アンケート・コメント06 アザレア旬間

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アザレアのまち音楽祭2006 アンケート・コメント

 回収されたアンケート用紙に、コメントされていたものをご紹介します。
 満足度は、回収されたアンケートによって集計したものです。
アザレア旬間:5/7〜18
5/7 オープニングコンサート「アザレア室内オーケストラ演奏会」
5/10 市橋 茜フルート・コンサート
5/12 大西瑞香筝曲演奏会
5/16 寺内智子ソプラノ・コンサート
5/18 山口里和ピアノ・コンサート
5/18 山口里和ピアノ・コンサート
□満足度 大変満足=50% 満足=50% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○「海」よかったよ!!(50歳代男性/鳥取市)

○大変満足いたしました。久々に心洗われる想いでした。(50歳代女性/倉吉市)

○とってもよかったです。遅れてきてすみません。(40歳代男性/湯梨浜町)

○楽しみにしていたショパンのスケルツォが聴きたかった。(60歳代男性/倉吉市)

※ ディレクターからの回答
◆プログラム編成はかなり早い時期作っていただいていますので、時間設定に無理ができる場合があります。その時は既にプログラムの印刷は終わっていますので、時として当日になってプログラムをカットされる場合があります。どうぞご了解ください。
◆山口さんのピアノソロを初めて聴きました。しっかりと腰の据わった音楽づくりがなされており、好感を持ちました。山口さんの人柄が表現されたような個性的な演奏こそ、地域に在住する芸術家が目指さなければならないものだとつくづく思いました。技術的な問題や芸術表現を掘り下げる力量については、千差万別です。ベートーヴェンはどのように弾くべきか等といった演奏論は盛んですが、オンリーワンの演奏スタイルを身につけることが大切だと思っています。それはプロであろうとアマであろうと同じ事です。人生の生き方について上手い下手では論じないと同じように、演奏家自身の個性的な生き様(演奏活動)を真摯に示すことが、芸術家としてのスタンスだと思っています。そんな意味で、今回のコンサートは様々な可能性を見せていただけたと感じました。
 

5/16 寺内智子ソプラノ・コンサート
□満足度 大変満足=94% 満足=6% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○とてもよかったです。

○のびやかなとても美しい声でした。きちんとしたホールで聞けたらと残念でしたが、それでも十分良かったです。「さとうきび畑」は好きな歌なので、聞けてうれしく思いました。(歌詞を)一番しか知りませんでしたので、戦争の歌であったと知り、それでこんなにもの悲しいメロディーなのだな、と納得しました。(20歳代女性/倉吉市)

※ディレクターからの回答
◆「きちんとしたホールで聞けたら」とのご意見には@その通り、といいたいところですが、A賛同しかねますと言わざるを得ないのが現状です。しかし、アザレアのまち音楽祭のほとんどは、小さなコンサートなのです。このコンサートはサロンなのです。音楽会を開く事を想定しない場所で、音楽を楽しむというコンセプトなのです。日常の生活空間の中に、コンサートと言う異空間を作り出すことが、サロンの醍醐味だと考えています。とは言うものの、おっしゃる通り、勿論きちんとした音楽の専門ホールで聴くのが、最高の音楽鑑賞になります。本当はきちんとした本格的な音楽ホールを有する倉吉未来中心で開催したいのですが、「親方日の丸の予算」を持たない倉吉文化団体協議会という組織では、サロンが精一杯の贅沢なのです。何とか、将来的には倉吉未来中心で開催できるように願っていますので、皆様方の大きな声援が後押しをしてくれますので、よろしくご支援ください。

○来て良かったです。また、聴きたいです。(40歳代女性/鳥取市)

○素晴らしい!!また、聴きたい。ありがとう。(40歳代男性/岩美町)

○一部、10曲目「約束」を聴いて、やっぱり男の子がほしいなぁと思いました。二部、5曲目「オリンピアの唄」を聴いて、オリンピアってかわいいなぁ、うちにもいたらいいなぁ、と思いました。…なんて家に帰って、妻に言ったら、おこられるかしら。(30歳代男性/倉吉市)

