倉吉 アザレアのまち音楽祭
アザレアのまち音楽祭2011 アンケート・コメント

回収されたアンケート用紙に、コメントされていたものをご紹介します。
 満足度は、回収されたアンケートによって集計したものです。

 ライラック旬間(5)
2011年6月07日(火)19:30〜 倉吉交流プラザ 【山城裕子ピアノ・コンサート】
2011年6月08日(水)19:30〜 倉吉交流プラザ 【鶴崎千晴ソプラノ・コンサート】
2011年6月10日(金)19:30〜 倉吉交流プラザ 【眞家利恵ヴァイオリン・コンサート】
2011年6月11日(土)19:30〜 三朝町総合文化ホール 【利一の三味線とジャズピアノ・コンサート】
2011年6月15日(水)19:30〜 倉吉未来中心小ホール 【アザレア・サロン・オペラ・コンサート】



2011年6月15日(水)19:30〜 サロン・オペラ「北風と太陽」


2011年6月11日(土)19:30〜 利一の三味線とジャズピアノ・コンサート
□満足度  大変満足 45.9%  満足 48.6%  普通 5.4%  不満 0%  とても不満 0%

アンケートコメント

○三味線とピアノのジャズセッション、楽しみにしていました。山内利一さんの奏法、独特なものかとても素晴らしかった。病人の看護の日々、素晴らしい演奏に励まされまた看護のパワーにしたいと思います。すばらしい演奏、ありがとう。奏者の方々の今後のご活躍を期待し、又聴ける機会がありますよう。毎年、アザレアの企画をしてくださる皆様にも感謝!!(倉吉市/60歳代/女性)

○大変素晴しい演奏でした。次回も是非聴きたいと思う。(三朝町/70歳代以上/女性)

○和の三味線とジャズピアノが良くマッチしていました。期待していたので満足です。(北栄町/60歳代/女性)

○J.Sバッハを楽しみにしていました。3本の弦でどうやって弾くのかなぁとステキでした。螺旋こんな弾き方もあるのか…。三味線、奥が深いです。唄もステキでした。くじらやさしい曲で好きです。(琴浦町/40歳代/女性)

○三味線というものを生で初めて聴いて、こういう音がするんだなぁと思いました。バッハがすごく良かったと思いました。日本楽器だから日本音楽しかできないんじゃなくて、他の楽しみ方があるというのにもびっくりしました。(琴浦町/中学生/女性)

○バッハ:楽しみにしていたけど、ちょっと残念でした。(リズムと空間が感じられなくて…)。螺旋:いい場が出来て良かったです。玉桂:演奏があったまった感じが出てきました。くじら:妹尾さん、ジョージウィンストンの海バージョンですね。心温まるコラボでした。ホーハイ節:ピアノの厚みと、三味線のバチの音があっていました。唄とのコントラストも楽しめました。Bright Cherry Blossom:桜の雲とハラハラ感が、そして光のおびが見えるようでした。ドラムとベースを入れて聴きたい。フリューゲル:大がかりなBandで聴くともっといいかも。妹尾さんとアフター・アローズでもよろしく。アンコール最後の曲は広がる海が見えるような気がしました。(湯梨浜町/50歳代/男性)
【ディレクターの回答】
 バッハについては、ある意味でおっしゃる通りです。バッハの音楽を聴こうとすれば、かなりの違和感を持たれるのは当然かもしれません。しかし、もともとフルートのための音楽を三味線で弾くことの意味を考えれば、当然別物になるはずです。そもそも、アレンジとは様式変換のことでので、今回は難題が多すぎますので、かなりの妥協が施されていますから、何か違うとお感じになったものだと思います。今回のアレンジ、つまり様式変換は次のような段階を踏まえているはずです。@材料様式(フルートのために書かれたものを三味線に変更)、A奏法様式(吹奏して音を出すための曲を、撥弦楽器=はじいて音を出す奏法に変更)、B民族様式(ドイツ音楽を日本音楽に変更)、C時代様式(バロック音楽を現代の三味線音楽に変更)D個人様式(バッハの音楽を山内利一の音楽に変更)に変換する作業のなかで、かなりの妥協が見られます。オリジナルのフルートは持続音の中でアーティキュレーションが工夫されていますが、三味線と言う撥弦楽器は減衰する音で音楽を作る作業をしなくてはなりません。その為、渡りきれない乖離を縮めるための工夫が必要になるのです。今回のバッハは、山内氏の挑戦の過程であり、これからますます進化するものと思います。ぜひとも次回を期待したいものです。
 今回のコンサートで、私が聴いた秀逸は「ホーハイ節」でした。オリジナルの民謡も良く聴いていますし、踊りも見ています。この曲のアレンジは、原曲を凌駕しています。ふと思い出したことに、大阪音大の学長もしていた「西岡信雄氏」がまだ若かった時代(助手)に、「編曲は、原作の作曲家より、自分の方が上だ!と思った時以外はするな!」と諭されたことがあります。ただ、「教育的配慮の場合のみ許される」との追言もありました。なんとなく意味深なことばです。
○和楽器とピアノの演奏は、あまりないのでよかった。私は、特にお二人で演奏された第二部の曲が良かったです。あんまり感動したので涙が少し出てしまいました。次にアザレアに来られた時やCDが出たら、ぜったいに行くし、買いたいと思いました。こんなにジャズピアノと三味線が合うとは思いませんでした。素晴らしい感動と演奏をどうもありがとうございました。(倉吉市/中学生/女性)

