2012年6月24日(日)14:00～ ファイナル・コンサート
□満足度 大変満足 63.2％ 満足 36.8％ 不満 0％ とても不満 0％
アンケートコメント
○第1部、皆さんお上手で感心しました。第2部、気持ちの良い高音で、あんな風に歌えたら楽しいだろうなと思いました。（倉吉市／20歳代／女性）
○小学校の児童がピアノをうまく弾いたのは、うらやましい限りです。私がもっと若ければと思います。（北栄町／60歳代／女性）
○楽しいコンサートで大満足でした。遠くから来た甲斐がありました。（日野町／60歳代／女性）
○兼田恵理子さんのピアノがよかった。（倉吉市.／小学生／女性）
○増々磨きがかけられ素晴しい歌声に、心洗われ何もかも忘れた時間でした。又、ファイナルコンサートもとても良かった。地域の小学生の参加はかわいくて最高でした。韓国のサクソフォン、とても楽しませてくださいました。ありがとうございました。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○大変レベルが高くて楽しかった。ソプラノ独唱が長すぎた。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○
1．休憩時間の何分休憩を知らせて欲しい。コーヒーを買いに行っていたら始まってしまった。
2．オペラを一人で1時間もするのは長い。
3．コンサート30回の回数よりも内容の濃いものを数回してほしい。量より質。
4．韓国と倉吉市とのジョイントコンサートをすればもっと良かった。
5．5番のこさじが良かった。
6．1時間半で終了してほしい。3時間は長すぎる。
7．クーラーが寒い。
8．オペラの時マイクがなかった。（倉吉市／50歳代／女性）
【ディレクターからの回答】
８点についてお答えします。
① 休憩時間の表示はありませんでしたが、アナウンスで「３時25分から第３部を始めます」と20分間の休憩をお伝えしていますので、もしかしたらお聞き逃しされたのではないかと思います。休憩は15分とるのが通常ですが、今回は予定の進行が速くなり、今回は５分長くしていたのですが…。どうぞご了承ください。
② ２部のオペラアリアを長く感じられたようです。確かに盛りだくさんであったことは おっしゃる通りです。次年度は、曲数を減らし、30分以内には終わるプログラムを組みたいと思います。
③ 今年度はアザレアのまち音楽祭３０周年事業として、語呂合わせで30回の公演を行いましたが、次年度は25回程度にしたいと考えています。昨年は24公演でしたので、特に今年は６公演も多かったものですから、運営する方も大変だったことは否めません。しかし、だからと言った質が落ちたとは思いません。技術的なレベルはそれぞれですが、音楽をするという情熱とその成果には、内容に濃いものがあったと思います。どうぞ、お気に召さないものでしたら、育てるとお考えいただき、見守っていただければ、出演者は育つものと思います。
④ 「韓国と倉吉市とのジョイントコンサートを」とのことですが、今回は基本スケジュールが決定後に決まった話ですので、今年度は間に合いませんでした。今後の交流では心がけたいと思います。
⑤ 「こさじ」への賛辞、ありがとうございます。
⑥ 公演が長すぎるとのご意見は、ごもっともです。特に今回は、羅州市との文化交流がありましたので、長くなってしまいました。先にも述べましたが、アザレアのまち音楽祭企画の決定後の交流依頼でしたので、やむなく今回のように計画させていただきました。ご了解ください。
⑦ クーラーの問題は、とても悩ましいところです。この時期には、クーラーなしには過ごせない蒸し暑さがありますが、今年は気温が低く、その調整に戸惑いがあります。倉吉未来中心事務局との連絡調整を今後は更に密にして対応したいと思います。
⑧ 「オペラの時マイク」とのことですが、基本的にクラシック音楽ではマイクを使いませんのでご了承ください。
