アンケート・コメント05 バラ旬間

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アザレアのまち音楽祭2005 アンケート・コメント

 回収されたアンケート用紙に、コメントされていたものをご紹介します。
 満足度は、回収されたアンケートによって集計したものです。

バラ旬間:5/29〜6/9
5/29 打吹音楽倶楽部ブレーメン・コンサート
5/30 吉田章一バリトン・コンサート
5/31 光長真理恵ソプラノ・コンサート
6/1 野坂知子フルート・コンサート
6/3 新田恵理子ピアノ・コンサート
6/4 鶴崎千晴ソプラノ・コンサート
6/9 辺見康孝ヴァイオリン・コンサート

5/29 打吹音楽倶楽部ブレーメン・コンサート
□満足度 大変満足=56% 満足=33% 普通=11% 不満=0% とても不満=0%
○とても楽しかったです。知っている曲ばかりで、なじみやすかったです。指揮の方の楽しいお話も最高でした。楽器のことも、くわしく教えていただいて、とても良かったです。(40歳代女性/倉吉市)

○山涌さんのソロがあると聞いていた為、応援と鑑賞にきました。オープニング曲に胸がやすまり落ち着いて聞かせていただきました。感激したのは、トランペットの闘牛士を思わせる音域(特に高音)のすばらしさと打楽器のパーカッション楽器でしょうか、テレビで昔、聞いたことがありますが、やはり「生」はステキでした。山涌さんに前宣伝で教えてもらっていたより、ズーっとすばらしいと思いました。皆様、お疲れ様でした。山涌さん、又、機会(教えてください)があれば見せてください。再度聞きたいと思いました。アルト・クラリネット、ステキでした。(50歳代女性/三朝町)

○アザレアのまち音楽祭コンサートを平日ではなく、土・日曜日に、出来る限り多く開催して欲しい。(50歳代男性/倉吉市)

※ディレクターの感想
 今年の音楽祭で、期間中の土日開催していないのは、5/14(土),5/21(土),6/5(日)の3日間のみですが、アザレアのまち音楽祭2006の企画では、全ての土日開催を検討してみたいと思います。

○いつも素晴らしい演奏をありがとうございます。(女性/湯梨浜町)

○旧関金町内の人の来場が少なく残念。演歌、日本の歌の演奏もあり、町内にはカラオケ好きの人が多いから、この内容を後で聞いて口惜しがると思う。事前のPR不足を感じた。超満員にしたいイベントである。ブレーメンは庶民性に満ちている。(50歳代男性/倉吉市)

※ディレクターの感想
 関金地区の皆さんへのPR活動が、確かに不足していました。来年度は、PRの方法について再検討します。
 ところで、今回初めて関金都市交流センターを使わせていただきましたが、とてもいいホールだと思いました。惜しむらくはピアノが無いことです。ステージ袖は極端に狭く、ピアノ庫を作るスペースもなさそうでした。266席と、大変使い勝手のいい広さですが、講演会のみを想定して作られているのが残念です。以前、倉吉福祉会館に設置されていた音響反射板が7台ありましたが、使われた形跡がありません。未来中心のアトリウム・ライブに、この反射板が使えたら、さぞかし良い響きが得られるだろうと夢想しています。

○結成当時からのファンです。いつも応援しています。大変素晴らしい演奏でした。これからもよろしく。(70歳代男性/倉吉市)

○ど演歌が素晴らしかったです。(50歳代男性/倉吉市)

5/30 吉田章一バリトン・コンサート
□満足度 大変満足=75% 満足=25% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○アリア、聴き応えがありました。オペラ協会のガラ・コンサート(ニュー・イヤー・コンサート)をオケ伴奏でやって欲しい。(30歳代女性/湯梨浜町)

○アリアが良かったです。(40歳代女性/鳥取市)

○素晴らしい声を聴かせていただき、本当にありがとうございました。耳から入った声が、私の頭のなかを突き抜けて天井まで響くように、そしてまた、もっと広がって聞こえ、感動しました。ありがとうございました。(50歳代女性/湯梨浜町)

※ディレクターの感想
 なんとも贅沢なサロン・コンサートとなりました。シューマンの「詩人の恋」は字幕スーパーが入りました。ドイツ・リートを初めて体験される方には、良い案内になったと思います。クラシック音楽で聴く恋の歌は、いつも若い孤独を追体験させてくれます。吉田氏の歌唱力とその表現力には、いつも感服します。オペラ・アリアでは、そのダイナミックな歌声がフィジカルな快感を味わわせていただけました。何時もオペラ公演でお聴きいただいていますが、サロン・コンサートの素晴らしさも、より多くの方に体験して欲しいものです。

