プレゼンター:中海工業(株)
中ノ森めぐみピアノ・コンサート
2009年6月11日(木)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円
プログラム
【変更前】
第一部
@アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22(ショパン作曲)
Aクライスレリアーナ 作品16(シューマン作曲)
第二部
前奏曲第2集(ドビュッシー作曲)
T.霧
U.枯葉
V.ヴィノの門
W.妖精はよい踊り子
X.ヒースの茂る荒れ地
Y.風変わりなラヴィーヌ将軍
Z.月光の降りそそぐ露台
[.水の精
\.ピックウィック殿礼讃
].カノープ
]T.交代する三度
]U.花火
プログラムが変更になりました
【変更後】
@シューベルト:さすらい人幻想曲 ハ長調 Op.15
Aドビュッシー:前奏曲第2集
T.霧
V.ヴィノの門
W.妖精はよい踊り子
〜休憩〜
X.ヒースの茂る荒れ地
Y.風変わりなラヴィーヌ将軍
[.水の精
].カノープ
]T.交代する三度
]U.花火
B
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22
ソリスト・プロフィール
中ノ森めぐみ(なかのもり めぐみ)
鳥取県米子市出身。'99年カウベルピアノコンクールグランプリ受賞。教育連盟ピアノオーディション入賞者演奏会出演。'01年鳥取県高等学校文化連盟より優秀文化賞授与。'02年ヤングアーチストコンクール銀賞。'05年米子市・倉吉市でシューマンのピアノ協奏曲を演奏。'08年Valsesia‐Musica国際コンクール(イタリア)にてディプロマ。東京芸術センター定期演奏会にて「中ノ森めぐみピアノリサイタル」開催。大学院にてティーチングアシスタントを務めるなど、声楽伴奏を多く手がける。これまで、新田恵理子、西川秀人、大谷真実に師事。'07年東京藝術大学卒業。現在同大学院に在籍中。
ご案内
中ノ森さんは、2005年のオープニングコンサートで、シューマンのピアノ・コンチェルトを演奏し、その卓越した力量を聴衆に印象付けました。そういう私も例外ではなく、その時のライブCDをいつも車に積んで、ことあるごとに聴いています。特にフォルテシモから静寂に向かうときの、柔らかなタッチから紡ぎだされる何とも言えない甘いメロディーがたまらないのです。シューマンの熱い想いが、伝わるのです。
今回のコンサートでは、シューマンは一曲だけで、メインはドビュッシーです。ドビュッシーのプレリュード第2集は、3段譜という特殊な記譜によって書かれており、印象主義の音楽表現が最高に発揮された曲です。この複雑で絡み合った旋律線を、如何に明瞭に弾きこなせるかが問われるドビュッシーの意欲作なのです。中ノ森さんの力量からすれば、ごく簡単に弾きこなせてしまうでしょうが、テクニックを超えた次元で表現する「やわらかくぼんやりした色彩」や「光が射し込む」瞬間の心のときめきを、どのように弾いてくれるか楽しみです。昨年の夏、プライベート・コンサートでの熱い演奏が忘れられません。演奏が技術的に勝れば、音楽的な情熱がそがれたパラドックスが、その後、どのように克服されているか楽しみです。