2008年6月20日(金) プレゼンター: 三朝町有志アザレア・ミュージック・ファクトリー演奏会
〜稲田真司と仲間たち〜
フルート:稲田真司/ヴァイオリン:芦原 充/ファゴット:木村恵理/ピアノ:三浦芳男
みささ美術館 午後7:30 700円
【プログラム】
【第一部】
1 交響曲第40番(W.A.モーツァルト作曲/J.N.フンメル編曲)
【第二部】
1 「アルルの女」第一組曲より(G.ビゼー作曲/三浦芳男 編曲)
2 「アルルの女」第二組曲より(G.ビゼー作曲/三浦芳男 編曲)
【ソリスト・プロフィール
】
稲田真司(いなた しんじ)Fl
国立音楽大学音楽学部器楽学科フルート専攻卒業。在学中より、ソロ、室内楽、オーケストラのメンバー等、幅広く活動しながら全国各地をまわる。卒業後もソロ、アンサンブルからオーケストラの分野にわたり演奏活動を続けている。現在では、ジャンルを越えた仲間と交流を深め、活動の幅を広げている。アンサンブル・グループ「ミュージック・ファクトリー」主宰。フルートを小谷幸久、高橋安治、大友太郎の各氏に師事。現在、日野高等学校教諭。米子市在住。
芦原 充(あしはらみつる)Vn
松江市出身。作陽高校音楽科を経て、作陽音楽大学を卒業する。在学中、4年連続で特待生に選ばれる。東京文化会館・読売新人演奏会、大阪クラシックデビュタントに出演。これまでにヴァイオリンを、今岡康代、永見信久、香西理子、漆原朝子の各氏に師事する。現在は関西を拠点に、ソロリサイタルや室内楽の演奏、また西日本各地のオーケストラにゲストコンサートマスターとして招かれるなど、その演奏活動は多岐にわたっている。関西室内楽協会会員、大阪チェンバーオーケストラメンバーとしても多数の演奏会に出演。出雲にもゆかりが深く、出雲芸術アカデミー音楽院オーケストラ科教授として後進の指導にあたる一方、尾崎嘉信氏と共に室内楽シリーズ[室内楽の夢]をスタート。山陰では珍しい本格的な室内楽のシリーズとして、その活動に熱い期待が寄せられている。
木村恵理(きむら えり)Fg
中学生よりファゴットをはじめる。島根大学卒業。同大学院修了。大学では教育学部社会科研究室に在籍しながら数学も学ぶ。在学中に本格的に音楽を学びたいと思うようになり、大学院にて音楽研究室に籍を移し音楽を学ぶ。ファゴットを吉田將、岡崎耕治、井上俊次、伊藤昇の各氏に、室内楽を手塚実氏に学ぶ。これまでに出雲室内管弦楽団とヴィヴァルディのファゴット協奏曲で共演、2006年10月には稲吉沙香(Ob)、中島尚子(Pf)とトリオ・リサイタルを開催。現在、出雲芸術アカデミー音楽研究院に所属し、オーケストラ科講師を、また、出雲北陵高等学校音楽コース非常勤講師を務める。出雲フィルハーモニー交響楽団や瀬戸フィルハーモニー交響楽団(香川県)など、鳥取県、島根県内外に渡って演奏活動を続けている。
三浦芳男(みうら よしお)P
島根大学教育学部特別音楽課程作曲専攻卒業。日本社会事業学校研究科卒業。作曲、編曲、ピアノ演奏、伴奏など幅広い音楽活動を行っている。MUSIC
FACTORY、島根作曲家グループ「紫陽花の会」所属。作曲を西岡光夫・小林昭之、ピアノを田淵典子・小林昭三、電子オルガンを青野るみ・秋山純一の各氏に師事。現在、高齢者施設にて支援相談員として勤務。松江市在住。
〜ご 案 内〜
【アザレア・ミュージックファクトリー演奏会】
昨年度より、アザレアのまち音楽祭の称号を冠にした「アザレア・ミュージックファクトリー」継続演奏家として毎年公演を行っています。この団体は、18世紀から19世紀にかけてヨーロッパではやっていた家庭でのアンサンブル・スタイルを踏襲するものです。レコードがなかった時代、シンフォニーを家庭で楽しむために、小さなアンサンブルに編曲した楽譜が売りに出され、レコードを買うような感覚で楽譜を求め、家庭で演奏して楽しんだのが、このスタイルです。
ミュージックファクトリーのメンバーは、リーダーのフルート:稲田真司さん。現在アメリカ在住のヴァイオリン・曽田千鶴さんの代わりに芦原充さんが参加されます。そして、ファゴット:木村恵理さんは、今年のアザレアのまち音楽祭のサロン・コンサートに登場されます。ピアノの三浦芳男さんは、大変アレンジが堪能で、ファクトリーの主的存在です。今年の一月には、松江プラバホールにてストラヴィンスキーの「春の祭典」を妹尾哲巳さんと共演し、びっくりさせました。山陰のトップ奏者が共演するこのユニットは、アザレアのまち音楽祭だけでしか聴く事の出来ないユニークなものです。みささ美術館での、特別な響きを堪能していただきたく、ミュージアム・コンサートを設定したわけです。初夏の夕刻を、蛍舞う三朝温泉にお出掛け頂き、お楽しみ下さい。