○「詩人の恋」は、はじめて聴きました。「16の詩に曲をつけたもの‥」「はじめの3曲は‥」というようにわかりやすく、歌と伴奏についてのヒントをいただき(少し忙しいけれど字幕もチラッと見ながら)自分なりのイメージを心に映し出しながら聴くことができました。クラシックに関しては、いつになっても初心者の部類ですから、タイトルとか、パンフレットの解説とか、演奏者本人の前置きや曲の合間のお話が、想像の一つ一つの手がかりとなってます。取り残されてしまうことなく、ついて行く‥という感じ、ありがたかったです。自分は聴き手としては、わがままだと思います。解説やその曲に関する想いを語られる時、説明が全くないのは不満だったり十分に楽しめない気がする一方で、説明過剰だつたり、タイミングが悪かったりすると「何だかつまらない‥」と、気がそれてしまったりもします。お料理なんかにも似ているところがあるでしょう。あれこれ宣伝されて、実際は??(それほどでも‥)となることもあるし、何も言わないで、まず食べて「おいしい!」‥そこで、食材や料理法、それらとの出会いについてたっぷりと聞いて、2度おいしい思いをすることもあります。きっと、コンサートのステージに立つ方は、どんなしかれで、一番良く、曲や演奏を披露しようか‥と気をつかつておられるのではないでしょうか。(又は、プログラムや演出を担当する良い相方や担当者をのぞんでいるのでは?)
前置きが長くなりましたが、吉田章一さんのコンサート、私は生(なま)で、聴き、見ることで、いただいたヒントを活用しながら楽しみながら勉強した、という気がしています。正直に言って、ほんの最初は、一つ一つの詩の切れ目さえ気づかず、「あれ、もう3曲が済んだの?」という感じでしたが、よし、次のは、わかると思う!と注意深く味わいましたし、親切な字幕以上に吉田さん本人の口から「こんな感じ‥の歌」と語られる内容や、特に「ピアノの後奏に、失恋であるとか死であるとか(物語の結末のようなもの)が暗示されているので、ぜひ、後奏の部分もよくお聴き下さい」という言葉があって、私にはそれが、とてもうれしい手がかりでした。その気になりやすい私のことですので、「詩人の恋」の後奏に前にも出た曲がまた入って‥という部分は、同じような曲や今までの情景が、(よく走馬灯のように‥なんていう表現がありますが)ただの再現ではなく、ぶあついガラス越しに景色がゆがむような‥‥水の中で見え方や音が揺らぐような‥‥音の流れに感じられ、(ピアノの弾き方もちがったのでしょうか‥?) 16の、一つ一つ鮮やかな恋心のワンシーンづつと、それをラッピングした(開ければ、いつでも、輝きと喜びと痛みもそのままによみがえる)小箱のように感じられました。他の曲へ移ってからは、合間のお話は、曲の紹介だけでなく、別人に成り代わる変身タイムと受け取れ、吉田さん、今晩は何人もの人生を表現されたのだなーとおもいました。(外国の方にも好評で、きっとうれしかったと思います。/詩人の恋の途中にも、一度、感動の拍手を送っておられましたね。)(30歳代女性/北条町)
 

5/31 光長真理恵ソプラノ・コンサート
□満足度 大変満足=100% 満足=0% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○大好きなカンツォーネを、思いがけず聴かせていただき、とても幸せです。最後の曲、涙、涙‥‥。今度はジャズかミュージカルの曲をやっていただけたら。(30歳代女性/倉吉市)

※ディレクターの感想
 いつも、光長さんのコンサートは満員になります。そして、年配の方が、感動してお聴きになる姿が毎回見られます。光長さんの何がそうさせるのか、じっくり聴かせていただきました。今回のコンサートでは、プログラムにシャンソンはありませんでした。ほとんどの方が、お聴きになったことのない日本歌曲が第一部で歌われました。ところが、歌そのものの内容が、圧倒的な力で訴えてくるのです。言葉もよくわかるし、その情感も切々と語りかけてくるのです。聴衆の皆さんにとって、自分の人生を映す鏡としての音楽が透明になり、音楽が聴くものをトリップさせてくれるのです。この力は本物の音楽のみが持つものだと感動させられたのです。かつてアメリカのソプラノ、ジェシー・ノーマンを聴いたことがありますが、光長さんの細かいニュアンスの抑揚の中に、同じものを感じました。あんなに闊達に、そして言葉を超えたメロディー線の美しさに、心が揺り動かされ、心和む音楽を聴かされては困ってしまう‥‥。