○大変素晴らしかったです。来年も是非、お願いします。(60歳代女性/倉吉市)

○自分の知った曲ばかりで、懐かしく聴く事が出来ました。(70歳代以上女性/琴浦町)

○すばらしい新田先生のピアノのひびきに合わせ、寺内智子さんの美しい声にただうっとりです。曲には泣いたり、うきうきの曲と何とも言えない感動を受けました。ありがとうございました。いつまでも聴いていたい思いです。(女性/琴浦町)

○今日は楽しみにして来ました。思い通りの素晴らしい歌声を堪能致しました。中でも、「約束」と言う歌は涙いたしました。私たち琴浦町東伯赤十字奉仕団では、20周年記念式典で再度聞かれる予定で、楽しみに待っています。伴奏とも息がよく合ってよかったと思いました。(70歳代以上女性/琴浦町)

○とても素晴らしかったです。楽しませていただきました。歌を聴き、オペラを鑑賞したいと思いました。ありがとうございました。(50歳代女性/北栄町)

○寺内智子さん、新田恵理子さんには、皆成学園にもおいで頂き、子どもたちに素晴らしい歌とピアノを聴かせていただきました。間近で聴く生の音は、子ども達に心地よい刺激を与えていただきました。また、ぜひお出で下さいますよう、お伝えください。大変心豊かな時間を過ごさせて頂きました。今日は5人の女の子たちが来させていただきました。(50歳代女性/倉吉市)

○会場と入場者数のバランスが悪く、歌いにくかったのではないかと思いましたが、バランスの良い声量でピアノともオーケストレーションを感じさせる質の高いコンサートでした。
 それに比べアンコールの「ザワワ」の選曲は一寸残念でした。アリアの後だけに、寺内さんザワワおどろきました。

※ディレクターからの回答
◆70名を定員と想定したサロンに、今回は120名ものお客さんが入ったため、音響バランスを崩す事になってしまいました。しかし、その辺りの調整バランス感覚は抜群のお二人(寺内氏、新田氏)でしたので、あまり問題なかったように感じています。サロンで、伴奏ピアノが全開にされることはまずありませんが、今回のバランスは絶妙だったと思います。ピアノを全開にしたことで、ppが明瞭に聞こえ、スケール感の大きな演奏になったと思いました。
 

5/12 大西瑞香筝曲演奏会
□満足度 大変満足=88% 満足=12% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○とても良かったです。また、来たいです。(40歳代女性/)

○毎年、大西先生のコンサートを楽しみにしています。ただただ感銘をうけて、良い気持ちで帰ります。(60歳代女性/倉吉市)

※ディレクターの感想
◆今年もまた、大西さんの音楽会という時間が、生活の中で必要な積極的な時間として熟成されたコンサートになりました。と言いますのは、特に大西さんのコンサートの聴衆は、近年固定化される傾向にあり、大半はリピーターと言えるでしょう。そして、サロンを楽しむ聴衆の鑑賞レベルが著しく高いという事です。当日は、サロンコンサートとして想定した観客席がほぼ埋まり、サロン会場の持つ最適な客席容量が美しい響きを作り出したのです。サロン独特の、聴衆と近い場所での演奏は、聴く者のフィジカルな快感を満足させ、こころの襞に音楽のイメージを定着化させるものです。ですから、聴衆一人一人の鑑みが透明感を増して行き、鑑賞行動が充実しているのです。それは、演奏が終わった直後の静寂の楽しみ方、拍手の始まるタイミングの良さ、演奏される音楽に聴衆がかすかに揺れるホールの空気感、それらがかもし出す幸福感こそが、豊かな音楽空間を作り出しているのです。演奏家が素晴らしい事はさておき、聴衆の、音楽を楽しみたいという本物の願いたちが集まってしか作り出せない、聴くという創造活動が成立しているからだと確信しています。もしかしたら、このコンサートは聴くという芸術行動の専門家集団なのかもしれません。それほど、演奏家と聴衆が一体となったコンサートへ成熟していたのです。この音楽祭のコンセプトが、一番実現している演奏会だと強く感じました。
◆ところで、当日のパンフレットには、尺八の古屋輝夫氏の紹介が落ちておりました。大変失礼致しました。心より謝罪申し上げます。
◆大西さんの筝曲を、クラシカル音楽をたしなむ方たちに、特にピアニストに聴いていただきたいと、再三申し上げていますが、当日の観客には見当たりませんでした。とても残念です。
◆最近の県内音楽事情の変化で疑問に思うことがあります。それは、「評価という印籠」が幅を利かせ、さも正義面して独走を始めていることです。本来、評価は芸術行動にとって無くてはならないものです。しかし、その評価が歪になっていることに誰も気がついていません。より多くの聴衆を集める事が良い事だと、まるで選挙のような評価の実態があります。アザレアのまち音楽祭は、そのような評価とは相容れないサロンシステムなのです。そんな意味で、本当に聴きたい人が、聴くという聴衆自身の創造活動の場となるべきだと考えています。そのような、コンサートが一番具現されているのが「大西瑞香筝曲演奏会」だと、今回のコンサートでつくづく感じさせられました。
 

