倉吉 アザレアのまち音楽祭
山陰の名手たちコンサート


第9回 山陰の名手たちコンサート
演奏者プロフィール
鳥取県

佐々木まゆみ(ささき まゆみ) ソプラノ
 倉吉市在住。昭和音楽大学音楽学部声楽学科卒業、同大学音楽専攻科声楽学科首席修了。修了時学長賞受賞。これまでに生原幸枝、越賀理恵、田野崎加代の各氏に師事。04年奈良にて「トスティに捧げる歌曲コンサート」出演、「鳥取県出身アーティストによるコンサート」出演、05年鳥取オペラ新人公演「バスティアンとバスティアンヌ」バスティアンヌ役、鳥取オペラ協会ニューイヤーオペラガラコンサート出演。06年第二回声楽オーディションにて優秀賞受賞、鳥取オペラ公演「コシ・ファン・トゥッテ」出演、山陰の名手たちコンサート、こどもの楽園コンサート出演。07年総合芸術文化祭オペラ「春香」でタイトルロールを好演。08年オペラ「イソップ物語」太陽役。09、10年オペラ「フィガロの結婚」ケルビーノ役。11年新作オペラ「窓」出演、ソロリサイタル、第九ソプラノソリスト。06年よりアザレアのまち音楽祭コンサート出演。県内・外で精力的に演奏活動をしている。現在平野弘子氏に師事。鳥取オペラ協会会員。

Piano/中橋芳恵(なかはし よしえ)
鳥取県出身。国立音楽大学ピアノ教育専攻卒業。東京ミュージック&メディアアーツ尚美ディプロマ学科ピアノコース修了。帰郷後、後進の指導にあたるとともに、合唱のピアニスト兼指導、声楽・器楽の伴奏など、県内外で積極的に演奏活動を行い、子供から大人まで音楽に親しめる環境づくりを目指している。2009年鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」でケルビーノ役を演じ、オペラに初挑戦する。現在、ピアノを酒匂淳、声楽を常松喜恵子、石井高子氏に師事、鳥取大学大学院地域学研究科地域創造専攻に在籍し、新倉健氏のもとで作曲法を学んでいる。


杉山 清香(すぎやま きよか) クラリネット
 米子東高等学校普通科を経て、島根大学教育学部特音課程を卒業。クラリネットを手塚実、村瀬二郎、浜中浩一の各氏に師事。これまでにミンクス室内オーケストラ、澤カルテットといずれもモーツァルト作曲クラリネット協奏曲、五重奏曲で共演し好評を得る。ライフワークにしている「音楽空間コンサート」は第30回以上を重ねる他、アザレアのまち音楽祭、浜中浩一門下生による「音楽の愉しみコンサート」(大阪)など県内外で演奏活動を行なっている。2009年にはフィルハーモニックウィンズ大阪と共にアメリカ演奏旅行に参加。現在は同楽団員として関西を中心に様々なコンサートに出演するほか、各地への演奏旅行、CD収録にも参加している。ヤマハミュージックスクール、NHK文化センター講師。杉山清香音楽教室主宰。米子市在住。


松田千絵(まつだ ちえ)  ソプラノ
 島根大学教育学部特音課程声楽専攻卒業。白石由美子、藤井文子、中澤 桂、平野弘子の各氏に師事。これまでに鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」「魔笛」「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「アマールと夜の訪問者」「コシ・ファン・トゥッテ」に出演。ヘンデル「メサイア」(抜粋)、J.ラター「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」のソリストもつとめる。そのほかアザレアのまち音楽祭でのコンサートや、また移動わらべ館童謡唱歌推進員として県内各地で童謡コンサートを行っている。鳥取県声楽オーディション審査員特別奨励賞、第16回日本声楽コンクール入選。現在、オペラ協会会員、移動わらべ館童謡唱歌推進員、西部演奏家クラブ会員。

