【ディレクターの回答】
　サロンオペラの魅力満載の、公演になったと思いました。ヘンゼルの竹内さんはオペラ初体験ですが、ベテランの小椋美香子さんのグレーテル役に支えられながら、立派に役柄をこなしたと思います。又、アンサンブルの美しさは、狭い会場での良さが生かされ、近距離で堪能できるものでした。何と言っても圧巻は魔女役の鶴崎千晴さんの演技でした。正にプロフェッショナルの取り組みであり、オペラ全体を引き締めました。忘れてならないのは、お父さん役の山田康之氏は、正にはまり役のキャラクターであり、ドラマの狂言回しとしてなくてはならない存在に見えました。

【ディレクターの回答】
　コンサートは基本的に音楽を聴くための会であり、トークは邪魔になるとお感じになる方もおられます。そこで、基本的にアザレアのまち音楽祭では、トークは最小限に抑えて頂いています。トークをしながらの演奏は、演奏者に緊張感の断絶を強いるものです。聴く方にとっても、鑑賞の余韻が楽しめず、深い鑑賞を妨げる原因となります。そんな訳でですので、ご理解ください。

【ディレクターの回答】
　大変申し訳ありませんでした。あの夜は気温が下がっていましたので、お辛い思いをさせてしまったようです。本来なら、機転を利かして会場内に入っていただくのですが…。次回からは、顧客中心のおもてなしに努めたいと思います。

【ディレクターの回答】
　椅子の軋みは、ベンチ椅子に変えましたのでほとんど軋み音は出ないはずでした。もしかしたら、譜めくりの方の椅子に軋み音が出たのかも知れません。次回よりは、何とかします。

【ディレクターの回答】
　有名な曲をお願いしたいとのことですが、この10年間に有名なファゴットの曲は既に演奏済みです。そうは言っても、繰り返し聴きたいものですから、年次的に企画していただこうと思います。バロック音楽を演奏するについては、音楽自身が持っているアーティキュレーションを違えず演奏するのが味噌です。そんな意味で、歌曲を器楽曲として演奏するには、それなりの工夫が必要になります。バロック曲の装飾法を活用されると、もっと魅力的になったと思います。それにしても、素晴らしいコンサートでした。完成度の高さではアザレアのまち音楽祭の中でもトップランクに入るものと思いました。

【ディレクターの回答】
　年々歌声が艶やかになりますが、今回は特にしっとりとした表現になっていました。やはり課題は、日本歌曲のようです。日本語が、ドイツ語やらイタリア語と聴きまがう様でした。日本歌曲の発声はやはり難しいようです。それに比べて、オペラアリアは素晴らしく、圧倒されるものがありました。