○大変素晴しかったです。ソプラノの人、長すぎて退屈した。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○大変レベルが高い。ソプラノ独唱、日本の歌も入れて欲しい。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○すてきな歌声、音楽をありがとうございました。（倉吉市／60歳代／女性）
○「みお」のみなさん、ありがとう。涙が止まりませんでした。ブラボー「こさじ」、1曲目はちょっと若いかな？と思ったけど、2曲目、3曲目はアレンジも良く、いい響きでした。一緒に参加して歌いたいグループでした。小学生、よく練習できていて、すばらしい！！（湯梨浜町／50歳代／男性）
○梅雨の晴れ間の1日をレベルの高い音楽を聴かせて頂き、誠にありがとうございました。来年も楽しみに待たせていただきますのでよろしくお願い申しあげます。（倉吉市／60歳代／女性）
○楽しかったです。ありがとうございました。（倉吉市／20歳代／女性）
○私はバイオリンの辺見康孝さんが大好きで、今年も倉吉博物館に行き、満足して帰りました。次回からもずっと彼を呼んでほしいと思います。こさじのファンです。真ん中にスマートな女性が譜面を持たずにボーッと突っ立っているのが目障りでした。2部の始まりが遅すぎましたね。仕方なく途中で帰った友がいます。（60歳代／女性）
○こさじのハーモニー、大変きれいでした。今回のようにコーラスグループが多くなることを望みます。（琴浦町／70歳代以上／女性）
○第2部のコンサートで感じた事ですが、オペラばかりで歌を目指している人、オペラ好きの人たちにはよい機会でしょう。しかし、市民の祭典ですので、馴染みの日本の歌等も組み入れて頂けたらと思います。又、曲の説明も少しあるとよりわかり易く関心を持って聴くことが出来るように思います。
【ディレクターからの回答】
オペラアリアがお好みでないようです。プログラム半分が日本歌曲というコンサートは、「光長真理恵ソプラノコンサート」「鶴崎千晴メゾソプラノコンサート」「森田麗子アルトコンサート」「小倉知子ソプラノコンサート」「佐々木まゆみソプラノコンサート」「松田千絵ソプラノコンサート」「寺内智子ソプラノコンサート」と７回もありました。更に日本の歌のみと言うコンサート「西岡千秋バリトンコンサート」もありと、バランスは考えているつもりです。当日のファイナルも、合唱はほとんど日本の歌でしたので、ソロコンサートはオペラアリアをお願いした訳です。曲数が多かったことは今後の課題にしたいと思いますが、そんなわけですので、ご了解ください。
○［コーラス］大変良かったです。小学生も可愛くステキでしたので、これからも地元の小中学生の参加を楽しみにしております。［ソプラノコンサート］素晴しかったです。1曲でも日本語の曲が聴きたかったですネ。［サクソフォンアンサンブルコンサート］国同志、音楽の交流っていいですね（何かと、利害関係でギスギスしがちですので）。大いに途切れないで交流を深めたいです。（琴浦町／60歳代／女性）
○羅洲市のアンサンブル、楽しかったです。（琴浦町／70歳代以上／女性）
○最後には楽しくステップを踏みました。本当に若い頃を想い出しました。（琴浦町／70歳代以上／女性）
【ディレクターからの回答】
羅州市との文化交流は、今年始まったばかりです。今後、末永く続けていけることを願っています。
○合唱大好きで毎年このファイナルコンサートは必ず聴きに来ます。知っている歌等あれば口ずさみながら楽しく毎年聴いています。小椋美香子さんのソプラノに感動しました。梨の花サクソフォンアンサンブル、韓国歌謡メドレー、ブルーライト横浜が良かったです。なじみ深い曲で、韓国の人に親しみを感じました。ドラマの見過ぎでしょうか？（倉吉市／70歳代以上／女性）
○ファイナルコンサート、楽しみにしていました。上灘小学校の合唱団、とても清らかで澄んだ声、とてもステキでした。感動しました。羅州市梨の花サクソフォンとても良かったです。ありがとう。素晴しい！（倉吉市／60歳代／女性）
