第41回 アザレア音楽祭2024
ごあいさつ
令和6年1月

41周年を迎えたアザレア音楽祭

アザレア音楽祭芸術監督 尾坂俊恵


 第41回アザレア音楽祭にご来場いただきまして、ありがとうございます。
 この40年間、「市民、県民の皆様に、気軽に音楽に触れていただき、くらしの中に音楽があふれる街をつくること、そして、その出演者には、山陰の地域に縁のある演奏家を起用して、その音楽を楽しみ共有し、聴衆と演奏家が共に育ち合うこと」をモットーに、音楽祭を開催してきました。
 オープニング・コンサートでは、オーケストラやオペラなど大規模な公演を、また、ファイナル・コンサートは、地元合唱団の発表の場となる合唱の祭典や、声楽器楽のソロコンサートを。そして、サロンコンサートでは、さまざまな楽器や声楽、邦楽の奏者たちの個性あふれる演奏が繰り広げられ、多くの音楽ファンを楽しませてきました。その演奏の水準も中央に引けを取らない位、大変すばらしいものになってきています。心に浸み入る美しいメロディー、楽器が奏でる心地よい音色、躍動するリズム、魂を揺さぶる力強く重厚な響き、深く静かな祈りなど、奏者が紡ぎ出すさまざまな音の世界に身を委ね、聴き入り、言葉では言い表せない大きな充実感や、幸福感に包まれる、心豊かな時間。そんな時間を多くの方々と共有してきました。
 アザレア音楽祭が長年にわたり継続して来られたのは、その趣旨に賛同いただいたスポンサー企業の皆様や、協賛して下さる方々、そして、市や県からの文化支援の賜物によるものです。心よりお礼申し上げます。しかしながら、コロナ禍以降、その支援が減少し、不安定な状況になっております。今後もこの伝統ある音楽祭を末永く発展継続させていくために、更なるご支援をお願い申し上げます
 音楽祭は新たな歩みを始めました。これまで以上に、若手や新人の方を紹介し、子供達にも発表の場を作り、未来の演奏家を育てたいと思います。また、クラシックのみならず、他ジャンルのコンサートも企画してみたいと思っています。
 いよいよ2025年春には、県立美術館が開館いたします。美術や音楽、さまざまな文化芸術に触れる環境が整い、嬉しい限りです。文化芸術は、私達の心に潤いをもたらしてくれる必須アイテムです。大いに楽しみましょう。美術館とコラボしたコンサートもできればと思っています。若い方も子供達も、音楽祭に気楽に足を運んでみて下さい。そこには、きっとすばらしい音楽との出会いが待っています。どうぞ今年もアザレア音楽祭ですてきなひと時をお過ごし下さい。






令和6年1月

「アザレア音楽祭2024」の開幕に寄せて


鳥取県知事 平井伸治


 風薫るこの季節、恒例の風物詩となりました「第41回アザレア音楽祭2024」が盛大に開催されますことを心よりお祝い申し上げます。また、開催に御尽力された関係者の皆様に高く敬意を表します。

 約1か月にわたり開催される「アザレア音楽祭」は、5月中旬の「アザレア旬間」に始まり、「スミレ旬間」、「バラ旬間」、「アジサイ旬間」と、初夏を彩る花々の名前を冠しつつ、6月16日のファイナル・コンサートまでに、約20ものプログラムが開催されます。鳥取県を中心に活動されている音楽家が多数出演される音楽祭に数多くの方々にお越しいただき、声楽、弦楽器、管楽器、ピアノ、吹奏楽、合唱など、初夏の陽差しの如く心躍るひとときをお楽しみください。

 倉吉市出身で映画監督としても活躍される足立紳氏が脚本を務められた、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」は、「ブギの女王」として一世を風靡した笠置シヅ子さんをモデルに、ヒロイン・鈴子の半生が生き生きと描かれ、力の限り歌い踊る鈴子の姿は皆様の記憶に新しいことと存じます。笠置シヅ子さんの歌声は、戦後日本に勇気を与え、世代を超えて愛されてきました。音楽には限りなく大きな力があります。