Piano/森 康子(もり やすこ)
 フェリス女学院短期大学音楽科専攻科(ピアノ専攻)修了。ニューヨーク・ジュリアード音楽院で学ぶ。青山三郎,由谷絢子,山田早苗,E.L.コバーリック,平賀寿子に師事。神奈川新人演奏会出演。現在,後進の指導にあたる傍ら声楽の伴奏を中心にソロ、アンサンブルなど数多くの演奏活動を行っている.カノンの会会員。鳥取女声合唱団、ブレヴィスキンダーリートアンサンブルピアニスト。


吉田 章一(よしだ あきかず) バリトン
 鳥取大学教育学部卒業。広島大学大学院学校教育研究科修了。声楽を小松英典、西岡千秋、佐藤晨、吉田征夫、平野弘子の各氏に師事。ソロ・コンサート、ジョイント・コンサートのほか、モーツァルトやフォーレのレクイエム、バッハのヨハネ受難曲、ヘンデルのメサイア、ベートーヴェンの第九等のソリストを務める。オペラでは、モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」に出演。特に2002年の国民文化祭オペラ公演「ポラーノの広場」では、主役のキューストを歌い圧倒的な成功をおさめた。2004年の再演では、更にバージョンアップしたキューストを歌い、全国レベルで通用する風格を見せた。又、特筆に価するのはドイツリートに対する造詣の深さと演奏力の高さである。既にCDリリースされているシューベルトの「冬の旅」は、高く評価されている。鳥取オペラ協会理事。

Piano/山本亜美(やまもと あみ)
 琴浦町出身、3歳よりピアノを始める。東邦音楽大学附属高等学校、同大学卒業。在学中、ウィーンにて東邦ウィーンアカデミーピアノコース終了。ピアノを西川妙子、原順一郎、加藤朋子、新田恵理子各氏に師事。シュトラーレン、Allieメンバー。声楽、器楽の伴奏及び合唱団伴奏者、東京にてシュトラーセのメンバーとして県内外で演奏活動を行っている。現在、自宅にてピアノ教室を開き後進の指導にあたっている。


小椋美香子(おぐら みかこ) ソプラノ
  作陽音楽大学声楽科卒業。同大学専攻科修了。オペラマイスタークラス研究生課程修了。船瀬幸子、西内玲、フォルカ・レニッケ、小松英典、吉田旅人、平野弘子の各氏に師事。2010年「フィガロの結婚」では4度目のスザンナ役を演じ、好評を得る。これまでの鳥取オペラ協会公演の「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トウッテ」などのモーツァルトのオペラにおけるソプラノの主要な役を数多く演じる。華道家の伊藤喜秀氏と共に、花と歌のアフタヌーンコンサート。わらべ館の童謡・唱歌推進員としても県内外で「童謡コンサート」を行う。日野川合唱フェスティバルにも初回から連続して出演、ゲストコンサートを行う。又、FC企画のミュージカルのヴォイストレーナーとして後進の指導にもあたっている。エレクトーン奏者の寺崎淑子氏との童謡コンサート、アザレアのまち音楽祭、山陰の名手たち、等様々なコンサートに出演。NB合唱団指導者。 わらべ館、童謡・唱歌推進員。 鳥取オペラ協会理事。

Piano 加藤文女 (かとう あやめ)
 大阪芸術大学 音楽教育学科卒。ピアノを三窪涼子、島畑斉、宮前勝代、新田恵理子、フォルカー・レニッケ氏に師事。2000年ウィーン夏季音楽講習会にて、A . イエンナー氏のマスタークラス修了。鳥取オペラ協会、岡山室内オペラにおいてコレペティトゥーアの研鑽を積む。現在、合唱団のピアニストやソロ演奏、後進の指導などの活動を行なっている。