5/10 市橋 茜フルート・コンサート
□満足度 大変満足=58% 満足=42% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○美しい音色でした。もっと多くの人が来られたらと思います。(40歳代男性/北栄町)

※ディレクターからの回答
◆サロンコンサートの想定した定員は70名です。ですから、今回のように100名以上入ると椅子がありません。会場にある全ての椅子を出しても120名が限界です。ゆったりとサロンの醍醐味を味わっていただくには、70名くらいがベストだと思います。

○楽器の中でフルートが一番好きな音色ですので、この日が来るのを楽しみにしていました。市橋さんのフルートはさわやかでフルーティーな音色で、心が洗われる様な気分で聴かせてもらいました。今夜は、心地よく眠れそうです。(50歳代男性/倉吉市)

○二部はのりにのって、すばらしかった。衣装もかわいい。伴奏者の腕も良かった(ピアノ)。(60歳代女性/倉吉市)

○吹奏楽の中の楽器としてのフルートしか聴いたことがなかったのですが、ソロの演奏、生の音を聴く機会に出会えたことに感動します。噂では聞いてました、とっても息の続く人だと。最後の音までしっかりと聞こえて、ピアノとの音が気持ちよく、快く耳に入りました。また、地元に帰っての演奏を楽しみにしています。今日はありがとうございました。(40歳代女性/湯梨浜町)

○語りの時間がもう少しあった方がよかったのでは?一部の選曲は、聞きなれた曲にして欲しかったです。例えば、モーツァルトイヤーにちなんだ選曲とか…。ともあれ、地元での演奏は素晴らしかったです。これからも、ますます御活躍下さい。応援しています。(40歳代女性/倉吉市)

※ディレクターからの回答
◆選曲については仰るとおりだと私も思います。今回は、一晩のコンサート・シーンに初登場でしたので、市橋さんが聞いていただきたいという選曲でお願いしていました。次回には、お客様が、お聞きになりたい曲目を選んでいただけるでしょう。

○小さな体から、こんなにキレイな音色を聞くことが出来るなんて感動です。又、帰省する度に、このような機会をもうけていただけることを楽しみにしています。(20歳代女性/鳥取市)

○アンコール曲(アヴェマリア)いいネ〜。(50歳代男性/鳥取市)

○初めて、フルート演奏を聴きました。「あぁ、こういう音を奏でるのかぁ…」と、小さな感動を受けました。ぜひ、今後もがんばって下さい!!応援しています。(20歳代男性/鳥取市)

○あかねさんのフルートを聞く(聴く)のは、二回目です。自分の人生を振り返ることができました。これからも、期待しています。(未記入)

○茜さんの素晴らしい演奏に聞きほれました。良い演奏をありがとうございました。これからの茜さんの活躍に、大いに期待しています。(50歳代女性/湯梨浜町)

○小さいころの幼なじみの演奏をきいたのは、ほとんど始めてで、感動しました。小さな体で、とても迫力があって、とても満足したコンサートでした。また、ぜひききたいです。(20歳代女性/湯梨浜町)
 
