アンケート・コメント05 アザレア旬間

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アザレアのまち音楽祭2005 アンケート・コメント

 回収されたアンケート用紙に、コメントされていたものをご紹介します。
 満足度は、回収されたアンケートによって集計したものです。
アザレア旬間:5/8〜17
5/8(日)オープニングコンサート「アザレア室内オーケストラ演奏会」
5/13 大西瑞香箏曲演奏会
5/17 恩田千絵ソプラノ・コンサート
5/8 オープニング・コンサート「アザレア室内オーケストラ演奏会」
□満足度 大変満足=45% 満足=38% 普通=14% 不満=0% とても不満=3%
○マリンバの演奏に釘付けになった。マリンバの端から端まで使いこなしておられて凄かった。かっこよかった。(中学生/倉吉市)

○米原先生の演奏に、とても感動した。マリンバが大きくてパフォーマンスも大きくて、観て良かった。(中学生/北条町)

○とても良い演奏でした。私は中学校でオーボエを吹いています。きれいな音で、とても感動しました。米原先生のマリンバは、釘付けになりました。良い演奏をありがとうございました。(中学生/倉吉市)

○とても良い演奏でした。特に米原真吾先生のマリンバには、感動しました。最後まで目が離せない演奏会で、良かったです。私はオーボエを吹奏楽部で吹いていて、今日はきれいな音を聴けて良かったです。ありがとうございました。(中学生/倉吉市)

○開演間近になって、席の移動をうながされたが、2F、3Fが本日開放されていないことについては、入り口扉に表示しておいていただきたい。不愉快なコンサートとなる……はずだったが、演奏がはじまるころには、冷静に楽しませていただきました。20日(金)のミュージカル映画「キャッツ」は有料ですか、無料ですか、パンフレットの13pと15pで記載に相異。(40歳代女性/倉吉市)

※ディレクターからの回答
○まず、当日の会場案内表示がなく、ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。実は、毎年アザレアのまち音楽祭のコンサートでは、一階しか使用していません。そのため、今年度はあえて表示しませんでした。それに、二階席の入り口は閉鎖していました。昨年、会場での写真撮影が鑑賞の邪魔になるとの強いお叱りを受け、その反省から、今年は、新聞の取材カメラマンの方、コンサート記録写真担当者の方のみに二階を提供しました。その方々が二階席に入っていただくためにサイドドアを開放していました。お子さま連れの方に親子室を提供しましたが、これは二階席にあるため、その通路から親子室に案内もしています。その様なわけですので、どうぞお許しいただきたいと思います。(この方は、満足度で、大変不満とアンケートもされていますが、座席移動の不満がその要因のようです。しかし、その後「冷静に楽しませていただきました。」とコメントをいただきましたのでホッとしています。)会場係の不備をご指摘いただくアンケートに対し、深く感謝するものです。また、パンフレットの記載ミスのご指摘も、ありがとうございました。毎年、校正ミスが起こりますので、今年度は、その様なことがないようにと、二重三重の校正をいたしましたが、今年もミスがでてしまいました。来年度は、校正ミスが生まれない仕組みを考えたいと思います。今後とも、様々なご指摘、ご指導をお願いいたします。

○とてもとても素晴らしかったです。二曲目(マリンバ)オケとマリンバの融合が、とても素晴らしかったです。少人数で演奏しているのに、迫力がありました。凄いです。田園、とてもきれいでした。(高校生/倉吉市)

○シューマン
 全曲を通して音に生命観が不足している。少人数のアンサンブルなのだから、もっと一人一人が、音へのこだわりを見せた方がよい。シューマン特有のリズム感が生きていなかったのが残念。ピアノの方はよく弾いていたが、オケとの丁々発止のやりとりをもっとみて聴きたかった。一楽章冒頭のオーボエと二楽章のチェロはよく健闘していた。
 カバレフスキー
 マリンバソロの高音域の部分の強奏が印象的だった。マリンバを越えて、ロシアの鉄っぽい響きが聴いてとれた。
 ベートーヴェン
 管楽器と弦楽器の音色が寄っていなかったのが残念。弦楽器はもっと暖かい音色が欲しい。管楽器は吹きすぎだと思います。1stVnの音程・音色が最後までそろわなかったのが残念。あと、プログラムに第4楽章「嵐」の部分が抜けています。名曲中の名曲だけに、こういうミスはあってはならない。
 モーツァルト
 Soloは、フィンがリングに研究の余地あり。テーマの出だしは素晴らしかった!全体的にホ長調は明るめの音色の方が良いと思う。(30歳代男性/倉吉市)

