アンケート・コメント08 アザレア旬間

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アザレアのまち音楽祭2008 アンケート・コメント

 回収されたアンケート用紙に、コメントされていたものをご紹介します。
 満足度は、回収されたアンケートによって集計したものです。

アザレア旬間(4公演)

5/11(日)【アザレア室内オーケストラ演奏会】 指揮/松岡究 マリンバ/門脇志保
5/14(水)【新田恵理子ピアノ・コンサート】
5/18(日)【パープルタウン・コンサート(吹奏楽と民踊)】
5/21(水)【松原進バリトン・コンサート】

5/21 松原進バリトン・コンサート
満足度 大変満足 57% 満足 43%  普通 0%  不満 0% とても不満 0%

○ゆったりと聴けました。(倉吉市/女性/60歳代)

○とても素晴らしい歌でした。思っていた以上にとても、上手さにびっくりしました。また、ゆっくり聴けたらいいですね。これからも応援してます。がんばって下さい。今日は、いい歌声をありがとうございました。(倉吉市/女性/20歳代)

○声がとてもきれいで、よく響いていた。(倉吉市/女性/高校生)

○この音楽祭のお世話をされる関係者のあたたかいお世話に感謝します。この様な会は、初めての参加で、楽しかったです。ファンになりました。ありがとうございます。(倉吉市/女性/60歳代)

ディレクターの回答
 このようなお言葉を頂けるのが、スタッフとして一番うれしいことです。今後とも、皆様に快適な音楽環境を提供できますよう努力いたしますので、どうぞこれからもご支援くださいますようお願いいたします。

○歌の説明とかお話を、曲の間に入れてあると良い。(三朝町/女性/60歳代)

○地元出身の音楽家の演奏を身近に聴く事が出来て、大変有難い。余裕があれば、岡山或いは兵庫の方の演奏家も若干入れてはどうか。基本は現行通り地元の方、と言うのは、後進を育てる意味においても、大切だと思います。(倉吉市/男性/70歳代以上)

ディレクターの回答
 地元出身の演奏家は沢山居られます。アザレアのまち音楽祭の趣旨をご理解いただき、ご出演いただける方を招聘しているのが現状です。皆様から、具体的なご推薦をいただけますれば事務局より打診させていただきます。もう一つの県外の演奏家の招聘については、現在山陰地区のみですが、山陽側との交流が持てれば、新しい展開が期待されると思います。先日も、岡山県の津山市より、アザレアのまち音楽祭の存在をお知りになった音楽関係者が、協力したいとのお申し出がありました。まずは、津山市との交流から始めて、岡山市、倉敷市、そして兵庫県へと枠を広げる事が出来れば、アザレアのまち音楽祭という新しいコンセプトの認識が広がるものと思います。来年度企画から、検討してみたいと思います。

アザレアのまち音楽祭2008内部評価委員のコメント・感想(M.O氏評)
5/21 松原進バリトンコンサート

会場案内板→オープニングコンサートでのクレームに早速対処されていた。即ち会場案内板。未来中心の何箇所かに赤い「アザレア音楽会会場」の折りたたみ看板。備品が増えて保管にお困りでしょうに…。
 しかし、たとえ場所がわかっていても、知らない人ばかりの中だと不安なものです。まして、遠方からの人は看板を見て安心されると思います。

言い訳と反省⇒倉吉未来中心小ホールでのコンサート時にも、四つの入り口に案内表示をいたしました。指摘を受けてみないと、やっている方ではなかなか気がつかないものです。サロンでのたて看板は、十数年前から実施していましたが、古くなりましたので今年度新調しました。ベースの赤をアザレアの赤にした方が良いのにというご意見もありましたが、あとの祭です。次回の更新時には、忘れず検討いたします。

■開演時間の19時30分。人によれば余りにも遅い開始時間といわれるかもしれませんが、この時間は実はいじくれない時間なのです。PTA活動等された方ならよくお分かりかと思うのですが、仕事を持った女性が一度帰宅し夕食の準備をして「会」に出てくるには、何とか間に合う時間なのです。これは夏、冬問いません。経験知です。それが設定してあるアザレア・サロン・コンサートな何とすばらしい。リサーチとコンセプトがしっかりしているからでしょう。また、開演寸前までは「コンサート・エチケット」のパネル(縦書き)も用意されて…。

言い訳と反省⇒19時30分の開演時間の設定に付いてお褒め頂きありがとうございます。この時間設定は仰るとおりの要件を満たすために決めています。
 更に、この時間帯でのコンサートは大人が対象となるものです。地方でのコンサートのスタンスとして、子どもと大人が一緒に楽しめるように企画されたものが大半ですが、アザレアのまち音楽祭のサロンでは、明確に大人を対象とした芸術鑑賞に堪えうるものにしたいとの願いがあったわけです。ですから、アザレアのまち音楽祭では、入場料設定は一律700円であり、子ども料金はありません。子どもさんも大人として対応していますので、大人のマナーが守れない方は、退席をお願いするなどかなりシビアな対応を取らせていただいています。
 その理由は、最高の鑑賞環境を、本当に音楽が聴きたいとの聴衆の皆様に提供する為なのです。良質のサービスとは何かを、常に考え行動してきましたが、時代と共に変化を強いられてもいます。その代表的なものが、サロン・コンサートでの飲み物サービスです。現在、このサービスは、会場使用の規則に抵触するとして二つの会場でしか実施できなくなっています。
 現在も続いているのは、倉吉信用金庫と倉吉博物館です。また、三朝町総合文化ホールと大栄農村環境改善センターでも取り組んでいただいています。現在の飲み物サービスは、コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶と限定させていただき無料での提供です。以前には、ワインのサービスのありましたが、自家用車でおいでになる方が多く、飲酒運転を誘発する恐れがあるとの指摘で、中止させていただきました。しかしながら、ワインを傾けながらの音楽鑑賞は、最高の至福をもたらせると、再開を望まれる方も多くあります。交通の便がよい都会では、何の問題もないのですが、倉吉では当分無理だと思われます。

