とりアートオペラ公演実行委員会自主公演
(参加団体/鳥取オペラ協会・鳥取県ピアノ指導者協会・鳥取県合唱連盟・鳥取県オーケストラ連盟・鳥取県舞踊連盟)
アザレア室内オーケストラ演奏会
とりアートオペラ公演「魔笛」プレイベント
「魔笛」ガラコンサート
指揮/松岡 究
台本・演出/中村敬一
ナレーター「ナンネル役」/西岡恵子
ソリスト/タミーノ(Tn)若い王子⇒藤田卓也
パミーナ(Sp)夜の女王の娘⇒寺内智子
ザラストロ(Bs)神殿の大祭司⇒渡邉寛智
夜の女王(Sp)夜の世界を司る邪悪な女王⇒松田千絵
パパゲーノ(Br)王子の伴をする鳥刺し⇒吉田章一
パパゲーナ(Sp)パパゲーノの恋人⇒野津美和子
弁者(Bs)ザラストロに使える僧侶⇒西岡千秋
僧侶(Tn)ザラストロの寺院に仕える僧⇒松本厚志
僧侶(Br) ザラストロの寺院に仕える僧⇒山田康之
モノスタトス(Tn)ザラストロに使えるモール人⇒谷浩一郎
三人の侍女(Sp.Msp.Alt)夜の女王に仕える女性(ダーメ)⇒佐々木まゆみ・鶴崎千晴・塩崎めぐみ
三人の童子(Sp.Sp.Alt)タミーノを導く子供たち(クナーベ)⇒小椋美香子・小倉知子・米澤幸
2015年5月10日(日)13:45〜 倉吉未来中心大ホール 700円
一幕
@序曲
ANr.1導入 (途中まで…蛇を退治するところまで)Tamino,Dame,
BNr.2パパゲーノのアリア (一番のみ)Papageno,
CNr.3タミーノのアリア (全曲)Tamino
DNr.5五重唱 (全曲)Tamino,Papageno,Dame,
ENr.6三重唱 (全曲)Pamina,Monostatos,Papageno,
FNr.7二重唱 全曲Pamina,Papageno,
GNr.8フィナーレKnabe,Tamino,Eine stimme,Priester,
三つの門
ザラストロの城の前の広場
二幕
HNr.10ザラストロのアリア Sarastro,
INr.12五重唱 全曲Dame,Papageno,Tamino,
JNr.13モノスタトスのアリア 全曲Monostos,
KNr.14夜の女王のアリア 全曲Konigin der nacht
LNr.15ザラストロのアリア 全曲Sarastro,
MNr.16三重唱 全曲Knabe,
NNr.17パミーナのアリア 全曲Pamina,
ONr.18合唱 全曲
PNr.19三重唱 全曲Pamina,Tmino,Sarastro,
QNr.21フィナーレ
ザラストロの城の前庭
火と水の試練
森の中
ザラストロの城の前
ザラストロの城の広場
曲目解説
□モーツァルト作曲/オペラ「魔笛」
○「魔笛」公演のテーマ
総合芸術であるオペラを、各種文化団体相互のコラボレーションとして取り組み、芸術のもつ社会性とメッセージを県民に届ける。
○「魔笛」を取り上げる理由
「魔笛」はジンクシュピール(歌芝居)として作られており、当時の庶民が屈託無く楽しむ為に作られている作品であることです。そもそも、台本は相当破天荒なものであり、現実と超現実、人間と動物、神秘劇と道化芝居、厳粛さと滑稽さ、崇高さと素朴さと言ったものが渾然と解け合った作品なのです。一見、子供向けの美しくて分かりやすいおとぎ話ですが、同時に人類全体に向けられたメッセージでもあります。兄弟愛と幸福のメッセージであり、人生をいかに歩んでいくか、男女のカップルがどのように生きて行くべきかを示します。モーツァルト自身がその著作で述べているように、主人公「王子タミーノ」は日本の王子であり、陽出る国の物語かも知れません。「魔笛」の中心となる観念は、仏教で言う「悟り」なのです。これは太陽崇拝の観念でもあり、タミーノは太陽の光の子ども、そして道に迷った王子が、次第に光を見出すのです。「魔笛」は、一見、荒唐無稽な物語でありますが、芸術的レベルを担保し、面白さは子どもから大人まで満足感を与える作品なのです。
○ガラコンサートについて
今回のガラコンサートは、
