アンケート・コメント07 バラ旬間

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アザレアのまち音楽祭2007 アンケート・コメント

 回収されたアンケート用紙に、コメントされていたものをご紹介します。
 満足度は、回収されたアンケートによって集計したものです。

バラ旬間:5/31〜6/10
6/ 5(火)【尾前加寿子ソプラノ・コンサート】
6/ 6(水)【杉山清香クラリネット・コンサート】
6/ 8(金)【光長真理恵ソプラノ・コンサート】
6/ 9(土)【アザレア弦楽四重奏団演奏会】
6/12(火)【山城裕子ピアノ・コンサート】
6/13(水)【恩田千絵ソプラノ・コンサート】

6/13 恩田千絵ソプラノ・コンサート
□満足度 大変満足/40% 満足/60% 普通/0% 不満/0% とても不満/0%

○恩田さんのコンサートには初めてでしたが、あの声量、すみきった美声によいしれたひとときでした。(倉吉市/70代以上/女性)

○プログラムの作りがすばらしい。もちろん声も、声量もすばらしい。一部のラストの「しぐれに寄する抒情」、オペラのアリアのようだった。感動。(倉吉市/女性)

○当日券を購入する時、チケットが輪ゴムでとめてあり、なかなか出せなくて、破れた券をもらった。受け取った方は、あまりいい気がしないと思う。事前に出して用意しておけばいいのにと思った。
 この人の演奏は、いつ聴いても安心して曲の魅力を味わせてもらえる。素直に人を引き付ける何かがあるように思う。以前より、表現力も増して、今後の活躍にも大いに期待。(安来市/50代以上/男性)

【ディレクターの回答】
チケットの券は、大変申し訳ありません。おっしゃる通りで、破れたチケットをお渡しするなどもっての外です。不愉快な思いをさせてしまった事に対し、深くお詫び申し上げます。また、今後、このような事がない様、スタッフ一同気をつけたいと思います。適切なご指導をいただき、ありがとうございました。

6/12 山城裕子ピアノ・コンサート
□満足度 大変満足/59% 満足/35% 普通/6% 不満/0% とても不満/0%

○革命のエチュードの力強いタッチに感動しました。笑顔がとても素敵です。(倉吉市/70代以上/女性)

○とても良かったです。身近な所で気楽に聞きにいけるこのようなコンサートを続けて開いてほしい。アザレアのまち音楽祭では、できればピアノやヴァイオリンの、今日のような若手でがんばっておられる方を増やしてほしい。(無記入)

○若い子供の(山陰)育成にも、力をいれてほしいです。(倉吉市/40代/女性)

【ディレクターの回答】
 子供たちの育成にも力を入れてほしいとのお言葉をいただき、アザレアのまち音楽祭の責任の大きさを痛感させていただきました。かつて、アザレアのまち音楽祭の一環として、「カウベル・ピアノ・コンクール」を「JAとうはく」の主催で行なっていただいていましたが、JAの統合、カウベルホールの琴浦町移管に伴い、経済的裏づけを失いました。現在は、とりあえず廃止ではなく休止としていますが、現在のアザレアのまち音楽祭の組織では無理があります。もし、アザレアのまち音楽祭がNPO法人化し、経営上可能となれば再開したいと考えています。また、子ども達のための鑑賞教室や親子で楽しむコンサートなども今後は企画したいと考えています。具体的な提案をいただければ、実現の可能性が高まりますので、ご期待下さい。

○山城裕子様。本日のピアノ・コンサート、とても素晴らしかったです!!以前から、山城裕子さんのファンでコンサートに行かせて頂いています。ショパンの曲は大好きです!愛犬もショパンという名前にしています(笑)。ショパンも大好きなのですが、山城裕子さんの演奏されたことのあるベートーヴェンの「月光」も大好きな曲です!来年度のコンサートの情報が決まりましたら、是非とも行きたいと思っております。FAXor郵送でもして頂けますか?よろしくお願い致します。(米子市/30代/女性)