■演奏→さて、松原氏、実は声楽のソロ・コンサートは余り体験がありません。比較するにも体験がない。パンフレットに「往年の立川澄人を思わせる」とありました。若い人はご存じないでしょうが、私たちの母親の年代の声楽ファンには大人気でした。NHKでの出演も多かったし、福祉会館にも来たように思います。
 第1部は誰にも馴染み深い曲が多かったのですが、実際サロンゆえに間近に聴くと、この「ヤセ男」のどこから、このバリトンが聞こえてくるのか、と思いました。目を瞑って聴いていると、立川澄人なみの男性の体形が浮かんできます。で、目を開けると「ヤセ男」。なかなか声と姿が一致しませんでした。
 「ドイツ歌曲」ということで、発音の加減・意味はまったくわかりませんが、聴く方としては、そこが音楽の強みで「音」を聴けば良いわけで、プロの歌声を堪能させていただきました。伴奏の松永氏、慣れたもので笑みを絶やさず、よいコンビネーションではなかったでしょうか。好感のもてる方でした。
 お二人とも、衣装も結構でした。硬くもなく、さりとてくだけ過ぎもせず。田舎の音楽会はえてして、貸衣装のような、子ども発表会の場のような服装があったりするのですが、サロン・コンサートの雰囲気に合っていました。音楽会ですが、衣装はその方のセンスが現れます。銭を掛ければよいというものではなく、感じがよければよろしいのです。ただ、松原氏、立川澄人と比べてではありますが、若さのせいか、もう少し歌にコクが足らないような印象が残りました。技術面はわかりかねますが、多分年齢ゆえのものでしょう。それと、聴衆の側ですが、シューベルトの最後、「竪琴弾きの歌 1,2,3」は、章ごとの拍手でよかったのでしょうか。特に「3」への導入は、つまづかれたように感じましたが。しかし、いやー、サロン・コンサートはいいですね。

言い訳と反省⇒とても好意的に感想を述べていただけて、喜んでいます。松原氏は、いわゆるソフト・バリトンであり、オペラのように大ホールの隅々まで響かせるような力に溢れた歌唱よりも、ドイツ・リートと呼ばれる本来サロンで歌われた歌曲に向いた個性の持ち主だと感じておりました。舞台衣裳の事にも、私は賛同です。聴衆の拍手の問題は、クラシカル音楽の鑑賞に慣れていない人が数人おいでになっていたためです。大目に見て下さい。

帰り、図書館前の駐車場、おばさんたちの乗るクルマの1台が逆走しておりました。パッシングと手まねで知らせたのですが、お構いなしでした。夜遅くだからよかったのでしょうけど…。路面に矢印はあったのですがねぇ。

言い訳と反省⇒この問題は、どうにもなりません。優れた音楽鑑賞者であれば、ルールを守る事に快感をもたれるはずです。それが、出来ない場合は二つの原因があると思います。一つは緊急の所用で一刻を争った場合。もう一つは、一方通行のルールをご存じなかった場合です。ソクラテス風に言えば「知らないことは罪」ということになりますが、多分初めての会場だったために、何も分からなかったというのが本当のところだと好意的に考えています。

5/18 パープルタウン・コンサート

ディレクターの感想
 今回のコンサートは、倉吉市上井地区にある「パープルタウン」の中央広場で開催されました。そこでは、アンケート調査が難しく実施いたしていませんので、ディレクターの感想を申し上げます。
 当日は午前11時の開演であったにもかかわらず、時間前から続々とお客様が椅子席にお座りになりました。華やいだ雰囲気に演奏する中学生達の顔は、笑顔にほころびました。
 さて、演奏に付いては、事前に練習会を重ねていたというだけの成果が見られ、70人を超す大編成の吹奏楽が見事な演奏を披露しました。
○「アザレアのまち音楽祭の祝祭ファンファーレ」は、花形であるトランペットなど金管楽器の鳴りを最大化することが望まれます。
○「アザレアの歌」は、顧問の先生による独唱が入って音楽祭の雰囲気を高めました。
○「つぼみ」は、吹奏楽では難しい叙情性を上手く表現していました。
○「バックドラフト」は、リズムの切れがよく、生き生きと演奏されていました。
○いまさら楽器紹介は不要との声もありましたが、その楽器を演奏している生徒さんの意気込みを感じるのには、この企画は素晴らしいと思いました。司会された先生の薀蓄も楽しめるものでした。
○吹奏楽の後には、恒例となっている民踊の披露がありました。長い伝統を感じさせる民踊は、もっと若い方にも取り組んでいただきたいものです。若者と熟年層のご婦人が同じ舞台にのる公演は、このパープルタウン・コンサートが唯一であり沢山のファンが存在します。久しく継続したいものだとつくづく感じました。
○後半の「篤姫」は、ドラマティックな表現に観衆をうっとりさせました。「ディア・ウーマン」は、はつらつとして、輝かしい演奏になっていました。
○最後に演奏された「星条旗よ、永遠なれ」は、マーチの定番であり、今回のコンサートで最高の出来だったと思いました。(曲中のポーズは、かなり不自然でしたが、そのやり方は微妙なものですので、バランスを第一に考えるべきでしょう)やはり、吹奏楽はマーチが最高です。マーチは、吹奏楽の特性が最大限に生かされており、その魅力の宝庫でもあります。もっと様々なマーチを演奏されることを望みます。
※当日の観衆は、用意した300枚のプログラムが足りないほどでありました。今年度は、もう一度パープルタウンで吹奏楽の演奏会があります。今度は大人の吹奏楽団です。子どもさんに、聴いて欲しいコンサートです。

5/14 新田恵理子ピアノ・コンサート
□満足度 大変満足 75.7% 満足 24.3%  普通 0% 不満 0% とても不満 0%

○選曲のセンスが素晴らしく、すごい、豊かな表現力に、大変感激いたしました。(倉吉市/女性/30歳代)

○とても素晴らしかったです。(倉吉市/男性/小学生)

○グリーグの曲をコンサートで聴かせて頂き、ありがとうございました。ラベルやドビュッシーを思わせる曲もあり、風景や情景が目に浮かぶようでした。アルベニスの曲は、耳馴れていて、楽しかったです。グラナドスは、力強かったですね、アレグロは壮大でカッコよかったです!! (倉吉市/女性/40歳代)

○素敵な演奏でした。楽しかったです。(倉吉市/女性/30歳代)

○とても素敵でした。(倉吉市/女性/30歳代)

○初めての参加で、大変に喜んでいます。大変に素晴らしく、夢のようでした。又、次回も、ぜひ参加したいと思います。(倉吉市/女性/60歳代)

○青春の日々が素敵でした。ノルウェー農民の行進曲は、本当に行進曲で、聴いていて楽しかったです。最後の最後まで、すばらしかったです! (倉吉市/女性/30歳代)

○新田先生は、毎回楽しみにしています。今回のプログラムは「たくさんの短い曲」で、聴く側からしても、とても楽しかったです。しっとりしたものが少なく、激しい曲調メインで、練習もとても大変だったのではないでしょうか?素敵でした。(倉吉市/女性/20歳代)

○とても素晴らしいピアノ演奏ありがとうございました。感動いたしました。(倉吉市/女性/50歳代)

