アンケート・コメント10 ライラック旬間

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アザレアのまち音楽祭2010 アンケート・コメント

 回収されたアンケート用紙に、コメントされていたものをご紹介します。
 満足度は、回収されたアンケートによって集計したものです。

ライラック旬間(5)                                                                      

6月 8日()19:30 倉吉交流プラザ     鶴崎千晴ソプラノ・コンサート】

6月10日()19:30 倉吉交流プラザ     杉山清香クラリネット・コンサート】

6月12日()19:30 倉吉博物館玄関ホール【辺見康孝ヴァイオリン・コンサート】

6月13日()14:00 大栄農村環境改善センター中嶋由子ピアノ・コンサート】

6月16日()19:30 倉吉交流プラザ     サロン・オペラ・羊飼いと狼】鳥取オペラ協会自主公演

 

6/16 アザレア・サロン・オペラコンサート アンケート・コメント
□満足度 大変満足 100% 満足 0% 普通 0% 不満 0% とても不満 0%

 

 

 

 

○第1部『フィガロの結婚』のアリア等のきかせ所を演じていただき、日本語でしたので、大変分かりやすく楽しかったです。それぞれの役がうまく表現されていました。もっと多くの人に来てほしいと思います。8月の公演の盛会を祈っています。

2部有名なイソップ物語を小オペラで演じられ、コミカルの中に子供向けの教訓にもなります。多くの子供たちに見てもらいたいと思います。(鳥取市/70歳代以上/男性)

【ディレクターの回答】鳥取オペラ協会では、今回のような小さなオペラから、フィガロのような大掛かりなオペラまで上演を続けております。県内ではまだまだオペラに対する認識は浅く、オペラが上演されていることすらご存じない方が多々あるようです。アザレアのまち音楽祭では、これからもオペラ公演を続けていきたいものだと思っています。クラシック音楽という車の両輪は、シンフォニーとオペラだと言われます。そんな意味でも、オペラの可能性はこれから開かれるものと期待しています。

 ところで、今回も「アザレアのまち音楽祭」のチケットでの入場を望まれた方がありました。それは、音楽祭のリーフレットに間違った記載がされていたためであり、大変御迷惑をお掛けいたしました。会場までお出でいただきましたのに、アザレアチケットでの入場が叶わず、諦めてお帰りになった方もありました。サロンオペラ公演は、鳥取オペラ協会の自主公演であり、音楽祭とは経理が全くつながっておらず、アザレアのまち音楽祭の一存で、どうにもならず、御迷惑をお掛けしてしまいました。どうぞお許し願いますように。来年度からは、今年の反省を基に、チケットの共通化を図りたいと思います。どんなに小さくても、オペラ公演には舞台装置、照明、出演者が多数という、経費のかさむ事業なのです。ですから、オペラ公演を700円で行なうには大口のスポンサーが無くてはなりません。しかし、現在の不況を考えれば無理難題ということになります。入場料金という皆様からの浄財をいただいての公演は、現状では必須のことです。どうぞご理解いただき、ご支援ご協力下さいますようお願いいたします。

6/13 中嶋由紀子ピアノコンサートアンケート・コメント
□満足度 大変満足71.4% 満足25.0% 普通3.6% 不満0% とても不満0%

 

 

○心地よくて、ステキな演奏でした。(50歳代/女性)

○とても良かったと思います。又、今度も来させていただきたいと思います。(北栄町/70歳代以上/女性)

○とても上手でした。(北栄町/小学生)

○ピアノを何人か聴いたけど素人の耳には違いがわからない。辻井伸行さんレベルのコンテストを聴き分ける人の耳ってどんな耳。ウサギの耳?(日本海新聞のコマーシャルではありません。)計羽孝之違いのわかる男。クリープを入れないコーヒーなんて。中部サマーブラストコンサートと時間が重なった。1930なら良かったけど!(北栄町/50歳代/男性)