今年の11月15日、オペラ「魔笛」の本公演を前に、その音楽のすばらしさをご紹介するものです。アマデウスの姉「ナンネル」の目を通して「魔笛」を紹介するナレーションにそって名曲たちが次々に登場します。「お話は簡単、ザラストロに捕らわれたプリンセス、パミーナを、お母様の夜の女王に頼まれて、イケメン王子のタミーノのお供のパパゲーノが救出に向かうってお話し。イケメン王子はパミーナ様の肖像画を見たとたんに一目惚れ! 恋に落ちたって訳ね!もちろん、おきまりの冒険物語のように、その途中で色んな困難が待ち受けているわ。」などと語られます。その先は、お聴きになってのお楽しみ!
指揮者プロフィール
松岡 究
(まつおか はかる)
成城大学文芸学部卒業。音楽を戸口幸策氏に、指揮を小林研一郎氏に、声楽を山田茂氏に師事。1987年東京オペラ・プロデュース公演、ドニゼッティ作曲「ビバ・ラ・マンマ」を指揮してデビュー。その後、1991年度文化庁在外派遣研修員として、ハンガリー国立歌劇場および国立交響楽団に留学。1992年スウェーデン・アルコンスト音楽祭に参加、さらにヨルマ・パヌラ教授よりディプロマを与えられた。2004年〜2007年ローム財団による在外派遣研修員としてベルリンにて研修。2009年東京ユニバーサルフィル専任指揮者、日本オペレッタ協会音楽監督にそれぞれ就任した。
鳥取県では、ミンクス室内オーケストラの結成以来常任指揮者として数々のコンサートを指揮。特に毎年倉吉市で開かれる「アザレアのまち音楽祭」ではアザレア祝祭オーケストラとしてとの公演を指揮。その質の高さには定評がある。更に鳥取オペラ協会設立以来、その公演の指揮を担い、オペラ育成にも尽力している。特筆に値するのは、総合芸術たるオペラ、そして合唱、オーケストラと言う鳥取県の音楽文化の中核を担う指揮者として、鳥取県にとってかけがえのない宝物といっても過言ではない。今年のアザレアのまち音楽祭オープニング・コンサートでは、本県初演となるロッシーニの「スタバート・マーテル」を、手兵「米子第九合唱団」を率いての演奏を試みるが、「悲しみの聖母」がドラマティックに展開されるものと期待されている。
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演出プロフィール
中村敬一
(なかむら けいいち)
1957年東京に生まれる。はじめ声楽家を志し、武蔵野音楽大学同大学院で声楽を専攻、卒業後、舞台監督集団「ザ・スタッフ」に所属してオペラスタッフとして活躍。以後、鈴木敬介、栗山昌良、三谷礼二、西澤敬一各氏のアシスタントとして演出の研鑚を積む。1989年より、文化庁派遣在外研修員として、ウィーン国立歌劇場にて、オペラ演出を研修。帰国後、リメイク版「フィガロの結婚」、二期会公演「ドン・ジョヴァンニ」「ポッペアの戴冠」で高い評価を得、続く二期会公演「三部作」、東京室内歌劇場公演「ヒロシマのオルフェ」、日生劇場公演「笠地蔵・北風と太陽」で、演出力が絶賛され、1995年、第23回ジローオペラ、新人賞を受賞する。また、2000年3月には新国立劇場デビューとなった「沈黙」が、高く評価される。2001年ザ・カレッジ・オペラハウス公演「ヒロシマのオルフェ」では、大阪舞台芸術奨励賞を受賞。2003年にはザ・カレッジオペラハウスで、再び松村禎三氏の「沈黙」を演出。この公演は大阪文化祭グランプリを受賞、音楽クリティック・クラブ賞を受賞。このプロダクションは2005年度新国立劇場地域招聘事業の第一回作に選ばれ、新国立劇場で上演。その大阪凱旋公演が、文化庁芸術祭大賞を受賞という快挙を果たすのに大きな功績を果たした。また、オペラの台本も手がけ、2002年国民文化祭鳥取で宮沢賢治原作、新倉健作曲「ポラーノの広場」の台本と演出を担当し高評を得ている。2012年には同じ新倉健氏とのコンビで「窓〜ウィンドゥズ」を生み出した。音楽的な視点と豊かな感性による舞台づくりは広く認められ、また若い声楽家の指導、オペラの普及に尽力している。国立音楽大学客員教授、大阪音楽大学客員教授、大阪教育大学講師、沖縄県立芸術大学講師。