○いつ聴いても力強い手の動きを感じています。自分の好きな曲ばかり、懐かしく聴かせていただきました。(琴浦町/女性/70歳代)

○曲目ごとに演奏する曲の作られた背景をあらかじめ分かりやすく説明してくださったので、演奏を聴きながら北欧の風景などを視覚的にもイメージする事が出来ました。(倉吉市/男性/30歳代)

○演奏の始めに説明があり、情景を浮かべて聴けて良かったです。音楽が苦手な自分に、耳、脳のトレーニングになった感じです。(米子市/男性/60歳代)

○大変良かったです。又、聞かせて下さい。(倉吉市/女性/70歳代)

○第26回の開催と言うのは、すごいですね。(倉吉市/男性/50歳代)

○よく知っている曲だともっと楽しめたと思います。第二部を聴いて、まだ行ったことのないスペインに憧れました。赤と黒のドレスも情熱の国スペインにマッチしていました。とてもお似合いでした。スペイン舞曲集は、楽しく聴く事が出来ました。アンコールに応じて下さって感激しました。(倉吉市/女性/60歳代)

○みんなが知っているような曲も入れてもらえたら嬉しいです。(グリークグの中)大変良かったです。(倉吉市/女性/50歳代)

○第二部が、耳になじみの曲で、親しみやすかった。大熱演でした!衣裳も、大切ですね、鮮やかで、曲にも、よく似合っていました。毎年、色々の曲への意欲的な取り組みに、敬服しています。声が聞きにくいので、曲の解説は、無くてもよいのでは?パンフレット中の解説だけでも……と思いました。(米子市/女性/60歳代)

◆ディレクターからの回答
 小ホールでのコンサートですから、サロンと違って、どちらかと言えばリサイタルの様式に近いものです。そう考えれば、曲もの紹介は無い方が良いかも知れません。しかし、サロンとしての範疇でのコンサートだとすれば、解説なり、何らかのお話があっても良いかも知れません。今回の反省点があるとすれば、それはお話が多少長すぎたと言う事でしょう。芸術の中で、最も抽象性の強いものですから、解説があっても、本当のところでは、鑑賞の役には立たないはずです。音楽を聴く前に先入観を封じ込まれてのコンサートなど、音楽鑑賞とはいえないとも言えるでしょう。しかし、音楽を楽しむには、さまざまなアプローチの仕方がありますし、どの方法が良いとは一概に言えないものです。アザレアのまち音楽祭の基本的な姿勢は、コンサートでは解説しないのがベストだと設定しています。その補助的な意味もあり、パンフレットに解説を入れたりしていますので、ご指摘のとおりかもしれません。今後検討してみます。

○とても素晴らしかったです。受付も気持よく、良かったです。

○グリーグの曲はあまり知りませんが、題名の通り、1曲1曲に物語があり、その状況が目に浮かんできて、とても楽しかったです。「青春の日々から」は、心に響くものがあり、自分自身の若き頃をなつかしく思いました。スペインの曲は、情熱的で、衣裳も赤でピッタリでした。アンコール、感動!!とても良かったです。楽しかったです。(倉吉市/女性/40歳代)

○第二部が大変親しみやすく、変化に富み、よかつた。(琴浦町)

○今まで聴いた事がないスペインの楽曲が多かったですが、演奏前に説明して下さり、分かりやすく楽しめました。強弱の激しい曲には、感動しました。衣裳も素敵でした。(米子市/男性/30歳代)

5/11 アザレア室内オーケストラ演奏会 指揮/松岡究  マリンバ/門脇志保
@フィンガルの洞窟/メンデルスゾーンAマリンバ協奏曲/メンデルスゾーン
B交響曲第7番/ベートーヴェン
□満足度 大変満足 63.4% 満足 36.6%  普通 0%  不満 0% とても不満 0%

○マリンバ協奏曲は大変よかった。涙が出る位に感動しました。今度は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のマリンバ演奏を聴きたいですね。アザレア室内オーケストラがフルオーケストラ編成くらいの規模になればいいですね。(北栄町/男性/50歳代)

○素晴らしかったです。(鳥取市/女性/60歳代)

○久し振りに情熱的な音楽を聴いて、すごく感動しました。最初の独唱の方の声が素晴らしかったです。会場が寒くて、老いのみには、こたえました。(倉吉市/女性/70歳代以上)

ディレクターの回答
 「アザレアの歌」を独唱して頂きましたのは、倉吉東高校の小谷弘幸先生です。大変素晴らしいテノールですので、近い将来アザレアのまち音楽祭に登場して頂きたいものです。どうも、ホールに冷房が入っていたようです。大変申し訳ありません。事前の打合せがうまくいっていなかったとのことであり、主催者サイドの責任です。今後は気をつけたいと思いますので、どうぞご了解くださいますようお願いいたします。

○とても良かったです。(倉吉市/女性/60歳代)

○マリンバの演奏に、とても感動しました。(倉吉市/女性/20歳代)

○歌が男の方でありオペラのようで、よくあっていました。来年も男の人でお願いします。(倉吉市/女性/20歳代)

○「アザレアの歌」を歌った男性の声がすてきだった。マリンバの人は、手の動きが早いのに音は正確ですごいと思った。オケは、のだめの曲を演奏してくれて、アンコールでもやってくれたので、うれしかった。やはり、知っている曲だと、聴いていて楽しい。(鳥取市/女性/20歳代)

○マリンバは初めてですが、良かったです。完璧でした。全体的に良かったですね。今度は、ヴァイオリン協奏曲を聴きたいですね。ピアノ協奏曲も良いですね。(湯梨浜町/男性/50歳代)

ディレクターの回答
 来年のオープニング・コンサートは、倉吉市出身の京都市交響楽団ホルン奏者の小椋順二さんによる「ホルン協奏曲(モーツァルト)」(詳細は未定)と、同じく倉吉市出身のピアニスト中嶋由起子さんによる「ピアノ協奏曲第5番皇帝(ベートーヴェン)」を予定しています。また、交響曲はベートーヴェンの4番を演奏します。どうぞ、ご期待ください。

○楽しく聴きました。(北栄町/女性/60歳代)

○初めて来ましたが、すばらしかったです。マリンバの演奏は、特に良かった。(北栄町/女性/50歳代)

○メンデルスゾーンの協奏曲、ヴァイオリン以外の演奏は初めてでした。ただ、びっくりしています。パガニーニなども聴きたいです。(倉吉市/男性/70歳代以上)

○弦が昨年よりも安定している。ホールのせいか、音がストレートに飛んでこない。ファゴットが入るとオケの音がガラリと変わる。素晴らしい奏者だと思う。(倉吉市/男性/30歳代)

○門脇志保さんのマリンバが良かったです。ありがとうございました。(倉吉市/女性/60歳代)