5/7 オープニング・コンサート「アザレア室内オーケストラ演奏会」
□満足度 大変満足=62%(45%) 満足=31%(38%) 普通=7%(14%) 不満=0% とても不満=0%

○オープニングにふさわしい迫力のある圧倒的な演奏に感動しました。(60歳代男性/鳥取市)

○演奏もよし、企画もよし、素晴らしかった。永続を!(60歳代男性/鳥取市)

○童謡コンサートも欲しい。(60歳代女性/倉吉市)

※ディレクターからの回答
◆数年前に童謡コンサートを開催しましたが、お客さんが集まらず苦戦した経験があります。童謡コンサートはトラウマになっています。多くの皆様から、ご要望があれば、企画したいと思います。様々なご提案をお願いします。

○継続は力なりと言いますが、とてもすばらしかったとおもいます。これからもがんばってください。(40歳代男性/鳥取市)

○シンフォニー、ハイドンbP01「時計」第二楽章が特に時計らしさがあった。大変すばらしいシンフォニーでした。アザレアのまち音楽祭は初めてだったが感動した。今後もできれば参加したいと思った。
注/本日のプログラム、理解しにくかった。分からないまま…。ハイドンは100曲以上のシンフォニーがあり、他の作曲家では例がない。ベートーベンbR,5,6,9のシンフォニーが好きです。次にドボルザークの新世界。ハイドンには校長先生というシンフォニーもありますよ!(60歳代男性/北栄町)

※ディレクターからの回答
◆プログラムが理解しにくかったとのご苦情をいただき、ありがとうございます。短く簡潔に書くほど難しいものはありません。それだけの筆力が無いものですから、皆様方からの叱咤激励が頼りですので、今後ともによろしくご指導ください。
◆ところで「ハイドンには校長先生というシンフォニーもありますよ!」ということですが、私は知りません。何番のシンフォニーか、お教えくださいますれば幸いです。因みに、ニックネームの付いた有名なシンフォニーは6番の「朝」、7番の「昼」、8番の「晩」、31番の「ホルン信号」、44番の「悲しみ」、45番の「告別」、48番の「マリア・テレジア」、49番の「受難」、73番「狩り」、82番「熊」、83番「雌鳥」、85番「王妃」、92番「オックスフォード」、94番「驚愕」、96番「奇蹟」100番「軍隊」、101番「時計」、103番「太鼓連打」、104番「ロンドン」ですが、これ以外にまだあるというのは、私にとっては新しい発見です。

○クラシック・ギターの門脇康一さん(大山町)を。中部ではクラシック・ギターを聴く機会がないので…。ピアノの山本秀美さん(三朝町)を。前田和代さんの師だそうで、是非!お久しぶりに演奏を、お聴かせください。(会場が)寒かったです。(40歳代女性/倉吉市)

※ディレクターからの回答
◆ギターの門脇氏は、以前、ソロ・コンサートで一回、フルートとギターのコンサートで一回ご出演いただいていました。ところが、聴きたいと推薦される方々がなくなり、中断しています。待望される方の声が高まれば、招聘させていただきます。
◆山本氏については、ご本人に出演の意志があれば実現可能ですので、当たらせていただきます。

○コンサートを聴くのは久しぶりで、嬉しかったです。(40歳代女性/鳥取市)

○大変な練習だったでしょうね。感動しました。案内(司会)の方が、もう一つでした。(70歳代女性/倉吉市)

○昨年に続き、今年も聴きに来ました。毎年楽しみにしています。今年も時間のゆるす限り、多くのコンサートを聴きたいと思っています。アザレアのまち音楽祭の期間は、心のいやされる期間となりそうです。
二部のオーケストラと合唱とのコラボレーションがすばらしかった。男性・女性の歌声が徐々にまろやかになり、ラストソングの時には大きな拍手と感激のあまり、涙がでそうになった。寺内智子さんのソプラノ、天使のような歌声だ!すばらしい!(50歳代男性/倉吉市)

○すばらしいの一言です。(40歳代女性/倉吉市)

○とてもいい音楽が、いっぱいあった。(小学生男子/北栄町)

○モーツァルト、生で聴けるよいチャンス、ありがとうございました。よかったです。(40歳代女性/鳥取市)

