【ディレクターの回答】
「このアンケートをHPに載せるのはやめていただきたい。なぜならアンケートの共有は企画側と演奏者で十分だと思います。ディレクターからのお返事もいらないのではないかと毎年思っています。」とのことですが、何か勘違いをしておられるようです。アンケートは、「企画側と演奏者で十分」である場合もありますが、HPに掲載することを前提に書いていただいていますので、ご理解ください。「ディレクターからの回答」は、音楽祭を主催する立場からのコメントであり、今後への指針を示すものと考えています。かつて、音楽祭のコンサートを評価する委員を設定し、優れた評論が可能な方を依頼していましたが、今回の名無しのアンケートのように、論評していただいたコメントを撤回せよと迫られ、評価委員の方は圧殺された経緯があります。「物言えば唇寒し」のような社会ではなく、反社会的な事項でない限り、アンケートのコメントは皆様と共有したいものだと考えています。ディレクターのコメントは、音楽祭に対する様々なご意見に対する責任者としての回答であり、演奏者の「演奏という社会に向かっての発言」を、より良くしたいとの思いでのコメントです。演奏者を擁護したり、叱咤激励するのが、その使命だと考えています。

【ディレクターの回答】
歌とピアノのバランスについて指摘がありましたが、ゲネプロでのディレクターの仕事が出来ていなかったことであり、大変申し訳ありません。その他、コンサートについて、諸々言わなければならないことがありますが、何も言わず♪「微笑んでいてよかった/黙っていて良かった/悪口を言わないで良かった/我慢しいて良かった/怒らないでよかった/優しく言ってよかった/お祈りして良かった」ことにします。

【ディレクターの回答】
ピアノ椅子の軋みは、悩ましい問題です。そこで、演奏者から特に要請のあった場合は業者よりベンチ椅子(高さ可変式)を借りて用意いたしております。場所によってはうるさい所もありますので、倉吉市にベンチ椅子購入の要請を出したいと思います。しかし、かなり高額(10万円から16万程度)ですので、予算が取れるかどうかは微妙です。(年に数回の利用しかありませんので…)

【ディレクターの回答】
毎回凄いとしか言いようのない感動を与えてくれますが、今年のコンサートも素晴らしかったです。一部の「熱情」は、バックハウスの演奏が耳にこびりついている者にとっては、とても新鮮な演奏でした。新しい発見の様な、新しい体験とでもいうような、音楽の旅を楽しむことが出来ました。テクニックの完璧さは言うに及ばず、紡ぎだす音楽が重利ベートーヴンになっているように思いました。すばらしい。サンサーンスのエチュードは、ほとんど聴いたことが無いものであり、とても面白い音楽だとほくそ笑みました。くるみ割り人形は、堂々たるものであり聴く者を圧倒する力を持っていました。これほどのピアニストはそうそう居るものではなく、アザレア音楽祭の至宝的な存在です。末永く、聴かせていただけることを願っています。

【ディレクターの回答】
今回もまた素晴らしいコンサートになりました。クラシック音楽の、声楽の素晴らしさ満載のコンサートでした。野津さんは脂の乗り切った歌声とでも言いますか、重厚で表現に必要なすべてのスキルを持ち合わせているように思われました。又川西氏は、すっかりテノールが板につき、高音域での安定性が得られているように思われます。無理をせず、自分の声域にあった曲を選んでコンサートされることをお勧めします。コロナ騒動で、客足が少なかったのが残念ですが、そんな中、わざわざ聴きにお出で下さった聴衆の皆様には、これほど至福の時はなかったのではないかと、喜んでいます。多くの人に是非とも聴いていただきたいコンサートでした。