○今年も招待ハガキをいただきましたので、聴きに来ました。ありがとうございます。やはり、CDより生の音の方が良いです。めったに聴けませんが。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は好きでしたが、第一楽章しか知らなかったし、マリンバ協奏曲として聴くのは初めてで、新鮮でした。(鳥取市/女性/40歳代)

○すごくよかった。スタッフの方も感じのいい方でした。門脇志保さんのマリンバの演奏とオーケストラの演奏がすごくマッチしてよかった。また、機会があったら行きたい。(倉吉市/女性/20歳代)

○よかった。(倉吉市/男性/)

○大変に良かったです。門脇さんを初めて聴きました。こんな珍しい音楽を、聴きたいと思います。(倉吉市/女性/)

○すてきな演奏会でした。次が楽しみです。(倉吉市/女性/)

○すごい演奏でした。ありがとうございました。(北栄町/女性/)

○大変良かった。(倉吉市/女性/40歳代)

○大変良かったです。ありがとうございました。(北栄町/女性/70歳代以上)

○5月、6月は、ヨーロッパでは一番良い季節です。ザルツブルグ、ローデンブルグ、ミュンヘン、パリ、何処に行っても辻音楽師が各自演奏しています。曲目は「よく知られたクラシックの名曲」ばかり。つい、足を止めて聞き惚れ、1ユーロをヴァイオリンのケースなどに放り込みます。倉吉でも、アザレアのまち音楽祭の期間は、こんな光景が街で見られたら、それこそ「音楽の街」が定着するのではないでしょうか。マリンバ、ベートーヴェン7番、すばらしい。(倉吉市/男性/70歳代以上)

ディレクターの回答
 アザレアのまち音楽祭は、ザルツブルグの音楽祭を30年程前に体験し、その精神を受け継いだ音楽祭を創ろうとして生まれています。ですから、ヨーロッパの音楽祭を思い出していただけたことに、なんとも言えない懐かしさがあります。ヨーロッパの街頭で演奏している方々は、ほとんど、国の検定を通過した専門家ですので、本格的です。プラハのカレル橋で演奏していたトリオなど、音楽大学の教授たちだったりします。
 しかし、日本ではまだまだ文化がそこまで熟しておらず、街頭での演奏には消極的です。近年、大阪フィルのメンバー達が、御堂筋で無料のコンサートを行ったりし始めていますから、徐々に認識が変わるかもしれません。毎年、3月に行われている倉敷音楽祭でも、街頭での演奏がかなりありますが、本格的なものは皆無のようです。見世物的な事に終わるようであれば、演奏家は嫌がるに決まっています。
 アザレアのまち音楽祭では、街頭というより、市内のあちこちの施設で、ミニコンサートが出来ればと考えています。しかし、先立つものがなければ、絵に描いたもちに終わります。皆様の篤い支援が頼りですので、どうぞ今後ともご支援くださいますようお願いいたします。

○門脇さんの演奏は、とても素晴らしかった。残念なのは、彼女に笑顔が見られなかったこと、そして、歩く姿勢が少し前かがみ(背中が曲がっていた)になっていたこと。きっと緊張されていたのでしょう。今後も応援しますので、頑張って下さい。ベートーヴェンの7番、とてもよかった。(倉吉市/男性/50歳代)

○門脇さんに拍手。いつの日か兄弟三人のセッションも楽しみにしています。(倉吉市/男性/50歳代)

○男性の方のテノール(小谷弘幸さん)、いつも女性の方のソプラノを多く聞かせて頂いているせいか、とても新鮮でした。とても良かったです。はにかんだ所も、ハニカミ王子みたいでした。門脇さんのマリンバは、以前の小谷康夫さんが思い浮かびました。長い曲を一気に力強く弾ませた音、すばらしかったです。是非又、聴かせて頂きたいと思います。本日はご招待頂き、ありがとうございました。いつもすばらしい音楽を聴かせて頂き、心の中がきれいになるような気がします。(倉吉市/女性/60歳代)

○今年は、オープニングのファンファーレを聴いて、うれしい気持ちになりました。7番は、よくテレビで耳にしますが、生で聴くとやっぱり何倍も良いです。これからの、今年のコンサートも楽しみにしています。(兵庫県/女性/20歳代)

○門脇志保さんのマリンバとオーケストラの共演、とてもすばらしかったです。(倉吉市/女性/40歳代)

○マリンバが上手でした。(倉吉市/女性/学生)

○松岡究先生の指揮がすばらしかった。特にベートーヴェンが。(/男性/40歳代)

○大変良かったです。開催時間をもう少し昼間を多くして欲しい。(倉吉市/女性/70歳代以上)

ディレクターの回答
 今年の音楽祭は、昼間のコンサートを8公演に増やしています。どうぞお出掛け下さい。

○ソロのマリンバという楽器を初めて知りました。マリンバのバチの動きが、とても速かった。片手で、2本のバチを持ちなったときも、すごかった。(倉吉市/女性/小学生)

○ソロのマリンバの演奏、初めて聴きました。とても迫力があって、驚きました。30分近い曲を、よく覚えておられるのはすごいと思いました。こんごのご活躍、期待しています。(倉吉市/女性/40歳代)

○学生の頃から「アザレアのまち音楽祭」という演奏会があるのは知っていましたが、(どのようにしたら、いかれるのか、わからなかったのです)行ってみたいなあと、ずっと思っていました。今日、来られて、20年間の念願がかない、うれしいです。演奏がとてもすばらしく、感動です。また、来年もぜひ来たいと思いました。(湯梨浜町/女性/40歳代)

○門脇さんのマリンバは、ソロで何度か聴いたことがありますが、今日のオーケストラとの演奏は、また一段とすばらしかったです。ぜひまた、来年も聴きたいです。ベートーヴェンの7番は、本当に迫力があり、聴き応えがありました。すばらしかったです。(琴浦町/女性/50歳代)

○マリンバはディナーショーで、軽い演奏しか聴いていませんでした。今回、メンデルスゾーンの耳馴れた曲を聴かせていただいて感謝です。演奏者の方の動き、腕の動きも見ながらでしたのでメンデルスゾーンもすごいなあと、思いましたが、オーケストラの演奏者の方の演奏も感動を持って聴かせていただきました。ありがとうございました。(琴浦町/女性/50歳代)

○マリンバの楽器を見たのも、聴いたのも初めてでしたが、美しい音色に吸込まれるようでした。元気を頂きました。有難うございます。(北栄町/女性/60歳代)

○若いアーチストの演奏、とても感激しました。倉吉のアザレアのまち音楽祭、いつも楽しみにしています。いつまでも続いて行くことを願っています。ありがとうございました。(倉吉市/女性/50歳代)