渡邊寛智(わたなべ ひろのり) バス
 国立音楽大学声楽科卒業、同大学院音楽研究科声楽専攻(オペラ)修了。2003年、イタリア(ミラノ・ボローニャ)へ留学。国立音楽大学主催「ソロ・室内楽定期演奏会」、「大学院新人演奏会」に出演。国立大学院オペラ《コシ・ファン・トゥッテ》ドン・アルフォンソ役でオペラデビュー。以後、《ラ・ボエーム》コルリーネ、《魔笛》ザラストロ、《ポッペアの戴冠》セネカ、《リゴレット》スパラフチーレ、《シモン・ボッカネグラ》フィエスコ、《春香》使道(サッド)などに出演。また宗教曲の分野でもフォーレ「レクイエム」、バッハ「マタイ受難曲」、モーツァルト「戴冠式ミサ」、「レクイエム」のバスソロをはじめ多くの作品に出演。貴重なバス歌手として高い評価を得ている。現在、県内外で演奏活動を精力的に行うとともに、県内の合唱団において自らの経験を生かした的確な指導を行い、後進の育成に力を注いでいる。これまでに声楽を田口興輔、ジュリアーノ・チャンネッラ、マッシモ・グイデッティ、アンドレア・パピの各氏に師事。指揮法を奥村伸樹氏に師事。


鶴崎 千晴(つるさき ちはる) メゾソプラノ
 武蔵野音楽大学声楽科卒業。声楽を森原紀美子、故藤田みどり、佐伯真弥子、平野弘子の各氏に師事。ジョイント・コンサート、ソロリサイタルほか、鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」(伯爵夫人・マルチェリーナ)、「アマールと夜の訪問者」(母親)、ラクゴペラ「ドン・ジョヴァンニ」(ドンナ・エルヴィラ)、イソップオペラ(よいきこり)に出演。山陰の名手たちコンサート出演。アザレアのまち音楽祭参加。コールやまびこ指導者。鳥取オペラ協会理事。


新田 恵理子(にった えりこ) ピアノ
 武蔵野音楽大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業 倉吉市在住。ソロリサイタル、室内楽、声楽・器楽の伴奏など、各地で幅広い演奏活動を行なっている。内外のオーケストラとの共演も数多く、そのうち、ザルツブルク室内オーケストラ、下北山弦楽オーケストラとのライブ録音が、カウベルホールよりCDリリースされている。後進の育成にも力を注ぎ、各地で門下出身の若手ピアニストが活躍している。主宰するハーモニッシェの会においては、若手演奏家のジョイント・コンサートや、ピアノ・リサイタル、来日演奏家との交流コンサートなどを企画している。全日本ピアノ指導者協会正会員、同鳥取県支部事務局。鳥取オペラ協会ピアニスト。ハーモニッシェの会主宰。


西岡 千秋(にしおか ちあき) バリトン
 武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学院声楽専攻修了。市田キヨ子、疋田生治郎の各氏に師事。数々のオペラ出演の他、リサイタルをはじめとする演奏活動を行っている。また、鳥取県内においては第九公演のソリストを務め、アザレアのまち音楽祭や山陰の名手たちコンサートなど常連演奏家として活躍。鳥取県内公演のオペラでは「電話」「コシ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」「魔笛」「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」「アマールと夜の訪問者」等に出演。鳥取オペラ協会の全ての公演をプロデュースしている。現在、鳥取大学地域学部附属芸術文化センター教授。鳥取オペラ協会副会長。鳥取合唱連盟副理事長。

Piano 瀬川則子 (せがわ のりこ)
 山口芸術短期大学ピアノ科卒業。中四国新人演奏会に出演。第6回 TYSコンクール ピアノ部門にて最優秀賞受賞。2011年 ピティナピアノコンペティション グランミューズ部門 西日本地区本選にて優秀賞受賞。山崎孝氏、勝谷寿子氏、小林峽介氏に師事。現在、歌唱・器楽の伴奏の他、「21の会」においてピアノデュオコンサートを定期的に行っている。岡野貞一記念合唱団ピアニスト。日本演奏連盟会員。