○とても感激いたしました。(三朝町/60代/女性)

○車で2時間かけてやって来た甲斐がありました。ショパンは立ち上がり、少し頑なって居られたようですが、2曲目からは本来の実力を発揮されて力強く繊細でセンス溢れるショパンでした。私の家内も「展覧会の絵」のライブ演奏を大変楽しみにしておりましたが、家内も私もただ、ただ、素晴らしいの、一言です。この曲は、音楽表現の全てが出てくるし、人が生きていく上に必要なあらゆる感情が表現されていると思います。山城さんの演奏は、それらを余すところなく前面に押し出され、本当にエクセレント(卓越した)な演奏でした。この曲に関しては、日本のピアニストの中でも「マエストロ(芸術の大家。巨匠。)」の仲間に入ると思うほど山城さんは素晴らしいピアニストだと思います。今後のご活躍を家内ともども大いに期待しております。本日は本当にありがとうございました。(松江市/60代/男性)

【ディレクターの回答】
 遠い所からお出でいただき、感謝いたします。地方のコンサートのプログラムで「展覧会の絵」が全曲演奏されるチャンスは滅多にありません。そんな意味でも、おっしゃるように素晴らしい出来だったと思います。演奏家は聴衆の賛辞を食べ物にしていますから、喜んでいただけることが演奏家の力量を更に伸ばしていくものと感謝いたしております。このようなたおやかな感性をお持ちの聴衆の皆様が、音楽を楽しむ本物の聴衆だと思います。今後もどうぞよろしくご指導下さい。

○手の動きがすばやくてかんどうしました。またきかせてください。(三朝町/小学生/女子)

○山城さんはピアノをひくのがとても速いなと思ったし、すごいなと思いました。私も山城さんみたいなピアノがひけるようになりたいです。山城さんは、とても指を動かすのがとても速いのでびっくりしました。私もピアノをならっているのでがんばりたいです。(三朝町/小学生/女子)

○久しぶりに生のピアノ、良かったです。(無記入)

○田舎に住んでいるので、また、子供が小さかったので、中々コンサートに出かけるチャンスがなかったのですが、子供がピアノをならう様になって、一緒に出かける事ができるようになりました。でもチケットが高かったら、それもあまりできなかったと思いますが、安くて、こんなステキなコンサートに来れた事をすごく幸せだと思いました。力強い、そして流れるようなピアノに、心がいやされ、子と供に、明日を頑張ろうと言う元気をもらいました。(三朝町/40代/女性)

【ディレクターの回答】
 男性でも女性でも、結婚されると、どう言う訳か、それまで愛好していた趣味や自分のライフワークを封印してしまう人が多いものです。しかし、本当は、結婚し子育てする時期にこそ、豊かな芸術文化の中に身を置くべきだと考えています。現実は、それを許してくれないのが通り相場となっていますが、工夫次第では何とかなるものです。私たちのアザレアのまち音楽祭は、経済的な負担を最大限低く抑え、尚且つ内容の充実したコンサートを目指しています。アザレアのまち音楽祭の最大の特徴は、田舎に在住していると言うことを逆手にとって、田舎だからこそできる事をやろうとしているのです。そんな意味で、喜んでいただけたことに対し、私たちの意図が理解されていると感謝するものです。

○大変よかった。(三朝町/50代/男性)

○素晴らしい演奏で我を失うほどでした。見とれてしまいました。キレイな人だなぁと思いました。生でショパンの曲を聴いて、私はショパンの曲が好きだったので感動しました。(三朝町/高校生/女子)

○あんなに涼しげな顔のまま、革命のエチュードを弾くなんてすごい。ずっーと聴いていたいと、久々に思った素晴らしいピアニストだと思います。(倉吉市/20代/女性)