○すばらしい演奏でした。又是非アザレアにきてほしいですネ。(倉吉市/70歳代以上/女性)

○とってもよかったです!利一さんの歌声とても素敵でした。(湯梨浜町/30歳代/女性)

○ボーカル入の民謡がすばらしい!(湯梨浜町/50歳代/女性)

○親しみのある曲もお願いします。演奏者の専門曲でないもの。(鳥取市/70歳代以上/女性)

○楽しかったです。ありがとうございました。(湯梨浜町/30歳代/女性)

○津軽三味線が特に良かったです。(湯梨浜町/60歳代/男性)

○ありがとうございました。(湯梨浜町/50歳代/女性)

○1部 珍しい曲を聴かせて頂きうれしく思いました。津軽よされ節さすがお上手でした。お父様との2人演奏も有ればと期待します。お体大切に活躍お祈り申し上げます。多忙とは思いますが次回もぜひこのホールで…。2部 素敵でした。テレビで拝見出来ることを希望。三味線とは思えない音色で驚きました。楽しかったと今日の日記に書いておきます。有難うございました。(倉吉市/60歳代/女性)

○面白かったですがなじみの曲(一般的に知られている曲)もあってもよかった。妹尾さんのジャズもう一曲取り入れたら…。(三朝町/70歳代以上/女性)

○大変よかったです。又お聴きしたいです。

○クラシック(バッハ)の三味線。感動・感激。スバラシイのひと言。ジャズピアノとのコラボ心が躍る。バチの切れ味。脳裏に焼きつく。感謝!!(三朝町/60歳代/男性)

○バッハが聴けるとは…でもピアノと合奏ならもっと良かったかな?よされ節はさすがです。三味線はマイクなしの方がいい音色だと思うのですが。(倉吉市/70歳代以上/女性)
【ディレクターの回答】
 「マイクなしで」とのご意見はごもっともです。もともと三味線は、小さな座敷で演奏されるために作られたものでしたが、公衆の中(芝居小屋など)での義太夫や浄瑠璃音楽が盛んになるにしたがって、より大きな音の出る楽器、アンサンブル楽器としてオリジナルの細棹から、中棹、太棹が誕生したのでしょう。しかし、現代のように数百人を収容する大きなホールでの微妙な音色や弱音の生音は聞き取りにくく、PAによる拡声は一般的となっています。高橋竹山のソロコンサートもやはりマイクを使っていましたし、ピアノとのアンサンブルであれば、PAによる音響の調整は必要不可欠だと思います。もし、許されるなら、サロン・コンサートで、生音の公演は可能だと思います。どうぞご期待ください。

2011年6月10日(金)19:30〜 眞家利恵 ヴァイオリン・コンサート
□満足度  大変満足 85.7%  満足 14.3%  普通 0%  不満 0%  とても不満 0%

