倉吉 アザレアのまち音楽祭
スポンサー: (株)エナテクス
]iksa辺見康孝Vn&松村多嘉代Hpコンサート

2016年5月14日(土)19:30〜 倉吉博物館玄関ホール  700円


 過去の演奏のご紹介
ヴァイオリンとハープ X iksa 辺見康孝Vn&松村多嘉代Hp(第33回アザレアのまち音楽祭2015コンサートより)
♪行ける王女のためのパヴァーヌ/ラヴェル作曲/Xiksa編 (wmaファイル 2.77MB 5分59秒)

第一部

@ 子供の情景/シューマン作曲・X[iksa]編曲
A 弧のうた/細川俊夫作曲


第二部

B無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番イ短調     イザイ
Cヴァイオリンとハープのためのソナタ     ダマーズ


プロフィール

辺見 康孝
(へんみ やすたか)Vn

 松江市生まれ。現代の作品を得意とし、独自の奏法を開発し従来の奏法では演奏不可能な作品もレパートリーとしている。日本はもとよりヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、南アフリカ共和国、韓国、香港で演奏活動を行っており、様々な国際音楽祭に招待されている。
 2001年より2年間はベルギーのアンサンブルChamp d'Actionのヴァイオリニスト、帰国後はnext mushroom promotionのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハーピスト松村多嘉代とのデュオX[iksa](イクサ)ではオリジナル曲やオリジナルアレンジで新たな境地を開拓している。2012年には日本人としては初めてジョン・ケージの「フリーマン・エチュード」全32曲リサイタルを日本現代音楽協会主催で行い、話題となった。
 これまでに協働した作曲家としては、細川俊夫、ブライアン・ファーニホウ、ヘルムート・ラッヘンマンなどの現代を代表する作曲家から、若い世代の作曲家まで幅広く、これまでに数多くの初演を行なった。
 近年はダンサーとの活動も多く、鈴木ユキオや白井剛、吉本大輔、ダムタイプのアーティストとも作品を発表している。
 またスタンフォード大学(アメリカ)などでの現代奏法についてのレクチャーは好評で、作曲家の創作活動に刺激を与え続けている。
 2004年にMegadisc(ベルギー)からリリースされたソロCD、数々のX[iksa]アルバムの他、多数のCD録音に参加している。
 http://sun.ap.teacup.com/yashemmi/

松村 多嘉代
(まつむら たかよ)Hp

 大阪生まれ。3歳よりピアノを始める。 相愛音楽教室、相愛高等学校音楽科を経て相愛大学音楽学部ピアノ専攻卒業。大学卒業後にハープを始める。現在フリーランスハーピストとして、ソロ、オーケストラ、室内楽などで演奏活動を行う。
 妹・松村衣里とのハープデュオ・ファルファーレ(イタリア語で蝶々)でクラシック〜ポピュラーまで幅広いジャンルのレパートリーを持ち、フランス・アルル国際ハープフェスティバル、NHK FM「名曲リサイタル」、文化庁の子どものための優れた芸術体験事業をはじめ国内外の数多くのコンサートに出演。平城遷都1300年記念祝典では、天皇皇后両陛下ご臨席のもと、天平楽府のメンバーとして箜篌を演奏。音楽ホールでのクラシックコンサートはもとより、音楽鑑賞会、楽器解説やお話つきのステージには定評がある。
 また、ヴァイオリニスト辺見康孝とのデュオ X[iksa]で国内はもとよりオーストラリア、韓国、南アフリカ、カナダにおいて、2006年10月の初共演以来、これまで300回を超える公演を行っている。
 新作の委嘱初演などを積極的に行うほか自ら編曲も手掛け、ハープのための新たなレパートリーの開拓にも努めている。
 2008年『X[iksa]』、2009年『眠れる森のファルファーレ』、2010年『Wa〜和』、2012年『くるみ割り人形〜ノエルのおくりもの〜』、2013年『不思議の国のファルファーレ』の5枚のCDをリリース。
 http://gold.ap.teacup.com/farfalle/

ご案内

 ]iksaとは、ヴァイオリンとハープによるユニット名であり、ヴァイオリンの「辺見康孝氏」とハープの「松村多嘉代氏」で構成する弦楽アンサンブルです。この擦弦楽器と撥弦楽器の相性の良さは、古より語られていますが、正にその天国的な響きが、音楽のフィジカルな快感刺激してくれます。]iksaを主宰する辺見氏は山陰の地に在住しながら、プロのヴァイオリニストとして全国で活躍している唯一の音楽家だと言って過言でないでしょう。その豊かな感性は、まったき音楽の喜びをもたらせてくれます。
 辺見氏のプログラムの妙は、現代に生きる作曲家の作品を忍ばせる所にあります。メインはイザイやダマーズの作品ですが一部の後半に現代日本を代表する細川俊夫の作品をさりげなく演奏して見せる所に、辺見氏のエスプリを感じるものです。私たちと同じ世界に住む作曲家の思いの丈を聴いていただきたいものとお勧めします。また、今年の12月11日リサイタル・シリーズOに登場しますので、そちらもお聴き下さい。