2007年6月17日(日) プレゼンター:倉吉インターヒルズゴルフクラブ
アザレア・ミュージック・ファクトリー
〜稲田真司と仲間たち〜
フルート:稲田真司/ヴァイオリン:曽田千鶴/ファゴット:木村恵理/ピアノ:三浦芳男
会場:倉吉交流プラザ視聴覚ホール
午後2:00 700円
【プログラム】
第一部
@『音楽の捧げ物』より“6声のリチェルカーレ”(J.S.バッハ作曲/三浦芳男編曲)
A牧神の午後への前奏曲(C.A.ドビュッシー作曲/三浦芳男編曲)
B『ドリー』組曲より(G.U.フォーレ作曲/三浦芳男編曲)
第二部
@ハイドンの主題による変奏曲(J.ブラームス作曲/三浦芳男編曲)
A『くるみ割り人形』組曲より(P.I.チャイコフスキー作曲/三浦芳男編曲)
【プロフィール】
稲田真司(いなた しんじ)Fl
国立音楽大学音楽学部器楽学科フルート専攻卒業。在学中より、ソロ、室内楽、オーケストラのメンバー等、幅広く活動しながら全国各地をまわる。卒業後もソロ、アンサンブルからオーケストラの分野にわたり演奏活動を続けている。現在では、ジャンルを越えた仲間と交流を深め、活動の幅を広げている。アンサンブル・グループ「ミュージック・ファクトリー」主宰。フルートを小谷幸久、高橋安治、大友太郎の各氏に師事。現在、日野高等学校教諭。米子市在住。
曽田千鶴(そた ちづる)Vn
島根大学教育学部特別教科(音楽)教員養成課程管弦打楽器専攻卒業。同教育専攻科修了。ヴァイオリンを坂本博之、知念辰朗、漆原朝子の各氏に師事。島根大学管弦楽団、島根大学室内合奏団、出雲室内管弦楽団、米子管弦楽団にてコンサートマスターを歴任。広島交響楽団など中国地方各地のオーケストラの客演を務めるほか、ソロ、トリオ、弦楽四重奏、室内楽グループ「ミュージック・ファクトリー」などを中心に演奏活動を行う。アザレアのまち音楽祭では常連演奏家の一人として活躍している。現在、四国のプロオーケストラ「瀬戸フィルハーモニー交響楽団」団員。出雲市在住。
木村恵理(きむら えり)Fg
中学生よりファゴットをはじめる。島根大学卒業。同大学院修了。大学では教育学部社会科研究室に在籍しながら数学も学ぶ。在学中に本格的に音楽を学びたいと思うようになり、大学院にて音楽研究室に籍を移し音楽を学ぶ。ファゴットを吉田將、岡崎耕治、井上俊次、伊藤昇の各氏に、室内楽を手塚実氏に学ぶ。これまでに出雲室内管弦楽団とヴィヴァルディのファゴット協奏曲で共演、2006年10月には稲吉沙香(Ob)、中島尚子(Pf)とトリオ・リサイタルを開催。
現在、出雲芸術アカデミー音楽研究院に所属し、オーケストラ科講師を、また、出雲北陵高等学校音楽コース非常勤講師を務める。出雲フィルハーモニー交響楽団や瀬戸フィルハーモニー交響楽団(香川県)など、鳥取県、島根県内外に渡って演奏活動を続けている。
三浦芳男(みうら よしお)P
島根大学教育学部特別音楽課程作曲専攻卒業。日本社会事業学校研究科卒業。作曲、編曲、ピアノ演奏、伴奏など幅広い音楽活動を行っている。MUSIC
FACTORY、島根作曲家グループ「紫陽花の会」所属。作曲を西岡光夫・小林昭之、ピアノを田淵典子・小林昭三、電子オルガンを青野るみ・秋山純一の各氏に師事。現在、高齢者施設にて支援相談員として勤務。松江市在住。
【ご案内】
耳慣れない演奏団体とお思いの事でしょう。実はこれまで「稲田真司とミュージック・ファクトリー」としてずっとご出演いただいていたのですが、今年度よりアザレアのまち音楽祭のフランチャイズとして冠を付けた名称で参加していただく事になりました。言うまでもなく稲田真司氏は鳥取県を代表するフルーティストであり、ソロ・コンサートのソリストとしてご出演いただいていましたが、その後、仲間たちと演奏集団を組んで室内楽の可能性を追求し、アザレアのまち音楽祭に登場したのです。そこで、今年度より、アザレアのまち音楽祭のフランチャイズとして毎年の公演をお願いし、室内楽の魅力を啓蒙する最前線となっていただき、聴衆の皆様にサロン音楽の醍醐味を更に楽しんでいただこうと言うのがその趣旨なのです。この「アザレア・ミュージック・ファクトリー」を構成するメンバーは稲田氏を筆頭に、ヴァイオリンの曽田千鶴氏、ファゴットの木村恵理氏、ピアノの三浦芳男氏などそうそうたる方々です。曽田氏はアザレアのまち音楽祭のソロ・コンサートの常連でしたし、木村氏は山陰を代表するファゴット奏者です。木村氏については、先般評判のまんが「のだめカンタービレ」を見ていたら、巻末に協力「木村恵理」との記載があり、同姓同名がいるものだなと思っていたら、ご本人であると聞き、びっくりしました。ピアノの三浦氏は、アレンジの名手であり、ピアニストとしてのキャリアも多く、島根県を代表する方なのです。音楽工房を標榜するこのグループの、新しい試みを存分にお楽しみ下さい。