プレゼンター:(株)SMC
鶴崎千晴ソプラノ・コンサート
2009年5月26日(火)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円
プログラム
「日本の笛」より(北原白秋作詞/平井康三郎作曲)
@祭りもどり
A親舟小舟
Bあの子この子
Cびいでびいで
D関守(せきもり)
E追分
F落葉松
G舟唄 (北原白秋作詞/團伊玖磨作曲)
Hひぐらし(北山冬一郎作詞/團伊玖磨作曲)
I紫陽花(北山冬一郎作詞/團伊玖磨作曲)
第二部
@理想の女(ひと)(カルメロ・エッリーコ作詞/トスティ作曲)
Aさようなら (ホワイトーメルヴィルF.リッツェッティ作詞/トスティ作曲)
Bそうなってほしい
(マリオ・ディ・フィオーリ作詞/トスティ作曲)
C薔薇 (ロッコ・E.パリアーラ作詞/トスティ作曲)
D祈り (ロッコ・E.パリアーラ作詞/トスティ作曲)
Eオペラ「オテロ」より(ヴェルディ作曲)
柳の歌〜アヴェ・マリア
ソリスト・プロフィール
鶴崎千晴(つるさき ちはる)
武蔵野音楽大学声楽科卒業。声楽を森原紀美子,藤田みどり,佐伯真弥子,平野弘子の各氏に師事。ジョイント・コンサート,ソロリサイタルほか,鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」(伯爵夫人),「アマールと夜の訪問者」(母親),ラクゴペラ「ドン・ジョヴァンニ」(ドンナ・エルヴィラ)、イソップオペラ(よいきこり)に出演。山陰の名手たちコンサート出演。アザレアのまち音楽祭参加。鳥取オペラ協会理事
兼田恵理子(かねだ えりこ)
武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。新田恵理子,コッホ・幸子の各氏に師事。アザレアのまち音楽祭においてはアザレア室内オーケストラと共演の他,ソロリサイタル等で参加している。現在,後進の指導にあたるとともに,声楽,器楽の伴奏者として各地で演奏活動を行っている。倉吉市在住。鳥取オペラ協会ピアニスト。
ご案内
鶴崎千晴さんが、初めてアザレアのまち音楽祭に登場したのは2004年のファイナルコンサートでした。その時の印象がとても鮮烈で、特にトスカの「歌に生き、愛に生き」の高音の冴えた響きが今も耳に残っています。鶴崎さんの歌声は、オペラしか知りませんでしたが、昨年のサロンでは歌曲を中心とした、小さな空間で聴く選曲になっており、特に後半の日本の歌は、洒脱で心うきうきする歌唱だったと記憶しています。その中でも最後に謳われた「カチューシャの唄」は、とてもドラマティックな仕立てであり、激しく心を揺すられました。単純なメロディーを、歌うことほど歌唱力が試されるものはありませんが、それを見事にクリアした歌いっぷりには、感動させられました。そして、相棒であるピアノの兼田恵理子氏との絶妙なアンサンブルは、他の追従を許さない信頼関係が見て取れ、コンサートの芸術的レベルが倍加していました。
今年は、日本人の耳に親しみのある平井康三郎と團伊玖磨の作品をたっぷり聴かせていただけます。そして後半はイタリア歌曲の定番「トスティの歌曲」が散りばめられています。サロンの特質を十二分に考慮されたプログラムが用意されています。どうぞお楽しみ下さい。