○「24回アザレアのまち音楽祭」おめでとうございます。久しぶりに夫婦で、生の演奏にふれ、感動でした。心身共に、リフレッシュできました。ありがとうございました。(60歳代女性/倉吉市)

○長い間、生の演奏を聞いていませんでした。催しがある事は知っていますが、なかなか都合がつかなくて、来れませんでした。今日は来て、ゆっくり楽しませていただきました。ありがとうございました。若い観衆が少ないのが、残念でした。生の演奏を聞く、いい機会ですのに。(60歳代女性/倉吉市)

○ 最初のオーケストラによるハイドンの「時計交響曲」は、ポピュラーだけれど全曲の演奏は珍しい。小編成だけに一層手堅くマトマリがうつくしい。古典の良さをしみじみと聴く。二楽章のメロディーは小学校の音楽教室を呼び戻す。やがて十五分の休憩の間に、次の「レクイエム」の舞台が手早く設定される。
 拍手の中、米子第九合唱団六十人余が、フォーマルな衣装で並び終えると、舞台はいっきに燦然と輝く。その中を指揮者の松岡究氏が足早に登場する。
 モーツァルト晩年の作曲というより、物語的にある啓示によってという、この美しくもかなしい「レクイエム」を、宗教を持たない者が、神なき思想のみによって浴する事を許したもうものなのか。曲目は死者を称える喜びに揚められていく。音楽の芸術性による至福な刻が流れ、包まれていく。一年有余の練習時間の賜物として、この合唱とオーケストラによる「レクイエム」は生涯忘れないコンサートとなった。(70歳代女性/倉吉市)

※ディレクターからの回答
◆今年のオープニング・コンサートは、初めて合唱を招聘しました。鳥取県で最もレベルの高い合唱団として定評のある米子第九合唱団は、流石の演奏であり、深い感動を聴衆にもたらしました。倉吉において、今回のようなハイレベルでの「モーツァルトのレクイエム」が聴けるのは、奇蹟のようなものです。鳥取県のように日本で最も小さな県で、宝石のような輝きを持った見事な演奏に出合える喜びを、しみじみと感じました。米子第九合唱団の皆様に心より御礼申し上げます。

※ディレクターの追伸
◆ハイドンの交響曲55番が「校長先生」という名前がついていることをお教え願えましたので報告いたします。ありがとうございます。よく調べてみますと、まだまだたくさんニックネームがあるようでした。
◆ところで、モーツァルトのレクイエム演奏に先立ち、二人の音楽同人(優れた合唱指揮者であった「丸」雅紀氏と卓越したファゴット奏者としてアザレアのまち音楽祭に出演されていた)の死を悼むとのアナウンスをしたのですが、最後の曲が終わったあと、間髪いれずに「ブラボー!」の発声があり、曲の余韻を聴くことも、レクイエムを捧げたお二人を思慕する事も出来ず、苛立ちを覚えたものです。折角来ていただいたお客様であり、悪気があるわけではないのでしょうが正直言って苛立ちを覚えました。レクイエムで音楽仲間の死を悼んでいるのに、「ブラボー!」は無いんじゃない!と言うのが本音です。
◆当日の指揮者「松岡究氏」のブログにも、同じような記述がありましたのでご紹介します。

・・・そういえば先日の米子・倉吉での本番でもブラボーや拍手のタイミングが早くて、演奏者のみんなが嫌な思いをしました。終演後その話になって、どうしてそうなるのかと言う議論がありました。「オレは知ってるんだぞと言う見栄っ張りの初心者」「拍手は早ければ早いほどいいと思っている初心者」大体この2つの型?に絞られるんではないかと言うことでした。初心者ではなくかなりの玄人の人も見栄っ張りの人は早いんじゃないでしょうかね。音楽を聴くことより人より早く拍手して「オレは誰よりもこの曲を知ってるんだぞ」と言うことに満足感を見出しているとしか思えませんね。皆さんはどう思われますか?金曜のN響のBS放送を少しだけ見ていましたが、必ず早く拍手する人が一人いましたね。あ〜〜あ!(松岡究)