倉吉 アザレアのまち音楽祭
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杉山清香クラリネット・コンサート

Piano 渡邉芳恵
2016年6月3日(金)19:30〜 倉吉交流プラザ 700円


 過去の演奏のご紹介
クラリネット 杉山清香(第33回アザレアのまち音楽祭2015 コンサートより)
♪ バレエ音楽「コッペリア」より「ワルツ」 ドリーブ作曲 (wmaファイル 791KB 1分39秒)


第一部

クラリネットのための第1狂詩曲 C.ドビュッシー
クラリネットとピアノのための小協奏曲
Andante and Polonaise            J.ワトソン


第二部

Habanera for Clarinet and Piano M.ラヴェル
3つの前奏曲より第1曲、第3曲 ガーシュイン
ワルツ第3番 イ短調 作品34-2 F.ショパン
クラリネットとピアノのためのヴェニスの謝肉祭 H.KLOSE編曲
(Paul Jeanjean版)


プロフィール

杉山 清香
(すぎやま きよか) Clarinet

 米子東高等学校普通科を経て島根大学教育学部特音課程(管弦打楽器専攻)を卒業。クラリネットを手塚実、村瀬二郎、浜中浩一の各氏に師事。今までにミンクス室内オーケストラとモーツァルト作曲「クラリネット協奏曲」、澤カルテットとモーツァルト作曲「クラリネット五重奏曲」で共演し好評を得る。2009年にはフィルハーモニックウィンズ大阪と共にアメリカ演奏旅行(WASBE世界吹奏楽大会にアジア代表としてシンシナティでコンサートに出演)に参加。現在は、同楽員として関西を中心に活動すると共に各地への演奏旅行やCD収録にも参加している。また、「山陰の名手たちコンサート」、浜中浩一氏門下生による「音楽の愉しみコンサート」(大阪)等、多数出演。また、2012年1月には「ヴァンガードブラス鳥取」公演にてウェーバー作曲「クラリネット小協奏曲」を独奏した。その他、自身がライフワークとしている「音楽空間コンサート」は第40回を数えるほか、依頼コンサートなど県内外で精力的に演奏活動を行っている。現在、ヤマハミュージックスクール(パルス米子楽器社)講師、NHK文化センター講師、杉山清香音楽教室主宰。フィルハーモニックウィンズ大阪楽員。

渡邉 芳恵
(わたなべ よしえ)Piano

 国立音楽大学ピアノ教育専攻卒業。尚美学園コンセルヴァトアールディプロマ学科ピアノコース修了。鳥取大学大学院地域学研究科地域創造専攻を卒業。現在、後進の指導の傍ら、県内の多くの合唱団のピアノ伴奏や指導を行う。さらに県内外において、器楽や声楽の伴奏、ピアノソロなど精力的に演奏活動をし、様々なジャンルの共演者との演奏も多い。2009年鳥取オペラ協会主催「フィガロの結婚」では、ケルビーノ役、2011年鳥取オペラ協会主催オペラ「窓」では、3つめの女役として出演。また自身初の作曲作品「朗読とピアノのための『月のうさぎ』」を発表し、好評を得る。音楽による新たな試みに挑戦し続ける中、子供から大人まで音楽に親しむことができる環境づくりを目指し活動している。
 ピアノを三富二葉、故和久利幹子、故ウラジミール竹ノ内、窪田隆、酒匂淳の各氏に師事。声楽を生原幸枝、瀬川武、常松喜恵子の各氏に師事。作曲法を新倉健氏に学ぶ。ピアノグループrelationメンバー。鳥取オペラ協会会員、ピアニスト。

ご案内

 杉山氏の演奏は、徐々に何かのドグマに解放され、自由に飛翔する大家の演奏を思わせるようになっています。以前から、奔放に生きる音楽を創りだしていましたが、その音楽が聴衆の心の襞に突き刺さる鋭敏な感性がまばゆくなっています。単純なのびやかさではなく、クラリネットの響きの結晶が、自由に飛び回る快感を醸し出しているのです。これは、凄いことです。毎年、杉山氏のPlayがPrayに変容する演奏に出会えるのは、この上ない喜びです。今年も、近代音楽の名曲たちを、端正な佇まいを見せる杉山氏の演奏で、心ふるわせてください。