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ソリスト・プロフィール
ザラストロ 渡邉寛智 (わたなべ ひろのり)Bass
国立音楽大学声楽科卒業、同大学院音楽研究科声楽専攻(オペラ)修了。2003年、イタリア(ミラノ・ボローニャ)へ留学。国立音楽大学主催「ソロ・室内楽定期演奏会」、「大学院新人演奏会」に出演。国立大学院オペラ《コシ・ファン・トゥッテ》ドン・アルフォンソ役でオペラデビュー。以後、《ラ・ボエーム》コルリーネ、《魔笛》ザラストロ、《ポッペアの戴冠》セネカ、《リゴレット》スパラフチーレ、《シモン・ボッカネグラ》フィエスコ、《春香》使道(サッド)などに出演。また宗教曲の分野でもフォーレ「レクイエム」、バッハ「マタイ受難曲」、モーツァルト「戴冠式ミサ」、「レクイエム」のバスソロをはじめ多くの作品に出演。貴重なバス歌手として高い評価を得ている。現在、県内外で演奏活動を精力的に行うとともに、県内の合唱団において自らの経験を生かした的確な指導を行い、後進の育成に力を注いでいる。これまでに声楽を田口興輔、ジュリアーノ・チャンネッラ、マッシモ・グイデッティ、アンドレア・パピの各氏に師事。指揮法を奥村伸樹氏に師事。
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夜の女王 松田千絵 (まつだ ちえ)Soprano
島根大学教育学部特音課程声楽専攻卒業。白石由美子 藤井文子 中澤 桂 平野弘子の各氏に師事。 これまでに鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」「魔笛」「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「アマールと夜の訪問者」「コシ・ファン・トゥッテ」に出演のほか アザレアのまち音楽祭でのコンサートやミンクス室内オーケストラとの共演、移動わらべ館童謡唱歌推進員として県内各地で童謡コンサートを行っている。2003年 鳥取県声楽オーディションで審査員特別奨励賞を受賞。2004年 第16回 日本声楽コンクール入選。現在、鳥取オペラ協会会員、移動わらべ館童謡唱歌推進員、西部演奏家クラブ会員。
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タミー 藤田卓也 (ふじたたくや) Tenor
島根大学卒業、同大学院修了。その後ヨーロッパに渡り研鑽に励む。オーストリア:ウィーンでは芸術市民大学“Kunstlerische Volkshochschule”、プライナー音楽院“Prayner Konservatorium”にてオペラ・オペレッタを学ぶ。
これまでに、第6回KOBE国際学生音楽コンクールB部門声楽最優秀賞・兵庫県知事賞(神戸)。 第17回シュナイダー・トルナフスキー国際声楽コンクール一般部門特別賞(スロヴァキア)エンミー・デスティン創設声楽コンクール2004特別賞2位(イギリス) 第40回アントニン・ドヴォルザーク国際声楽コンクールオペラ部門2位(チェコ)エネルギア音楽賞等を受賞。
これまで、レハール作曲「ジュディッタ」オクターヴィオ、「ほほえみの国」スー・チョン、「メリー・ウィドー」カミーユ。マスネ作曲「ウェルテル」ウェルテル。モーツァルト作曲「コジ・ファン・トゥッテ」フェランド。ヴェルディ作曲「リゴレット」マントヴァ公爵。ロッシーニ作曲「セヴィリアの理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵役、モーツァルト作曲「ツァイーデ」、ペーリ作曲「エウリディーチェ」、ヴェルディ作曲「椿姫」アルフレード役、プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」ロドルフォ。2006年より日本での活動を始める。