倉吉 アザレアのまち音楽祭
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西岡千秋バリトン・コンサート

Piano/瀬川則子
2018年6月6日(水)19:30〜 倉吉交流プラザ視聴覚ホール 700円



 過去の演奏のご紹介

♪ 訴訟に勝っただと/モーツァルト作曲 (wmaファイル 2.44MB 5分16秒)


第一部

@ 熱き願い                    ベッリーニ作曲
A 美しい月よ                   ベッリーニ作曲
B 心に感じる                   ドナウデイ作曲
C ああ、愛する人の               ドナウデイ作曲
D でもどのように私は我慢出来ようか    ボッカッチョ作詞  レスピーギ作曲
E 舞踏への誘い                 ザンガリーニ作詞 レスピーギ作曲


第二部

@ 出船                   勝田 香月作詞  杉山 長谷夫作曲
A 平城山                  北見志保子作詞  平井康三郎作曲
B 霧と話した               鎌田忠良  作詞   中田喜直作曲
C 寺山修司の詩による6つの歌「思い出すために」より
  ぼくが死んでも             寺山修司作詞 信長貴富作曲
D 寺山修司の詩による6つの歌「思い出すために」より
  思い出すために              寺山修司作詞 信長貴富作曲
E 寺山修司の詩による6つの歌「思い出すために」より
  種子                   寺山修司作詞 信長貴富作曲




プロフィール

西岡千秋
(にしおか ちあき) Baritone

 武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学院声楽専攻修了。市田キヨ子、疋田生治郎の各氏に師事。数々のオペラ出演の他、リサイタルをはじめとする演奏活動を行っている。また、鳥取県内においては第九公演のソリストを務め、アザレアのまち音楽祭や山陰の名手たちコンサートなど常連演奏家として活躍。鳥取県内公演のオペラでは「電話」「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「魔笛」「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「アマールと夜の訪問者」等に出演。とりアートオペラ「魔笛」(2015年)で弁者役を歌い、好評を得る。鳥取オペラ協会の全ての公演をプロデュースしている。現在、鳥取大学地域学部附属芸術文化センター教授。鳥取オペラ協会副会長。鳥取合唱連盟副理事長。

瀬川則子
(せがわ のりこ)Piano

 山口芸術短期大学ピアノ科卒業。中四国新人演奏会に出演。第6回 TYSコンクール ピアノ部門にて最優秀賞受賞。2011年 ピティナピアノコンペティション グランミューズ部門 西日本地区本選にて優秀賞受賞。山崎孝氏、勝谷寿子氏、小林峽介氏に師事。現在、歌唱・器楽の伴奏の他、「21の会」においてピアノデュオコンサートを定期的に行っている。岡野貞一記念合唱団ピアニスト。日本演奏連盟会員。

ご案内

 今年の西岡氏のプログラムは、一部にイタリア歌曲を、そして二部に日本歌曲を設えています。特に二部の寺山修司作詞、信長貴富作曲の歌曲は、聴き応えのあるステージになるものと期待しています。寺山修司のアイロニーにとんだ歌詞を、今人気の作曲家「信長氏」の音楽で、エスプリの効いたシブい曲想になっており、聴く者の心を強く刺激するものです。元々は合唱曲ですが、近年独唱で歌われる機会も増えています。います。西岡氏のユニークな表現の味付けは、皮肉や社会に対するアイロニーも、魔法のように心地よい歌に変わるのです。それでいて、ずっしりと心に残るメロディの響きは、深く心の襞に根を張る力を持っています。演奏家の人柄が、演奏に影響を与えるとは思いませんが、まるで西岡氏の内面を覗き見るような、彼の多面的な生き様、抑制した感情、そして柔らかな表情を持つ顔が思い浮かぶのです。もしかしたら、そこが西岡芸術の真髄かも知れません。