○期待どおりのすばらしいコンサートに、至福のひとときをすごさせていただき、感動しました。アンコールのシャンソンもひとしおでした。何があっても光長さんの時だけはと楽しみにしているファンの一人です。来年も又、よろしくお願いします。(70歳代女性/倉吉市)

6/1 野坂知子フルート・コンサート
□満足度 大変満足=100% 満足=0% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○音楽祭のHPを見ましたが、演奏会の満足度を%で表すのは如何でしょうか?一人だけ来て、大変満足と書いたら、100%となりますし、あまりよくないのでは‥‥。素敵な音楽祭なのに、そのように評価してほしくないです。(20歳代男性/松江市)

※ディレクターの感想
 アザレアのまち音楽祭ホームページを、ご覧になっての感想をいただき、ありがとうございます。このページのコンサート毎に掲載されている満足度の表示が、音楽祭にふさわしくないとのご意見ですが、私どもはそのような認識はしていません。アンケート調査を始めましたのは昨年からです。音楽祭の改革改善のために参考にさせていただくため、観客の皆さんからご感想をお聞きし、次年度の参考にさせていただくのがその目的です。調査項目は、他都市の著名なホール等使われているものを参考にし、鳥取県文化振興財団で使っているものをベースとしています。その中で、満足度は大変重要な要素だと認識しています。アザレアのまち音楽祭は、地域在住の演奏家が主な出演者ですが、同好会的な又は個人的な楽しみとして音楽を志している方ではないと思っています。つまり、アマチュア音楽家の発表会ではないのです。些少ではあっても、お客様から料金をいただいて、聴いていただいています。お客様の満足度は、コンサートを企画した音楽祭運営者にとっての評価であり、貴重なご意見とて尊重すべきだと考えています。
 遠くからお出でいただいた方のご意見「一人だけ来て、大変満足と書いたら、100%となりますし、あまりよくないのでは‥‥。」とのことですが、なぜ、一人の満足度であったら良くないのか、理解に苦しみます。本日のコンサートは想定したお客様数より少なかったようですが、それでもほぼ席は埋まり、サロンとして素晴らしい雰囲気であったと思います。ちなみにアンケート回答くださった方は、3/72であり来場者の4%にとどまっています。ご回答くださった三人の方全てが、大変満足に㊞を付けられ、満足度は「大変満足」が100%と表示しています。この結果に対して、主催者サイドは大変満足しています。何故なら、今日のお客様には、少なくとも不満をもたれた方がいなかったことが確認できたのですから。私たちは、聴衆の皆さんから評価をいただきたいと考えています。この評価は、演奏家よりも、音楽祭を開催する実行委員会に対する評価だと考えています。したがって、「素敵な音楽祭なのに、そのように評価してほしくないです。」とのお言葉ですが、何か勘違いをされているのではと危惧しています。そもそも、音楽祭に評価が存在しないなんてことは、有り得ません。その評価を公開するか、密室で扱うかの違いだけです。そんな訳ですので、今後も満足度は表示させていただきます。

6/3 新田恵理子ピアノ・コンサート
□満足度 大変満足=89% 満足=11% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○最後のプログラム「オーヴェルマンの谷」は、特に感銘を受け、本当に素晴らしかったです。暗い谷間の続いた後、光がさしてくるあたりで、聴きながら涙が出てきました。ありがとうございました。(無記載)

○大変上手な新田恵理子さんですが、我々素人が聞き取りやすい名曲も1曲くらいいれて頂くともっと楽しいと思いますので、(例/ショパンのピアノ・ソナタ、トルコ行進曲、エリーゼのために等)よろしくお願いします。アザレアの編曲は楽しかった。(60歳代男性/倉吉市)

○テーマ(映画音楽とか、ウェディング・ソングなど)を決めて聞かせてほしかったですね。ピアノの練習法とか、長続きできるコツなど、トークをまじえて楽しませてほしいですね。今日のコンサートは、先生のトークもユニークで、とっても楽しかったですね。又、聞きたいですね(なじみの曲も含めて)。(50歳代女性/倉吉市)

※ディレクターの感想
 今回のテーマはリストだったのですが、ちょっと硬い内容だったかもしれません。しかし、ご希望の「映画音楽」や「ウェディング・ソング」をクラシック・ピアノ・コンサートで演奏する事はほとんどありません。ですから、今後は、ポピュラーな曲で構成したコンサートも企画してみたいと思います。来年度には、何とか実現したいと思います。

○ピアニストというよりも芸術家ですね。初めて聴きましたが、感動しました。(50歳代男性/倉吉市)