團伊玖磨作曲「夕鶴」与ひょう、モーツァルト作曲「コジ・ファン・トゥッテ」フェランド「魔笛」タミーノ、ロッシーニ作曲「セヴィリアの理髪師の理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵、ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」ネモリーノ、「ランメルモールのルチア」エドガルドとアルトゥーロ、「ラ・ファヴォリータ」フェルナンド、ビゼー作曲「カルメン」ドン・ホセ、 レオンカヴァッロ作曲「道化師」カニオ、ヴェルディ作曲「椿姫」アルフレード、「リゴレット」マントヴァ侯爵、「オテッロ」カッシオ、「アイーダ」ラダメス、「仮面舞踏会」リッカルド、プッチーニ作曲「蝶々夫人」ピンカートン、「ラ・ボエーム」ロドルフォ、「外套」ルイージ、「トゥーランドット」カラフ、プーランク作曲「カルメル会修道女の対話」フォルス騎士、オレーフィチェ作曲「ショパン」ショパン、 フンパーディンク作曲「ヘンゼルとグレーテル」魔女。平成24〜26年度 くらしき作陽大学 非常勤講師。
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パミーナ 寺内智子 (てらうち ともこ)Soprano
大阪音楽大学音楽学部声楽科卒業。同専攻科修了。声楽を天野春美、E・ラッティ、伊藤京子各氏に師事。関西二期会研究生を経て、1998年イタリアへ留学。M・フェラーロ氏によるマスタークラス受講。イタリアにてオペラ「ラ・ボエーム」ミミ役、「カプレーティ家とモンテッキ家」ジュリエッタ役を歌い好評を得る。帰国後も、神戸アーバンオペラ「フィガロの結婚」スザンナ役をはじめ「愛の妙薬」「カルメン」「魔笛」「ポラーノの広場」「沈黙」などのオペラに出演。第29回イタリア声楽コンコルソ金賞、第20回飯塚新人音楽コンクール大賞、第12回ABC新人オーディション最優秀賞を受賞し外山雄三指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団と共演。第16回宝塚ベガ音楽コンクール第2位、神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、鳥取県声楽オーディション県知事賞等受賞。2006年、鳥取県知事賞受賞者コンサートで関西フィルハーモニー交響楽団と共演。日本演奏連盟会員、関西二期会、鳥取オペラ協会会員。
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パパゲー 吉田 章一 (よしだ あきかず)Bass
鳥取大学教育学部卒業。広島大学大学院学校教育研究科修了。声楽を小松英典、西岡千秋、佐藤晨、吉田征夫、平野弘子の各氏に師事。ソロ・コンサート、ジョイント・コンサートのほか、モーツァルトやフォーレのレクイエム、バッハのヨハネ受難曲、ヘンデルのメサイア、ベートーヴェンの第九等のソリストを務める。オペラでは、モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」に出演。特に2002年の国民文化祭オペラ公演「ポラーノの広場」では、主役のキューストを歌い圧倒的な成功をおさめた。2004年の再演では、更にバージョンアップしたキューストを歌い、全国レベルで通用する風格を見せた。又、特筆に価するのはドイツリートに対する造詣の深さと演奏力の高さである。既にCDリリースされているシューベルトの「冬の旅」は、高く評価されている。鳥取オペラ協会理事。
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パパゲーナ 野津 美和子 (のつ みわこ)Soprano
