桁 真礼生:秋の空 八木 重吉 作詩
 八木 重吉の詩による歌曲集「秋の瞳」の終曲。29歳という若さでこの世を去った詩人の、澄み渡った秋の空に対する様々な感情を表現した曲です。

トマ: 歌劇「ミニョン」より “私はティターニア”
 ミニョンの恋敵である女優フィリーヌは、男爵邸で「真夏の夜の夢」の妖精の女王ティターニアを演じます。終演後、熱狂する観客の声に応え、ティターニアに扮し「私は軽やかに世界中を駆け巡る妖精の女王、そんな私をみんなが見つめるわ!」と有頂天になって歌います。


G杉山清香(クラリネット)  ピアノ:稲毛麻紀
ウェーバー:グランド・デュオ・コンチェルタント 変ホ長調 作品48より
 第3楽章 ロンド(アレグロ)

 ウェーバーはクラリネットのために7曲(あるいは8曲)の作品を残しているが、これはすべてクラリネット奏者ハインリヒ・ヨゼフ・ベールマン(1784-1847)のために書かれたものと考えられている。1816年の作品。ウェーバーは1815年7月にミュンヘンを訪れており、ここでベールマンに再会し新たな作品を依頼されたと言われている。彼はまずフィナーレのロンドと第2楽章を1815年7月に完成、翌年11月に第1楽章が書かれた。メロディックなソロと伴奏が、かなり親密に室内楽的なアンサンブルを魅せる。


H鶴崎千晴(メゾソプラノ)  ピアノ:兼田恵理子
 信長貴富: 寺山修司の詩による6つの歌「思い出すために」より
  僕が死んでも  思い出すために

 「思い出すために」は2002年合唱曲として書かれました。寓話性の中に込められた真意、ニヒルな語り口に包まれた感傷、他者との距離感、寺山修司の真骨頂といえる演劇生を表出するには、ソロの方が多様であろうと、信長さんは言っています。


I辺見康孝(無伴奏ヴァイオリン) 〔島根県〕
細川俊夫:無伴奏ヴァイオリンのための『悲歌』
 エルンスト:シューベルトの『魔王』による大奇想曲作品26

 


J新田恵理子(ピアノ)
ドビッシー:版画より 第2曲 グラナダの夕べ   第3曲 雨の庭
 グラナダの夕べは、ギターの模倣とアラビア音階よって、スペイン情緒を掻き立てている。ドビュッシーのスペイン体験はほとんどなく、それでもスペインを見事に描き切っているようです。
雨の庭は、《忘れられた映像》第3曲の改作であり、フランスの童謡が引用され庭園に降る雨が描写されている。半音階、全音音階、長調、短調が混在する曲です。


K西岡千秋 (バリトン)  ピアノ:瀬川則子
モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』より「訴訟に勝ったと!」
溝渕新一郎:The Sunset of Lakeside
 スザンナはフィガロに「裁判に勝たなくても結婚できるわよ」と耳打ちするのを聞いた伯爵は一人でそれを怪しみ、「わしがため息をついて嘆いている間に家来が幸せになるのか」と憤慨しつつ、自分の意地を通そうと決意する。


(演奏順)

入場料:一般2,000円 学生1,000円 (全席自由)
9月23日(木・祝)午前10時より各プレイガイドにて発売開始

主催:山陰の名手たちコンサート実行委員会、アザレアのまち音楽祭企画実行委員会