○三朝では、少し遠いように思ったが、いざ出発してみるとコンサートに向かう車の運転(距離と時間)が何か、デートにでも向かうような気分にさせてくれ、到着する頃には、丁度良いテンションだった。演奏者だけでなく、聴き手の心の準備も大切だと初めて気付いた。受付でいただいたパンフレットで曲のイメージがよくわかって良かった。自分のコンディションも良く、「展覧会の絵」が心に響きました。ありがとうございました。(無記入)

【ディレクターの回答】
 様々なアンケートをいただきますが、このようなお言葉が頂けるのが主催者として最高のよろこびです。音楽を鑑賞すると言う創造活動を、如何に豊かにし、充実した楽興の時間(とき)を作りですかというお手本のようです。音楽を「恋する者の食べ物」と言ったのはシェイクスピアですが、恋する気持ちがなければ、どんなに美味しい料理でも平凡で味気ない食事になるものです。音楽を表現すると言う事は、演奏者の胸のうちをそっと忍ばせているものです。その密やかなメロディーは恋する心にしか届かないものなのです。音楽創造の最後の仕上げは聴衆の皆様です。その理想的なあり方を教えていただけたと感謝申し上げます。ありがとうございました。

○全体的に、出演者を過大評価しすぎていると思います。(本日の出演者のみならず、例年)世界に目を向けて下さい。県民だからといって、ごまかせると思わない方が良いと思います。(無記入)

【ディレクターの回答】
 様々なアンケートをいただきますが、このようなお言葉を頂くのは主催者として最大の侮辱です。音楽を鑑賞するという創造活動の意味も、如何に音楽を楽しむかという聴衆の立場もわきまえない傲岸不遜なお言葉です。
 アンケートを始めて以来初の、このような音楽の根幹に関わるコメントをいただき、ありがとうございます。このアンケート・コメントのあて先は、ディレクターである事が明白ですので回答させていただきます。
 まず、「出演者を過大評価しすぎ」とのことですが、文脈から推察しますと「ちょっと待って」と言いたくなります。多分「アザレアのまち音楽祭パンフレットのご案内文書」の事だと思いますが、ことさら過大評価しているとは思ってはいません。それをあえて「過大評価」だとコメントされるのは、アザレアのまち音楽祭の出演者全てに対する挑戦であり、音楽祭のコンセプトを否定するものであり、ディレクターとして反論せざるを得ないのです。音楽祭のプログラムに紹介するアーチストを過大評価しすぎだとの言は、どうしても了解しがたいものがあります。
評価が過大であるかどうかは相対的なものであり、何を基準にしているかということだと思います。過大評価だと感じられるのはコメントをお書きになった方の勝手ですが、コンサートは音楽を楽しむところであり、評価をしにお出でになる場所ではありません。もし、ご案内文書を読まれて、期待して来てみたら、がっかりしたと言うのであれば、私は納得するでしょうし、期待はずれをさせてしまった事に対してディレクターとして謝罪する事になります。しかし、このコメントには悪意が内包されていると私は感じたものですからあえて回答させていただいています。
 プロの世界だって評価はバラバラなものです。最も端的なのが、ピアニストの「フジコ・へミング」さんの評価は、人によって天と地ほどの差があるのをご存知でしょうか。かつて大阪フィルで活躍した指揮者の朝比奈隆さんだって、専門家筋と聴衆とでは評価が違っていたではありませんか。今流行っている「千の風に乗って」を歌っている歌手は、実はかなりレベルが低いなどと言う人はいないでしょう。あの程度レベルの歌唱力の歌手は、日本国中にごまんといます。その事を、ご存知でしょうか。
 さて、「世界に目を向けて下さい」との言は、世界のトップアーチストと地元アーチストを並べて評価しなさいという事だと思います。私の紹介文は、あくまで私の判断で書いているものであり、世界のトップアーチストと対等だなどとは一言も申し上げていません。もともと、そんな事は必要ではないのですから。
 「県民だからといって、ごまかせると思わない方がよいと思います。」との言は、聴衆を愚弄しています。演奏家の長所をほめて、コンサートに誘うのが「ごまかし」とは、どう考えても言い過ぎです。言い過ぎというより暴言です。県民を惑わす虚言です。そのような発言の奥に隠れる一流好みの舶来主義は、時代錯誤だということの認識がまるでないからでしょう。
 このアンケート・コメントをお書きになった方の真意を再度お聞かせ願いたいものです。

