西岡千秋バリトン・コンサート
Piano 瀬川則子
2014年6月19日(木)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円
第一部
@ Selve amiche(親しい森よ) A.Caldara
A Largo(ラルゴ) G.F.Handel
B Toglietemi la vita ancor(私の命も奪ってください) A.Scarlatti
C 三好達治の詩による三つの歌 三好達治 香月修
甃(いし)のうへ
乳母車
パン
第二部
D 寺山修司の詩による6つの歌 寺山修司 信長貴富
『思い出すために』より
「ぼくが死んでも」
「種子(たね)」
E 歌曲集『みやこわすれ』より 野呂昶(さかん) 千原英喜
「薔薇のかおりの夕ぐれ」
「みやこわすれ」
F 星野富弘の詩による歌曲集より 星野富弘 なかにしあかね
「今日も朝から雨」
「今日もひとつ」
プロフィール
西岡千秋
(にしおか ちあき)Baritone
武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学院声楽専攻修了。市田キヨ子、疋田生治郎の各氏に師事。数々のオペラ出演の他、リサイタルをはじめとする演奏活動を行っている。また、鳥取県内においては第九公演のソリストを務め、アザレアのまち音楽祭や山陰の名手たちコンサートなど常連演奏家として活躍。鳥取県内公演のオペラでは「電話」「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「魔笛」「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「アマールと夜の訪問者」等に出演。鳥取オペラ協会の全ての公演をプロデュースしている。現在、鳥取大学地域学部附属芸術文化センター教授。鳥取オペラ協会副会長。鳥取合唱連盟副理事長。
瀬川則子
(せがわ のりこ)Piano
山口芸術短期大学ピアノ科卒業。山崎孝、勝谷寿子、小林峽介各氏に 師事。中四国新人演奏会に出演。第6回 TYSコンクール ピアノ部門にて最優秀賞受賞。2011年 ピティナピアノコンペティション グランミューズ 部門 西日本地区本選にて優秀賞受賞。第22回日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。
現在、歌唱・器楽の伴奏の他、「21の会」においてピアノデュオコン サートを定期的に行っている。岡野貞一記念合唱団ピアニスト。日本演奏連盟会員。
ご案内
鳥取県の音楽界の重鎮として、西岡千秋ほど多くの音楽家から敬愛され、慕われる音楽家は他に類を見ません。これまで、多くの音楽家を輩出し、演奏家として育て上げた実績は賞賛に値するものです。芸術と人間性は、相容れない関係だと言われますが、西岡氏の柔らかな感性は、複雑で喧騒の絶えない芸術家のコミュニティを融和し、不可能と思われる新しい世界を構築する凄さを秘めています。ところで本業のバリトン歌手としての実績は、鳥取県にオペラ活動を植え付けたことで実証されています。新聞紙上では、誰かがオペラの真似事をやれば、本格的なオペラを望みますが、既に多くの本物のオペラ公演を手掛けています。来年の11月15日には、モーツァルトの「魔笛」を準備していますが、全国どこに出しても恥ずかしくない鳥取オペラを創りだしてくれることでしょう。
さて、今年のプログラムも、日本語による歌唱が中心のものになっています。日本語の発音の難しさは良く語られますが、西岡氏の歌曲の魅力は、明晰な言葉とその表情の豊かさにあります。どうぞ、西岡ワールドをお楽しみください。