倉吉 アザレアのまち音楽祭
スポンサー:カウベルホール
山本亜美&重道博世
ピアノデュオ・コンサート

2015年6月13日(土)19:30〜 カウベルホール 700円



第一部

@ スラヴ舞曲Op.46-1  重道博世&山本亜美デュオ   ドヴォルザーク作曲
A 巡礼の年 第2年 ヴェネツィアとナポリより「タランテラ」   山本亜美   リスト作曲
B 「6つの小品より」間奏曲Op.118-2   重道博世   ブラームス作曲
C 前奏曲「鐘」嬰ハ短調Op.3-2   重道博世   ラフマニノフ作曲
D 舞踏組曲「くるみ割り人形」   チャイコフスキー作曲
   3.金平糖の踊り 4.トレパーク 8.花のワルツ   山本亜美&重道博世デュオ


第二部

@ 2台ピアノのためのコンチェルティーノ   ショスタコーヴィチ作曲
    1st重道博世 2nd山本亜美
A ハイドンの主題による変奏曲   ブラームス作曲
    1st山本亜美 2nd重道博世


プロフィール

山本亜美
(やまもと あみ)Piano
 琴浦町出身。3歳よりピアノを始める。東邦音楽大学付属高等学校・同大学卒業。在学中ウィーンにて東邦ウィーンアカデミーピアノコース終了。ピアノを西川妙子・原順一郎・加藤朋子・新田恵理子の各氏に師事。声楽・器楽の伴奏及び合唱団伴奏者。シュトラーレン、Meary'sメンバーとしてアンサンブル、ソロでの演奏活動を行っている。現在自宅にてピアノ教室を開き、後進の指導に当たっている。全日本ピアノ指導者協会会員。
重道博世
(しげみち ひろよ)Piano
 倉吉市出身。武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。第16回カウベルピアノコンクール優秀賞、第26回アジア国際音楽コンサートオーディション銅賞。これまでピアノを尾坂俊恵、西川秀人、A.v.アルニム、J.ダムガード、丸山淑子の各氏に、リート伴奏法を子安ゆかり氏、室内楽をC.ドル氏に師事。2012年に結成されたクラシック音楽グループ「Meary’s」に加入し、県内中部を中心に演奏活動を行う傍ら、トミヤ楽器店、自宅教室にて後進の指導にあたっている。 ピティナ指導者会員。

ご案内

 県内の若手演奏家の中で、これほど活躍するピアニストは見受けられません。大学出たての頃の形にはまったような演奏が、このごろは影をひそめ、かなり自由に音楽を楽しんでいるように見受けられます。演奏家が、演奏を楽しむのは良いことですが、その姿を見せるだけではアマチュアと変わりません。音楽を聴衆にどのように届けるかが、演奏家の第一義です。そんな意味で、近頃の山本・重道の両氏の演奏には、変化が生じています。音楽の意味を、作曲家の想いを、ピアノをとおして伝えようとする強い意志が感じられるようになりました。ロマン派の音楽は、楽譜通り弾くだけで音楽の概観は簡単に創りだせます。しかし、その先にある音楽の命をどう伝えるかが問われるわけですが、両氏の音楽には、その苦悩の姿が見て取れます。これは、演奏家として必要不可欠な資質であります。それは両氏の音楽に深みを与え、聴衆に訴える何かを確実に伝える術を身につけつつあると喜んでいます。今回のコンサートでは、デュオ作品やソロ曲を聴かせてくれますが、第二部のショスタコーヴィチとブラームスは圧巻でしょう。コンビを組んで度々演奏している二人のピアニストの、新しい局面が見られるものと期待しています。