○すばらしい演奏、感動しました。有難うございました。(湯梨浜町/男性/70歳代以上)

○今日は、娘からのプレゼントで、主人と来ました。うれしいです。昨年は、娘と孫、私と3人で聴き、素晴らしい演奏に感動したものでした。今年も聴かして頂いてよかったです。素敵な時間をありがとうございました。(琴浦町/女性/70歳代以上)

○開会式典の歌を歌われた方は、倉吉東高のオーケストラ部の顧問の先生でしたね。とても良かったです。マリンバの時にやさしく、時に激しい音色に感動致しました。また、クラシックの初心者にもわかる選曲をしていただいて、ありがとうございました。楽しいひとときをありがとうございました。(倉吉市/女性/60歳代)

○もう少し、話を短くして、演奏を早く聴かせて欲しい。曲を短くして、迫力のある曲もほしい。マリンバがすごかった。(倉吉市/女性/中学生)

○昨年、みささ音楽祭で米原先生のマリンバ・コンサートを聴き、機会があれば又、聴きたいと思っていたので、今日の演奏は、感動!オーケストラメンバーの態度が気になりました。(倉吉市/女性/40歳代)

○確かにレベルUPと思いますが、ある程度マンネリ化的な感もある。オーケストラだけだと眠りもつくが、マリンバの演奏はすばらしかつた!今後もこの形式でやってもらえれば……と思う。車のない者は、夜の部は出難いし、未来中心ホールは不便。(JRを利用している)行きはヨイヨイ、帰りはコワイです。冷房?足元が寒かった。(湯梨浜町/女性/70歳代以上)

○門脇志保さんのマリンバは、とても聴き応えがあり、良かった。オープニングの小谷弘幸さんの歌声もいい声で、とてもよかった。いやな事が生活していると多々あるが、音楽はその事を忘れさせてくれると思った。これからも、コンサートに度々出かけたいと思う。松岡究氏は、とてもパワフルで、繊細で、魅力あふれる方だと感じる。アザレア室内オーケストラも、とても素晴らしいオーケストラだと思う。(北栄町/女性/50歳代)

○マリンバ、すばらしかったです。益々のご活躍をお祈りします。ありがとう。(県外/女性/40歳代)

○マリンバの演奏会が少ないので、もっと聴かせて下さい。ハンドベル等、あってもよいのでは?(琴浦町/女性/70歳代以上)

○大変よかったと思います。特に、マリンバ演奏には、感動しました。(琴浦町/女性/70歳代以上)

○毎年ご招待いただいて感謝しています。今年のオープニング・コンサートは新進のマリンバ奏者の演奏が加わって、一段と素晴らしいものでした。大変感動しています。年齢を重ねたので、夜間のコンサートは出にくくなりましたが、昼の部が増えたようですのでなるべくそちらに、出向いて楽しみたいと思っているところです。アザレアのまち音楽祭が年々栄えて行くよう願っています。(倉吉市/男性/70歳代以上)

○教育長さんの挨拶の中でありましたが、この音楽祭を支えて下さっているのは、実行委員の皆様の高い感性とセンスの素晴らしさによるものであると思います。ありがとうございます。毎年、日曜日に開幕となる、このオープニング・コンサートだけは、欠かさず参加するようにしています。山本喜三先生の作られたアザレアのまち音楽祭のテーマソングを聴かせていただくたびに、胸が熱くなります。松岡究先生指揮によるアザレア室内オーケストラの演奏は、この音楽祭になくてはならないものですね。そして、門脇さんのマリンバ演奏、今年は新たな感動でした。鳥取県の中部で、この様な素晴らしい音楽家が育っておられるのは、この音楽祭の歴史が育てた偉業ではなかろうかとさえ思えました。マリンバに興味をもたれた方も多かったのではないでしょうか。マリンバ奏者の、まさにスポーツを思わせるようなリズム感とスケールの大きさに、すっかり魅了され、目が離せませんでした。実行委員の皆様のご努力に敬意を表します。新たな観客の輪が広がることを祈ります。(北栄町/女性/40歳代)

ディレクターの回答
 身に余る賛辞をいただき、感謝いたしております。私たちアザレアのまち音楽祭は、顧客サービスを最大のミッションとして運営するように心掛けています。まだまだ、至らぬ点があると思いますので、ご叱責いただき、ご指導くださいますれば幸いだと思います。

○今年も素晴らしいオープニング・コンサートをありがとうございました。ファンファーレの響きは、これからの音楽祭への期待を高めてくれました。「アザレアの歌」は、この音楽祭のシンボルのように感じています。詞は、今の時代には難しいですが、真・善・美への憧れがある様に思えます。昨年は、プログラムに楽譜と詞が載っていたと思いますが、今年はありませんでした。詞の易しい解説でもつけて、もっと皆に誇ってPRしてはどうですか。マリンバでのメンコンを聴くという、貴重な体験をさせて頂きました。楽器の制約もある中で、精一杯微妙なニュアンスを伝えてくれました。若い音楽家、うんと伸びて欲しいです。ベートーヴェン、35人で、これだけの音を出し、期待通りの盛り上げをしてもらい満足でした。(鳥取市/男性/)

○門脇志保さんのマリンバ、すばらしい音色でした。(倉吉市/女性/60歳代)

○マリンバの演奏もあり、大変良かったです。(倉吉市/女性/70歳代以上)

○素晴らしい、の一言です。大変感激しました。奏でる方の手に、神が宿っているような気がしました。(三朝町/女性/60歳代)
○マリンバ、大変素晴らしかった。久し振りに本格的なオーケストラ、…感動しました。ホールの冷房が、聴いている私たちには寒かった。今日の外の気温も低い。(湯梨浜町/女性/70歳代以上)

○大変良かったです。久々のマリンバの演奏で、とても感動しました。(倉吉市/女性/60歳代)

○マリンバの演奏、素晴らしかった。オーケストラ演奏、楽しんで聴かせていただきました。咳が時々聞かれたのが残念でした。小さい子どもが、よく聴いていたのには感心致しました。練習大変だったでしょう。(倉吉市/女性/60歳代)

○オーケストラとマリンバは、素晴らしかったです。普段聴きなれていない為、感動です。結構、専門的なメンバーが多いアザレアのまち音楽祭、もう少し、庶民的な分野も取り入れられると、小学生、中学生も足を運びやすくなると思います。打楽器の中でも、マリンバ四重奏をリクエストします。昨年、三朝美術館であった、米原真吾、谷川、大上沙織、福井らんさんも、すごく温かくて親しみやすい演奏で楽しいです。来年は、是非お願いします。ありがとうございました。