島根県

狩野麻実(かのう あさみ) ソプラノ
 島根大学教育学部生涯学習課程音楽芸術コース卒業、同大学院修了。声楽を勝部恵美子、故三原重行、吉田功、佐々木直樹の各氏に師事。J.S.バッハの教会カンタータ、数々のミサ曲、オルフ「カルミナ・ブラーナ」、フォーレ「レクイエム」、ベートーベン「第九」でソプラノソリストを務めた。プラバニューイヤーオペラコンサート、松江開府400年記念オペラ「虹の大橋」に出演。今年9月、第4回東京国際声楽コンクール本選一般部門において2位入賞、審査員特別賞を受賞。松江市民合唱団、オペラグループ燦、松江バッハ・カンタータフェラインに所属。現在、島根大学教育学部特任講師、鳥取県立日野高等学校非常勤講師。

Piano/梶川邦子(かじかわ くにこ)
  島根大学教育学部特音課程卒業。同大学院教育学研究科修了。朝日女声コーラス、コール・アミィ・もちだ、まつえコールブルー、松江市民合唱団のピアニストを務める。現在、島根大学教育学部嘱託講師。日本ピアノ教育連盟会員。


秦 光司(はた こうじ) バリトン
 島根大学教育学部特音課程声楽専攻卒業。声楽を森山俊雄,吉田功,高橋和行の各氏に師事。幼稚園から大学までの教育現場で音楽教員として勤務する傍ら,リサイタルや「いわみ芸術劇場共催 吉賀町プロアマ公演〜歌声は春風にのって(2006)」「出雲オペラ〜カルメン(2007)、椿姫(2010)」「山陰の名手たちコンサート(2007〜2010)」等,山陰各地で行われる各種演奏会に出演する。今秋9月には、グラントワにて島根邦楽集団と「鎮魂頌」で共演し好評を得た。また島大附幼の「親子ふれあい講座」では,親子で童謡をうたう講座の講師を務める等,こどものうたの活動も精力的に行っている。現在、出雲市立南中学校勤務。出雲楽友協会音楽会員,いずもフラウエンコール指揮者,男声合唱団FREIE KUNST所属。

Piano/秦 祐子(はた ゆうこ)
 島根大学教育学部特音(鍵盤楽器)課程卒。ピアノを横井和子,長岡敏夫,島畑斉,各氏に師事。
 現在,夫とともに各種コンサートに出演する等,「童謡・唱歌をうたう講座」の講師や合唱団のピアニストを務め,ピアノ演奏を通して幅広く音楽活動を行っている。


渡邊志津子(わたなべ しずこ) ソプラノ
  大阪芸術大学をグランプリを得て卒業と同時に関西歌劇団に入団。また演奏学科研究室に副手として勤務する。関西新人演奏会出演。アゼリア推薦新人オーディション合格。日本クラシック音楽コンクール全国大会入賞。オペラ「フィガロの結婚」「魔笛」「蝶々夫人」「椿姫」「夕鶴」、浜田ミュージカル「お鶴島」等主演。第九、宗教曲等のソプラノソロ、広島国体開会式「君が代」独唱。開府400年記念オペラ「虹の大橋」に出演。今年9月三浦芳男氏とデュオリサイタル。また多方面からのゲスト出演し幅広いレパートリーを持つ。出雲北陵高校音楽コース非常勤講師。松江プラバ少年少女合唱隊他、8団体の合唱団を指導。

Piano/ 三浦芳男(みうら よしお)
 ピアノデュオを参照


山ア啓史(やまさき ひろし) トランペット
  島根大学教育学部生涯学習課程音楽芸術コース卒業。東京ミュージック&メディアアーツ尚美コンセルヴァトワールディプロマ科修了。尚美在学中より関東を中心にオーケストラ、室内楽、ソロ等で演奏活動を行う。2008年、2009年アジアユースオーケストラに参加。アジアを中心に約30公演を行う。2012年5月、プラバホールでソロリサイタルを開催。また、同年6月には松江東高校とアルチュニアンのコンチェルトを共演。いずれも好評を博す。現在は、松江市を中心に演奏活動を行う傍ら、後進の指導にも積極的に携わっている。


