光長真理恵ソプラノ・コンサート
Piano 面谷真理子
2014年5月15日(木)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円
第一部
@ 花のまち 江間章子作詞 團伊玖磨作曲
A おぼろ月夜 高野辰之作詞 岡野貞一作曲
B あわて床屋 北原白秋作詞 山田耕筰作曲 岩河智子編曲
C 三月の歌 谷川俊太郎作詞 武満徹作曲
D さくら横ちょう 加藤周一作詞 別宮貞雄作曲
E 春生まれ 間所ひさこ作詞 中島はる作曲
第二部
@ 花まつり 薩摩忠訳詞 サルディヴァ作曲
A 素晴らしき悪女 永田文夫訳詞 武満徹作曲
B Oblivion Trenzi作詞 ピアソラ作曲
C 忘れる木 F.S.Valdes作詞 ヒナステラ作曲
D アルフォンシーナと海 F.Luna作詞 ラミレス作曲
E ある愛の詩 Carl sigm作詞 フランシス レイ作曲
F 虹の彼方に ハロルド アレン作曲
プロフィール
光長真理恵
(みつなが まりえ) Soprano
同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業。声楽を森山俊雄、今城淳行、内藤千津子の各氏に師事。京都音楽家クラブ新人演奏会、同大学頌啓会コンサート、鳥取県の音楽家たちコンサートに出演。アザレアのまち音楽祭、境港シンフォニーガーデン等には毎年出演し、日本歌曲、フランス歌曲、シャンソン等、幅広いレパートリーで好評を得ている。中浜コーラス、思ひ出を歌う会、福生西ドレミファサークルを指導。女声合唱団・沙羅に所属。西部演奏家クラブ会員。
面谷真理子
(おもたに まりこ)Piano
神戸女学院大学音楽学部(ピアノ専攻)卒業。大阪フィルのメンバーとモーツァルト・ピアノ協奏曲を共演。その他数回のジョイント・リサイタル、高垣純作品発表リサイタル等にて演奏。ザルツブルグ国際アカデミーに参加。境港市に在住し、後進の指導に当たっている。ピアノの会「クレス」代表。
ご案内
光長氏はアザレアのまち音楽祭古参の演奏家であり、人気実力ともに鳥取県を代表する声楽家です。今年は、アザレア音楽賞を受けられましたが、音楽祭の顔としてすっかり定着しています。敬愛する舞台人である「角本氏」より素晴らしいソプラノがいると紹介され、20数年前に、境港市まで出かけたことを思い出します。その時は、プロのジャスピアニストの伴奏で、お洒落なシャンソンを聴かせていただきましたが、その音楽づくりの静謐さと確かさにすっかり魅了されたものです。翌年の音楽祭には早速登場してもらって以来、今日まで毎年恒例のコンサートとして多くのファンを獲得しています。音楽づくりの素晴らしさは、そのドラマの設えを明確に伝え、演じられる音楽の姿を、目に見えるように表現できるスキルを持ち合わせている凄さだと思います。特に、シャンソンでも歌曲でも、まるでオペラのようなバラードを感じさせる喜びは、尽きることのない喜びです。
今年のプログラムは、一部で良く知られた日本歌曲を、二部では深い味わいのあるポップスを聴かせてくれます。伴奏の面谷真理恵氏は、クラシック音楽の持つ清潔感あふれる音色とリズムによって、光長氏の歌をサポートし、アンサンブルの極致を具現して見せます。20年以上にわたる同一ピアニストとの公演は、聴く者にとって、その楽しみはひとしおです。