アンケート・コメントについて

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アザレアのまち音楽祭2009 アンケート・コメントについて

 アンケート調査は、聴衆の皆様のご意向を音楽祭に反映させ、顧客満足度を向上させる目的で行っています。アンケート・コメントの公開は、ホームページを開設した2004年度から開始しています。そして翌年(2005年)から寄せられるコメントに対して、音楽祭の立場で【ディレクターの回答】を掲載しています。しかし、専門的な見地での批評が求められるようになり2008年から内部評価委員制度を創設しました。2008年度は、評価委員が仕事の関係で全公演を評価していただく事ができず、演奏者サイドからの要請もあり、2009年度は全公演を評価していただきました。

アンケート・コメント掲載の手順

それぞれのコンサートについて、アンケート・コメントに対し、コンサートを提供した立場からのコメントを【ディレクターの回答】として掲載します。更に、内部評価委員によって第三者的な評価コメントを紹介し、その指摘に音楽祭のスタンスから【言い訳と反省】をディレクターが記載しています。

内部評価の意義

 内部評価は、「アザレアのまち音楽祭」企画書に明記されている音楽祭ミッションを確実に実施するためです。音楽祭ミッションは「音楽創造活動の拠点」とし、具体的に地元アーティストのトレーニング表現活動ライフワークの場となることが必須だとしています。その活動を確実にするために「演奏者自身の集中力の質を落とさない」「芸術の質的水準を問い続ける」、この2点を担保することが大切です。そのために内部評価が欠かせないと考えたため、ディレクターが自信をもって「提供する音楽」が、音楽祭の使命をクリアしていることを証明するために評価記述が必要だとの考えです。「アザレアのまち音楽祭」に参加しているアーティストは、批評を受けて自己研鑽し、己の芸術を高めていくのは当然であり、音楽祭の演奏レベルを保持しています。

 これらの意図を十分踏まえて内部評価出来る力量を持った方を選定し、音楽祭ディレクターの責任において評価していただきました。すなわち、ディレクターが自信を持って送り出した「作品」を、内部評価委員がその「作品」を受け止めて批評し、その「批評」を、制作者であるディレクターが再び受け止め、場合によっては、反論し、「言い訳」をする、という仕組みです。  

アザレアのまち音楽祭ディレクターのコメンテーター紹介

内部評価委員 押本昌幸

現在の役職⇒「倚子の会」(自由律短歌)代表。河本緑石研究会事務局長。倉吉文化団体協議会副会長。アザレアのまち音楽祭企画運営部長。鳥取県総合芸術文化祭評価委員。

現職⇒ 倉吉市 勤労青少年ホーム館長。

プロフィール⇒学生時代より芸術全般に造詣が深く、短歌に関する論文は多数。講演活動(文芸評論)も高い評価を得ている。美術・音楽に対しても造詣が深く、古典から現代芸術へ至る歴史的認識は、玄人はだしだとディレクターの立場で認識。アザレアのまち音楽祭での評価活動は、芸術的なスタンスを維持して(プロとしての芸術家を対象とした)評価できる人との信頼で、全日程を評価していただきました。