原 拓也(はら たくや) テノール
  島根大学卒業。オペラグループ燦による公演の他、日本イタリア協会主催ゴールデンガーラコンサート、高台寺音楽祭、プラバニューイヤーコンサート、「第九」等に出演。2010年には第1回コンコルソMusicArteにおいて特別賞を受賞し、イタリア・ヴィチェンツァ市の世界遺産「テアトロ・オリンピコ」での記念コンサートに出演。第35回イタリア声楽コンコルソ金賞受賞。声楽を故三原重行、M.グラツィアーニ、M.レアーレ各氏に師事。オペラグループ燦所属。日本イタリア協会会員。

Piano/ 原 由香(はら ゆか)
 島根大学教育学部特別音楽課程卒業。ピアノを板倉康恵、國谷和子氏、声楽を森山俊雄、故三原重行氏に師事。自宅でピアノ教室を開きながら、声楽や器楽の伴奏活動も行なっている。出雲北陵高校音楽コース非常勤講師。


X[iksa](イクサ)
 辺見康孝(ヴァイオリン)と松村多嘉代(ハープ)によるデュオユニット。2006年10月にデュオとしての初共演以来、これまでに海外公演を含め200回を超える公演を行っている。
・弦と弦が交わるイメージの「X」
・「X」は未知の可能性
・そしてその可能性に挑「戦」!
オリジナル曲やオリジナルアレンジ、新作の委嘱などヴァイオリンとハープによるアンサンブルの可能性を追求する。
2008年に1stCD『X[iksa]』、2010年に2ndCD『Wa〜和』をリリース。
http://green.ap.teacup.com/iksa/


辺見康孝(へんみ やすたか)
 松江市生まれ。現代の作品を得意とし、独自の奏法を開発し従来の奏法では演奏不可能な作品もレパートリーとしている。また自ら作曲も行い、ダンサー、美術家、サウンド・デザイナー、舞台俳優などとのコラボレーションも行う。これまでにヨーロッパ諸国、オーストラリア、アメリカ合衆国、南アフリカ共和国、韓国、香港でも演奏活動を行っており、様々な国際芸術祭に招待されている。2001年より2年間はベルギーのアンサンブルChamp d'Actionのヴァイオリニスト、帰国後はnext mushroom promotionのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハーピスト松村多嘉代とのデュオX[iksa](イクサ)では新たな境地を開拓している。またアメリカ、スタンフォード大学などでの現代奏法についてのレクチャーは好評で、作曲家の創作活動に刺激を与え続けている。2004年にMegadisc(ベルギー)からリリースされたソロCD、X[iksa]のアルバムの他、多数のCD録音に参加している。2005年、next mushroom promotionとしてサントリー音楽財団より佐治敬三賞を受賞。

松村多嘉代(まつむら たかよ)
 大阪生まれ。3歳よりピアノを始める。相愛音楽教室、相愛高等学校音楽科を経て相愛大学音楽学部ピアノ専攻卒業。 大学卒業後にハープを始める。 現在フリーランスハーピストとして、ソロ、オーケストラ、室内楽などで演奏活動を行う。妹・松村衣里とのハープデュオ・ファルファーレ(イタリア語で蝶々)でクラシック〜ポピュラーまで幅広いジャンルのレパートリーを持ち、フランス・アルル国際ハープフェスティバル、NHK-FM「名曲リサイタル」、武生国際音楽祭、文化庁の子どものための優れた芸術体験事業をはじめ国内外の数多くのコンサートに出演。平城遷都1300年記念祝典では、天皇、皇后両陛下ご臨席のもと、天平楽府のメンバーとして箜篌(くご)を演奏。音楽ホールでのクラシックコンサートはもとより、音楽鑑賞会、楽器解説やお話つきのステージには定評がある。また、ヴァイオリニスト辺見康孝とのデュオX[iksa]で国内はもとよりオーストラリア、韓国等において、これまでに約200回の公演を行っている。新作の委嘱初演などを積極的に行うほか自ら編曲も手掛け、ハープのための新たなレパートリーの開拓にも努めている。2008年にCD『X[iksa]』、2009年にCD『眠れる森のファルファーレ』をリリース。2010年にCD『Wa〜和』をリリース。