島根大学教育学部特別音楽課程(声楽科)卒業。声楽を藤井文子、常森寿子、菅英三子、経種廉彦各氏に師事。オペラ「秘密の結婚(カロリーナ)」「フィガロの結婚(スザンナ・バルバリーナ)」「コシ・ファン・トゥッテ(デスピーナ)」「ドン・ジョヴァンニ(ツェルリーナ)」「魔笛(クナーベ)」「アマールと夜の訪問者(アマール)」に出演。中でもオペラ「ポラーノの広場」で主役ファゼーロを、また昨年の松江市の開府400年記念オペラ「虹の大橋」で、ヒロインお絹役を務め好評を博す。ベートーヴェンのミサ・ソレムニス、第九にソプラノソリストとして出演。プラバニューイヤーコンサート、山陰の名手たち、2009年出雲の春コンサート、グラントワオープニングコンサートに出演。アザレアのまち音楽祭のソプラノ・リサイタルに出演する等、山陰を中心に幅広く活動中。オペラグループ燦・ごうぎん合唱団・コールカッチン・La,Luna・Take,It,Easy・Tre,Generazioni(トレジェネ)に所属。鳥取オペラ協会会員、出雲楽友協会音楽家会員。
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モノスタトス 谷 浩一郎 (たに こういちろう)Tenor
大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。ドイツ州立マンハイム音楽大学修了。在学時、マンハイム国立歌劇場“ナクソス島のアリアドネ”でソリストとして出演。ハイデルベルク市立歌劇場にて“ウィンザーの陽気な女房たち”のフェントン役で出演。オペラのみならず数々のバッハ・カンタータや教会音楽でもソロを務める。バッハの“クリスマスオラトリオ”の福音史家は地元紙に「日本人テノール谷浩一郎は聴衆の外国人福音史家のドイツ語の発音に対する全ての疑念を払拭し、彼の輝かしい響きをもってその役を歌いあげた。」と称賛を浴びる。日本では、関西歌劇団公演“愛の妙薬”ネモリーノ役でデビュー。金聖響指揮、オーケストラアンサンブル金沢と“コジ・ファン・トゥッテ”フェランド役にて出演。2011年大阪音楽大学主催サマーオペラ“魔笛”のタミーノ役に出演。同年、全国高等学校ラグビーフットボール大会開会式、東大阪市市制45周年記念式典で国歌を独唱。2012年、カナダ・モントリオールに若き歌の親善大使として招聘され、演奏会に出演。
2013年10月にザ・カレッジ・オペラハウスにて公演しました(ホラス・アダムス役で出演)20世紀オペラ ブリテン「ピーター・グライムズ」が「第22回三菱UFJ信託音楽賞」を受賞。
現在、大阪音楽大学演奏員、関西歌劇団正団員、ドイツ・ワーグナー奨学財団奨学生。泉の森フレッシュコンサートに出演。第4回長久手国際声楽コンクールファイナリスト。第43回「イタリア声楽コンコルソ」入選。第14回大阪国際音楽コンクール声楽部門オペラコース(Age-G)エスポワール賞第16回万里の長城国際音楽コンクール奨励賞
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弁者 西岡千秋 (にしおか ちあき) Baritone
武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学院声楽専攻修了。市田キヨ子、疋田生治郎の各氏に師事。数々のオペラ出演の他、リサイタルをはじめとする演奏活動を行っている。また、鳥取県内においては第九公演のソリストを務め、アザレアのまち音楽祭や山陰の名手たちコンサートなど常連演奏家として活躍。鳥取県内公演のオペラでは「電話」「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「魔笛」「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「アマールと夜の訪問者」等に出演。鳥取オペラ協会の全ての公演をプロデュースしている。現在、鳥取大学地域学部附属芸術文化センター教授。鳥取オペラ協会副会長。鳥取合唱連盟副理事長。
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第一の僧 松本厚志 (まつもと あつし)Tener