【ディレクターの回答】ある程度以上の力量のあるピアニストになれば、なかなか違いは分からないものです。しかし、技術的な問題は、専門的に学んだ方であれば、ほとんどその優劣は判断できるはずです。それが、国際レベルになれば、髪の毛一本の差よりも、もっと小さなミクロのところまで見て判断が下されますので、その域に達したことのある人でなければ分からないのかも知れません。音楽表現の優劣は、とても厄介な「芸術という幽霊」みたいに得体の知れないものの存在を云々するものですから、尚更訳が分からなくなるものです。しかし、私たちが音楽を楽しむのに、技術的な問題や芸術表現云々の知識や感性は不要だと思っています。音楽という世界で、最高の王様は「聴衆」という皆様であり、演奏家はその僕(しもべ)かも知れません。私のよく使う比喩に、「演奏が素晴らしいと聴衆に思わせる」のがプロであり、諸々の失点が有っても素晴らしいと聴衆を騙す事が出来ないのがアマだと言っています。例えば、あの有名な「フジコ・へミング」さんの技術力の低さは、ピアノを学習した人なら誰でも知っていることです。あんなにたどたどしい「カンパネラ」を弾いているのに、聴衆を感動の海に連れて行ってしまうのです。中村紘子さんだって技術的な力量は、今時の若いピアニストはとっくに追い越していますし、あのレベルのピアノ弾きは東京にはあふれています。しかし、コンサートで聴衆の心を鷲掴みにして、決して聴衆一人では到達できない音楽の高みに連れて行ってくれる演奏家は、そうざらに居るものではありません。そこが音楽の凄さなのです。私たちは、演奏家の音楽にうまく騙されて、感動の世界に遊びたいのです。あえて言えば、騙され上手の聴衆が、幸福の王子になれるのです。ミシェランの三ツ星レストランのシェフでなくても、どんな田舎の旅館にも素晴らしい板前が存在しています。東京銀座のレストランでなくても、もっと廉価で美味しい料理が三朝温泉で十二分に味わえます。「音楽は恋する心の食べ物」とシェークスピアは言いましたが、私たちは人生の中で積極的な時間を費やすに値する音楽を存分に楽しむことこそが、聴衆の王道だと思います。

○一曲ずつ説明をしてくださって良かったです。すぐ、近くでステキな音色を聴くことが出来て満足しました。(湯梨浜町/60歳代/女性)

○とても…コンサート(上手)なのに、人がいまいち少ない気がしました。宣伝をもっともっと必要かも…。値段は安いがいいですが、もっとあげてもいいと思います。PR不足かなと思いました。(湯梨浜町/50歳代)

【ディレクターの回答】今回のコンサートは仰るとおり、昨年の半分だったようです。様々な要因が重なったためだろうと思いますが、確かにPR不足だったことは否めません。北栄町との協働でしたが、今後の運営に付いては大いに反省すべきだと感じています。今回の入場者数では、確実に赤字運営になります。コンサート活動を継続させるには、赤字を出さないことが必須です。今後は、アザレアのまち音楽祭本部の指導を強化し、健全なコンサート運営が出来るよう勤めたいと思います。

○スバラシイ!これからも参加したいと思いました。(北栄町/60歳代/女性)

○大変すばらしい演奏を聴かせていただき、ありがとうございました。(北栄町/60歳代/女性)

○最後のドゥムカという曲の強弱が上手でした。ドゥムカという曲を気に入りました。まだまだピアノ、がんばってください。(北栄町/小学生/女性)

○すごく豊かな音楽のあふれたすばらしいコンサートでした。もっともっとききたかったです。

○素敵なひとときでした。もっともっと聴きたかったです!!

○強弱、緩急、メリハリのあるすばらしい演奏、ありがとうございました。(北栄町/40歳代/男性)

○「平穏に 心のさざなみ スケルツォ うねる想いも なごむ午後かな」 はな。 ショパンのスケルツォ演奏に寄せて(倉吉市/50歳代/女性)

○ありがとうございました。(北栄町/大学生/男性)

○すばらしい。ありがとうございました。(北栄町/50歳代/女性)

○地域の演奏家の方に、小学校・中学校・高校で演奏していただきたい。生の演奏や、その人の生き方にふれられるようなコンサートをより多くの子供たちに体験させてほしいと思います。(もちろん有料でも)今日は、ピアノの音色の美しさはもちろん、中嶋さんのピアノにかける情熱を感じることができた素敵なコンサートでした。これからの活躍も期待しています。(北栄町/50歳代/女性)

○素晴らしい演奏で、雨だれは、とても素敵でした。(倉吉市/70歳代以上/女性)

○ピアノのひびきが非常によかった。(倉吉市/70歳代以上/男性)

○とっても上手でした。またききたいなぁと思いました。私も、こんなに上手にひけたらいいなと思いました。(倉吉市/小学生/女性)

○きれいなおんがくでした。またきたいです。(倉吉市/小学生/女性)

【ディレクターの回答】今回の中嶋由紀子さんの演奏は、とても素晴らしいものでした。演奏に安定感が有り、奇をてらわないオーソドックスな演奏スタイルは好感が持てました。

6/12 辺見康孝ヴァイオリンコンサートアンケート・コメント
□満足度 大変満足83.3% 満足8.3% 普通8.3% 不満0% とても不満0%

 

○とても良かったです。音響がとても良いです。同じ曲を前に聴いたのですが、違う印象を持ちました。(米子市/30代/女性)

○神秘さとうす気味悪さの表現を初めて聞かせていただきました。(倉吉市/70歳代以上)