○羅州市との交流、大盛況でした。音楽祭の中で、1．上灘小合唱団の合唱、爽やかな涼風を感じました。2．今後も市内の中学、高校の合唱団も出演期待します。3．スポーツにも夢と希望、読書・作文にも夢と希望。※音楽にも夢と希望があります。より広げて、倉吉の文化の輪を広げよう。（倉吉市／70歳代以上／男性）
【ディレクターからの回答】
おっしゃる通りです。文化活動の輪を大いに広げたいものです。
○羅州市のサックス、大変良かったです。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○今日はとても皆様の美しい声で歌を聴かせて頂きまして、ありがとうございました。どのコーラスの方もまとまっていて感動しました。歌の中で懐かしい曲が流れて、自分も心で調子に乗って歌いたかったと思いました。私も以前「コーラスはわい」に参加して出場していましたが、今回は聴いてとても盛り上がって一番よかったです。上灘小学校合唱団の歌も、とてもよかったと思います。オペラもとてもきれいな声でよく歌われて感動しました。リズム感があってよかった。サクソフォン・アンサンブル・コンサートもとてもよかったです。一人一人を紹介して、話を聞き歌も聴いてよかった。全体的に楽しいアザレアのまち音楽祭でした。乱筆乱文ですみません。本当にありがとうございました。歌は私も出られるように歌いたいです。今後ともよろしくお願いいたします。心をいやす楽しい日々であり、アンサンブルコンサートも憧れてうれしかったです。アリランで口ずさんで歌っていました。（湯梨浜町／50歳代／女性）
○羅州市梨の花サクソフォン・アンサンブル・コンサートは、ステキでした。今後の交流を希望します。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○地域の合唱団、それぞれの味がありとても楽しめました。小椋さんのソプラノコンサート、すばらしい歌声にうっとりしました。サクソフォンコンサートも楽しかったです。1部、2部、3部それぞれ本当に良かったです。ファイナルコンサートにふさわしいコンサートでした。（琴浦町／70歳代以上／女性）
○小学生のステージも、もう少し多くてもよいのでは。韓国のゲスト出演もとてもよい。（湯梨浜町／60歳代／女性）
【ディレクターからの回答】
たくさんの賛辞をいただきありがとうございます。「ファイナルコンサートにふさわしい」とのお言葉は、アザレアのまち音楽祭を運営する企画実行委員全員に対するねぎらいの言葉だと受け取りました。市民の皆様に喜んでいただける運営を目指して、今後も頑張りたいと思います。ありがとうございました。来年は2013年５月12日から６月23日までの間、開催する予定になっていますのでどうぞ、よろしくお願いします。
2012年6月22日(金)19:30～ 寺内智子ソプラノ・コンサート
□満足度 大変満足 80.0％ 満足 20.0％ 不満 0％ とても不満 0％
アンケートコメント
○心洗われる声、私にとって懐かしく聴きました。（琴浦町／70歳代以上／女性）
○堂々たる美しい余裕の歌唱力に、胸が一杯になりました。第2部、楽しい企画の歌々、気持ちが明るくなりました。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○とても素敵なソプラノにすっかり魅了されました。2年ぶりに聴かせて頂きましたが、益々ファンになりました。又、聴かせてください。（鳥取市／60歳代／女性）
○澄んだ声、豊かな表情、大変良かったです。（倉吉市／60歳代／女性）
○ソプラノコンサートにはまりました。よかったです！！（倉吉市／50歳代／女性）
○第1部の曲は知っている曲が多くて、とても勉強になりました。感情が伝わってきて、とても感動しました。（鳥取市／大学生／女性）
