倉吉 アザレアのまち音楽祭
木村恵理ファゴット・コンサート

Piano 石川真美
2014年6月17日(火)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円


 過去の演奏のご紹介
ファゴット 木村恵理 (第31回アザレアのまち音楽祭2013コンサートより)
♪ 「12のスペイン舞曲集」Op.37-5アンダルーサ(祈り)(E. グラナドス) (wmaファイル 1.56MB 3分21秒)


第一部

@ ファゴットとピアノのためのヴァリエーションとロンド 変ロ長調 Op.57  J. W. カリヴォダ
A ファゴットと通奏低音のためのソナタ “ ラ・モニカ ”  P. F. ベデッカー
B ファゴットとピアノのためのハンガリー風アンダンテとロンド Op.35  C. M. v. ウェーバー


第二部

C 歌劇「愛の妙薬」から  G.ドニゼッティ
  人知れぬ涙
D 歌劇「ルサルカ」から  A. ドヴォルジャーク
  月に寄せる歌
E 「ジプシー歌曲集」から  A. ドヴォルジャーク
  わが母の教えたまいし歌 Op.55-4
F ファゴット協奏曲 イ短調 RV497  A. ヴィヴァルディ
  T. Allegro molto
  U. Andante molto
  V. Allegro


プロフィール

木村恵理

(きむらえり)Fagotto 
 出雲市出身。島根大学卒業、同大学院修了。教育学部社会科研究室に在籍しながら数学も学び、大学院にて音楽に取り組むというユニークな経歴を持つ。ファゴットを伊藤昇、井上俊次、岡崎耕治、吉田將の各氏に、室内楽を手塚実氏に学ぶ。バッハとその周辺について丸山桂介氏の講義を受講中かつバロック音楽の指導を受ける。国際教育音楽祭MMCJ2009、2010で室内楽、オーケストラの研鑽を積み、LeipzigにてJ. M. Thome氏、MilanoにてO. Meana氏、Riva del GardaにてV. Zucchiatti氏のマスタークラスを受講。
 これまでに出雲室内管弦楽団とヴィヴァルディの、ミンクス室内オーケストラ、出雲フィルハーモニー交響楽団とモーツァルトのファゴット協奏曲を共演。2011年にはリサイタルを開催。ソリスト、客演奏者、指導者としても音楽活動を続けている。「アザレアのまち音楽祭」には5度目のソロでの出演。2014年11月にはDNAフィルハーモニックと池辺晋一郎のファゴット協奏曲を共演予定。音楽を軸とした交流にも力を入れ、2008年、Bethlehem(パレスチナ)での演奏を仲間とともに実現。
 出雲芸術アカデミー音楽院専任講師。出雲楽友協会音楽家会員。アザレア室内オーケストラ、アザレア・ミュージック・ファクトリー、ファゴット奏者。

石川真美

(いしかわ まみ)Piano
 和歌山市出身。神戸大学教育学部(現発達科学部)音楽科卒業。第17回和歌山県新人演奏会に出演。和歌山・堺市にて後進の指導に当たっていたが、岡山転居を機に「バッハの学校−岡山」と出会い、以来講師である丸山桂介氏に師事する。2012年、2013年と解説を交えたジョイントコンサートを行う。2012年のジョイントコンサート時の解説を、小論文『詩人ブラームス「歌」を歌う―ことばが結ぶ歌曲とピアノ小品―』として「バッハの学校」ホームページに公開。現在は、岡山県赤磐市にて後進の指導に当たるとともに、「崇高なる響き」を求めて研鑽中。また、オイリュトミーの伴奏等の音楽活動も行う。


ご案内

 アザレアのまち音楽祭では常連の演奏家です。その力量のほどは、改めて紹介するまでもなく素晴らしいものがあります。ファゴットのソロコンサートが定番としてあるアザレアのまち音楽祭の、大きな看板としての存在が、木村氏なのです。音色の豊かさ、自在に躍動するリズム感、そして何よりも音楽の構成力の確かさは、プロフェッショナルの凄さを感じさせます。毎回期待を上回る上質な演奏に、フアンが増えています。
 今回は一部でオリジナル作品をたっぷり聴かせていただき、二部ではオペラのアリアやコンチェルトを演奏してくれます。注目はオペラでソプラノやテノールのアリアを、様式変換して低音域のファゴットでどのように演奏するか、楽しみです。そして、圧巻はヴィヴァルディのコンチェルトを堪能できることです。どうぞ、スキルの高い高品質で音楽の喜びを確実にお届けする木村氏のファゴットをお楽しみください。