○ヴァイオリンとハープのコラボははじめてきかせて頂きました。尺八をヴァイオリンが、琴をハープで上手に組み合わせ、すばらしい夢をみさせて頂きました。ヴァイオリンでこんな表現ができるとは思いませんでした。すばらしいです!耳なし芳一も現代音楽をきかせて頂きました。曲をアレンジしたり、弾き方もかえたりすばらしいですね。(湯梨浜町/50歳代)

○楽しませて頂きました。次回もよろしく。肩の張らない良い曲で有難うございました。(倉吉市/60歳代/女性)

○とっても良かったです!!遠くまで来たかいがありました。ありがとうございました。(県外/20歳代/女性)

○ホールの中での音のひびき。子犬のワルツ最高でした!ありがとう!(県外/40歳代/女性)

○いつもと違った会場でのコンサート良かったです。この様なコラボレーション初めてでした。とっても良かったです。(倉吉市/60歳代/女性)

○今日の現代音楽は少し理解に苦しんだ。期待はずれだった。でも参考にもなった。(倉吉市/70歳代以上/女性)

○現代音楽−歌の祭りのよさはよく分かりません。演奏者は気持ちよくひいておられるようですが、高齢者には一部が耳に気持ちよかった。二人共すばらしい演奏でした。アンコールのショパンもよかった。(倉吉市/70歳代以上)

【ディレクターの回答】現代音楽は難しいとの固定概念があるようですが、実は、テレビドラマの音楽では、かなり現代的な書法で作曲された音楽が頻繁に使われています。映像が伴っていると、何となくスーと受け入れやすいものなのでしょう。そんな意味で、音楽を聴きながら、自分勝手に空想力を膨らませ、イメージを遊ばせると案外心地いいものになるかも知れません。そんな意味では、「耳なし芳一幻想」も「歌の祭り」も様々なイメージが触発される音楽だったと思います。もしかしたら、皆さんも既にそのような音楽を、無意識に、違和感なく聴いておられたのではないでしょうか。音楽を聴けば、何かを感じとらなければ、という強迫観念をお持ちかもしれませんね。音楽が物語を持ったのは「ロマン派」以後だとも言われますが、それ以前だって物語を持った音楽は沢山ありました。それと同じで、音の美しさ、音の組み合わせの妙味を楽しんだのは古典派以前だといわれますが、それ以後だって現代に至るまで続いています。つまり、音楽が分かるという言い回しほど曖昧なものはありません。音楽をきいて、「ショパンのスケルツォだ!」と題名が分かることと、その音楽をとおしてショパンが表現しようとしていることを、感じたからといって、分かったことにはならないというのが本当でしょう。ピカソが抽象画を見て、さっぱり訳が分からないという人に、「小鳥のさえずりを聞いて、意味が分かるかね」と言った話は有名ですが、芸術の中で最も抽象的な表現様式を持つ音楽にとって、意味が分かることより、「小鳥」のさえずりを楽しむように音楽を聴くのが最高の方法ではないでしょうか。岡本太郎風に言えば、心地良くないないのも音楽、怒り心頭させるのも音楽、音楽を理解しようだなんてナンセンス、人それぞれに様々な感興を楽しむことが出来れば御の字だと思いますが、いかがでしょうか。

MC用のマイクを準備して欲しい。スポンサーさんと、辺見さんの話しが聞き取れませんでした。(湯梨浜町/50歳代/男性)

【ディレクターの回答】サロン・コンサートでは、基本的にマイクは一切使いませんのでご理解下さい。その理由は、生音の音楽を最大限生かすためです。演奏者のお話は、お聞きいただいても、聞けなくてもよしとするスタンスをとっています。お話をお聞きになりたい方は、早めにおいでいただき、前の席にお座りいただくのがベストだと思います。全ての席で、同じ様な条件を作り出すことは不可能だと考えています。音楽祭の考え方としては、音楽が、なるべくどの席に着かれても、よりよい響きでお聴きいただけることを第一義としています。演奏者の皆さんは、お話される方とされない方がありますが、基本的に演奏のみをお願いしています。お話の声が届く、届かないは難しい問題です。今回の博物館は、特に残響が多く、マイクを使えば余計に訳が分からなくなります。いずれにしても、小さな空間でのサロン・コンサートでは、マイクを使うことはありませんのでご了承下さい。

6/10 杉山清香クラリネットコンサートアンケート・コメント
□満足度 大変満足70% 満足30% 普通0% 不満0% とても不満0%

 

 

○たいへんよかったです。また来年もよろしくおねがいします。私もいつか演奏してみたいと思いました。(米子市/30歳代/女性)

○冴えた音色と細かなテクニック素晴らしかったです。ピアノ伴奏もメリハリが利いてクラリネットとよく合っていました。(倉吉市/70歳代以上/女性)