○少人数で身近に聴かせていただき、とても満足しました。素晴しいすきとおった声に心が洗われる心地がしました。童謡も大変ユーモラスで楽しかったですね。親子でやるなんてとても親子の情愛を感じ、感動的です。ＣＤが無かったのが少し残念でした。ますますのご活躍をお祈りします。ブラーバ！！ブラーバ！トモコ・テラウチ！ピアノ演奏もブラーバ！（岩美町／60歳代／男性）
【ディレクターからの回答】
「ＣＤが無かったのが少し残念」とのことですが、昨年度以前のものは、倉吉図書館と打吹公園入り口前の喫茶店「混知恵留都」にて公開していますので、お立ち寄りください。今年度のものは、間もなく、同じ場所にて公開予定ですので、そちらでお聴きくださいますようご案内いたします。寺内さんの歌は、多くの聴衆の方に支持され、あちこちでコンサート活動をされています。どうぞ今後ともご支援ください。なお、今年10月７日倉吉未来中心大ホールにて予定されている鳥取オペラ協会定期公演に、RAKUGOPERA「こうもり」に出演されます。役どころは、銀行家アイゼンシュタインの奥方「ロザリンデ」です。オペラでの寺内さんの魅力は、また格別であり、その演技力には皆さん感動されることでしょう。どうぞご期待ください。
2012年6月20日(水)19:30～ 辺見康孝ヴァイオリン･コンサート
□満足度 大変満足 85.7％ 満足 14.3％ 不満 0％ とても不満 0％
アンケートコメント
○耳馴染みのあるメロディーで、曲の長さも丁度よく聴きやすかった。色々なめずらしい演奏の仕方があり、観ていて飽きませんでした。（倉吉市／20歳代／女性）
○美しい音色の演奏で気持ちが落ち着き、静かな一時ありがとうございました。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○昨年聴けなかったので、とても楽しみにしていました。前半では、タイス、月の光が良かったです。特に月の光は、ピアノでは聴けない和音の響きが聴けて、ハープの音とヴァイオリンが重なって、新たな感じでした。フリーマンは真剣勝負、息づかいや間合いがぴりぴりしていました。チャイコは、出だしは、わっと思ったけど、びんびん「イクサ」になりました。ハープの松村さんの楽譜を斜めに見るクールな目がとても良かったです。（湯梨浜町／50歳代／男性）
○ケージの作品を初めて聴きました。耳慣れない音の連続でしたが感動しました。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○ケージという作曲家、初めて知りました。弦の使い方、独特のように思いました。初めて、音楽祭に集いましたが、とても満足いたしました。（倉吉市／70歳代以上／女性）
【ディレクターからの回答】
第一部の演奏は、皆様に大変好評で喜ばしい限りです。第二部の前半は、いわゆる現代音楽であり、伝統的な音楽のセオリーを打ち壊す革新的な音楽で、皆様に受け入れていただけるか心配していましたが、理屈抜きに感動して頂けたようで喜んでいます。現代音楽とは、いにしえの作曲家の作品ではなく、今を生きてきた同世代の音楽家(ジョン・ケージは20年ほど前に死去しています)が、いま何を考え、何を訴えようとしているかを聴くものです。そんな意味で、現代音楽を聴くということはとても意義あることです。安易に音楽が装う衣を理解しようとせず、ただ音楽を聴くだけが、もしかしたら音楽鑑賞の王道なのかもしれません。
○毎年楽しみにしております。すばらしい演奏に酔いしれております。疲れがふっとんでしまいます。ありがとうございます。少しトークも聞きたいですね。何の曲ですとか説明してほしいです。（湯梨浜町／50歳代／女性）
○今年はＭＣが少なくて、もう少しＭＣを入れて欲しい。（湯梨浜町／50歳代／男性）
【ディレクターからの回答】