6/9 アザレア弦楽四重奏団演奏会
□満足度 大変満足/50% 満足/50% 普通/0% 不満/0% とても不満/0%

○席の案内を遅い方にされるなら、早い方から奥の方からつめて頂くと席が埋めやすくなります。(声かけを早めに) 「時間厳守」スタートもよかった。(客も時間厳守、主催者も時間厳守)気持ちよかった。市民のマナーが本当に良くなりました。文化活動からルール厳守していけば、道徳心も向上します。皆さんの努力に敬服します。
 演奏は間近で指先まで見え、息づかいも感じるワクワク感が何とも言えない感動でした。音の響きもよく、環境にもよく合っておりました。技術もすばらしい。
 受付の方、立ちっ放し大変でしょう。座って演奏きいて下さい。(演奏中は…) 演奏中に(飲み物)飲む人いたのでマナー違反です。(対策を!!) アザレアのまち音楽祭応援します。頑張って下さい。市内のお店にポスター貼り協賛1,000円で売って下さい。少しの資金でも集まります。文化行事歓迎です。
 委員の皆さんへ。コンサートのマナーがよくなりました。途中入場遮断は良いこと。(世界共通モラルです) 良いマナー意識向上になります。司会の方、決めて、勉強して上手な方にお願いします。(倉吉市/60代/男性)

【ディレクターの回答】
 沢山のご指導をいただき、ありがとうございます。席の案内は仰るとおりですが、早くお出でになって、お好みの席についておられる方を、端からお詰め願うのは無理があります。席についていただく通路の確保を検討してみたいと思います。
 演奏中にスタッフが立っているのは、お客さんの目には見苦しいものと思います。今後は注意したいと思います。ポスターのご提案は、誠にありがたく思います。しかし、お店の方が、そのような協賛をしていただけるかどうかは全く未知数ですので、来年度に向けて検討してみます。司会者の問題は、仰るとおりですが、さまざまな活動者に体験していただくのもアザレアのまち音楽祭のコンセプトにしています。ですから、事前に学習会を行なって、最善を尽くしていただいています。もう少し長い目で見ていただき、スタッフ育成の成果をご期待下さい。

○ハイドンの第二楽章が感動的でした。(倉吉市/70代以上/男性)

【ディレクターの回答】
 音楽鑑賞がベテランの方から、ハイドンの出来が悪いと苦情を頂いていましたので、第二楽章が良かったと言っていただき、喜んでいます。ハイドンは、譜面づらはやさしいものですが、音楽作りが大変難しいものです。ですから、このように言っていただく方があるとほっとします。ありがとうございました。

○昨年に続きすばらしい雰囲気と音色を聴きにやってまいりました。スタンバイが終わり「アザレアの歌」の演奏が始まると、感動のあまり鳥肌がたってきました。クラシックな雰囲気のぴったり似合う博物館で、やさしく、繊細な、それでいてキレのある四重奏、質の高い高度な音色にすっかり酔ってしまいました。演奏者の熱のこもった弦の音を聴き逃すまいと観客も真剣に聴いていました。このような質の高い音色を聴かせていただき大変幸せな気持ちになりました。来年もぜひ聴かせていただきたい。(倉吉市/50代/男性)

○100年を起・承・転・結とするなら、まだ1/4の品格音楽祭です。人間は、前が見えると、安心するものです。
 やはり軽快、さすが、良かった。ただ、椅子の並びが悪い。前の人が邪魔をしているので、背伸びして見ていた。その又後ろの人が見えない。一つひとつ、椅子をずらせば、こんなひどくはなってない?(倉吉市/50代以上/男性)