アンケートコメント

○小サロンではもったいない程の「プロの演奏」をまのあたりにお聴きし、大変充実感と満足感ある演奏会でした。ありがとうございました。(倉吉市/女性)

○今夜の眞家さんもすばらしかったです。ヴァイオリンとヴィオラ、ぜいたくな時間でした。2つの楽器を聴き比べる事も楽しめました。(倉吉市/50歳代)

○すばらしい!(倉吉市/60歳代/女性)

○ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ全てすてきでした。(倉吉市/40歳代/女性)

○昨年来てとても良かったので、楽しみに来ました。楽器が楽しそうに踊っているようでした。また、聴かせて下さいね。(倉吉市/60歳代/女性)

○今回もまた、素晴らしかった。眞家さんのリサイタルが聴けるのはこの音楽祭の大きな楽しみのひとつでもある。(毎年、必ずしも来場できないのは残念だが)しかも今回は一晩で2度美味しいコンサート。眞家さんらしい、甘さより強さの勝った演奏だったが、このくらいの高いレヴェルの演奏を聴かせてもらえれば(好みを別にすれば)何も言う事はない。ピアノの井上さんも主張は控え目ながら眞家さんによく合わせておられたと思った。(安来市/50歳代/男性)
【ディレクターの回答】
 おっしゃる通り、グリコではないですが「一晩で2度美味しいコンサート」だったと思います。ブラームスのヴァイオリン・ソナタ、ヴィオラ・ソナタを一晩で聴けるコンサートなど、都会でも稀なことです。ましてや、日本で一番小さな県の、5万人程度の地方都市で、このようなハイレベルなブラームスの演奏が楽しめるのは、奇跡に近いと思います。様々な偶然が織りなす人生模様の中で、眞家利恵氏が米子市に定住され、その恵みを受けることのできる私たちは、幸せだと感じています。「甘さより強さの勝った演奏」だったとの感想は、的を射た表現だと感服しました。眞家利恵氏の個性と言うより、音楽の持っている「使う行為」に思えました。好みの問題を超えたところで音楽の使命を感じたのです。素晴らしい演奏会だったと思いました。
 ところで、今回のコンサートで、思わぬ出会いをしたと喜んでいます。ピアノの井上絵里さんの可能性の高さです。技術的な柔軟性は勿論ですが、音楽を作り上げるに必要なテクニックを内に秘めています。自分を表現したいと言う確固たる意志があって、初めて技術が問われるのです。音楽と言うより自己を掘り下げ、美しい生き方の模索の中で、ピアノをどう鳴らすのか、歌うのか(訴う)、更に沈黙の意味を諮り得ることが出来れば、大いに飛躍できるものと期待しています。
○ブラームスものを更に多くプログラムに加えてほしい。出演者のトーク時には、マイクを使ってもらって、皆に聞える様に配慮して欲しい。本日は、音が特に透き通っていた。曲目紹介の記事の中では、本日の様に、楽章毎の説明が適当だったと感じました。ともあれ大いに楽しまされました。(倉吉市/70歳代以上/男性)
【ディレクターの回答】
「出演者のトーク時にマイクを使って」とのご要望に関しては、アザレアのまち音楽祭のコンセプト(多くの聴衆の皆様からの要請で)として、サロンでは使用しないことにしています。300人以上の客席を持つホールでは使用していますが、それも最小限の使用に限定しています。アザレアのまち音楽祭は、基本的にクラシック音楽のコンサートであり、生音を楽しむものと設定しています。演奏の前にマイク拡声された音を聞いてしまうのは、池に石を投げてから水面の静寂を楽しむに似ています。と言うような訳ですので、ご理解ください。本来、音楽鑑賞において、演奏の合間に、解説らしきものを入れるのは邪道だと言われます。音楽を学習するレクチャー・コンサートでは当然ですが、アザレアのまち音楽祭では、軽いトークはしていただいていますが、曲目解説のようなレクチャーは、お願いしていません。聴衆各自に先入観を与えられることになり、鑑賞の妨げになるからです。鑑賞は演奏と言う鏡に自分を映し出し、ご自身を鑑みる行為だからです。鏡に映す前に、先入観と言う統一された衣を着てしまえば、画一的な姿しか映らなくなる可能性があるからです。どうぞご理解ください。

