倉吉 アザレアのまち音楽祭
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杉山清香クラリネット・コンサート

Piano/渡邊芳恵
2018年5月31日(木)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円



 過去の演奏のご紹介

♪ ロンド・アレグロ/ウェーバー作曲 (wmaファイル 3.27MB 7分3秒)


第一部

@ 旋律とスケルツィット 作品68(A.コカール作曲)
A クラリネットとピアノのためのソナチネ  (B.マルティヌー作曲)
  第1楽章…モデラート−テンポプリモ−モデラート−アレグロ
  第2楽章…アンダンテ
  第3楽章…ポコ・アレグロ


第二部

@ アルベニスのタンゴ Op.165-2       (I.アルベニス作曲)
A クラリネット・オン・ザ・タウン      (R.ハーマン作曲)
B アルビノーニのアダージョ          (T.アルビノーニ作曲)
C スケルツィーノ 作品85-4          (J.ラフ)(6分)




プロフィール

杉山 清香
(すぎやま きよか) Clarinet

 米子東高等学校普通科を経て島根大学教育学部特音課程(管弦打楽器専攻)を卒業。クラリネットを手塚実、村瀬二郎、浜中浩一の各氏に師事。今までにミンクス室内オーケストラとモーツァルト作曲「クラリネット協奏曲」、澤カルテットとモーツァルト作曲「クラリネット五重奏曲」で共演し好評を得る。2009年にはフィルハーモニックウィンズ大阪と共にアメリカ演奏旅行(WASBE世界吹奏楽大会にアジア代表としてシンシナティでコンサートに出演)に参加。現在は、同楽員として関西を中心に活動すると共に各地への演奏旅行やCD収録にも参加している。また、「山陰の名手たちコンサート」、浜中浩一氏門下生による「音楽の愉しみコンサート」(大阪)等、多数出演。また、2012年1月には「ヴァンガードブラス鳥取」公演にてウェーバー作曲「クラリネット小協奏曲」を独奏した。その他、自身がライフワークとしている「音楽空間コンサート」は第40回を数えるほか、依頼コンサートなど県内外で精力的に演奏活動を行っている。現在、ヤマハミュージックスクール(パルス米子楽器社)講師、NHK文化センター講師、杉山清香音楽教室主宰。フィルハーモニックウィンズ大阪楽員。

渡邊芳恵
(わたなべ よしえ)Piano

 国立音楽大学ピアノ教育専攻卒業。尚美学園コンセルヴァトアールディプロマ学科ピアノコース修了。鳥取大学大学院地域学研究科地域創造専攻を卒業。現在、後進の指導の傍ら、県内の多くの合唱団のピアノ伴奏や指導を行う。さらに県内外において、器楽や声楽の伴奏、ピアノソロなど精力的に演奏活動をし、様々なジャンルの共演者との演奏も多い。2009年鳥取オペラ協会主催「フィガロの結婚」では、ケルビーノ役、2011年鳥取オペラ協会主催オペラ「窓」では、3つめの女役として出演。また自身初の作曲作品「朗読とピアノのための『月のうさぎ』」を発表し、好評を得る。音楽による新たな試みに挑戦し続ける中、子供から大人まで音楽に親しむことができる環境づくりを目指し活動している。
 ピアノを三富二葉、故和久利幹子、故ウラジミール竹ノ内、窪田隆、酒匂淳の各氏に師事。声楽を生原幸枝、瀬川武、常松喜恵子の各氏に師事。作曲法を新倉健氏に学ぶ。ピアノグループrelationメンバー。鳥取オペラ協会会員、ピアニスト。

ご案内

 昨年度は、緊急な入院と重なり、同門の上田浩子氏に代替コンサートをお願いしましたが、今年は元気になられ、一回り大きくなっての登場のようです。退院後の「山陰の名手たちコンサート」に登場し、何かが吹っ切れたような、自由で闊達な、そして何よりも力強い演奏が蘇ったようです。今回のコンサートは、10回目となります。毎年毎年、コンサートを継続すると言う事は並大抵のことでは出来ませんが、強靭な意志の力と努力の結集で可能としているのは驚愕に値します。その演奏力の高さは言うに及ばず確実なアーティキュレーションに支えられた音楽性の豊かさと、大らかな音楽づくりのなせる業ではないかと感じています。杉山氏の、まるで歌曲のように歌うクラリネットの演奏には、音楽の言葉が聞こえてきます。聴衆のお一人お一人の心に、寄り添った演奏には、堪らない魅力にあふれています。どうぞお楽しみください。