プレゼンター:グループTAK
2006年6月17日(土)
会場:倉吉博物館玄関ホール
午後7:30 700円
アザレア弦楽合奏団演奏会
1st.Vn伊藤明、2nd.Vn河合賢治、Vio.高田明日香、V.C原田友一郎
プログラム
第一部
@弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421/モーツァルト作曲
第二部
A弦楽四重奏曲ハ長調作品59ー3 ラズモフスキー第3番/ベートーヴェン作曲
【プロフィール】
アザレア弦楽四重奏団
1988年結成。松江を中心に各地でのコンサート・イベント・ウェディングなど通算約600ステージの演奏活動を展開する、山陰随一の弦楽四重奏団。1991年からアザレアのまち音楽祭に出演(15回目)。1991年全国育樹祭で皇太子殿下ご臨席のもとで演奏して称賛を博す。1995年ねんりんピック開会式出演。2002年日英グリーン同盟植樹式で記念演奏。2005年島根県立美術館「名曲で飾るロビーコンサート」出演。クラシックから映画音楽・ポップス全般、歌謡曲や日本のメロディまで幅広いレパートリーを縦横に組み合わせた楽しい選曲、そして4人という自由気軽なアンサンブルのスタイルがリスナーから支持されている。
【ご紹介】
クラシカル音楽の中で最も地味だといわれる弦楽四重奏曲を、アザレアのまち音楽祭で最も人気のあるコンサートに育て上げていただいたのが、アザレア弦楽四重奏団なのです。この弦楽四重奏団は伊藤明氏によって1988年に結成されました。今年で18年目という事になりますが、アザレアのまち音楽祭への登場は今年で16回目なのです。アザレアのまち音楽祭の名称を冠にした団体は、音楽祭のフランチャイズであり毎年の公演を担保しています。
とても地味で、人気が無いと思われていた弦楽四重奏が、アザレアのまち音楽祭で聴衆に篤い支持と愛好をいただいているには、幾つかの要因があると思います。演奏のレベルの高さは言うに及ばないのですが、何にも増して演奏会場となる倉吉博物館玄関ホールの響の豊かさではないかと思われます。ウィーンのシェーンベルン宮殿でのサロン・コンサートを体験した事がありますが、ヨーゼフ皇帝が聴いたであろう弦楽四重奏曲の響が再現されて、その魅力が十二分に伝わるせいだと思います。アザレア弦楽四重奏団が得意とするハイドンやモーツァルト・ベートーヴェン、そして近代の弦楽四重奏曲を、この16年にわたって倉吉市民は聴かせていただき、すっかりその魅力のとりこになってしまっているのだと思います。ごうごうたる響、静謐な瞬間、孤独感に満ちた音空間、仲間と驚愕する喜びなどなど、大オーケストラの空間をも凌駕してみせる倉吉博物館コンサートの凄さを、どうぞお楽しみください。