倉吉 アザレアのまち音楽祭
吉田明雄ヴァイオリン・コンサート

Piano 蓼沼恵美子
2014年6月21日(土)14:00〜 倉吉未来中心小ホール 700円


 過去の演奏のご紹介
ヴァイオリン 吉田明雄 (第31回アザレアのまち音楽祭2013コンサートより)
♪ カバレリア・ルスチカーナ 間奏曲(マスカーニ) (wmaファイル 1.21MB 2分36秒)


第一部

@ ヴァイオリン・ソナタ No.3 HWV 370  ヘンデル
   第1楽章:Adagio
   第2楽章:Allegro
   第3楽章:Largo
   第4楽章:Allegro
A ヴァイオリン・ソナタ  フランク
   第1楽章:Allegretto ben moderato 8分の9拍子 イ長調
   第2楽章:Allegro 4分の4拍子 ニ短調 ソナタ形式
   第3楽章:Recitativo-Fantasia (ben moderato) 2分の2拍子
   第4楽章:Allegretto poco mosso 2分の2拍子 イ長調


第二部

B ジュピター  ホルスト
C 花はさく  菅野よう子
D G線上のアリア  バッハ
E スペイン舞曲  グラナドス  クライスラー編
F ハバネラ  サンサーンス


プロフィール

吉田明雄

(よしだ あきお)Violin
 鳥取大学医学部卒業。鳥取大学医学部第一内科助教授退職後、湯梨浜町泊にて吉田医院開業。その後の業績を認められ、鳥取大学大学院再生医療分野特任教授、自治医科大学非常勤講師就任。開業医として地域医療を行い同時に特任教授として研究教育活動を行なう。
 音楽分野においては、ミンクス室内オーケストラ代表、鳥取県オペラ協会副会長としての活動に対し県教育長賞を受賞。倉吉ストリングオーケストラ、鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団、米子管弦楽団、県民による第九オーケストラなどのコンサートマスターを歴任。ミンクス、アザレア室内オーケストラ、コンサートマスター。鳥取県の音楽家たち出演。西日本医科オーケストラとブルッフの、ミンクス室内オーケストラとメンデルスゾーンの、鳥取大学室内管弦楽団とチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を共演。これまでにヴァイオリンを山本喜三、山本弓子、山田衛生、七澤清貴、平井誠、釈伸司、澤和樹、各氏に師事。

蓼沼恵美子

(たでぬま えみこ)Piano
 堀江孝子、林美奈子、田村宏各氏に師事。東京芸術大学附属音楽高等学校を経て、東京芸術大学卒業。「安宅賞」受賞。同大学院修了後、ロンドンに留学し、マリア・クルチョ女史に師事。 1983年、ミュンヘン国際コンクール、ヴィオリン・ピアノ二重奏部門で第3位入賞。'96年には、ヴァイオリンの澤和樹とのデュオ結成20周年を記念する連続リサイタルを開催し、好評を得る。現在、吉祥女子高等学校芸術コース、桐朋学園芸術短期大学講師。


ご案内

 吉田明雄氏と蓼沼恵美子氏のコンビによるコンサートがここ三年ほど続いています。何よりも凄いのは、ピアニストの高いスキルでソリストが見事に成長していく様を垣間見せてくれることでしょう。以前、吉田氏のことをシュバイツァーのようだと褒めちぎったことがありますが、今は何の外連味もなく鳥取県のシュバイツァーだと胸を張って言い切ることが出来ます。医者が趣味で音楽を志すのは、お洒落でかっこいい立ち姿を見せるのに最適ですが、ヴァイオリンをあそこまで追い求め、高いレベルを維持していくのは、趣味と呼ぶのは違うのではないかと思います。日本人には「この道一筋」と言って朴とつに生きる事を評価しますが、あえて自分のやりたいことを追い求める生き方には、壮絶な人生の戦いがあるものです。その戦いに勝利してこそ、二兎を追い二兎を得るのです。それが、著名な医師として、更に優れた演奏家として生きる値打ちなのだと敬愛するものです。  今回は一部にヘンデルとフランクを対比させ、二部では馴染のある曲でリラックスさせるよう仕組んであります。音楽への思いの深さは、どなたの心にも届くものです。どうぞ吉田氏の、音楽の言葉たちをお聴きいただき、心豊かな日々となりますよう期待しています。