ディレクターの回答
 昨年の三朝美術館でのコンサートは、アザレアのまち音楽祭のプロモート部門でアシストさせていただいていました。アザレアのまち音楽祭にも、当然としてご出演いただきたいのですが、皆さん学校の先生であり、特にこの時期は、各学校がコンクールを目指して最も忙しいのです。ですから、依頼をするにしても、依頼された方の事情を考慮すれば、なかなか願いがかなわないということになります。しかし、倉吉市には、有能な若手演奏家が、かなり存在します。アザレアのまち音楽祭には、機会さえ合えば、順次ご出演願いたいと思っていますので、どうぞ皆様からのご推薦を頂きたいものです。

○連休も終え、一息して楽しい一日でした。いつも良い音楽を演奏して頂き、ありがとうございました。(倉吉市/女性/70歳代以上)

○「オープニングにふさわしいオーケストラにマリンバ、すっかり至福のひとときをたっぷりと…。ありがとうございました。志保さんの神技は、とてもコンピュータもかないません。感謝!!(倉吉市/女性/70歳代以上)」

ディレクターの回答
 今回のアンケートは、門脇志保さんのマリンバに感動したと、圧倒的な数の回答がありました。大変うれしいことです。マリンバは易しそうに見えて、大変難しい楽器であり、門脇さんの様には、なかなか演奏できないのです。私は、かねてより門脇さんの才能に驚愕し、最高の状態で倉吉市民の皆様にご紹介したいと思っていました。今回のコンサートは、コンチェルトというベストな設定の中で演奏して頂き、聴衆の圧倒的な支持を受けたことで、大成功のオープニングになったと確信いたしました。ありがとうございました。
今回のアザレア室内オーケストラは、これまでの編成に弦楽器を補強したものです。弦楽器の響きに厚身が出て、ベートーヴェンの7番は、見事なものでした。上手くなればなったで、ますます高い要求が出てくるものです。今年よりも来年というスパイラルの進化が期待されます。聴衆の皆様からの叱咤激励が、ますますオーケストラを充実させます。どうぞ今後とも、ご支援下さい。

◎お手紙
 こんにちは。5/11のアザレアのまち音楽祭・オープニング・コンサートは、素晴らしい演奏で、とても感動しました。3ステージそれぞれが新鮮で、大変満足しました。アザレアのまち音楽祭の存在を知る様になったのは、私がリコーダー教室に参加した1993年からです。結婚して倉吉に住み始めたのは1977年ですから倉吉市民でありながら、十数年間この音楽祭を聞き逃したことになります。何と勿体ないことをしたのでしょう。しかし私が協賛をお願いした、何十年も倉吉にお住まいの方々は、この音楽祭のことを何一つご存じありませんでした。私の住んでいる町内の、「じげの人達」の中にも知っている人は少ないのです。残念でなりません。
 「音楽祭」と聞いただけで、難しい、とか、とっつきにくい、といったイメージがあるのかもしれません。又、主婦は夜出掛けにくい、という事情もあるかもしれません。長年に亘って創りあげて来られた現在の音楽祭のスタンスを否定するつもりは全くありません。また、クラシック音楽を主体とした、格調高い音楽祭は、大いに賛成です。
 私が提案する「フリー・コンサート」は、食事で言えば「おやつ」かもしれません。メインの食事は大切ですが、おやつも又、楽しい時間です。フリー部門は、出来るだけ手をかけず気軽に参加して、層を広げる事を目的にしています。
 ツツジが咲き乱れる5月から一ヵ月半、街全体が様々な音楽で溢れている、そんな情報が全国に発信され、興味を持った人達が来倉され、結果として倉吉市にお金を落として下さることが、私の一番の望みです。「倉吉に遊びに行ったら、まちの人が演奏していて、一緒に歌ったワ!楽しかった。また来年、来ます」なんて言われたら、最高です。
 私の描いているのは絵空事で、そう簡単にいくものではないかもしれませんか。しかも「じゃ、貴方がフリー部門をとりまとめられますか?」と言われたら、ハイとは言えない状況です。それでも、どうしても提案したくて、お手紙にしました。(倉吉市/女性/50歳代)

◎お手紙
 こんにちは、今年もアザレアのまち音楽祭の季節になりました。「アザレアの街ってどこにあるのですか?」という電話が、事務局に掛かってきたという素敵なお話を、この時期になるといつも、思い出します。市民が皆でつくる音楽祭、誰でも気軽に参加できて、アザレアのまち音楽祭の期間中は町に歌や演奏が溢れている、ヨーロッパの一都市のような、そんなイメージが、頭の中に広がります。「山陰出身で、優れた技術を持つ演奏家達による素晴らしい演奏会を、手ごろな金額で、しかも間近で楽しむことが出来る、またとない機会」に加え、多くの素人達にも演奏の機会を与えて、音楽祭に参加できる喜びを感じさせる、すそ野の広い音楽祭にできたら、どんなにいいでしょう。そこで、提案があります。
 私達市民が「より積極的に音楽祭に参加」すれば、市民の関心もより高まり、それに伴って知名度も上がり、結果として他県からのお客様の数が増えるのではないかとおもいます。そこで、「より積極的に音楽祭に参加」する為に、倉吉市民も単に、聴衆、協賛者としてだけでなく、演奏者(歌い手)として積極的に参加することを、発案しました。
 そのやり方として
 @路上ライブ
 A喫茶店での演奏会
 B赤瓦のスペースを利用しての演奏会
 等を提案します。
 参加者のジャンル、年齢等は問いませんが、
 1 アザレアのまち音楽祭事務局にグループ名、メンバー、プログラム等を前もって提示する。
 2 無料で演奏、但し「アザレアのまち音楽祭基金」箱を設置し、お客様に演奏後協力をお願いする。集まったお金は、アザレアのまち音楽祭事務局に寄付(全額か一部か)
 3 演奏会場となる店の前には、「アザレアのまち音楽祭・フリー・コンサート会場」の看板を出させて貰う。(看板作成をどうするか、事務局で作る場合の資金をどうするかまでは、私では決められません)
 4 フリー・コンサート参加希望者が多い場合、或いは、ある程度のレベルを設定する場合は、オーディションを行う(テープ審査でも可?)
 5 フリー・コンサート参加者が参加料を事務局に支払う場合は、1チーム千円程度の安価な参加費で。
 6 フリー部門の運営は、その参加者が協力して行う。結果として、高校生や青年もアザレアのまち音楽祭の一員として関心を持ち、運営委員会を次世代に繋ぐ事ができるのでは?
 赤瓦やその周辺、打吹公園で、観光客をよく見かけます。その方達が、気軽に立ち寄って聴ける日中の演奏会や、若者達による、夜の駅前での路上演奏も、全て「アザレアのまち音楽祭」に組み入れて、市民総参加の音楽祭に出来たら、それこそ、音楽の溢れる「アザレアの街」になるように思います。
 プロの演奏者は鳥取県出身者になっていますが、素人の参加は取り敢えず、開催地である倉吉市或いは中部地区より始めてはどうかと思います。例えば、ジャンベという楽器を演奏される、アフリカ出身の男性が倉吉にお住まいと聞いています。そういう方にも参加頂き、年齢、ジャンル、国籍を超えた、幅広い街ぐるみの音楽祭にできないものでしょうか。ぜひご検討を、お願い致します。

