倉吉 アザレアのまち音楽祭
杉山清香クラリネット・コンサート

Piano 稲毛麻紀
2014年6月12日(木)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円


 過去の演奏のご紹介
クラリネット 杉山清香 (第31回アザレアのまち音楽祭2013コンサートより)
♪ 華麗なる大円舞曲 (F.ショパン) (wmaファイル 1.85MB 3分58秒)


第一部

@ 3つのデュオ  Robert Schumann  Howard Ferguson編
  T Con molto espressione
  U Allegretto
  V Con sincerita
A クラリネットとピアノのためのソナタ  Francis Poulenc
  T Allegro tristamente
  U Romanza
  V Allegro con fuoco


第二部

B シシリエンヌ  G.フォーレ
C ワルツ ホ短調(遺作)  F.ショパン
D 哀愁のミュゼット  桑山哲也
E アダージョとアレグロ 変イ長調 作品70  R.シューマン


プロフィール

杉山清香

(すぎやま きよか)Clarinet
 米子東高等学校普通科を経て島根大学教育学部特音課程(管弦打楽器専攻)を卒業。クラリネットを手塚実、村瀬二郎、浜中浩一の各氏に師事。今までにミンクス室内オーケストラとモーツァルト作曲「クラリネット協奏曲」、澤カルテットとモーツァルト作曲「クラリネット五重奏曲」で共演し好評を得る。2009年にはフィルハーモニックウィンズ大阪と共にアメリカ演奏旅行(WASBE世界吹奏楽大会にアジア代表としてシンシナティでコンサートに出演)に参加。現在は、同楽員として関西を中心に活動すると共に各地への演奏旅行やCD収録にも参加している。また、「山陰の名手たちコンサート」、浜中浩一氏門下生による「音楽の愉しみコンサート」(大阪)等、多数出演。また、2012年1月には「ヴァンガードブラス鳥取」公演にてウェーバー作曲「クラリネット小協奏曲」を独奏した。その他、自身がライフワークとしている「音楽空間コンサート」は第40回を数えるほか、依頼コンサートなど県内外で精力的に演奏活動を行っている。現在、ヤマハミュージックスクール(パルス米子楽器社)講師、NHK文化センター講師、杉山清香音楽教室主宰。フィルハーモニックウィンズ大阪楽員。

稲毛麻紀

(いなげ まき)Piano
  武蔵野音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業後、お茶の水女子大大学院ピアノ演奏学講座修了。ピアノを新田恵理子、堺康馬、A.ウェーバージンケの各氏に師事。これまでアザレアのまち音楽祭のサロンコンサートやオープニング・コンサートのピアノ・コンチェルト等に出演。現在、合唱団のピアニスト、移動わらべ館童謡唱歌推進員、鳥取短期大学非常勤講師を務める。鳥取オペラ協会ピアニスト。


ご案内

 毎年、美しい佇まいの音楽を聴かせてくれる杉山氏は、ますます円熟した音楽を紡ぎ出しています。技術的な問題はほとんどクリアし、音楽表現のより深いところに近づいています。演奏中に姿勢を崩す、悪い癖も収まりつつあり、言葉通りの美しい立ち姿が見られるようになりました。音楽は耳だけでなく全身で感じるものですが、クラリネットの音域は人間の声に最も近く、言語の持つ音楽性と演奏される響きの一体感がその音楽の魅力となるのでしょう。シューマンのドイツ語圏音楽とプーランクのフランス語圏音楽それぞれのアーティキュレーションの違いが、聴く者の感性にどう伝わるか楽しみです。杉山氏のクラリネット・ソロと伴奏ピアノのアンサンブルが、きっと美しく絡み合う楽しみをもたらしてくれることでしょう。どうぞお楽しみください。