2007年6月13日(水) プレゼンター:社会福祉法人「敬仁会」
恩田千絵ソプラノ・コンサート
会場:倉吉交流プラザ視聴覚ホール
午後7:30 700円
【プログラム】
第一部
@てがみ(寺山修司作詞/大中恩作曲)
A永遠にあこがれたら(寺山修司作詞/大中恩作曲)
Bかなしくなったときは(寺山修司作詞/大中恩作曲)
Cむこうむこう(三井ふたばこ作詞/中田喜直作曲)
D霧と話した(鎌田忠良作詞/中田喜直作曲)
E抒情歌より(大木実作詞/團伊玖磨作曲)
・花季 ・路地の子 ・藤の花
Fしぐれに寄する抒情(佐藤春夫作詞/團伊玖磨作曲)
第二部
@樹木の蔭で(ヘンデル作曲)
Aアヴェ・マリア(ルッツィ作曲)
B最後の陶酔(ネグリ作詞/レスピーギ作曲)
C霧(ネグリ作詞/レスピーギ作曲)
Dオペラ「ドン・ジョヴァンニ」より(モーツァルト作曲)
「むごいですって?いいえ、いとしい人よ」
Eオペラ「運命の力」より(ヴェルディ作曲)
「神よ、平和を与えたまえ」
【プロフィール】
恩田千絵
島根大学教育学部特音課程(声楽)卒業。白石由美子、藤井文子、中澤桂の各氏に師事。これまでオペラに「フィガロの結婚」でケルビーノ役、「魔笛」でダーメ役、「ポラーノの広場」でミーロ役、「ドン・ジョヴァンニ」でドンナ・アンナ役、「アマールと夜の訪問者」でアマール役、「コシ・ファン・トゥッテ」にフィオルディリージ役で出演。2003年鳥取県声楽オーディションで審査員特別奨励賞、第16回日本声楽コンクール入選。アザレアのまち音楽祭他、ソロリサイタル、童謡コンサートに出演。現在、鳥取オペラ協会会員、わらべ館童謡唱歌推進員、西部音楽家クラブ会員。
稲毛麻紀(ピアノ)
武蔵野音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業後、お茶の水女子大大学院ピアノ演奏学講座修了。ピアノを新田恵理子、堺康馬A.ウェーバージンケの各氏に師事。これまでアザレアのまち音楽祭のサロンコンサートやオープニング・コンサートのピアノ・コンチェルト等に出演。現在、合唱団のピアニスト、移動わらべ館童謡唱歌推進員、鳥取短期大学非常勤講師を務める。鳥取オペラ協会ピアニスト。
【ご案内】
恩田千絵氏は、鳥取県と言う音楽風土が育て上げたソプラノ歌手であり、県を代表する歌手の一人でもあると自信を持ってご紹介できます。恩田氏の成長振りを間近に見てきた者にとって、その日進月歩の変化と進化には眩いものでありました。鳥取オペラ協会の前進であった鳥取オペラ研究会で公演した「コシ・ファン・トゥッテ」で裏方に徹していたと思ったら、翌年の鳥取オペラ協会立ち上げ公演で「フィガロの結婚」のケルビーノ役で登場し、次々とキャリアを重ねて行ったのです。その間、「魔笛」「フィガロの結婚再演」「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「ポラーノの広場再演」「アマールと夜の訪問者」「コシ・ファン・トゥッテ再演」と立て続けに出演し、大きく実力を伸ばしていきました。オペラ一作に出演すると、その力量は数段高まると言われますが、そんな環境の中で一作毎に成長し進化していった恩田氏の努力には目を見張るものがありました。
アザレアのまち音楽祭には2002年のファイナル・コンサートのソリストとして登場し、その美しい歌唱力によって聴衆を魅了し、翌年から音楽祭サロンの常連演奏家の仲間に入って行きました。まっすぐに伸びる艶やかな声とあいまって、豊かな表情を見せる歌唱能力の高さが恩田氏の魅力です。個人的な嗜好から言えば、上行するメロディー線の伸びやかさが最もお気に入りです。
ところで、今回のコンサートで恩田千絵氏の名前は最後となります。来年度以降は「松田千絵」の名前で再デビューいたしますので、どうぞよろしくご支援下さい。