倉吉 アザレアのまち音楽祭
山陰の名手たちコンサート


第14回 山陰の名手たちコンサート
演奏者プロフィール
鳥取県

佐々木まゆみ (ささき まゆみ)
ソプラノ
 昭和音楽大学音楽学部声楽学科卒業、同大学音楽専攻科首席修了。修了時学長賞授賞。「バスティアンとバスティアンヌ」バスティアン役、「フィガロの結婚」ケルビーノ役、「イソップ物語」太陽役、「春香」ではタイトルロール好演、新作オペラ「窓」3つ目の窓の女役、「魔笛」ダーメ役、鳥取県第九ソリスト、ソロリサイタル等開催、07山陰の名手出演。06年よりアザレアのまち音楽祭出演など、県内外で精力的に活躍中。鳥取県クラシックアーティストオーディション優秀賞受賞。近年では、とりアートオペラ「魔笛」(2016年)でダーメ役を歌い好評を得る。施設や教育現場などでもコンサートや歌唱指導にあたっている。これまでに生原幸枝、越賀理恵、田野崎加代、田島祥恒、平野弘子各氏に師事。Meary’sメンバー、とっとりの芸術宅配便講師、鳥取オペラ協会会員。

稲田真司(いなた しんじ)
フルート
 国立音楽大学音楽学部器楽科(フルート)卒業。大学時代より現在にわたってソロ、室内楽、オーケストラ他、クラシックからポピュラーにわたり演奏活動をつづけている。
 これまでアザレアのまち音楽祭にソリストおよび室内楽グループミュージックファクトリー主催者として出演。山陰の名手たち出演。ミンクス室内オーケストラとモーツァルト,米子管弦楽団でイベール、アンサンブルオルニスとヴィヴァルディのフルート協奏曲などを共演。澤カルテットとモーツァルトのフルート四重奏を共演。山陰フルート協会事務局員。米子東高等学校教諭。小谷幸久、高橋安治、大友太郎他諸氏に師事。
Piano/三浦芳男

吉田 章一(よしだ あきかず)
バリトン
 鳥取大学教育学部卒業。広島大学大学院学校教育研究科修了。声楽を小松英典、西岡千秋、佐藤晨、吉田征夫、平野弘子の各氏に師事。ソロ・コンサート、ジョイント・コンサートのほか、モーツァルトやフォーレのレクイエム、バッハのヨハネ受難曲、ヘンデルのメサイア、ベートーヴェンの第九等のソリストを務める。オペラでは、モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」、新倉健「窓」に出演。特に2002年の国民文化祭オペラ公演「ポラーノの広場」では、主役のキューストを歌い圧倒的な成功をおさめた。2004年の再演では、更にバージョンアップしたキューストを歌い、全国レベルで通用する風格を見せた。また、特筆に価するのはドイツリートに対する造詣の深さと演奏力の高さである。既にCDリリースされているシューベルトの「冬の旅」は、高く評価されている。2010年10月韓国にてオペラ「電話」(メノッティ作曲)に出演。とりアートオペラ「魔笛」(2016年)でパパゲーノ役を歌い、大好評を得る。鳥取オペラ協会理事。

Piano/兼田恵理子(かねだ えりこ)Piano
 武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。新田恵理子、コッホ・幸子の各氏に師事。アザレアのまち音楽祭においては、アザレア室内オーケストラと共演の他、ソロリサイタル等で参加している。現在,後進の指導にあたるとともに、声楽、器楽の伴奏者として各地で演奏活動を行っている。倉吉市在住。

寺内智子(てらうち ともこ)
ソプラノ
 大阪音楽大学音楽学部声楽科卒業。同専攻科修了。声楽を天野春美、E・ラッティ、伊藤京子各氏に師事。関西二期会研究生を経て、1998年イタリアへ留学。M・フェラーロ氏によるマスタークラス受講。イタリアにてオペラ「ラ・ボエーム」ミミ役、「カプレーティ家とモンテッキ家」ジュリエッタ役を歌い好評を得る。帰国後も、神戸アーバンオペラ「フィガロの結婚」スザンナ役をはじめ「愛の妙薬」「カルメン」「魔笛」「ポラーノの広場」「沈黙」などのオペラに出演。第29回イタリア声楽コンコルソ金賞、第20回飯塚新人音楽コンクール大賞、第12回ABC新人オーディション最優秀賞を受賞し外山雄三指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団と共演。第16回宝塚ベガ音楽コンクール第2位、神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、鳥取県声楽オーディション県知事賞等受賞。2006年、鳥取県知事賞受賞者コンサートで関西フィルハーモニー交響楽団と共演。とりアートオペラ「魔笛」(2015年)でパミーナ役を歌い、大好評を得る。関西二期会、鳥取オペラ協会会員。