【ディレクターの回答】
 音楽祭の歴史が、まだ始まったばかりだとの指摘は、音楽祭に携わるスタッフ一同をほっとさせるお言葉です。ありがとうございます。倉吉市民になくてはならない音楽祭として、来年からは「起承転結」の「承」に向かって心新たにスタートしたいと思います。ご声援をお願いします。
 椅子の並び方については、正に仰るとおりですので、「ちどり」ならび(互い違いに並べる)にしたいと思います。ありがとうございました。

○照明が多少観客席側に向いていたので、少しまぶしい感じがありました。もうすこしコントロールがあった方が良かったと思います。メンバー紹介、欲しかった。Tolkも楽しみだったので…。あつかましいと思いますが、コーヒー等のサービスのお湯が熱すぎて、休憩時間内で、のみ終るのがやっとでした。もうすこし温度を下げて(事前に電源を切るといいです。)、量も少なめにした方が、ゆったりと味わっていただけると思います。
 演奏については、大変満足でした。初の弦楽四重奏ということでしたが、聴きなれたフレーズもあり、楽しませていただきました。アンコールも良かったです。羽衣池にホタルが二匹飛んでいました。余韻にひたり、いい一日となりました。(倉吉市/40代/女性)

【ディレクターの回答】
 照明の問題はおっしゃる通りですので、次回は改善したいと思います。メンバー紹介やトークをなるべく短く、出来ればないほうが良いと注文を出したのはディレクターの私です。といいますのは、昨年度もそうですが、近年話が長くなる傾向にあり、聴衆の方から苦情が多くあったためです。全国で行なわれているサロン・コンサートでは、トーク&プレイが一般的になっていますが、最近は事情が異なりつつあります。特にクラシカル・コンサートでは、おしゃべりが音楽の流れを堰き止めてしまい、音楽を聴くという時の流れをぶち壊してしまうと考えられ始めています。音楽にまつわるエピソードを知る事や音楽の中身をロジックに知る事と、音楽鑑賞は何の関係もないというのが近頃の風潮のようです。ですから、パンフレットを見れば分る事をいちいち説明するような進行は、音楽鑑賞の邪魔だと言う方が増えています。この考え方について、ディレクターも賛同していますので、演奏者には、そのように申し上げ、なるべく「話は短く」と注文しているわけです。どうぞご理解下さい。

○実演では、なかなか接することのない曲が聴けて良かった。(ドボルザークなど「アメリカ」以外にも、まだまだいい曲がある。)演奏も、それぞれの曲の良さを引き出していたと思う。スメタナとアンコールのドボルザークも、原曲をそのままイメージさせるいい編曲だったと思った。それにしても、ハイドンの曲を本当に魅力的に演奏するのは、やはり難しいと感じた。

【ディレクターの回答】
 ハイドンの演奏に関しては、全くその通りだと思います。確かによく練習されていますが、もう一つ物足りないとおっしゃる方が数人おられました。トップレベルのプロのカルテットと比べれば、見劣りするのは仕方ないとしても、演奏される音楽についてはプロもアマもありません。そこのところで、「アザレア弦楽四重奏団」としての精一杯の表現が出来ていたかどうかが問われるわけです。団体名は同じでもトップ奏者を除く後の三人が固定せず、毎年新しいメンバーに変わっている事が最大の問題点です。ですから、メンバーのチームワークとしての熟成が得られないため、アンサンブルの形は整っても、お互いの音楽する会話に拮抗作用が生まれず、協調することばかりが先行して、火花を散らすような音楽的な会話が出来ていないためだと思います。ハイドンの音楽は古典派としての演奏様式を踏襲するだけでは、音楽の深い表現は不可能です。繰り返えしのリズムが生み出す美、フレーズが対称となる美しさ、そして対比されるメロディや和声・ディナミークが作り出す美をどのように構築していくかが問われるのです。それらは、演奏するという行為の中でテーゼを示し、アンチテーゼをぶつけ合い、ジンテーゼを作り出していくと言う弁証法が機能しないアンサンブルは、平凡になってしまい、ハラハラドキドキするような感動は生まれ得ないのです。そんな意味では、二部に演奏されたドボルザークはとてもよかったと思います。作曲された段階から、全てを計算しつくされているロマン派の音楽は、とりあえず作曲家の指示したとおりに演奏すれば、音楽になるからです。大変高いレベルまで到達していた「アザレア弦楽四重奏団」が、今後もこのレベルを維持される事を願っています。

