野津美和子ソプラノ・コンサート
Piano 三浦芳男
2013年5月28日(火)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円
第一部
@この道(山田耕筰作曲 北原白秋)
A中国地方の子守り唄(山田耕筰作曲 岡山の民謡)
B落葉松(小林秀雄作曲 野上彰作詞)
C揺りかごの歌 (草川信作曲 岩河智子編曲 北原白秋作詞)
D七つの子(本居長世作曲 岩河智子編曲 野口雨情作詞)
Eアマリリス (中田喜直作曲 長崎透作詞)
Fサルビア(中田喜直作曲 堀内幸枝作詞)
第二部
@うつろな心(G.パイジエッロ作曲 G.パロンバ作詞)
A喜ばせてあげて(V.ベッリーニ作曲 作詞者不明)
B約束(G.ロッシーニ作曲 P.メタスタージオ作詞)
C「ラ・ボエーム」から(G.プッチーニ)
私の名はミミ
あなたの愛の声に呼ばれて出た家に
D「トスカ」から(G.プッチーニ)
歌に生き 愛に生き
プロフィール
野津 美和子
(のつ みわこ)Soprano
島根大学教育学部特別音楽課程(声楽科)卒業。声楽を藤井文子、常森寿子、菅英三子、経種廉彦各氏に師事。オペラ「秘密の結婚(カロリーナ)」「フィガロの結婚(スザンナ・バルバリーナ)」「コシファントゥッテ(デスピーナ)」「ドンジョバンニ(ツェルリーナ)」「魔笛(クナーベ)」「アマールと夜の訪問者(アマール)」に出演。中でもオペラ「ポラーノの広場」で主役ファゼーロを、また昨年の松江市の開府400年記念オペラ「虹の大橋」で、ヒロインお絹役を務め好評を博す。ベートベンのミサ・ソレムニス、第九にソプラノソリストとして出演。プラバニューイヤーコンサート、山陰の名手たち、2009年出雲の春コンサート、グラントワオープニングコンサートに出演。アザレアのまち音楽祭のソプラノリサイタルに出演する等、山陰を中心に幅広く活動中。オペラグループ燦・ごうぎん合唱団・コールカッチン・La,Luna・Take,It,Easy・Tre,Generazioni(トレジェネ)に所属。鳥取オペラ協会会員、出雲楽友協会音楽家会員。
三浦 芳男
(みうら よしお)Piano
松江市在住。島根大学教育学部特別音楽課程作曲専攻卒業。日本社会事業学校研究科卒業。
作曲を西岡光夫、小林昭三、ピアノを田淵典子、新田恵理子、古川浩美、小林昭三、電子オルガンを青野るみ、秋山純一各氏に師事。2005年9月辺見康孝&高橋アキ デュオリサイタルにて委嘱作品「ヴァイオリンとピアノのための“青の時代」を発表。同年11月にはピアノ・クインテットのリサイタルを行う。妹尾哲巳氏とピアノデュオを結成し、2008年1月にリサイタルを開催。ストラヴィンスキーの「春の祭典」、ガーシュウィン(グレインジャー編曲)の「ポーギーとベスによるファンタジー」など好演し、好評を博す。その後も、2009年にオールスペインプログラム、2010年にフランス近代プログラム、2011年にドイツの作曲家シリーズ、また今2012年の3月には、古川浩美氏、國谷和子氏のピアノデュオとチャイコフスキープログラムによる2台8手のリサイタルを開催している。作曲、編曲、ピアノ演奏、声楽・器楽の伴奏など幅広い音楽活動を行う。島根作曲家グループ「紫陽花の会」所属。プラバ少年少女合唱隊、ヴォーカルユニットPepper、コールセゾンのピアノ、アレンジ担当。
ご案内
野津さんのソプラノは、山陰でも屈指のものです。昨年末は、米子第九のソリストとして参加されていますが、島根県の音楽シーンではなくてはならない存在のようです。彼女の力量の高さは、誰でもが認めるものであり、オペラにおける演技力の高さと相まって歌唱力の高さは、群を抜いています。2004年の鳥取オペラ公演で「ポラーノの広場」にプリマとして参加し、その素晴らしさを見せつけたものです。それ以来鳥取オペラ協会のソリストとして活躍され、私たちのソプラノとして愛聴されています。
昨年度は、オペラ「椿姫」をヴィオレッタとアルフレードに物語を絞った「椿姫ドラマティコ」として上演し、聴衆を魅了しました。野津さんの技量の素晴らしさは、歌の聞かせ方が旨い!の一語に尽きます。ですから、一本のオペラを見終わった感興を残すのです。今年は、前半に日本歌曲を、後半にオペラアリアと言う定石のコンサートに戻りますが、発音の明確な野津さんの日本歌曲は聴きものです。そして後半は、ソプラノの定番のアリア二曲が用意されています。山陰を代表するソプラノの、充実した歌声をお楽しみください。