松田千絵(まつだ ちえ)
ソプラノ
 島根大学教育学部特音課程(声楽)卒業。白石由美子、中沢桂、平野弘子の各氏に師事。これまでに鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」「魔笛」「ボラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「アマールと夜の訪問者」「コシ・ファン・トゥッテ」に出演。ヘンデル「メサイア」(抜粋)、J.ラター「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」のソリストもつとめる。そのほかアザレアのまち音楽祭でのコンサートや、移動わらべ館童謡唱歌推進員として県内各地で童謡コンサートを行っている。鳥取県声楽オーディション審査員特別奨励賞、第16回日本声楽コンクール入選。現在、オペラ協会会員、移動わらべ館童謡唱歌推進員、西部演奏家クラブ会員。

Piano/森 康子(もり やすこ)
 フェリス女学院短期大学音楽科専攻科(ピアノ専攻)修了。ニューヨーク・ジュリアード音楽院で学ぶ。青山三郎、由谷絢子、山田早苗、E.L.コバーリック、平賀寿子に師事。神奈川新人演奏会出演。現在、後進の指導にあたる傍ら声楽の伴奏を中心にソロ、コンチェルトなど、数多くの演奏活動を行っている。カノンの会会員。鳥取女声合唱団、ブレヴィスキンダーリートアンサンブルピアニスト。

杉山清香(すぎやま きよか)
クラリネット
 米子東高等学校を経て、島根大学教育学部特音課程(管弦打楽器専攻)を卒業。クラリネットを手塚実、村瀬二郎、浜中浩一の各氏に師事。ミンクス室内オーケストラとモーツァルトのクラリネット協奏曲、澤和樹氏の率いる「澤クァルテット」とモーツァルトのクラリネット五重奏曲を共演し大好評を得る。その他、吹奏楽と共にウェーバーの小協奏曲の独奏を好演するなど地元を中心に演奏活動をしている。2009年フィルハーモニックウィンズ大阪(オオサカン)と共にアメリカ演奏旅行に参加。現在は同楽員として関西でも演奏活動やCD収録に参加している。主な収録CD:「オオサカン・ライブ・コレクション(11.13.15〜18)」、「熱演!吹コン課題曲(2014〜2016)」ブレーンミュージックリリース「小編成レパートリー・コレクション(6〜9)」、NAXOSリリース「ヤン・ヴァンデルロースト」等。
 ヤマハミュージックスクール、NHK文化センター、国立音楽院南部校講師。杉山清香音楽教室主宰。ミュルミュール・クラリネットアンサンブル、Plaisante Clarinet Ensembleメンバー。山陰オカリナ合奏団、米子クラリネット・シルキィ代表。米子市在住。

Piano/稲毛麻紀(いなげ まき)
 武蔵野音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業後、お茶の水女子大学大学院ピアノ演奏学講座修了。ピアノを新田恵理子、堺康馬、A.ウェーバージンケ、西川秀人、吉田征夫、浅井道子の各氏に師事。これまでにアザレアのまち音楽祭のオープニング・コンサートやサロンコンサート等に出演。現在、わらべ館童謡唱歌推進委員、鳥取短期大学非常勤講師を務める。コール・ウィンドミル、こーらす萌の会、合唱団こさじ、鳥取オペラ協会ピアニスト。

鶴崎千晴(つるさき ちはる)
メゾソプラノ
 武蔵野音楽大学声楽科卒業。声楽を森原紀美子,故藤田みどり,佐伯真弥子,平野弘子の各氏に師事。ジョイント・コンサート,ソロリサイタルほか,鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」(伯爵夫人・マルチェリーナ)、「アマールと夜の訪問者」(母親),ラクゴペラ「ドン・ジョヴァンニ」(ドンナ・エルヴィラ)、イソップオペラ(よいきこり)、新作オペラ「窓」(母親)に出演。山陰の名手たちコンサート出演。アザレアのまち音楽祭参加。県民による第九2010、2012年米子第九合唱団ニューイヤーコンサートにてヴィヴァルディ作曲グローリアでアルトソロ。コールやまびこ指導者。鳥取オペラ協会副会長。