鳥取大学教育学部卒業。由良育英高校音楽部より合唱を始め、鳥取大学混声合唱団フィルコールに所属し、佐々木道也氏に師事。1999年鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」に合唱参加、翌年「魔笛」のモリスタトス役で好評を得る。「フィガロの結婚」バシリオ役、国民文化祭とっとり2002オペラ「ポラーノの広場」村人役、「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッタービオ役、「アマールと夜の訪問者」カスパール役、「コシ・ファン・トッテ」では、フェランド役で好評を得た。現在、倉吉市立北谷小学校校長。鳥取オペラ協会理事。
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第二の僧 山田康之 (やまだ やすゆき)Baritone
鳥取大学教育学部卒業。西岡千秋氏に師事。 1996年、鳥取オペラ研究会公演「河童譚」「子うさぎましろのお話」に出演。1998年、アザレアのまち音楽祭バリトン・ソロコンサートに出演。オペラ出演はこれまで「コシ・ファン・トゥッテ」のグリエルモ役、「フィガロの結婚」では二度のタイトルロールを歌い、「魔笛」ではパパゲーノ役をこなした。国民文化祭とっとり2002オペラ「ポラーノの広場」公演においてテーモ役を歌い高い評価を得てきている。2005年は「アマールと夜の訪問者」でメルキオール役を歌い好評を博した。現在、以西小学校に勤務。鳥取オペラ協会理事。
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ダーメ1 佐々木まゆみ (ささき まゆみ) Soprano
倉吉市在住。昭和音楽大学音楽学部声楽学科卒業同大学音楽専攻科首席修了、修了時学長賞受賞。これまでに生原幸枝、越賀理恵、田野崎加代の各氏に師事。04年奈良にて「トスティに捧げる歌曲コンサート」「鳥取県出身アーティストによるコンサート」出演、05年鳥取オペラ新人公演「バスティアンとバスティアンヌ」バスティアンヌ役、鳥取オペラ協会ニューイヤーオペラガラコンサート出演。06年山陰の名手たちコンサート、こどもの楽園コンサート出演。07年総合芸術文化祭オペラ「春香」でタイトルロールを好演。08年オペラ「イソップ物語」太陽役。09、10年オペラ「フィガロの結婚」ケルビーノ役。11年新作オペラ「窓」3つ目の窓女役、第九ソリスト、ソロリサイタル開催。12年鳥取県クラシックアーティストオーディション優秀賞受賞。山陰の名手コンサート出演。06年よりアザレアのまち音楽祭コンサート出演。県内・外で精力的に演奏活動をしている。現在平野弘子氏に師事。とっとり芸術宅配便講師。鳥取オペラ協会会員。
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ダーメ2 鶴崎千晴 (つるさき ちはる)M.Soprano
武蔵野音楽大学声楽科卒業。声楽を森原紀美子,故藤田みどり,佐伯真弥子,平野弘子の各氏に師事。ジョイント・コンサート,ソロリサイタルほか,鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」(伯爵夫人・マルチェリーナ)、「アマールと夜の訪問者」(母親),ラクゴペラ「ドン・ジョヴァンニ」(ドンナ・エルヴィーラ)、イソップオペラ(よいきこり)、新作オペラ「窓」(母親)に出演。山陰の名手たちコンサート出演。アザレアのまち音楽祭参加。県民による第九、2012年米子第九合唱団ニューイヤーコンサートにてヴィヴァルディ作曲グローリアでアルトソロ。コールやまびこ指導者。鳥取オペラ協会理事。
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ダーメ3 塩崎めぐみ (しおざき めぐみ)Alto