2011年6月8日(水)19:30〜 鶴崎千晴ソプラノ・コンサート
□満足度  大変満足 83.3%  満足 16.7%  普通 0%  不満 0%  とても不満 0%

アンケートコメント

○鶴崎さんのソプラノますます磨きがかかっていると思います。一部の曲の案内もあり、わかりやすく雰囲気を感じながら聴くことができました。二部の童謡は3番の歌詞も聴けてとっても嬉しかったです。「六つのロマン」は圧倒されながら聴かせて頂きました。素晴らしい時間でした。ピアノ伴奏も素晴らしかったです。(倉吉市/50歳代/女性)
【ディレクターの回答】
 「六つのロマン」は、聴く者にとっては洒脱でエスプリに富んだ魅力的な曲です。しかし、演奏する側にとっては、これほど厄介な曲はありません。楽譜通りに歌っていたのでは音楽にならないし、かといって大げさな仕草(表現)を音楽に入れると陳腐になってしまう代物です。様々な合唱団でも歌われますが、なかなか名演に巡り合えません。今日の鶴崎氏の歌唱は素直であり、詩の持つ言葉の力が重力を失って、飛翔する放物線を描いていました。だからこそ素晴らしく、聴衆を圧倒したんだと思います。
○鶴崎先生、いつ聴いても素晴らしい声にうっとり。今日のひと時、楽しい時間でした。ありがとうございました。(八頭町/70歳代以上/女性)

○E-mailをよく頂きますが、なかなか倉吉まで来させていただけません。残念。毎週お世話になっている鶴崎先生ですので、20名の仲間と共に来させていただきました。本日の歌声も素晴らしく感動いたしました。ピアノとピタンと合い、ピアノも大変上手い!シューベルトの歌詩のわからないところが、またよかった。「くつがなる」になったとき、空気がゆるみ、とっても良かった。この変化が良い。やわらかく話しかけられるところが良い。1つ1曲だけ一緒に歌いたかった感じ。(八頭町/60歳代/女性)
【ディレクターの回答】
 マイクロバスを仕立ててお出でいただいたと聞きました。ありがとうございます。コンサート会場は、70席で満席となる設営になっていましたが、92名の来場者があり、急遽補助席を出させていただきました。一緒に歌いたかったとのご意見ですが、アザレアのまち音楽祭のサロンでは、鑑賞のみとしています。ソリストと一緒に歌える快感は承知していますが、鑑賞後の余韻を楽しみたい方にとっては、好まれませんので、別のコンサートでお楽しみくださいますれば幸いです。
○大変美しい発声と、すばらしい表現力に感動しました。(その他県内/70歳代以上/女性)

○ソロの(すべての曲)表現力に感動しました。(郡家町/70歳代以上/女性)

○すばらしい声量と豊かな感情を聴かせてくださってありがとうございました。(八頭郡/70歳代以上/女性)

○美しい歌の数々、楽しんで帰ります。ありがとうございました。(八頭郡/70歳代以上/女性)

○表現力が豊かで心地よかったです。内容の説明があったので、自分なりに想像をふくらませて聴けました。(倉吉市/60歳代/女性)

○この鶴兼コンビは、スゴイぞ!最強のコンビになってきた。楽しくなってきたぞ!(琴浦町/50歳代/男性)
【ディレクターの回答】
 「鶴兼コンビはスゴイぞ!」とお褒めの言葉に、感謝いたします。仰る通りどこに出しても恥ずかしくない最高のアンサンブルだと思います。兼田氏は、既にアンサンブル・ピアニストとして著名であり、どなたと組んでもベストの演奏を披露しています。どうぞ、ピアニスト「兼田恵理子氏」もご支援ください。

2011年6月7日(火)19:30〜 山城裕子ピアノ・コンサート
□満足度  大変満足 77.8%  満足 22.2%  普通 0%  不満 0%  とても不満 0%

