倉吉 アザレアのまち音楽祭
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新田恵理子ピアノ・コンサート

共演 西川秀人Piano
2015年5月24日(日)14:00〜 倉吉未来中心小ホール 700円


 過去の演奏のご紹介
ピアノ 新田恵理子 (第32回アザレアのまち音楽祭2014コンサートより)
♪ 夜想曲(ノクターン)第2番 変ホ長調 (ショパン) (wmaファイル 1.83MB 3分56秒)


第一部

@ 亜麻色の髪の乙女 前奏曲集より   ドビュッシー作曲
A ベルガマスク組曲より   ドビュッシー作曲
  2.メヌエット
  3.月の光
B 喜びの島   ドビュッシー作曲
ゲスト演奏 西川秀人
C 練習曲 作品2−1  スクリャービン作曲
D ピアノソナタ第2番「幻想ソナタ」嬰ト短調作品19   スクリャービン作曲


第二部 2台のピアノ

@ 小組曲より 第1曲 小舟にて  ドビュッシー作曲
A 組曲第2番 作品17   ラフマニノフ作曲
   1. 序奏
   2. ワルツ
   3. ロマンス
   4. タランテラ


プロフィール

新田恵理子
(にった えりこ)Piano
 武蔵野音楽大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業 倉吉市在住。ピアノを故西岡光夫、長井充、徳川愛子、福井直敬、西川秀人の各氏に師事する。ソロリサイタル、室内楽、声楽・器楽の伴奏など、各地で幅広い演奏活動を行なっている。内外のオーケストラとの共演も数多く、そのうち、ザルツブルク室内オーケストラ、下北山弦楽オーケストラとのライブ録音が、カウベルホールよりCDリリースされている。後進の育成にも力を注ぎ、各地で門下出身の若手ピアニストが活躍している。全日本ピアノ指導者協会正会員、同鳥取県支部事務局、鳥取オペラ協会ピアニスト。ハーモニッシェの会主宰。
西川秀人
(にしかわ ひでと)Piano
 伊達純氏に師事。1976年東京芸術大学卒業。同大学院修士課程修了。77年イタリア留学。国立ローマ・サンタチェチリーア音楽院でヴィンツェンツォ・ヴィターレ氏、レンツォ・シルベストリー氏に師事。第7回セニガリア国際ピアノコンクールで第一位入賞。その後イタリア各地でリサイタルを開催。79年秋帰国。帰国後もリサイタルをはじめNHKFMの録音、オーケストラとの協演など多方面で演奏活動を行っている。2014年春までの29年間、母校東京芸術大学の講師として、優秀なピアニスト、教育者の育成に力を注ぐ。現在、東京音楽大学、愛知県立芸術大学各講師。

ご案内

 昨年のサロンコンサートでは、60人定員設定に、190人もの人がお出でになり、大変なご迷惑をお掛けしました。今年は、会場を未来中心小ホールに移しての公演です。新田恵理子ファンが毎年大勢お出でになることを考慮して、会場を変えました。
 ところで、古典音楽の演奏には、大変造詣が深く、モーツァルトの軽やかさ、ベートーヴェンの意思の強さの表現には定評がありますが、今回は近代音楽のみのコンサートに取り組みます。これまでにもドビュッシーは聴いてきましたが、ラフマニノフについては、初めてではないかと期待しています。ずっと若かった時代に、第2番のコンチェルトをカウベルホールで聴いたことがありますが、手の平の小さな新田氏が、いかにしてオクターブを越える指使いをクリアするかが見ものでした。しかし、アイデアと言うか工夫と言うか、さらりと弾いてのけたのには驚いたものです。「演奏者には、不可能はない!」と言ったプロの大家がいましたが、正に音楽は演奏が命であり、その命をつなげるのは、英知の結集かも知れません。
 今回は、サロンとしては贅沢なゲスト「西川秀人氏」(長年東京藝大でプロ奏者を育てられた)を迎え、ラフマニノフの2台のピアノによる組曲を演奏して頂きます。どうぞお楽しみください。