森田 麗子(もりた れいこ) アルト
  島根大学教育学部特音課程卒業。同大学教育専攻科修了。声楽を森山俊雄・妻屋秀和各氏に師事。プラバニューイヤーオペラコンサート、アザレアのまち音楽祭、第九コンサート、松江開府400年記念創作オペラ『虹の大橋』、出雲オペラ『カルメン』同『椿姫』松江市民オペラ『耳なし芳一』『フィガロの結婚』『秘密の結婚』等に出演。


宮本美香(みやもと みか) サクソフォン
 松江市出身。12歳からサックスを始め、出雲北陵高校音楽コースを経て島根大学教育学部卒業。県内の公立学校に音楽科講師として勤めていたが、作曲家宮川泰氏との共演を機に、演奏家への転身を決意。昨年から、小山卓治やHANZO等の歌手と共演。また昨年から、島根スサノオマジックのホーム戦開会式にて国歌独奏を務める。サックスを、桑原雅次、桑野尚文、片寄麻美の各氏に師事。現在、ヤマハ音楽教室にてサックスとオカリナの講師を務める傍ら、年間60本以上の依頼演奏をこなし、後進の指導にも力を注いでいる。

Piano/石田美智恵(いしだ みちえ)
 島根大学教育学部特音課程卒業、同大学院修了。海外のアーティストとの共演、地元で活躍する演奏家との共演や高校合唱部との実験的な演奏会の企画に携わるなど、アンサンブル&ソロ奏者として活躍。また、和太鼓との共演などジャンルを越えた活動を積極的に行うことで研鑽を積んでいる。松江市を中心に後進の指導にあたっている。


妹尾哲巳+三浦芳男(ピアノ・デュオ)
「2台のピアノによるスーパーデュオ」
二人は、音楽的なキャラクターはほぼ間逆である。ほぼ毎年のリサイタルの他、CDもリリース。今年三月には世界を股にかける「古川・本郷(連弾)デユオ」との二台8手だけのリサイタルを山陰初演。

妹尾 哲巳(せのお てつみ)
 島根大学教育学部特別教科(音楽)教員養成課程鍵盤楽器専攻卒業。ピアノを長岡敏夫、横井和子、西岡光夫、Seidlhofer Setsuko の各氏に師事。松江ウインドアンサンブル常任指揮者。島根作曲家グループ「紫陽花の会」所属。あらゆる楽器、あらゆるジャンルの音楽に精通し、特にジャズなどの即興演奏を得意とする。現在、安来市立第三中学校教諭。発達・心理臨床家、通級指導教室のパイオニアとしても著名。

三浦芳男(みうら よしお)
 島根大学教育学部特別教科(音楽)教員養成課程作曲専攻並びに日本社会事業学校研究科卒業。ピアノを田淵典子、小林昭三、各氏に師事。島根作曲家グループ「紫陽花の会」所属。「辺見康孝・高橋アキ デュオリサイタル」で委嘱作品「バイオリンとピアノのための“青の時代”」を発表。本日4回の出演から解るように、声楽器楽を問わず全幅の信頼をおかれるアンサンブルピアニストでありながら「社会福祉士」を生業とする異色の名手である。