倉吉 アザレアのまち音楽祭
スポンサー:社会福祉法人みのり福祉会
]iksa辺見康孝Vn&松村多嘉代Hpコンサート

2017年6月17日(土)19:30〜 倉吉交流プラザ視聴覚ホール  700円



♪ シューマン作曲/子供の情景より (wmaファイル 0.908MB 1分54秒)


第一部

@ 『音楽の捧げもの』より「3声のリチェルカーレ」  J.S. バッハ作曲
A 樹木の組曲                    シベリウス作曲  X[iksa]編
B ボレロ                        ラヴェル作曲   X[iksa]編


第二部

C ヴァイオリン・ソロの為の「大王のテーマ」     ユン・イサン作曲
D カルメンファンタジー(改訂版)            ビゼー作曲    辺見康孝編
D ツィゴイネルワイゼン                 サラサーテ作曲  X[iksa]編




【プロフィール】

辺見 康孝
(へんみ やすたか)Vn

 松江市生まれ。現代の作品を得意とし、独自の奏法を開発し従来の奏法では演奏不可能な作品もレパートリーとしている。日本はもとよりヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、南アフリカ共和国、韓国、香港で演奏活動を行っており、様々な国際音楽祭に招待されている。
 2001年より2年間はベルギーのアンサンブルChamp d'Actionのヴァイオリニスト、帰国後はnext mushroom promotionのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハーピスト松村多嘉代とのデュオX[iksa](イクサ)ではオリジナル曲やオリジナルアレンジで新たな境地を開拓している。2012年には日本人としては初めてジョン・ケージの「フリーマン・エチュード」全32曲リサイタルを日本現代音楽協会主催で行い、話題となった。これまでに協働した作曲家としては、細川俊夫、ブライアン・ファーニホウ、ヘルムート・ラッヘンマンなどの現代を代表する作曲家から、若い世代の作曲家まで幅広く、これまでに数多くの初演を行なった。近年はダンサーとの活動も多く、鈴木ユキオや白井剛、吉本大輔、ダムタイプのアーティストとも作品を発表している。またスタンフォード大学(アメリカ)などでの現代奏法についてのレクチャーは好評で、作曲家の創作活動に刺激を与え続けている。2004年にMegadisc(ベルギー)からリリースされたソロCD、数々のX[iksa]アルバムの他、多数のCD録音に参加している。
 http://sun.ap.teacup.com/yashemmi/

松村 多嘉代
(まつむら たかよ)Hp

 大阪生まれ。3歳よりピアノを始める。 相愛音楽教室、相愛高等学校音楽科を経て相愛大学音楽学部ピアノ専攻卒業。大学卒業後にハープを始める。現在フリーランスハーピストとして、ソロ、オーケストラ、室内楽などで演奏活動を行う。妹・松村衣里とのハープデュオ・ファルファーレ(イタリア語で蝶々)でクラシック〜ポピュラーまで幅広いジャンルのレパートリーを持ち、フランス・アルル国際ハープフェスティバル、NHK FM「名曲リサイタル」、文化庁の子どものための優れた芸術体験事業をはじめ国内外の数多くのコンサートに出演。平城遷都1300年記念祝典では、天皇皇后両陛下ご臨席のもと、天平楽府のメンバーとして箜篌を演奏。音楽ホールでのクラシックコンサートはもとより、音楽鑑賞会、楽器解説やお話つきのステージには定評がある。また、ヴァイオリニスト辺見康孝とのデュオ X[iksa]で国内はもとよりオーストラリア、韓国、南アフリカ、カナダにおいて、2006年10月の初共演以来、これまで300回を超える公演を行っている。新作の委嘱初演などを積極的に行うほか自ら編曲も手掛け、ハープのための新たなレパートリーの開拓にも努めている。2008年『X[iksa]』、2009年『眠れる森のファルファーレ』、2010年『Wa〜和』、2012年『くるみ割り人形〜ノエルのおくりもの〜』、2013年『不思議の国のファルファーレ』の5枚のCDをリリース。
 http://gold.ap.teacup.com/farfalle/

ご案内

 X[iksa]と言う名称に、いささか違和感を持っていましたが、近年のその活動ぶりを目の当たりにして、ようやくその心意気が理解できるようになりました。辺見氏のヴァイオリンは、聴衆の心を激しく揺さぶる豊かな感性を持っており、その音楽の渦に巻き込み夢中にさせてしまう力があります。ヴァイオリンのテクニックは言うに及ばす凄いものを持っていますが、テクニックではどうしようもない音楽の命のような何かを伝える能力を携えています。しかし、現代に生きる私達でありながら「現代音楽」は難解だと敬遠しがちですが、その小難しいと揶揄される現代音楽を毎回ステージに上げ、まるでチョコレートでまぶされたシュークリームの様に食べさせてくれる力量には感服しています。そして辺見氏の繊細でかつ強靭なヴァイオリンをハープの衣で包み込む松村多嘉代氏の存在は、アンサンブルのベストパートナーになっています。難曲を分かり易く、X[iksa]独自の編曲の面白さは別格です。