アンケートコメント

○チケットを買う際、財布の鈴が係の方の気になったようで「お客様、鈴お気をつけくださいませ」と注意されました。財布をそのまま外に出しておく訳もなく、バッグの中に入れます。私としては演奏中のチラシ等読まれることも嫌で、自分としては全部バッグの中に入れて演奏を聴きます。会場に入れば看板でも注意事項が書いてあります。個人的に注意されるのは勇み足ではないでしょうか。気分的に面白くなく山城ファンの私ですが心から楽しめませんでした。マナーは皆が気持ちよく聴くためにあるもので、音楽会を厳粛な雰囲気にして堅苦しくするまでするものでしょうか。演奏が素晴らしくひきこまれていくと少々のことは気にもなりません。クラシックを身近に感じるようにと昨今いろいろと工夫されているコンサートもあるようです。音楽やコンサートに崇高な理想を持って運営されていることはよくわかります。でも私は生の演奏を楽しみたいだけです。(気楽に、気持ちよく)モヤモヤした気持ちがあり、書きました。(倉吉市/50歳代/女性)
【ディレクターの回答】
 おっしゃることはよく分かりますし、その通りだと思います。しかし、ご意見を読ませていただいていて、何か腑に落ちないものを感じます。財布に付けられた鈴のことで係員が「お客様、鈴お気をつけくださいませ」と申し上げたことが、そんなに悪い事とはどうしても思えません。注意を喚起するのは張り紙も言葉も同じことだと思います。係りの者が、その財布をどのように扱われるのかの予測は出来ませんし、鈴をお持ちの方皆さんに同じように注意を促しています。「個人的に注意されるのは勇み足ではないでしょうか。気分的に面白くなく」なったとのことですが、本当に気分をがいさせる様な言い方だったのでしょうか。先般、倉吉未来中心の駐車場で、交通整理を委託されていたシルバー人材センターの方が、自分の指示に従わない車を追いかけていって怒鳴り散らし、お出でになっていたお客様はバレエの公演を見ないで帰ってしまわれた風景を目の当たりにしましたが、これはかなり勇み足だと思います。アザレアのまち音楽祭では、お互いが無関心を装わず、お互いが注意しあい、声を掛け合って楽しいコンサートを、お互いで作り上げたいものだと考えています。そんな訳ですので、どうぞご理解ください。
○とても力強く骨太な音楽をされる方だと思いました。とても、個性的です。特に、アルベニスがすてきでした。(倉吉市/50歳代/女性)

○すばらしいピアノ演奏会でした。山城さんの演奏を初めてお聴きしましたが、とても情熱的で、心に残りました。(倉吉市/40歳代/女性)

○山城さんのコンサートは2回目です。技量はもちろんですが、ひきつけられる魅力は何でしょうね!曲は、初めてのものもありましたが、すばらしい演奏力に言葉もありません。知っている曲は間近に聴けてとっても楽しかったです。とっても感動して帰れます!!鍵盤に見入っていました。来年も楽しみにしています。(50歳代/女性)

○すばらしい演奏でした。来年も楽しみにしております。(米子市/60歳代/男性)

○フランス近代の作品も含めて、どの曲も陰影に富んだ表現が深く印象に残った。以前は曲によって出来にバラつきがあったように感じていたが、最近は安定した演奏をされるようになって、今日も山城さんらしい個性的な演奏を楽しませてもらった。(安来市/50歳代/男性)

【ディレクターの回答】
山城さんはドイツ留学から帰られた直後に、国立フランクフルト交響楽団のソリストとして日本ツアーに参加され、米子公演で一気に知名度を上げた演奏家です。ドイツで指揮者の浮ケ谷孝夫氏に師事していたこともあり、音楽の構成力が抜群です。優れた教師のレッスンを受けることで、良い演奏をするのは当然ですが、一人立ちしてアナリーゼ(楽曲分析)する奏者は少なく、そのような演奏家を個性的と揶揄する場合もあります。山城さんの演奏における個性的な魅力とは、いったん自分の音楽世界に落とし込んで再構成し、思いのこもった表現として演奏しているところにあります。こんなに自立した演奏家は、そうそう居ないでしょう。しかも素晴らしい。聴いていてわくわくさせられる。今回のプログラムは、ドイツでも数回演奏され、この後は前橋市での公演予定があるそうです。また、来年には日本フィルハーモニー交響楽団の米子市公演で、チャイコフスキーのコンチェルトを演奏する予定だそうです。鳥取県民の誇りです。皆さんで応援してくださいますようお願いいたします。