倉吉 アザレアのまち音楽祭
野津美和子Sp・川西悠紀Tnジョイント・コンサート

Piano 望月美希
ナレーター 森田麗子
2012年5月18日(金)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円


 過去の演奏のご紹介
野津美和子Sp・川西悠紀Tn (第8回山陰の名手たちコンサート「プラバホール公演」より)
♪ ガエターノ・ドニゼッティ(Gaetano Donizetti):オペラ「愛の妙薬(L'elisir d'amore )」より素晴らしい妙薬!おれのものだ!(Caro elisir!sei mio!) (wmaファイル 1.4MB 3分)


La Traviata (椿 姫)ドラマティコ・コンサート(ヴェルディ作曲)

ヴェルディ作曲のオペラ「椿姫」から、聴きどころを抜粋してお送りするコンサートです。
パリに咲いた美しくも儚い愛を、歌の世界でお楽しみください。

@ 前奏曲(ピアノのみ)
A 乾杯の歌
B ある日、幸せそうな君が−僕は幸せだ/愛しているともう一度言って
C 何だか不思議な気分だわ!−快楽に身を任せて
D 君のいない生活なんて!!燃えたぎるような情熱を!
E 何て書けばいいの?何しているの?/何も…
F 彼に来てと、頼んだけれど〜この女は俺の為に

第2場
@ 前奏曲(ピアノのみ)
A あなたは約束を守られた−さようなら過ぎし日の夢よ
B バッカナーレ(ピアノのみ)
C 愛している、アルフレード/ああ!僕のヴィオレッタ
D 愛しい人よ、パリを離れよう
E 教会に行きましょう−こんなに若くして死ぬなんて!
F 近くへ来てアルフレード―私の肖像画を受け取って
【あらすじ】
 高級娼婦のヴィオレッタの夜会に招待された青年アルフレードは、憧れのヴィオレッタに、こんな享楽的な生活をやめるように諭す。ヴィオレッタは、その真剣な愛に、生まれて初めて恋のときめきを覚える。
 恋仲となった二人は、パリ郊外の別荘で暮らし始める。しかし、高級娼婦と同棲することを快く思わないアルフレードの父ジェルモンは、息子や家名のために身を引いてくれるよう、ヴィオレッタに懇願する。
 ヴィオレッタは、苦悩しつつも若いアルフレードの将来を思い、身を引いて元のパリでの享楽的な暮らしへともどっていく。
 彼女に裏切られたと思い外国で過ごしていたアルフレードは、ヴィオレッタが胸の病に倒れたことを知り、急ぎ帰国する。しかし、時はすでに遅く、ヴィオレッタは、アルフレードの幸せを願いながら息絶えるのだった。


プロフィール

野津 美和子

(のつ みわこ) Soprano
 島根大学教育学部特別音楽課程(声楽科)卒業。声楽を藤井文子、常森寿子、菅英三子、経種廉彦各氏に師事。オペラ「秘密の結婚(カロリーナ)」「フィガロの結婚(スザンナ・バルバリーナ)」「コシファントゥッテ(デスピーナ)」「ドンジョバンニ(ツェルリーナ)」「魔笛(クナーベ)」「アマールと夜の訪問者(アマール)」に出演。中でもオペラ「ポラーノの広場」で主役ファゼーロを、また昨年の松江市の開府400年記念オペラ「虹の大橋」で、ヒロインお絹役を務め好評を博す。ベートヴェンのミサ・ソレムニス、第九にソプラノソリストとして出演。プラバニューイヤーコンサート、山陰の名手たち、2009年出雲の春コンサート、グラントワオープニングコンサートに出演。アザレアのまち音楽祭のソプラノリサイタルに出演する等、山陰を中心に幅広く活動中。オペラグループ燦・ごうぎん合唱団・コールカッチン・La,Luna・Take,It,Easy・Tre,Generazioni(トレジェネ)に所属。鳥取オペラ協会会員、出雲楽友協会音楽家会員。

川西 悠紀

(かわにし ゆうき) Tenor
 東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。声楽を三原重行、高橋大海、直野資、経種廉彦の各氏に師事。第39回イタリア声楽コンコルソに入選。出演した主なオペラは「フィガロの結婚(バルトロ・アントーニオ)」「椿姫(ドゥフォール男爵)」に出演。また昨年の松江市の開府400年記念オペラ「虹の大橋」で、主役源助、源太のアンダースタディを務めた。第18回県民手づくり「第九」コンサートin島根、安来の「第九」のバスソリスト、第19回県民手作り「第九」コンサートin島根・第一部合唱幻想曲「スサノヲ」のテノールソリスト、第20回〜24回プラバニューイヤーオペラコンサート、第6・8回山陰の名手たち、2010年アザレア音楽祭ソロリサイタルに出演する等、オペラから演奏会まで山陰を中心に幅広く活躍している。また一昨年よりバリトンからテノールに転向。オペラグループ燦、Tre・Generazioni(トレジェネ)に所属。出雲楽友協会音楽家会員。

望月 美希

(もちづき みき)Piano
 浜松市出身。信愛学園高等学校(現浜松学芸高等学校)音楽科卒業。ブルガリア国立ソフィア音楽アカデミーピアノ科・伴奏科卒業。K. ガネフ、J. ガネバ、本荘玲子、N. タドソン、武藤公子の各氏に師事。在学中にブルガリア各地のオーケストラと共演。94、96年には浜松でソロリサイタルを開く。98~03年にはカリフォルニア大学サンタバーバラ校、テクニオン大学、コネティカット大学で伴奏者及びコレペティトゥアとして活動。08年にはベツレヘムへ室内楽の演奏旅行を行う。近年は、出雲オペラ「カルメン」(07年)、「椿姫」(10年)、プラバ音楽祭「ぺらぺらオペラ・フィガロの結婚」(09年)などでコレペティトゥアを務めるほか、ピアノソロ、室内楽など、出雲および松江を中心に音楽活動を行っている。出雲芸術アカデミー音楽院講師。出雲楽友協会音楽家会員。


ご案内

 野津美和子氏は松江市在住の島根県を代表するソプラノ歌手です。しかし、鳥取オペラ協会に在籍し、これまで「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「コシ・ファン・トゥッテ」「アマールと夜の訪問者」などに出演し、鳥取県の音楽家だと思われています。アザレアのまち音楽祭にも常連でしたが、今回は久々の登場です。
 ジョイントのもうお一人は、バリトンからテナーに転向した川西悠紀氏が登場します。既に鳥取オペラ協会公演でも「フィガロの結婚」で、バルトロ役で出演し、アザレアのまち音楽祭にも既に登場しています。先回は、テノールに転向中でしたが、今回はその後の成長ぶりが伺えるものと期待しています。
 今回の公演は、聴きどころ満載のコンサートになります。「La Traviata (椿 姫)ドラマティコ・コンサート」とタイトルされたものであり、椿姫の主人公ヴィオレッタとその恋人アルフレードが登場する名場面をナレーターによって綴られ、劇的な展開を楽しめるものです。そのナレーターには、素晴らしいアルトと評判の森田麗子氏が務められ、オペラ「椿姫」の魅力満載の語りが十二分に楽しめるものとなります。多くの皆様に、オペラの醍醐味とそのエッセンスを楽しんでいただけるものとお誘いいたします。