演奏家のトークが欲しいとのご希望のようでしたが、今回は、辺見氏よりトークなしで演奏を続けたいとの申し入れがあり、そうして頂きました。その代わりと言うわけではありませんが、辺見氏のメッセージをプログラムに添付させていただきました。100部作製したのですが、当日は123人もの大入りとなり、全員に添付資料が行きわたらず申し訳ありませんでした。今回の措置は、本来のアザレアのまち音楽祭コンサートのセオリーに沿ったものであり、常連の方からは好評でした。どうぞご理解ください。
○すごくよかったです。ねむりそうなほど、ここちよい音楽でした。とてもきれいな音色で、すてきでした！（北栄町／小学生／女性）
○大変良かったです。来年も期待しています。（倉吉市／40歳代／女性）
○毎年、この博物館は面白い。雰囲気が、この演奏をより醸成してくれること間違いなしですね。もっと機会があれば、でも一度だから良いのかな？（倉吉市／60歳代／男性）
【ディレクターからの回答】
この博物館コンサートは、アザレアのまち音楽祭のサロンコンサートでとても人気があり、毎回満席になるほどの支持を受けています。コンクリートの壁が複雑に交差する博物館ロビーは、とても響きが豊富で、教会のような荘厳な雰囲気を醸し出します。特に、弦楽器のコンサートに向いており、アザレアのまち音楽祭では、弦楽四重奏とヴァイオリン・ソロコンサートのみを開催しています。アザレアのまち音楽祭の黎明期より、博物館ロビーでのコンサートを望んでいましたが、当時の博物館館長が、「博物館は音楽を聴く場ではない。音楽会をやるならホールでやれ」と、けんもほろろにあしらわれ、久しく実現しませんでした。その後、伊藤警明館長に変わり、対応が一変しました。伊藤氏は若いころより芸術を愛する市役所官吏でしたが、「博物館でのコンサートは願ったりかなったりだ」と判断され、コンサートが実現したのです。それ以来、紆余曲折はありましたが今日にまで続き、支援体制を充実して頂いています。深く感謝するものです。
演奏会については、幼児の私語が大きく響き、第一部のコンサートが、台無しになったと聴衆より厳しく叱責されました。コメントに苦情はありませんでしたが、十二分に反省しなければならないと肝に銘じています。どうぞご容赦ください。辺見氏の熱演に免じて、どうぞご理解ください。
2012年6月19日(火)19:30～ 木村恵理ファゴット･コンサート
□満足度 大変満足 83.3％ 満足 16.7％ 不満 0％ とても不満 0％
アンケートコメント
○テナーサックスみたいでした。低音のも聴いてみたかったです。楽しかったです。（琴浦町／中学生／女性）
○ファゴットの音をじっくり聴いたのは初めてです。優しい音色で気持ち良かったです。特に低い音が好き。お話される声も美しかったです。（琴浦町／30歳代／女性）
○とてもうっとり聴きました。ファゴットは初めてでしたが、器楽もたまには聴きに来てみたいと思います。アザレア、今回望月さんのファンになってしまい、３つとも聴きに参りました。とても楽しく、歌心あって、楽しませて頂きました。お２人の掛け合いも、特に２部のプログラム、立ち位置も、お２人共見えて楽しめました。ありがとうございました。（琴浦町／50歳代／女性）
○普段なかなかファゴットのソロは聴くことが無いので、今日非常に良かった。低音だが、深みのある音に改めてファゴットの魅力に引き込まれた。（倉吉市／30歳代／男性）
○数年前、娘がパイプオルガンを習っていた頃、パイプオルガンを演奏される方のステージに木村さんが共演されており、その時、ファゴットの音色って素敵だなと感じておりました。その頃より、ぜひ一度木村さんのファゴットの演奏会を聴いてみたいと思いながらなかなか機会がなく、今回やっと聴くことが出来、嬉しく思いました。選曲にもよるのでしょうが、切ない音色を上手に奏でられる方だなと思いました。「ただあこがれを知る者だけが」大好きな曲です。この度、この曲が聴けて嬉しかったです。ありがとうございました。
【ディレクターからの回答】