新田恵理子(にった えりこ)
ピアノ
 武蔵野音楽大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業 倉吉市在住。ピアノを故西岡光夫、長井充、徳川愛子、福井直敬、西川秀人の各氏に師事する。ソロリサイタル、室内楽、声楽・器楽の伴奏など、各地で幅広い演奏活動を行なっている。内外のオーケストラとの共演も数多く、そのうち、ザルツブルク室内オーケストラ、下北山弦楽オーケストラとのライブ録音が、カウベルホールよりCDリリースされている。後進の育成にも力を注ぎ、各地で門下出身の若手ピアニストが活躍している。全日本ピアノ指導者協会正会員、同鳥取県支部事務局、鳥取オペラ協会ピアニスト。ハーモニッシェの会主宰。

西岡千秋(にしお かちあき)
バリトン
 武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学院声楽専攻修了。市田キヨ子、疋田生治郎の各氏に師事。数々のオペラ出演の他、リサイタルをはじめとする演奏活動を行っている。また、鳥取県内においては第九公演のソリストを務め、アザレアのまち音楽祭や山陰の名手たちコンサートなど常連演奏家として活躍。鳥取県内公演のオペラでは「電話」「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「魔笛」「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「アマールと夜の訪問者」等に出演。とりアートオペラ「魔笛」(2015年)で弁者役を歌い、好評を得る。鳥取オペラ協会の全ての公演をプロデュースしている。現在、鳥取大学地域学部附属芸術文化センター教授。鳥取オペラ協会副会長。鳥取合唱連盟副理事長。

Piano/瀬川則子(せがわ のりこ)
 山口芸術短期大学ピアノ科卒業。中四国新人演奏会に出演。第6回 TYSコンクール ピアノ部門にて最優秀賞受賞。2011年 ピティナピアノコンペティション グランミューズ部門 西日本地区本選にて優秀賞受賞。山崎孝氏、勝谷寿子氏、小林峽介氏に師事。現在、歌唱・器楽の伴奏の他、「21の会」においてピアノデュオコンサートを定期的に行っている。岡野貞一記念合唱団ピアニスト。日本演奏連盟会員。

渡邉寛智(わたなべ ひろのり)
バス
 国立音楽大学声楽科卒業、同大学院音楽研究科声楽専攻修了。2003年、イタリア(ミラノ・ボローニャ)へ留学。国立音楽大学「ソロ・室内楽定期演奏会」、「大学院新人演奏会」に出演。現在、京都市立芸術大学大学院博士(後期)課程在籍中。同大学院オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」ドン・アルフォンソでオペラデビューした後、「ラ・ボエーム」コッリーネ、「魔笛」ザラストロ、「清教徒」ジョルジョ、「エフゲニー・オネーギン」グレーミン、「シモン・ボッカネグラ」フィエスコなどに出演。また、バッハ「マタイ受難曲」、モーツァルト「戴冠式ミサ」、「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」、フォーレ「レクイエム」、のバスソロをはじめ多くの作品に出演し、貴重なバス歌手として高い評価を得ている。現在、県内外で演奏活動を精力的に行うとともに、県内の合唱団において自らの経験を生かした的確な指導を行い、後進の育成にも力を注いでいる。コール・凛-Ring-常任指揮者、米子管弦楽団トレーナー、鳥取オペラ協会会員。

Piano/渡邉芳恵
 国立音楽大学ピアノ教育専攻卒業。尚美学園コンセルヴァトアールディプロマ学科ピアノコース修了。鳥取大学大学院地域学研究科地域創造専攻を卒業。現在、後進の指導の傍ら、県内の多くの合唱団のピアノ伴奏や指導を行う。さらに県内外において、器楽や声楽の伴奏、ピアノソロなど精力的に演奏活動をし、様々なジャンルの共演者との演奏も多い。2009年鳥取オペラ協会主催「フィガロの結婚」では、ケルビーノ役、2011年鳥取オペラ協会主催オペラ「窓」では、3つめの女役として出演。また自身初の作曲作品「朗読とピアノのための『月のうさぎ』」を発表し、好評を得る。音楽による新たな試みに挑戦し続ける中、子供から大人まで音楽に親しむことができる環境づくりを目指し活動している。ピアノを三富二葉、故和久利幹子、故ウラジミール竹ノ内、窪田隆、酒匂淳の各氏に師事。声楽を生原幸枝、瀬川武、常松喜恵子の各氏に師事。作曲法を新倉健氏に学ぶ。ピアノグループrelationメンバー。鳥取オペラ協会会員、ピアニスト。