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塩崎めぐみメゾソプラノ・コンサート
Piano 兼田恵理子
2014年6月10日(火)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円
第一部
@ オペラ『カルメン』より G.ビゼー
ハバネラ(カルメン役)
A マンドリン P.ヴェルレーヌ C.ドビュッシー
B ロマンス P.ブルジェ C.ドビュッシー
C 美しき夕暮れ P.ブルジェ C.ドビュッシー
D やるせなく夢見る思い P.ヴェルレーヌ C.ドビュッシー
E 芝居『レオカディア』より F.プーランク
愛の小径
F 歌曲『偽りの婚約』より L.ヴィルモラン F.プーランク
花
G 歌曲『偽りの婚約』より L.ヴィルモラン F.プーランク
ヴァイオリン
H オペラ『ウェルテル』より J.ゲーテ(原作) J.マスネ
手紙の歌(シャルロッテ役)
第二部
@ ふるさとの 三木露風 石桁眞禮生
歌曲集「貝殻」 新見南吉 石桁眞禮生
A 貝殻
B 朝は
C 葬式
D 嘆きぶし
E ひらがな幻想
F 泉
G この歌をともに歌って 佐々木道也 佐々木道也
プロフィール
塩崎めぐみ
(しおざき めぐみ)M.Soprano
鳥取市鹿野町出身。鳥取大学農学部農林総合科学科卒業。武蔵野音楽大学大学院声楽専攻を首席で修了。新国立劇場オペラ研修所第11期生修了。同研修所在籍中、イギリス、ロイヤル・オペラハウスのジェット・パーカー・ヤング・アーティスツ・プログラムに参加。平成23年度文化庁新進芸術家海外研修制度でベルリンへ留学。2012年 Opera Classica Europa 公演、ヴェルディ作曲オペラ『リゴレット』マッダレーナ役でドイツデビュー。更に同年、ロンドンSoho Theatre 公演オペラ”Finding Butterfly”(プッチーニ作曲 オペラ『蝶々夫人』より)スズキ役で出演。翌年「平成25年度 文化庁大学を活用した文化事業」鳥取大学主催で”Finding Butterfly”を、地元の鹿野町で開催された「鳥の演劇祭6」の中で再演、スズキ役で出演した。声楽を西岡千秋、藤井文子、小畑朱実、エレーナ・オブラスツォア、トーマス・アレン各氏に師事。日本演奏連盟会員。二期会会員。
兼田恵理子
(かねだ えりこ)Piano
武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。新田恵理子、コッホ・幸子の各氏に師事。アザレアのまち音楽祭においては、アザレア室内オーケストラと共演の他、ソロリサイタル等で参加している。現在,後進の指導にあたるとともに、声楽、器楽の伴奏者として各地で演奏活動を行っている。倉吉市在住。
ご案内
アザレアのまち音楽祭に、久々に登場します塩崎氏は、かつて西岡千秋氏とのデュオ・コンサートで聴いていますが、若気の至りにしか印象が残っていませんでした。しかし、昨年の鳥の演劇祭、山陰の名手たちコンサートで聴かせた歌唱の凄さには、本当にびっくりしたものです。鳥大農学部出身とは裏腹に、鳥取銀行勤務から武蔵野音大大学院へ、そして新国立劇場のオペラ研修所、更に文化庁新進芸術家海外研修制度でベルリンへ留学へと矢継ぎ早に研鑽し、あっという間に日本を代表する歌手への道を登り始めています。若いころの、恵まれた声量に任せて歌い過ぎる習性はすっかり影をひそめ、深いところで蠢く心の葛藤を見事に歌いこなせる力量には驚愕しています。歳を重ねるごとにその歌声は昇華し、大器となる事でしょう。
第一部には、フランス語の歌曲が並び、アザレアのまち音楽祭では珍しい感興をもたらすことでしょう。二部の石桁眞禮生の歌曲は、現代日本を代表するものであり、新しい日本歌曲の可能性を見せてくれることでしょう。
日本のオペラ界に嘱望される塩崎氏の音楽を、どうぞお楽しみください。