○新田恵理子さんのピアノ・コンサートは、学園から聞いたことがありますが、今日のコンサートはお客さんもいっぱいだったのでびっくりしました。聴いてみて、その場の雰囲気や楽しさ、悲しさが良く弾けていてよかったです。また、学園に、演奏をしに、来て下さい。楽しみに待っています。「本当にいい演奏でした。」(学生/琴浦町)

※ディレクターの感想
 今回のサロンは、大変レベルの高い聴衆に恵まれ、音楽会が素晴らしい雰囲気に包まれました。サロン・コンサートの基本的な定員は70席ですが、当日は倍以上の151名のお客様をお迎えし、立ち見が出るほどでした。しかし、会場はシーンとして静まり返り、リストの音楽が思う存分満喫できました。音楽の内容は、かなり難しいものでしたが、聴衆の皆さんの音楽に没頭されている様子が伺え、久々に聴く感動的な演奏会となりました。

6/4 鶴崎千晴ソプラノ・コンサート
□満足度 大変満足=91% 満足=9% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○すばらしかったです。また、ぜひ鶴崎さんのコンサートを企画してください。(30歳代女性/鳥取市)

○第二部が感動。心がふるえました。つるさきさんに感謝!(40歳代女性/中部以外)

○満足、とてもゆったりと聴けました。「くちなし」がよかった。感動しました。(50歳代男性/鳥取市)

○大変素晴らしかったです。(女性/鳥取市)

○素晴らしい歌声で感動いたしました。また、コンサートをお聴きしたいです。ありがとうございました。(30歳代女性)

○ボリュームもあり、のびもあり、高低の発生よし。本当によかったです。(70歳以上女性/三朝町)

○すてきな歌、ありがとうございます。とても、うっとりしました。(40歳代男性/倉吉市)

○とてもいいお声でした。同じ人間でしょうか?また、来年度も聴かせてください。(70歳代女性/倉吉市)

○素晴らしい歌でした。情感あふれる歌でした。涙、涙‥‥でした。「くちなし」では、亡き父の顔が浮かび、また泣きました。これからもずーと、うたい続けてください。(女性)

○心温まる歌を沢山聴かせていただきました。(40歳代女性/鳥取市)

○久しぶりに心のうるおうひと時を過ごせました。来年も鶴崎さんの歌声を聴かせてください。(20歳代女性/鳥取市)

○天使のような歌声、大変よかった。(50歳代男性/倉吉市)

○とてもすてきな声と、ピアノで、いい時を過ごせました。(30歳代女性/倉吉市)

○美しい歌声をありがとうございました。どこか庶民的な一面が見られて楽しかったです。(50歳代女性/湯梨浜町)

○大変素晴らしく感動しました。(70歳以上/倉吉市)

○大変良かった。歌の説明も聴けて、歌の雰囲気がよく理解できた。(50歳代男性/倉吉市)

○良かったです。(40歳代男性/鳥取市)

○歌の前に、説明があるのが、とてもよかった。心温まる気がしました。ありがとう。(30歳代女性/鳥取市)

※ディレクターの感想
 サロン・コンサートの本来の楽しみが、十全に感じられる素晴らしいコンサートになりました。鶴崎さんの、入魂の歌唱力が存分に発揮され、多くの聴衆の心を突き動かしたようです。歌は、「うたう」→「うったう」→「訴ったう」であり、聴くものの心の内に強く訴えかけるものでなくては「歌」になりません。そんな意味でも、特に今回のコンサートは、演奏家と聴衆が一体化するような感動を巻き起こしていました。とても良い聴衆に恵まれ、鶴崎さんの音楽が一回り大きく感じられました。

6/9 辺見康孝ヴァイオリン・コンサート
□満足度 大変満足=75% 満足=25% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○若々しく、清潔な演奏に心洗われました。(60歳代男性/宇治市)

○@身近に親密感をもって聴くことが出来ました。
 A私のような全くの素人には、演奏者が各曲に解説を加えて頂いて、少しでも理解に近づくことができ、嬉しかった。
 Bピアノ伴奏もよく、又、お二人とも芸術家然と気取らぬお人柄で、好感が持てた。
 C低料金も庶民向き。
 D鳥取県の音楽家を次々に何回でも。

※ディレクターの感想
 大変、聴き応えのあるサロンになました。今回は、ドビュッシーのソナタが一番の聴きものでしたが、私たちの耳になじみのある小品は、正に逸品というべき魅力的な演奏で、満席の聴衆を魅了しました。逸見さんは、現代音楽の演奏でも第一線で活躍され、ベルギーでCDがリリースされているほどです。そのCDを音楽祭事務局で扱っていますので、お問い合わせください。