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須々木竜紀チェロ・コンサート
Piano/山下陽子
2016年6月11日(土)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円
第一部
@ シチリアーノ/パラディス
A 魔笛の主題による7つの変奏曲/ベートーヴェン
B 美しきロスマリン/クライスラー
C 愛の喜び/クライスラー
D コル・ニドライ/ブルッフ
第二部
E チェロ・ソナタ第2番ト短調作品117/フォーレ
第一楽章アレグロ
第二楽章アンダンテ
第三楽章アレグロ・ヴィーヴォ
プロフィール
須々木 竜紀
(すすき たつのり)Cello
アマチュアのチェロ弾きとして独自の活動を模索しながら、近畿・中四国各地で演奏活動に勤しんできた。倉吉市でもアザレア室内オーケストラやバリアフリーコンサートで馴染み深い。現在は、新倉健氏(作曲家・鳥取大学教授)への委嘱作「音の絵本T〜]」の公演に情熱を傾けており、米子市さなめホールの星空コンサート、岡山市オリエント美術館のギャラリーコンサートなどで繰り返し取り上げられてきた。また、劇団「鳥の劇場」と鹿野町の劇場や四万十川国際音楽祭などで公演を重ねてきたほか、瀬戸内国際芸術祭2010、2013に引き続き、今年も7月に豊島で公演予定である。チェロをN.ナガノ、L.カンタ、室内楽を深山尚久の各氏に師事。
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山下 陽子
(やました ようこ) Piano
くらしき作陽大学音楽学部音楽学科モスクワ音楽院特別演奏コース卒業、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院大学院修了。音楽院在院中にソウル、ウォンジュにて、パク・インスィル(ソプラノ)、リ・ヤン・ソン(バス)とのジョイントリサイタルに出演。第22回日本ピアノ教育連盟主催オーディション奨励賞、音楽と平和国際コンクールにて特別賞(ブルガリア)、マリア・ユーディナ国際コンクールにて特別賞(ロシア)、ペーザロ国際コンクール第1位(イタリア)。岡山フィルハーモニー管弦楽団と共演。2012年にソロリサイタルを開催。ピアノを新山眞弓、故大熊直子、西野由紀子、中山敬子、田辺緑、ウラディミール・オフチニコフ、ユーリー・スレーサレフ、アンドレイ・シプコーの各氏に、室内楽を新見・フェイギン・浩子、ドミトリー・フェイギン、ウラディミール・スカナビ、森悠子の各氏に師事。山陽女子高等学校、くらしき作陽大学、各非常勤講師。
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ご案内
須々木竜紀氏のコンサートは、2014年に初登場しましたが、一年ぶりの再登場となります。須々木氏のチェロは、大変見事なものであり、聴衆からの要請が多く、今回登場して頂きました。先般、鳥の劇場でソロを聴く(インドの虎狩り)チャンスがありましたが、その大胆さとエネルギッシュな演奏ぶりに驚嘆したものです。何時か聞いた堤剛氏の「浄瑠璃」を聴く思いがしたものです。穏やかなお人柄からは想像もできない激しい演奏に、音楽は人柄で演奏するものではないと五木寛之の小説を思い出したりしました。確固たる技術に支えられた演奏技能が、演奏の基礎だと知らされたものです。かつて、オペラ「ポラーノの広場」で、キューストの弾くチェロを、人間性豊かに弾いていただいたのを思い出しています。やはり、須々木氏のチェロは、聴く者の心に優しく語りかけるぬくもりがあります。今年のメインはフォーレのソナタですが、その音楽は優雅で洗練されており、フランスのエスプリを感じさせてくれるでしょう。