ファゴットは、中学校の吹奏楽でも使われる楽器であり、馴染はあるのですが、ソロ演奏を聴くチャンスは、極めて少ないのが現状です。一般的に、オーケストラでは合奏楽器だと思われていますが、実は独奏楽器としての扱いも多々ありますし、歴史の長い楽器なのです。アザレアのまち音楽祭では、クラシック音楽の真髄を、より多くの方に聴いていただきたいとのコンセプトもあり、ぜひとも末永く継続したいコンサートの一つです。とても地味で、縁の下の力持ちのような楽器ですが、木村氏のファゴットには、音楽の華と言うべき凄さがありました。今回のコンサートでは、目先の華やかさに踊らされない本当の音楽愛好の皆様にお聴きいただけたと、うれしく感じました。
なお、当日は、台風の真っただ中で、交通機関が運休したりする中での公演でしたが、万難を排してご来場くださいました聴衆の皆様に深く感謝いたします。
2012年6月17日(日)14:00～ 高旗健次ヴァイオリン･コンサート
□満足度 大変満足 69.2％ 満足 30.8％ 不満 0％ とても不満 0％
アンケートコメント
○スコットランド幻想曲、60年近くも昔、巖本真理というアメリカとの混血の美しい人の演奏を聴いたことがある。その頃は、この曲は割に演奏されていたが、近年殆ど聴かなくなってしまった。オケとの協演の曲だと思うけれど、その時Ｎ響との演奏だったような気がする。高旗さんは久しぶり、待っていました。この曲も楽しみでした。ありがとうございました。
【ディレクターからの回答】
60年も前と言うと、巖本真理の全盛時代(26歳時／20歳で音大の教授になったり破格の天才)であったようですから、素晴らしい演奏だったでしょう。Ｎ響は61年前に誕生(名称の変更)していますから、その直後にお聴きになったことになります。Ｎ響も経済基盤が明確になり、盤石な体制でスタートし、メンバーは意欲満々の時代ですから、共に素晴らしかったことと思います。当時、そのようなコンサートをお聴きになっていたことが、人生を左右する大きな感性の選択眼を培われたことであり、その体験が財産になっていることでしょう。高旗さんのヴァイオリンは、静謐な演奏であり、イギリス紳士の佇まいを感じさせるものでした。
○今日の高旗さんのヴァイオリン、曲ととても合って素晴しかったです。（倉吉市／70歳代以上／男性）
○素晴しい演奏をありがとうございました。ヴァイオリンとピアノの優雅な調べに、うっとりと時の経つのを忘れてしまいました。幸せなひとときでした。クラシックにあまりなじみのない私には、第1部は少し難しいような気がしましたが、第2部は心から音楽を楽しむことが出来ました。アンコールの曲にうっとりしました。ピアニストの方のドレスがステキでした！（倉吉市／50歳代／女性）
○いつもの場所より変わった所に座りました。ピアノの人と、ヴァイオリンの人との気の合いかたがまた素敵で、とても調和が取れていました。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○大変に良い会でした。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○ヴァイオリンも、ピアノ伴奏も素敵でした。繊細さと大胆さ、なつかしい感じで聴かせてもらいました。（倉吉市／60歳代／女性）
○すばらしく、美しいヴァイオリンの音に感動しました。今後ぜひ又聴きたいと思います。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○うつくしい音楽にひたっていました。今後も是非聴かせてください。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○とてもすばらしい音をありがとうございました。（倉吉市／60歳代／女性）
○午後のひととき、とても気持ち良く過ごさせて頂きました。ピアノとヴァイオリンがとてもマッチしていました。今落ち込んでいる私を、少し元気にして頂いたようです。忙しい毎日を送る中、人間ってこんなすばらしい時間を持つこと、ひと時って大事ですネ。また来ます。（倉吉市／50歳代／女性）