ディレクターの回答
 素晴らしい提案をいただき、ありがとうございます。フリー・コンサートという概念は、とても斬新で実現の可能性はあると思います。この類いの音楽祭は、東京の荻窪音楽祭が手がけていますが、演奏希望者は、かなりレベルの高い本格的な演奏家が集まっているようです。最近、大阪フィルハーモニーのメンバー達が、小さなアンサンブルを沢山編成して、大阪の御堂筋の様々な店舗や事務所のロビー等でコンサートをやり、多くの観客動員を可能にしています。この成功は、プロだからこそ出来たものであり、その満足感の高さは、演奏された音楽レベルに比例するものだと言われています。最近、日本にも上陸している「ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン」(熱狂の日)も、基本はプロの演奏家が、低料金で、短い演奏会を一日に何組ものコンサートをやると言うものです。今年からは、金沢や仙台でも開催されるそうですが、出演はプロフェッショナルの演奏家達です。アマチュアの方たちを対象としたものには、倉敷音楽祭があります。美観地区の掘割の上に橋を設えてステージとし、アマチュアの皆さんが10分程度のステージを順次演奏するものです。この場合も、アマとは言うものの、かなりのレベルであり、いわゆる「人前での演奏に堪えうる」ものです。倉吉市にそのレベルの演奏家がどれほど居て、どれほど参加していただけるかがカギとなります。アザレアのまち音楽祭のサロンに登場して、一晩のコンサートをこなすほどのスキルは無いが、10分程度の一ステージを担当する事は出来る方々は、かなりおいでになるでしょう。しかし、問題は、参加していただけるかどうかなのです。
 ご提案のフリー・コンサートは、参加するのにお金を支払うということであり、「人前での演奏に堪えうるもの」というレベルを外したものと思われますが、果たして聴衆が満足してくれるでしょうか。その問題をクリアしなければ、この企画は空論になりそうです。アマチュアのあまり上手くないという演奏に、聴衆が感動してくれるのは、音楽の力ではなく、それを取り巻く物語に感動してくれるのです。ですから、その物語が理解できないものにとっては、単なる下手くそな演奏であり、聴くに堪えないということになります。
 偶然来合わせた観光客にとって、その物語はほとんど分かりません。ですから、その場で生み出される音楽の力だけが頼りです。パリの地下鉄で演奏している人たちだって、厳しいオーディションに合格しないと演奏できないのです。石原都政の東京では、大道芸人についてもオーディションを行っています。無料であろうと、ボランティアであろうと、人に音楽を聴かせるのであれば、それなりのレベルは必要なのです。自分で演奏して自分で楽しむことに於いては、何の制限もありはしませんし、何をおやりになるのも自由です。しかし、他人に聴かせる、音楽で自己主張するのであれば、「横丁のご隠居さん」の趣味ではだめなのです。ちょっと嗜んだ程度では、聴かされる方がボランティアさせられる事になるのです。これでは、もはや音楽鑑賞とは言えないのです。
 アザレアのまち音楽祭に登場している演奏家は、血のにじむような訓練をしてきている演奏家ばかりです。地方にあっても、自分の音楽芸術を追求し、音楽することをライフワークにしている者ばかりです。てすから、聴衆から支持して頂けるのです。アザレアのまち音楽祭は、趣味の会や手慰みの発表会ではないのです。だからこそ、26年間も続けてこられたとも言えるのです。
 音楽をより深く楽しんだりするには、実際に音楽をやってみるのが最短の理解の仕方です。しかし、私たちは、よりよい聴衆になることを願っています。鑑賞を通して、全ての市民が表現者になることは、可能だと思います。表現者が即演奏家だと誤解しないでいただきたいのです。人間の生き方として、美しい人生をどのように作っていくかを模索し続ける人の人生が芸術になるのです。全ての芸術の中で王者となるのは、鑑賞者なのです。つまり、芸術の中に自分自身を鑑みる事こそが、コンサートの醍醐味であり、人生を美しくするものだと考えています。
提案されていた、「喫茶店での演奏会」(公園入り口の茶房混智恵流都でカルテットのコンサート開催)、「赤瓦のスペースでの演奏会」(リコーダーの演奏会)は、全て可能ですし、かつて実施したことがあります。勿論、アマチュアではやっていませんが、一定のレベルが担保されれば、その可能性はあります。後は、支援者の問題です。
 折角、提案していただくのですから、まずは自らが活動しなければ、だれも動いてくれないでしょう。私たちアザレアのまち音楽祭は、次ぎのような人の提案を待っています。
 @物事をやると決意できる人 A目標・目的を持つことの出来る人 B段取りを考える人 C成功意識が持てる人 D仕事を貫徹する人 E感動体験を持つ人です。
 全ての結論は、感動体験を望んでいるかどうかで決まります。感動を持ち続けることは、あなたの全ての居所を舞台とするでしょう。あなたは舞台で輝いて生きること、今できることを今やること、そこから、人生が変わり、感動的な生き甲斐が生まれるのです。何もしなければ、何も得られないのです。あなたの人生を誰かが代行できないように。

アザレアのまち音楽祭2008内部評価委員感想(M.O氏評)
アザレア室内オーケストラ演奏会

■受付等⇒特に問題なし。会場裏側(図書館側)にも、ポスター等の告知が欲しかった。昔の福祉会館みたいに「タテ看」があるといいですね。→これはアトリウム内でもよい。

言い訳と反省⇒確かに、倉吉未来中心は、出入り口が四つもありますので、それぞれの入り口に案内カンバンが必要だと思います。来年度と言わず、ファイナル・コンサートではポスターを使った案内表示をいたします。

■主催者・演奏者・観客⇒との仕分けで言えば、観客のマナーが一番ひどかった。「咳」は上着で覆うくらいのマナーが欲しい。私の後ろの席のおばサン連れが、開会行事の間中も、普通の声で喋っているので注意しました。