※ディレクターからの回答
 クラシック音楽に相当お詳しい方のようです。この音楽祭は、このようなご意見が沢山寄せられ、議論が生まれることを待望していましたので、嬉しい限りです。今後とも、このような率直な感想をどんどんお寄せいただきたいと思います。
 プログラムのミスの件、ご指摘を受けて初めて気が付きました。ありがとうございます。おっしゃる通りです。今後、校正ミスの起こらない仕組みを考えたいと思います。

○2003年オープニングに出られた門脇大樹さん。先日、日本海新聞にピアノの方と3人での演奏活動について出ていました。聴いてみたいと思います。(30歳代女性/倉吉市)

○素人のために、曲の簡単な説明があれば良いと思います。(60歳代女性/倉吉市)

※ディレクターからの回答
 以前から、曲目解説もパンフレットに掲載して欲しいとの要望がありました。如何せん、パンフレット制作費の都合で、カットしています。来年度以降は、パンフレットとは別に、簡易印刷のプログラムを検討してみたいと思います。その中に曲目解説等も考慮できると思います。

○良い音色でした。(40歳代男性/北条町)

○マリンバ協奏曲というのを、初めて聴きました。ピアノともヴァイオリンとも違った音質で、きっと身体の共鳴する部分が、違うのだろうな、と、感じました。音の特徴と共に、目まぐるしく持ち変えるマレット(道具も指の一部になっているんですねぇ!)その手さばき、強弱の波に目を見張りました。ピアノ・弦楽器・声楽…吹奏楽でさえ、生演奏は、度々聴くことは出来ないのですが、今日のように一段と(日頃はなかなか)視聴できない楽器とオーケストラとの協演が、これからもあると良いと思います。(40歳代女性/北条町)

○僕もマリンバがやってみたいと思いました。(小学生/倉吉市)

○マリンバがとても良かった。(小学生/倉吉市)

○マリンバ協奏曲が良かったです。米原先生お疲れさまでした。曲順というか構成というか、マリンバの後の田園は尻すぼみだったと思います。選曲ミス!?休憩をはさんでからオーケストラのみとなった曲は、退屈でした。聴いてて、あまり楽しくないと言っちゃひどい言い方ですが堅っ苦しい曲で、全楽章が有名ってわけでもないこともあって、あんまり…でした。もっとお客様に聴いてもらう、楽しんでもらうという姿勢が曲にも見た目にもあった方が良いと思います。演奏者がいっぱいいっぱいに見えます。閉じこもりすぎですよ、自分の演奏に。(20歳未満女性/倉吉市)

※ディレクターからの回答
 ずいぶんと辛辣な感想ですが、大いに歓迎です。このような意見があれば、その反論も当然あるものです。そんな意味で、議論を起こしてみたいと思います。お読みいただき、議論に参加してくださる方は、このホームページの掲示板にご投稿ください。