【ディレクターからの回答】
「人間ってこんなすばらしい時間を持つこと、ひと時って大事ですネ。」こんな感想を書いていただけて、アザレアのまち音楽祭の主催者として、この上ない喜びです。私たちが音楽に愛や友情のメロディーを求めるのは、素晴らしい時間を自分のものにするためなのでしょう。音楽は単なる娯楽を越えて、人生の指針を感じたりするものなのです。私たちが音楽を聴くということは、人生を生きるということは、様々な困難や矛盾を乗り越えることであり、その意味をディープに探し求めているのです。素晴らしいコメントをいただき感謝いたします。
○高旗氏の素晴しい演奏を通じて、短調の持つあの雰囲気、暗さを含む静かさと哀愁を帯びたメロディーと、長調の持つ明るく甘い雰囲気、それぞれの響きが心に染み込んできました。第2部の曲の序章は短調ならではのもの。アンコール曲、私の最も好きなヴァイオリン協奏曲でした。調の性格と曲の持つ雰囲気をしっかりと味わうことが出来ました。大変勉強になりました。次のアザレアでも高旗氏の演奏を聴きたいです。（北栄町／70歳代以上／男性）
【ディレクターからの回答】
音楽を存分に聴いていただけ、ありがとうございます。心躍る気持ちです。「次のアザレアのまち音楽祭でも」とのご要望は、次年度の企画委員会に上程し、検討させていただきます。
2012年6月15日(金)19:30～ 松田千絵ソプラノ・コンサート
□満足度 大変満足 66.7％ 満足 33.3％ 不満 0％ とても不満 0％
アンケートコメント
○豊かな声量、美しい発声、素晴らしかったです。椿姫、最高に素晴らしかったです。とても幸せです。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○アザレアのまち音楽祭、今年で30回、本当におめでとうございます。私も20数回、毎年楽しませていただいてきました。オープニングコンサートの第九の迫力には圧倒されました。ファイナルコンサートでも再度聴きたいほどです。年々、すばらしいソリストが登場されますが、5月18日（金）の野津美和子さん、川西悠紀さんのジョイントコンサートはすばらしかったですが、お客様がやや少なくて自分のことのように残念でした。鶴崎千晴さん、森田麗子さん、吉田明雄さんの演奏を、来年もぜひ期待しております。計羽先生はじめスタッフの皆様のお陰で、アザレアの咲くこの季節が待ち遠しく、年中行事として定着しています。（湯梨浜町／60歳代／女性）
【ディレクターからの回答】
アザレアのまち音楽祭を愛聴して頂き、心より御礼申し上げます。第九は次の節目となる35周年の2017年に再挑戦したいと思っています(未定)ので、ご期待ください。その時には、今回の問題点として明らかになった部分を進化させたいと思います。「野津さんと川西さん」のジョイントは、とてもいいコンサートでしたが、おっしゃる通り聴衆が少なかったのがとても残念です。あれほどの演奏はめったに聴けないものですので、今後は、広報に工夫をしたいと思います。鶴崎さんは継続演奏家に指定されていますので、今後も出演されます。森田さんと吉田さんについては、次年度の企画会議に上程いたします。また、スタッフに対するねぎらいの言葉に感謝いたします。
○素晴しい声量で、安心して聴かせていただきました。（倉吉市／70歳代以上／男性）
○早めに始めて、早めに終わってほしい。1時間が良いと思う。冷房の効き過ぎ。（倉吉市／60歳代／女性）
○すごく素敵な歌でした。日本歌曲、現代曲、オペラアリアと、すごく素敵でした。（米子市／30歳代／女性）
【ディレクターからの回答】
アザレアのまち音楽祭のコンセプトのひとつに「19:30開演」があります。この時間設定は、夕食を済ませてから、コンサートに出かけられるとの利便性を図ったものです。近年のアンケート調査でも、この時間帯が良いとのご意見が圧倒的に多く、継続させていただいています。ご了解ください。「冷房の効き過ぎ」については、悩ましいところです。この時期は、日ごとに気温が変化し、細かな調整が難しくなっています。今後は、何らかの調整が出来る工夫を試みたいと思います。
