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重利和徳ピアノ・コンサート

〜ショパン・アーヴェント〜
2019年6月5日(水)19:30〜 倉吉交流プラザ視聴覚ホール 700円



 過去の演奏のご紹介

♪ スケルツォ第2番/ショパン作曲 (wmaファイル 7.09MB 10分14秒)


第一部

@J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 

Aプーランク:15の即興曲より 
第13番 イ短調
第14番 変ニ長調
第15番 ハ短調 『エディット・ピアフを讃えて』


第二部

ショパン:エチュード Op.10 (全12曲)
1 『第1番 op.10-1』アルペジオの練習曲
2 『第2番 op.10-2』最難度の1曲
3 『第3番 op.10-3』有名な「別れの曲」
4 『第4番 op.10-4』様々な技巧を凝らした高速の練習曲
5 『第5番 op.10-5』「黒鍵」練習曲
6 『第6番 op.10-6』旋律の練習曲
7 『第7番 op.10-7』トッカータ風、右手重音の練習曲
8 『第8番 op.10-8』明快さ、軽快さの練習曲
9 『第9番 op.10-9』ほの暗い情熱を秘めた左手伴奏の練習曲
10 『第10番 op.10-10』華やかなオクターヴと変化の練習曲
11 『第11番 op.10-11』アルペジオが生み出す優美な響きの練習曲
12 『第12番 op.10-12』「革命のエチュード」




プロフィール

重利 和徳
(しげとし かずのり)Piano

 岡山県立岡山城東高校、東京藝術大学音楽学部器楽科、くらしき作陽大学音楽部音楽科モスクワ音楽院特別演奏コース卒業。くらしき作陽大学音楽専攻科ピアノ専攻修了。ピアノを筒井恵子、日高七重、笠間春子、アンドレイ・ピサレフ、ウラディミール・オフチニコフ、山崎孝の各氏に師事。 第26回山陽学生音楽コンクール高校の部第1位、第46回全日本学生音楽コンクール大阪大会第1位、第76回読売新人演奏会出演。フッペル平和記念第13回鳥楢ピアノコンクールにてフッペルグランプリ及びコンチェルト大賞受賞。オーケストラ・アンサンブル金沢(くらしき作陽大学創立40周年記念演奏会)、ゼフィール合奏団とベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、出雲フィルハーモニーアカデミーオーケストラとグリーグのピアノ協奏曲、福岡室内合奏団とベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、倉敷管弦楽団とサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」を演奏。第9回上代記念音楽コンクールにて、最優秀指導者賞受賞。 WINER MUSIC SEMINAR(International Master Classics 2013)にて、Johannes Kropfitsch師に師事。全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員、日本ピアノ教育連盟会員、岡山県演奏家協会々員。現在、くらしき作陽大学・作陽音楽短期大学講師。

ご案内

 重利和徳氏のピアノ・コンサートは、今年で3年目を迎えます。昨年のオール・ショパン・プログラムは、聴衆に圧倒的な感動を与えました。今年度は、バッハ、プーランク、ショパンというピアノコンサートの魅力的なプログラムビルトが施されています。バッハの「半音階的幻想曲とフーガ ニ短調」は10分を超える大作であり、ベートーヴェンがお手本にしたと言われる名曲です。プーランクの15の即興曲は、どれも1〜2分の短い曲であり、音楽による心の散歩が楽しめる曲です。 そして、何と言っても一部で演奏するエチュード Op.10 (全12曲)は聴きものです。こんなプログラムは、この音楽祭では初めてのことです。エチュードとは練習曲のことですが、練習曲と言うより音楽的に完成された楽曲なのです。まず、弾きこなすには高度な技術が問われます。弾けたとしても芸術的センスの有無が、音楽として演奏出来たかどうかを決定づけるのです。音楽大学のピアノ科を卒業出来れば、その辺りまではクリアできるのですが、その先が、ピアニストの真骨頂が問われる領域に入るのです。そんな重利氏のエチュードの楽しみは、聴く者をラビリンスに誘う力を持っているのです。曲のニックネームは、ショパンが付けたものではありませんが、3番の「別れの曲」、12番の「革命」は言い得て妙です。聴衆に深い感動と音楽の喜びを与えてくれる重利氏の音楽の悦楽を、どうぞお楽しみ下さい。