※ディレクターの感想
 前項のアンケートでは「名曲中の名曲」と言われた「田園」が、「堅っ苦しい曲で、全楽章が有名ってわけでもない」とあのベートーヴェンがあっさり切り捨てられてしまいました。演奏の善し悪しが原因だと思いますが、この方の心に音楽が届かなかったことだけは確実なようです。色々なご意見があって面白いと思いました。「もっとお客様に聴いてもらう、楽しんでもらうという姿勢が曲にも見た目にもあった方が良い」との指摘は、この音楽祭のコンセプトと合致しています。しかし、基本的に、この音楽祭は、市民の皆様に芸術としての音楽を提供するものであり、慰みとして聴衆に媚びたり、娯楽として売り込む商業音楽とは一線を隔しています。毎回そうですが、今回のコンサートを聴いていて、あれこれと注文を出したくなる欲が私にも涌いてきます。それは、アザレア室内オーケストラが毎年進化を続けているからです。私は、ここ十数年聴き続けて来ましたが、シンフォニーの演奏では、今回の「田園」が出色の出来であったと感じています。最近のまるでロマン派のような演奏スタイルではなく(わざとらしいドラマの展開もさせず)、端正にディテールを表現している演奏だったと高く評価しています。音楽は、聴く人のこころを映す鏡だと言われます。ですから、ある人にとっては感動の涙を誘う音楽でも、他の人にとっては退屈きわまりない音楽にしか聞こえない場合もあるものです。「演奏者がいっぱいいっぱいに見えます。閉じこもりすぎですよ、自分の演奏に。」とのお言葉ですが、私は異なった感想を持っています。確かに、練習不足であることは否めませんが、「いっぱいいっぱい」とは思いません。「いっぱいいっぱい」と言う意味が「能力に限界に達している」と言うのであれば、これほど演奏者に対して失礼なことはないでしょう。「いっぱいいっぱい」の意味が「能力を最大限に使っている」と言う意味であれば、プロもアマも子どもだって、そうして感動的な音楽を創り出しているのですから、むしろ誉め言葉になります。しかし、アンケートに書かれた文脈では、前者の意味で書かれています。更に「閉じこもりすぎですよ、自分の演奏に。」と言われてしまうと、演奏家にとっては最大限の侮辱になります。演奏家は、自分たちの思いを最大限に訴え、その想いを叫んでいるのです。確かに静謐な演奏ではありましたが、それは決して内向的な音楽づくりではなかったと思います。最終5楽章が終わった後の、何とも言えない静寂の時間が、その音楽の神髄を表していたと感じています。演奏が終わってすぐに拍手せず、その余韻を堪能した聴衆は、素晴らしい感性を身につけた瞬間だったと深く感動したものです。そんな意味で、今回の演奏が決して自分の演奏に閉じこもっていたなどとは、到底思えません。

○ホルン、上手い。(70歳代男性/三朝町)

○市長のあいさつの途中に、中学生が会場移動されました。あいさつが終わってからの移動にするよう、会場整理の方の配慮が欲しい。(60歳代女性/倉吉市)

※ディレクターからの回答
 おっしゃる通りです。本当は中学生たちの自覚が必要なのですが、無理だったようです。会場整理の配置をしていませんので、お気づきの皆様でご指導していただければ幸いです。

○音楽祭のオープニングにふさわしい、素晴らしい演奏会でした。二曲のコンチェルトも、とても聴き応えがありました。6月19日までの間、何度か足を運べたらと思っています。

5/13 大西瑞香箏曲演奏会
□満足度 大変満足=67% 満足=33% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○アザレアのまち音楽祭の箏曲演奏会は、初めて来ました。師との出会いのお話があったり、歌(とても張りのある深いお声で)も聴かせていただき、とても良かったです。曲は…、一幅の絵を見る為の幕開け(前ぶれ)のような演奏があり、幕があくと、ゆったりと動くアニメーションが思い浮かぶようで、色んな景色や、水の滴り、さざなみなども感じられ、楽しめました。(40歳代女性/北条町)

○とても素敵でした。現代曲でありながら、箏の色んな手法がとても面白く新鮮でした。(20歳代女性/倉吉市)

○毎回、感動させていただいています。大西さんの力強い事の音が心地よくて、いつも聴かせていただいています。(30歳代女性/倉吉市)

5/17 恩田千絵ソプラノ・コンサート
□満足度 大変満足=75% 満足=25% 普通=0% 不満=0% とても不満=0%
○とても、綺麗な歌声でした。(小学生/倉吉市)

○ 昨年に引き続いて素敵な歌声、ありがとうございました。

※ディレクターの感想
 ますます進化した素晴らしいコンサートになりました。安定感があり、聴いていてなんともいえない心地よさがありました。アンケート集計で判明しましたが、当日は京都府亀岡市よりお越しいただいたお客様もありました。サロンという事で座席を制限していましたが、満席となり、急遽椅子を運び込む盛況と成りました。ありがとうございました。