光長真理恵ソプラノ・コンサート
Piano 面谷真理子
2013年5月24日(金)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円
過去の演奏のご紹介
ソプラノ 光長真理恵 (第30回アザレアのまち音楽祭2012コンサートより)
♪ 忘れな草(D.クルティス) (wmaファイル 1.47MB 3分09秒)
第一部
@じゃがたら文 山下千江作詞 中島はる作曲
1.少女の日
2.追放
3.結婚
4.望郷
5.手紙
江戸時代初め、厳しい鎖国令・禁教令により、長崎からジャガタラ(今のインドネシア、ジャカルタ)に追放された混血児たちがいた。その中の一人で歴史にも残る「お春」の手紙をもとに、その生涯をモノオペラ風にまとめた作品。歌と一七絃箏と尺八で書かれたものだが本日はピアノ伴奏版で演奏する。
A鳥取のふとん 峯陽作詞 中島 はる作曲
〜「ひとり歌芝居」より〜
小泉八雲の「知られざる日本の面影」からのお話。歌い手一人が何役も語り、歌う形式で作られた曲。4曲からなる「ひとり歌芝居」の1曲目。邦楽と洋楽の融合を目指す中島はるの2011年に発表された曲集。
第二部
@.私の心はヴァイオリン 岩谷時子訳詩 ラパルスリ(M.Laparcerie)作曲
A.パリのお嬢さん あらかわ・ひろし訳詩 デュラン(P.Durand)作曲
B.パリの空の下 菊村紀彦訳詩 ジロー(H.Giraud)作曲
C.パダン・パダン 薩摩忠訳詩 グランツベルグ(N.Granzberg)
D.バラ色の人生 薩摩忠訳詩 ルイギー(P.Louiguy)作曲
E.水に流して 薩摩忠訳詩 デュモン(C.Dumont)作曲
F.ドミノ 音羽たかし訳詩 フラーリ(L.Ferrari)作曲
G.私の回転木馬 菅美沙緒訳詩 グランツベルグ(N.Granzberg)
プロフィール
光長真理恵
(みつなが まりえ) Soprano
同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業。声楽を森山俊雄、今城淳行、内藤千津子の各氏に師事。京都音楽家クラブ新人演奏会、同大学頌啓会コンサート、鳥取県の音楽家たちコンサートに出演。アザレアのまち音楽祭、境港シンフォニーガーデン等には毎年出演し、日本歌曲、フランス歌曲、シャンソン等、幅広いレパートリーで好評を得ている。中浜コーラス、思ひ出を歌う会、福生西ドレミファサークルを指導。女声合唱団・沙羅に所属。西部演奏家クラブ会員。
面谷真理子
(おもたに まりこ)Piano
神戸女学院大学音楽学部(ピアノ専攻)卒業。大阪フィルのメンバーとモーツァルト・ピアノ協奏曲を共演。その他数回のジョイント・リサイタル、高垣純作品発表リサイタル等にて演奏。ザルツブルグ国際アカデミーに参加。境港市に在住し、後進の指導に当たっている。ピアノの会「クレス」代表。
ご案内
アザレアのまち音楽祭のサロンコンサートで、最も人気のあるコンサートの一つが「光長真理恵ソプラノ・コンサート」です。当初は、気品あふれるシャンソンの素晴らしさを聴衆の皆様にお知らせしたく、シャンソン・コンサートと名称していましたが、最近はソプラノ・コンサートと代えさせて頂き、クラシカル歌曲の魅力を十二分に楽しんでいただくようにしています。今回の第2部は、シャンソン満載で楽しんでいただく趣向ですが、近年の日本歌曲にみせる日本語の美しさは、特筆に値するものであり、若い歌手たちにとって良いお手本となっています。そして何よりも歌唱力の高さが、強い説得力を持って聴衆を魅了するのです。これは、本当に素晴らしい。ピアノの面谷真理子氏とは当初よりのコンビであり、その阿吽の呼吸があればこそ、光長氏の歌は更なる力を得ています。今年は24回目の登場になりますが、こんなに久しく、毎年のコンサートを継続された事に畏敬の念を払うものです。