2012年6月14日(木)19:30～ 杉山清香クラリネット･コンサート
□満足度 大変満足 100％ 満足 0％ 不満 0％ とても不満 0％
アンケートコメント
○グヴィのソナタ、見つかり良かったですね。今回もレベルが高くて、聴き入ってしまいました。毎年、アザレアを楽しみにしています。今回一番良かった曲は、クラリネット・オン・ザ・タウンで、こんなジャンルを吹かれるのも驚きです。これからも、楽しみにしています。（南部町／女性）
○第1部のグヴィはとても新鮮でした。何とも言えない気持ちになりました。2部はどの曲も聴き応えあって、印象に残っています。毎年、パワーアップしていかれる先生が、とてもステキです。（米子市／30歳代／女性）
○息の合った力強い演奏でした。笑顔のすてきな明るい雰囲気を作られる演奏者に感激、素晴らしいです。ロング・ロング・アゴー変奏曲、すばらしかったです。（倉吉市／70歳代以上／女性）
○第1部の第3楽章、ピッタリ合ったクラリネットとピアノの掛け合いのようで、とても愉快でした。第2部クラリネット・オン・ザ・タウン、澄み切った安定した水面（ピアノ）の上で、小鳥が歌いながら飛び交っているような、小鳥たちの歌声が聞こえてきそうで、ノクターン、いろんな歌…今夜はいろんなものをもらったようで、今夜は清香が先生のようでした。（米子市／50歳代／男性）
○美しい音色を存分に楽しませていただきました。ありがとうございました。（伯耆町／50歳代／女性）
【ディレクターからの回答】
毎年、新鮮な驚きをもたらせてくれる杉山さんのクラリネット、今年も期待を裏切らない素晴らしい出来だったと思います。演奏が上品で聴く者の心を清涼感で満たしてくれました。聴衆の皆様の感想に、すべてうなずきました。とても素晴らしい。演奏の完成度が高く、一度のコンサートでももったいないと思いました。
2012年6月13日(水)19:30～ 吉田章一バリトン･コンサート
□満足度 大変満足 100％ 満足 0％ 不満 0％ とても不満 0％
アンケートコメント
○吉田さんの歌をアザレアのまち音楽祭で初めて聴きました。深く歌いあげておられて、素晴らしかったです。兼田さんのピアノも、バランス良くしっとりと素敵でした！！（琴浦町／30歳代／女性）
○あっという間のひと時でした。素敵でした。有難うございました。(倉吉市／30歳代)
○素敵な夕べを有難うございました！シューマン、マーラー、それぞれの世界観に浸れて幸せでした。（琴浦町／30歳代／女性）
【ディレクターからの回答】
吉田氏のコンサートは毎回レベルの高いリートを聴かせていただいています。今回は、バリトンでは珍しい「女の愛と生涯」(シューマン作曲)より８曲と「亡き子をしのぶ歌」(マーラー作曲)より５曲を演奏して頂きました。クラシックファンでも、かなりマニアックなプログラムであり、その内容はディープなものでした。ただ、聴衆の少なさが残念ですが、アザレアのまち音楽祭では何よりも定性評価の高いコンサートを良しとしていますので、出来るだけ多くの聴衆に聴いていただきたいのです。もっとポピュラーで、曲目を聞いただけで聴きに行きたくなるプログラムを作ることは簡単なことです。しかし、吉田氏のリート音楽の素晴らしさを知らしめたいと「音楽の敷居」を下げるつもりは毛頭ありません。本来、音楽と言う精神的でディープな世界を、神秘的なものとして捉え、そのまま受け入れることのできる聴衆を作りたいのです。吉田氏の紡ぎだすリートの世界、その音楽への敬愛でつながれる聴衆を私たちは作り出したいのです。どうか吉田氏の歌曲をお聴きいただき、自分では忘れていると思い込む心の奥底に、ひっそりと佇むもう一人の自分を、ふと見つけることが出来るでしょう。