鳥取市鹿野町出身。鳥取大学農学部農林総合科学科卒業。武蔵野音楽大学大学院声楽専攻を首席で修了。新国立劇場オペラ研修所第11期生修了。同研修所在籍中、イギリス、ロイヤル・オペラハウスのジェット・パーカー・ヤング・アーティスツ・プログラムに参加。平成23年度文化庁新進芸術家海外研修制度でベルリンへ留学。2012年 Opera Classica Europa 公演オペラ『リゴレット』マッダレーナ役でドイツデビュー。更に同年、ロンドンSoho Theatre 公演オペラ”Finding Butterfly”スズキ役でイギリスデビュー。その他オペラでは、『コシ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ役、『仮面舞踏会』ウルリカ役、『ムツェンスク郡のマクベス夫人』ソニェートカ役、『カルメル会修道女の対話』マリー役、『ファルスタッフ』クイックリー役、『外套』フルーゴラ役、『ジャンニ・スキッキ』ツィータ役、第17回国民文化祭とっとり2002にてオペラ『ポラーノの広場』床屋の職人役等で出演。 声楽を西岡千秋、藤井文子、小畑朱実、エレーナ・オブラスツォア各氏に師事。日本演奏連盟会員。
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クナーベ1 小椋 美香子 (おぐら みかこ)Soprano
作陽音楽大学声楽科卒業。同大学専攻科修了。オペラマイスタークラス研究生課程修了。船瀬幸子、西内玲、フォルカ・レニッケ、小松英典、吉田旅人、平野弘子の各氏に師事。鳥取オペラ協会の公演に初回から出演。2010年「フィガロの結婚」で4度目のスザンナ役を演じ、好評を得る。アザレアのまち音楽祭、山陰の名手たち等に出演する他、県内外で童謡コンサートも行う、またエレクトーン奏者や、キーボード奏者との共演、パステルアートとのコラボレーション等新しい取り組みも楽しんでいる。2012年から米澤幸氏とのデュエットコンサートを始める。2014年デュエットで中海テレビの番組ミュージックオンステージに出演。2013年米子市文化奨励賞受賞。NB合唱団指導者、わらべ館、童謡・唱歌推進員、鳥取オペラ協会理事。
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クナーベ2 小倉 知子 (おぐら ともこ)Soprano
鳥取市出身。鳥取大学大学院地域学研究科地域創造専攻地域文化分野(声楽研究室)修士課程を修了。西岡千秋氏の元で研鑽を積む。大学院在学中より、様々な演奏会への出演の他、オペラでは、「リゴレット」(抜粋)の小姓役、「ヘンゼルとグレーテル」(抜粋)のグレーテル役、また「フィガロの結婚」(全幕)で2度のバルバリーナ役、新倉健作曲のオペラ「窓?ウインドウズ?」(2011年初演)では、PASO役を好演する。その他に、楽器奏者との共演や、コンテンポラリーダンスとのコラボレーション作品の創作、若手作曲家の初演作品発表に携わるなど、積極的に活動を行っている。2010年、2011年にドイツへ短期留学し、声楽、リート解釈、教会音楽のレッスンを受講。最近は特に、カンタータやオラトリオ、ドイツリートなどの演奏研究にも力を入れている。第16回KOBE国際音楽コンクール本選出場。声楽を生原幸枝、西岡千秋、エドモント・ブラウンレスの各氏に師事。また、教会音楽をマウゼ・クリスティアンに学ぶ。鳥取オペラ協会理事。日本音楽芸術マネジメント学会正会員。
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クナーベ3 米澤 幸 (よねざわ さち) Alto
島根県立島根女子短期大学卒業、平野弘子氏に師事。これまでに「フィガロの結婚」マルチェリーナ、「魔笛」ダーメV、「コシ・ファン・トゥッテ」ドラベッラ、「イソップオペラ三部作」良いきこり等を演じ好評を得る。2012年から小椋美香子氏とのデュエットコンサートを精力的に行っている。鳥取オペラ協会会員。山陰合同銀行勤務。
