倉吉 アザレアのまち音楽祭
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曽田千鶴ヴァイオリン・コンサート

Piano/稲毛麻紀
2017年5月20日(土)19:30〜 倉吉交流プラザ視聴覚ホール 700円



 過去の演奏のご紹介

♪ クライスラー作曲/プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ (wmaファイル 1.29MB 2分46秒)


第一部

@ アザレアの歌     山本喜三作曲
A ヴァイオリンソナタ  第4番        ヘンデル作曲
B 花のうた                    ランゲ作曲
C ヴォカリーズ                  ラフマニノフ作曲
D 瞑想曲                     グラズノフ作曲
E 「なつかしい土地の想い出」よりメロディ  チャイコフスキー作曲
F ヴァイオリンとピアノのためのロマンス   エルガー作曲


第二部

G ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第5番「春」  ベートーヴェン作曲




【プロフィール】

曽田 千鶴
(そた ちづる)Violin

 島根県出身。島根大学教育学部特音卒業、同教育専攻科修了。ヴァイオリンを坂本博之、故知念辰朗各氏に師事。漆原朝子氏のもとで研鑚を積む。鳥取県境港市にてデュオ・コンサートを、そして鳥取県倉吉アザレアのまち音楽祭にてソロ・コンサートをこれまでに8回開催。他、トリオ、弦楽四重奏、室内楽グループ「ミュージック・ファクトリー」など室内楽や、広島交響楽団はじめ、各地オーケストラのエキストラとして演奏活動を行うかたわら、島根大学教育学部非常勤講師、島根県内の中学高校の弦楽部、オーケストラ部のトレーナーとして、また、音楽教室において、後進の指導に力を入れる。
 2007年からアメリカに渡り、ニューヨーク州立大学交響楽団副コンサートマスターを委嘱されるほか、ヨーロッパを代表する現代音楽グループ、アンサンブル・サープラスの指揮者・ピアニストとして著名な故ジェームス・アヴェリーとの共演を初め、現代音楽の初演・再演に数多く参加。アラン・ファインバーグ、ミミ・ホァン、ジョナサン・ゴロヴより室内楽のレッスンを受け、フルートトリオ、カルテット、ピアノトリオ、室内オーケストラ、フォークロア・アンサンブルなど、幅広い分野の室内楽コンサートに出演、好評を博する。
 現在は、熊本を拠点とし、東京、鳥取、岡山などのオーケストラの客演として活動。音楽教室にて後進の指導を行っている。ミンクス室内オーケストラ団員、アルモニア管弦楽団団員、瀬戸フィルハーモニー交響楽団契約団員。

稲毛 麻紀
(いなげ まき)Piano

 武蔵野音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業後、お茶の水女子大学大学院ピアノ演奏学講座修了。ピアノを新田恵理子、堺康馬、A.ウェーバージンケ、西川秀人、吉田征夫、浅井道子の各氏に師事。
 これまでにアザレアのまち音楽祭のオープニング・コンサートやサロンコンサート等に出演。現在、わらべ館童謡唱歌推進委員、鳥取短期大学非常勤講師を務める。コール・ウィンドミル、こーらす萌の会、合唱団こさじ、鳥取オペラ協会ピアニスト。

ご案内

 曽田千鶴氏のヴァイオリンに魅せられてずいぶん経ちますが、よわいを重ねるほどに若々しさや純な音楽づくりに驚いています。名人の演奏したCDの輪郭線をなぞるだけのアマチュアが多い中で、曽田氏の音楽はあくまで素朴で、自己顕示欲の全くないまっすぐな音楽を構築し、純粋培養の音の連なりによって醸し出される音楽の響きは、まるでミレーの絵のような風をなびかせてくれます。特に一部で演奏されるメロディたちは、明確なメッセージ持っており、それを語りかける曽田氏のヴァイオリンは、穏やかで心にしみる説得力を持っています。メンデルスゾーンの無言歌など、確かな言葉が聞こえてきそうです。