6/8 光長真理恵ソプラノ・コンサート
□満足度 大変満足/75% 満足/25% 普通/0% 不満/0% とても不満/0%

○大好きな「カンツォーネ」を聴かせて頂いてとても幸せです。「六月の雨」なんてステキな曲でしょう。オシャレでイキで。日頃の介護疲れも吹っ飛びました。ありがとう!(倉吉市/50代/女性)

○毎年楽しみにしています。ますます磨きが懸かった美しい声に又、うっとりと至福のひと時をいただきました。来年もまた、お目にかかれる日を待っております。(倉吉市/70代以上/女性)

○毎日忙しい仕事、家事をしていますが、今日のソプラノ・コンサートを聴く事ができ、心が洗われる思いがしました。美しい歌声が心に響きました。こういう時間を持つことが出来た事に感謝いたします。スタッフの皆様ありがとうございました。(三朝町/50代/女性)

○光長真理恵さんのサロンコンサートを初めて聴かせて頂きました。歌い始めの頃は、緊張されていたのか少し硬く聞こえた声でしたが、3〜4曲目からは絶好調の声に聞こえてきました。特に「6月の雨」は、雨だれの様なピアノの曲によくマッチされ、優雅で伸びのある大変素晴らしい声がきこえてきました。13回連続出演ということですが、更に精進され、毎年歌っていただける事を期待します。第二部、大変良かった。本日は素晴らしい歌声をありがとうございました。(倉吉市/50代/男性)

【ディレクターの回答】
 光長真理恵さんが初めてアザレアのまち音楽祭にご出演いただいたのが、平成7年のことですから、今年は13回目のコンサートになります。私が光長さんの歌声に初めて出合ったのは、境港市に魚の博物館が開館し、その庭で催された祝賀コンサートでした。その頃の美しい声と佇まいは、今も変わることなく、聴くたびに心が大きく躍動するのを感じます。それにしても、天性というのでしょうか、何の苦もなく自由奔放に歌っているように装いながら、何時の間にか聴衆の心を虜にしている凄さがあるのです。光長さんは全く苦労を見せないタイプの優れた歌手なのでしよう。
 毎回、照明調整室の窓越しに演奏記録写真を撮っていますが、光長さんの演奏中の表情の豊かさには、まったく驚かされます。音楽の訴えが表情に表れ、直感的に表現力を倍化してしまう演奏家は、そうざらにあるものではありません。そして何よりも、美しい声が美しい佇まいの中から醸し出される自然さが、音楽の美しさを際立たせているのです。
 蛇足のように思われるかもしれませんが、今回もコンサートドレスの着こなしが大変素晴らしく、その見事さは若い演奏家の目標とすべきでしょう。演奏家がステージに立つということは、そのしぐさ、衣裳、その佇まいが、演奏される音楽と対等なのだと、教えられた気がしました。

6/6 杉山清香クラリネット・コンサート
□満足度 大変満足/78% 満足/22% 普通/0% 不満/0% とても不満/0%

○クラリネットのソロを初めて聴かせていただき感動しました。素晴らしい音色にうっとりとしたひととき、ありがとうございました。第二部の曲は、良く知っているものばかりでひとしお。一味違うクラリネットの演奏も素敵でした。来年も又、楽しみにしていますから…。(倉吉市/70代以上/女性)

○小犬のワルツが良かった。(倉吉市/50代/女性)