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ナンネル(ナレーター 西岡恵子 (にしおか けいこ) Narrator
武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科声楽専攻 卒業。音楽と朗読のコンサートにおいて、「くるみ割り人形」「動物の謝肉祭」「ピーターとおおかみ」「蜘蛛の糸」「セロ弾きのゴーシュ」「花咲山」「ポラーノの広場」「となりのトトロ」「金子みすゞの世界」「神話・八上比売と大穴牟遅命」他などの朗読を手がける。現在、わらべ館童謡唱歌推進員 同唱歌教室講師。「童謡唱歌のふるさと鳥取」企画実行委員。いわみコーラス指揮者。こーらす萌の会、合唱団しかの、岡野貞一記念合唱団副指揮者。ブレヴィスキンダーリートアンサンブル所属。お話グループ「白うさぎの会」所属。また、特別非常勤講師として、8校の小学校で歌唱指導にあたる。
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アザレア室内オーケストラ・メンバー
アザレア室内オーケストラ
泊村在住の医師「吉田明雄氏」が主宰するプロ・アマ混成の極めてハイレベルな室内オーケストラである。設立当時から指揮を担当するプロの指揮者「松岡究氏」の薫陶を求め、各地のオーケストラから参集したメンバーによって編成されている。よりレベルの高い音楽の追究をしたいと、音楽家としての自立を求めるアマチュア奏者にプロ奏者がゲスト参加して、素晴らしい音楽を紡ぎ出す限りなくプロに近い演奏集団である。
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【出演メンバー】
ヴァイオリン1
吉田明雄、曽田千鶴、野村知則、桑本ゆうき、菊池優理
ヴァイオリン2
永江佳代、藤原才知、益尾恵美、小林圭子、松本晶子
ヴィオラ
足立淳、小西恵理、北山三枝子
チェロ
須々木竜紀、原田友一郎、中野俊也、井上拓也
コントラバス
生田祥子、渡辺琢也、大津敬一
フルート
稲田真二、安藤由美子
オーボエ
古川雅彦、上代美樹
クラリネット
杉山清香、山田祐司
ファゴット
木村恵理、橋本美紀子
ホルン
小椋智恵子、山根和成
トランペット
森本菜奈視、玉崎勝守
トロンボーン
隅田誠、楠見公儀、松本弘一
ティンパニ
細田真平
チェレスタ
兼田恵里子
ご案内
今年のアザレアのまち音楽祭オープニング・コンサートは、とりアート2015のメイン事業として公演が予定されているオペラ「魔笛」のプリミエ公演として開催するものです。とりアートとアザレアのまち音楽祭ががっちりと肩を組んだプレイベントなのです。
アザレア室内オーケストラの実力は、既に語り草になっています。地域で結成されたオーケストラで、音楽的なレベルを問える存在は、ザラにあるものではありません。そして、県内外からの高い評価と共に、他団体との協演が新しい価値観を産むようになっています。15年来の鳥取オペラ協会との協同で培ったオペラ体験は、オーケストラの力量アップと演奏家たちのモチベーションを熱くし、燃え立つような音楽づくりの喜びをもたらしてきました。オーケストラにとってオペラは、車の両輪の片方であり、オーケストラがアンサンブルする真の喜びが潜むものです。そんな意味で、今回のオペラ「魔笛」公演は、大いに楽しんで戴けます。
ところで今回のガラは、ちょっと変わった様式で演奏されます。モーツァルトの姉「ナンネル」にナレーターとして登場して頂き、「魔笛」の物語を語りながら、ドラマを進行させようというものです。そのナレーションの中で、姉である「ナンネル」を妹と演出し直し、妹の目を通してアマデウスを語る仕組みにしています。「魔笛」というオペラは、哲学的で難解な人生の在りようを問いかけます。それを子供から大人まで、「ああ、そうなのか!」と膝を打ち、ニヤリとほくそ笑む楽しさが満載です。今回のガラコンサートをお聴きになると、11月15日のオペラ公演が待ち遠しくなること請け合いです。どうぞお楽しみください。