言い訳と反省⇒観客のマナーは、昨年度よりかなり気をつけていますが、コンサート体験が始めての方は、家庭でテレビを見ている感覚ですので、傍若無人にご本人も気がつきません。コンサート直前に、「音楽の楽しみ方」のミニレクチュアをして、注意を促す事も検討したいと思います。

子どもの鑑賞⇒やっぱり無理、という小さな児も入場していました。座席をゴトゴト鳴らしていました。歩き回っていました。どういう経過で受付を通過したのでしょうか。

言い訳と反省⇒子どもさんの問題は、とても悩ましいものです。多くの子ども達に聴いて欲しいし、まったく興味のない子どもを同行される親御さんの気持ちも理解できますし、本当に悩むところです。
 割り切って、大人のためのコンサートとし、子供向けのコンサートは、別企画で公演する方が良いかも知れません。本当に音楽を鑑賞しようという方には、コンサート会場で、緊張感のない子どもさんの存在は邪魔になるものです。どんなに名演奏家のコンサートでも、子どもさんが無料で入場しているコンサートには、行きたくないという音楽愛好家の存在もあるくらいですから、大人の芸術と子どもの文化は別に考える方が本当かもしれません。
 ヨーロッパでは、定番のオペラの公演に、子どもの姿はまったく見られません。日本のような、大人も子どもも一緒に楽しめるテレビ文化の延長を、アザレアのまち音楽祭では目指していませんので、再検討が必要だと思います。

演奏中の入場者⇒もありました。ひどいのは、演奏中にもかかわらず、ドアの音を立てていたことでした。

言い訳と反省⇒ドア係りを設定しており、各ドアに2人の人員配置をしていたはずなのですが、うまく機能していなかったようです。これは大失態です。やはり、接客マニュアルのセミナーを受けて、そのスキルを持った人で運営すべきでした。善意のボランティアでは役に立たないということです。大いに反省いたします。

入場者数⇒入りは、まあまあ、ではないでしょうか。いや、よく集めたと言うべきか。

言い訳と反省⇒当初、想定入場者数を550人としており、パンフレット準備も550セットを用意していました。ところが、開演時間が迫るにつれてパンフレットの在庫がなくなり、急遽パンフレットの追加を致しました。詳細はまだ未定ですが、600人以上の聴衆にお集まりいただけたと喜んでいます。もっともっと、聴衆を得るためには、口コミの広報を更に拡大したいと思いました。

照明⇒金澤さん、立ち位置が悪く、折角の柔和な顔が照明による影が出来ていました、残念。照明で言えば、マリンバの門脇さんの顔も「黒つぶれ」していました。演奏の障害になるのかもしれませんが、折角の美顔が映えない。

言い訳と反省⇒照明の問題は、会場である倉吉未来中心の運営組織の脆弱さを露呈したものです。事前にすべき作業が行われておらず、ゲネプロが始まってから照明器具を調整している有り様でした。てすから、ステージ前面には照明が当らず暗くなってしまったのです。確かに舞台正面からの照明は、マリンバの反射光が奏者の目に入り演奏の障害になることはあります。ですから上手い照明家は、サイドからソフトな光を当てるなど、工夫するものです。今回の、というより、これまでもそうですが、照明器具は扱えても照明のスキルが未熟だったのでしょう。この問題は、技術プロパーの責任だと思っています。

舞台装飾⇒ステージに、「アザレアのまち音楽祭」では、いつも花はないのですか。隅っこにでも…。ウィーンのニューイヤーほどはいらないにしても、「西洋ツツジ」でなくとも、何か添えてもいいんじゃないかなって、思いました。

言い訳と反省⇒当初は、そのような考えもありましたが、音楽祭は音楽を楽しむ事を第一義にすべきだとの事で、花は一切ステージに乗せない事にしました。ですから、出演者に対する花束も、アザレアのまち音楽祭では一切出しません。ファンがお持ちになった花も、お預かりはしますが、楽屋に届けるだけです。それと、一日間だけであれば、華やかな雰囲気作りに良いのですが、27公演総てに花を飾ると膨大な経費が掛かります。本音の辺では、経済的な理由が大きく作用しています。

演奏⇒ファンファーレ、良し。演奏者の出入りと、挨拶の礼が不統一。
 アザレア室内オーケストラ、音程の不揃い?に心配をするが、のちは良し。
 「フィンガルの洞窟」はなぜか、エンジンが掛かっていないような気がしましたが…。
 マリンバは見せてくれました。それだけに、照明が不十分で演奏を引き立てていなかっ
 た。もっと、まぶしいくらいであるはず。ゲストなんだから、もっとSHOW的にしてあげなければ、と思いました。
ベートーベン7番は、やっと聴かせてくれた、という感じ。やっと、ノリました。アンコールは第2楽章がやってほしかったですね。

言い訳と反省⇒アザレア室内オーケストラは、どのような叱責でも、苦情でも、ご批判でも受け入れて、糧とする団体です。厳しいご意見大歓迎です。ところで、お言葉のとおり、今年のファンファーレは特に出来が良かったと思います。お客様の中には、もう少し長い演奏が聴きたかったとのご意見もありました。出入りの件は、今後の課題に致します。オーケストラの乱れは、経過的なものだと思います。今年は弦楽器が増員されたため、新しいメンバーを加えてのリハーサル時間が不足したためだと思います。来年度は安定してくると思います。メンデルスゾーンのコンチェルトも、ソリストとオーケストラの刷り合せが十分とは行かず、多少ギクシャクしていましたが総合的には名演になったと思います。多分、テンポ設定やフレーズの受け渡しに付いてもっと綿密な打合せが出来ていれば、はつらつとして強靭な音楽になったものと思われます。しかし、現在のオーケストラのスキルでは、十分な成果が発揮されたと感じています。ベートーヴェンの7番は、多くの人に感銘を与えたと思います。しかし、本来はもっと鮮烈なリズム感を示すべきであり、アーティキュレーションの不ぞろいも気になりました。オーケストラの進化は、まだまだこれからですので、来年をご期待ください。

聴衆⇒帰り道、ごく普通のおばさんが、(たぶん)7番に感動したといって、誰かに携帯で、電話していました。まあ、この7番でだいたい満足されたのではないでしょうか。しかも、700円のオーケストラですぞ。7番に関しては、1500円2000円分はあったでしょう。したがって、一般聴衆は費用対効果的に考えれば十分に満足されたと思います。簡単ですが、以上。

言い訳と反省⇒私たちアザレアのまち音楽祭の評価は、費用対効果ではありませんが、おっしゃるとおり、高い料金を取ってレベルの低いコンサートが蔓延しています。そんな中では、出色の出来であったと、思います。コンサートは、費用対効果がそぐわない催しですので、温かい目で見て頂きますことを願っています。