2007年5月31日(木) プレゼンター:松田龍太郎
浦池佑佳ソプラノ・コンサート
ピアノ/邨上美子
会場:倉吉交流プラザ視聴覚ホール
午後7:30 700円
【プログラム】
第1部
1.ふるさとの (石川啄木作詞/平井康三郎作曲)
2.この道 (北原白秋作詞/山田耕筰作曲)
3.初恋 (石川啄木作詞/越谷達之助作曲)
4.霧と話した (鎌田忠良作詞/中田喜直作曲)
5.サルビア (堀内幸枝作詞/中田喜直作曲)
6.紫陽花 (北山冬一郎作詞/團伊玖磨作曲)
7.すてきな春に (峯陽作詞/小林秀雄作曲)
第2部
1.O del mio amato ben (S.Donaudy)
2.Invito alla danza (O.Respighi)
3.Visione marina (P.Cimara)
4. OPERA “TURANDOT”Tu che di gel sei cinta (G.Puccini)
5.OPERA “LA FORZA DEL DESTINO”Pace, pace,mio dio (G.Verdi)
【プロフィール】
浦池 佑佳
大阪音楽大学専攻科修了。在学中、ミレニアムコンサート、ザ・カレッジソロコンサート、新人演奏会、などに出演。第42回関西新人演奏会出演。オペラでは、学生選抜オペラ「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ、「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、「メリーウィドー」ハンナ、「ラ・ボエーム」ミミ、「パリアッチ」ネッダなどで出演。第55回全日本学生音楽コンクール大阪大会声楽部門第2位。第7回KOBE国際学生音楽コンクール声楽B部門優秀賞(最優秀賞該当者なし)兵庫県教委員会賞、シューベルティアーデ賞受賞。第32,33,35回イタリア声楽コンコルソミラノ部門入選。第18回和歌山音楽コンクール声楽一般の部第2位(1位該当者なし)第2回鳥取県民声楽オーディションにて知事賞受賞。宮永あやみ、天野春美、K.ロローヴァの各師に師事。少女合唱団はな ヴォイストレーナー。
邨上美子(ピアノ)
島根大学教育学部特別音楽教員養成課程ピアノ科卒業。在学中から、ピアノソロや伴奏で多くの演奏会に出演。島畑斉、(故)長岡敏夫、酒見佐伎子の各氏に師事。現在、後進の指導にあたるかたわら、ピアノ伴奏者として活躍している。
【ご案内】
浦池佑佳氏は、昨年の鳥取県声楽オーディションで、いきなりトップの知事賞を受賞し、鳥取県デビューを果たした方です。浦池氏の先生は、斬新でハイレベルなミュージカル公演を県内で次々と成功させてきた元劇団四季で活躍された宮永あやみ氏です。宮永氏との縁で鳥取市に在住され、合唱団の指導や演奏活動など幅広く活動されています。
私は、鳥取県声楽オーディションで初めてお聴きし、その手馴れた歌唱力に心動かされるものがありました。技術的な問題や、本来持ち合わせている声質については、他にも素晴らしい方がありました。しかし、音楽をドラマティックに構築し、聴衆に聴かせて行こうとする積極的な表現力において、誰よりも一歩先を行っているように感じました。それは、もともと山陰人がもっていると言われる引っ込み思案や消極性を一切感じさせない、「我こそは」という自信と自己顕示の力が、芸術力を高めているのだと痛感したものです。
今回のコンサートは、一部に日本の名曲を、そして二部で「トゥーランドット」や「運命の力」などのオペラ・アリアを堪能するまで聴かせて頂けるものと期待しています。