 このたび披露される楽曲も、私たちの心に潤いや安らぎ、希望を与えてくれることでしょう。この音楽祭が、演奏される側も耳を傾ける側も、多くの県民の皆様にとってかけがえのない交流の機会となるよう願っております。

 結びに、「アザレア音楽祭」の御盛会と、出演者、関係者、会場にお集まりの皆様の御健勝を心より祈念申し上げます。




令和6年1月

多彩な文化芸術に触れることによって、
より心豊かな生活を!


倉吉市長 広田 一恭


 風薫る爽やかな季節を迎え、第41回「アザレア音楽祭2024」が、盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。
 また、音楽祭を通して、長きにわたり本市の文化芸術の振興にご尽力された関係者の皆様に心より敬意を表します。
 「アザレア音楽祭」は、毎年、市民の皆様はもとより県内外の音楽を愛する方々が心待ちにされている音楽の祭典です。市民自らが企画運営し、その卓越した企画力とマネジメント力により県内外で高く評価されています。
 アザレア音楽祭は、5月のオープニング・コンサートに始まり、6月のファイナル・コンサートまで多彩な公演が予定されております。その多くは、山陰を中心として活動をされる才能豊かな音楽家による演奏であり、市民の皆様にとりましては、身近な場所で地域に縁のある方々の演奏を鑑賞できるまたとない機会です。多くの皆様が、音楽との出会いを通して、共に喜びを分かち合っていただけることを心より願っております。
 また、来年春には鳥取県立美術館が開館となります。本市がさらに文化芸術のまちとして発展し、県内外の皆様が本市に関心を持っていただけるものと期待しております。
 これからも市民の皆様が多彩な文化芸術に触れることによって、より心豊かな生活となりますよう本市のまちづくりに取り組んでまいりたいと思います。
 結びに、音楽祭のご盛会と、出演者、関係者、お集まりの皆様の一層のご活躍とご健勝を祈念して、お祝いのご挨拶といたします。




令和6年1月

アザレア音楽祭をもっと育てよう


鳥取県音楽祭サミット 会長 四門 隆


 今年もまた、身も心も華やぐアザレア音楽祭の季節がやってきました。昨年は第40回の節目を迎え、多くの市民に足を運んでいただき盛大に開催されました。
 今年は、まさに大きな節目を超えてさらに新たな一歩を踏み出す年となるような気がしています。
 サロンコンサートを基本とするこの音楽祭は、小さな規模の演奏会を大切に企画し運営されています。
 基本はソリストとオーディエンスとの垣根のない緊張感の中の関係性を築くことですが、そうしたサロンコンサートを繰り返し、繰り返し積み重ねてきていることで音楽を共有する人と人との絆が育まれアザレア独自の創造的空間が存在していると感じます。
 アザレア音楽祭は、こうしたソリストとオーディエンスとの関係が素晴らしく、質の高い時間が過ぎていきます。
 しかし、舞台と客席の関係が1枚のプレートとするとそれをバランス良く支える力、つまり3本の柱が必要ではないかと私は考えています。
 まず1本目は、音楽祭を支えるスタッフやボランティアの「人の力」です、2本目はこうした音楽祭が継続して開催されていくために運営を支える「資金の力」です、このアザレア音楽祭の有益性を適正に評価し育てていくためのアクションが必要です。3本目の柱は誰でもわかりやすい目標、誰でも参画でき透明性の高い運営形態、つまり「展開の力」です。
 多くの音楽祭が2本目の柱の支えが十分でないケースが散見されますが、大切なお金を有効に地域で生かす音楽祭になっていけばと願うばかりです。皆様のご協力でアザレア音楽祭をもっと大きく育てましょう。