○選曲が良かったので楽しめた。一般人に楽しめる曲は、うれしいです!(倉吉市/50代/女性)

○とても感動しました。特に「牧歌」が良かった。(中部外/30代/女性)

○音がきれいで素晴らしかったです。ありがとうございました。(倉吉市/50代/女性)

○クラリネットの暖かい音が心地良い気持ちにさせてくれました。杉山さんの明るい笑顔もなかなか素敵でした。今後の活躍を期待します。(北栄町/40代/男性)

○クラリネットの音が楽しめました。特にチャルダッシュが良かった。(鳥取市/50代/男性)

【ディレクターの回答】
 杉山さんはアンサンブルの巧さでは定評のある方です。TPOで、時に長所は短所に、短所は長所に変貌する事があり、アンサンブルの巧さは、ソリストにとつてマイナスに働く事がままあり、少し心配していました。ソリストに求められる自立した精神は、協調よりも独自性を優先させるエゴセントリックな性格が必要であったりするものですから、柔らかな性格と感性をお持ちの杉山さんが、どんなソロを聴かせてくれるか楽しみにしていました。しかし、今回の演奏は、堂々たる自分をさらけ出す表現であり、聴くものを強く説得しました。ピアノとのアンサンブルは見事なバランスを保ち、お互いの主張が絡み合いながらジンテーゼを作り上げていました。継続してソロ活動をされる事で、これまでにない新しい世界が切り開かれるものと期待しています。

6/5 尾前加寿子ソプラノ・コンサート
□満足度 大変満足/56% 満足/44% 普通/0% 不満/0% とても不満/0%

○とても素晴らしい声で、感動しました。ありがとうございました。(湯梨浜町/60代/女性)

○素晴らしい声に感動致しました。やさしくあたたかい心で包んでくれました。幸福に揺れました。ありがとうございました。(湯梨浜町/60代/女性)

○お話される声は、アルトかしら…と思われるのに、その歌声は深くやわらかいソプラノで、すっかり魅了されてしまいました。大好きな木下牧子さん作曲の曲を、こんな素晴らしい歌声でたっぷり聴かせて頂く事が出来、幸せなひとときでした。会場が暑く、団扇やパンフレットであおぐ人がいて、気になりました。(北栄町/40代/女性)

○いつまでも澄んで美しい声が、とても魅力的な方です。ピアノの方が二人とも微妙。(倉吉市/20代/女性)

○きれいな歌声でうっとりしました。久々の信金ホール。音響がいいなと思いました。アザレアのまち音楽祭の原点を見たような気がします。(北栄町/50代/男性)

○久しぶりに松本さんの演奏が聴けてうれしかったです。(湯梨浜町/30代/女性)

○尾前加寿子さんのバッハが聴けて、大満足です。バロック、もっと歌ってくださいね。モーツァルト、さすがでした。ブラビッシモです。すごい。モテット、全曲聴きたかったなぁと思いました。木下牧子さん、特に「草に寝て」の美しさにゾクゾクしました。(鳥取市/40代/女性)

○暑かったです。あのボリュームには、圧倒されました。(…判読不可…)澄み切った●声は、誠に素晴らしかったですね。(倉吉市/50代/男性)

【ディレクターの回答】
 外気は涼しく、エアコンを作動させるかどうか判断するに微妙な気温であり、どうも判断を誤ったようです。お許しください。この会場の冷房装置は、温度調整が細かく出来ないタイプであり、ON or OFFいずれしか選択できないため、判断が難しいためです。これから初夏に向かいますので、当初からエアコンを作動させておいて、開演時に判断するようにしたいと思います。
 尾前さんは、久しぶりの登場であり、楽しみにしていましたが、以前に増して音楽の表現が深くなったように感じました。また、声の艶も深みのあるものに感じられました。オペラの中での歌唱も素晴らしいまですが、日本歌曲におけるロマンチックな表現振りには、すっかり心を奪われました。