○素晴らしい演奏でした。器楽曲の伴奏をされるのも大変だと思います。お二人の息の合った演奏に深く感動しました。今後とも素晴らしい演奏をお聞かせください。(琴浦町/70歳代以上/女性)

○中橋さんすてきです。(琴浦町/20歳代/女性)

○今日は二人とも体の線が細いけどしっかり食べて下さいよ。今日は聴くというより見ているだけで良かった。DVDはありませんか。(北栄町/50歳代/男性)

【ディレクターの回答】今回のコンサートも、杉山さんの毅然とした音楽作りが光りました。特に一部のウェーバーは、よく練られていました。とてもよい演奏だったと思いました。この類いの音楽は、個性のぶつかり合いで弁証法が機能した演奏かどうかが評価の分かれ道となるものです。ウェーバーの命題がクラリネットで歌われ、それに矛盾する命題がピアノで演奏されるとすれば、そのアンサンブルはやがて対峙したテーマが統合され、ジンテーゼが形成されなければなりません。時にはピアノとのアンサンブルが物理的音量のバランスを崩すこともあっても、演奏にジンテーゼが繰り返されれば、音楽的な感動は昂揚されるものです。そんな意味から、今回の演奏はよく努力されていました。聴衆の無意識世界に属する深層に音楽を届ける気迫がありました。今後、益々の研鑽を期待しています。

6/8 鶴崎千晴ソプラノコンサートアンケート・コメント
□満足度 大変満足81.8% 満足18.2% 普通0% 不満0% とても不満0%

 

 

○とても感動いたしました。心に残る歌をありがとうございました。(八頭町/70歳代以上/女性)

○ただただ感動あるのみ(八頭町/70歳代以上/女性)

○初めて聴かせていただきました。声のすばらしさ、表現の豊かさ、久し振りのひと時を心いやされる思いで楽しく聴き入りました。(八頭町/60歳代/女性)

○とても素適でした。いつもの明るく親しみやすい雰囲気はそのままに、今日はまた、エレガントに、素適な歌声がホール全体に響きわたっていました。今後とも、益々のご活躍をお祈りしています。ありがとうございました。アンコールの小さな空もよかったです。(鳥取市/30歳代/女性)

○さすが鶴崎さん。表現力豊かで、ますます洗練され安定した歌声に、温かい気持ちのひと時を過ごさせて頂きました。(鳥取市/60歳代/女性)

○すばらしい歌声に時間がたつのを忘れて酔ってしまいました。感謝です。日本の唱歌、美しい声で聴かせて頂いてほっとする気持ちでした。ピアニストもすばらしい演奏でした。(八頭町/70歳代以上/女性)

○すばらしい歌声に大変感動しました。今後のご指導を楽しみにしています。良い先生にめぐり会えたこと、感謝いたします。(八頭町/70歳代以上/女性)

○いつもの先生でしょうか。声量といい美しい声にうっとり。これからの練習日には今日のイメージを思い出しはげみたいと思います。ありがとうございました。(八頭町/70歳代以上/女性)

○今日は幸せの時間をありがとうございました。鶴崎先生のソプラノ、その歌声に感動しました。特に、一部の6、7、8はすばらしかったです。解説をなさったので、歌の内容を歌詞がわからなくても気持ちが通じました。第二部は唱歌「こいのぼり」を私たちとはずい分違っておもしろく聴きました。すばらしかったです。歌と歌との間、変化があり、楽しく聴きました。何につけてもすばらしい歌声でした。ピアノもうまい。すごいものでした。鶴崎先生の衣裳は、青がよくお似合いです。髪型もすてきでした。笑顔笑顔と先生より指導を受けますが、とてもよい笑顔でした。私たちも楽しんで歌いたいものです。倉吉在住でなくて残念です。こんな会(アザレアとか)いつでもあるのですね。1曲くらい、いっしょに歌いたかったです。盛会おめでとうございます。(八頭町/60歳代/女性)

【ディレクターの回答】今回のサロンは100人を越えていましたが、八頭からのお客様が20人以上お出でいただき、感謝いたします。素晴らしいコンサートだったとのお言葉を沢山いただきましたが、鶴崎氏のコンサートの中で今回は出色の出来だったと思います。これまで、多少不安定だった高音での伸びやかさが、完全にクリアされ、安心して聴ける状態になっていました。更に、音楽の表現力が一段と向上し、音楽の訴えようとする感興が鶴崎氏の感性を通じて再構築され、聴く者の心を揺さぶる凄さがありました。ピアノの兼田氏は、最高の共演者となりました。これほど巧いピアニストは、そうそう居るものではありません。来年のオープニング・コンサートに、モーツァルトのピアノ協奏曲のソリストとして登場しますので、ソリストとしての兼田氏にもどうぞご期待ください。