倉吉 アザレアのまち音楽祭
米原真吾y’z・コンサート

2012年5月27日(日)14:00〜 三朝町総合文化ホール 700円


 過去の演奏のご紹介
打楽器アンサンブル y’z (第28回アザレアのまち音楽祭2010コンサートより)
♪ 熊蜂の飛行〜バンブルビーブルース(R.コルサコフ作曲) (wmaファイル 1.4MB 3分)


第一部
@ バレエ組曲第2番『ロメオとジュリエット』より(S.プロコフィエフ作曲/福井蘭編曲)
ソ連の作曲家、セルゲイ・プロコフィエフが作曲したバレエ音楽。イギリスの劇作家シェイクスピアによる悲劇『ロミオとジュリエット』に基づく。バレエ音楽からプロコフィエフ自身によって管弦楽組曲3つとピアノ独奏用組曲1つが作られており、この組曲第2番は1937年4月15日に初演された。ドラマ・CMなどでも良く使用される。 第1曲「モンターギュー家とキャプレット家」
A ヴォルケーノ・タワー〜7人の打楽器奏者のための〜(ジェリー・グラステイル作曲)
題名の通り、7人の打楽器奏者による7重奏。「ヴォルケーノ・タワー」という架空の物語をもとに作られた作品で、ありとあらゆる打楽器を使って演奏される。
B 木片のための音楽(スティーヴ・ライヒ作曲)
クラベス(スペイン語: claves)という、2本の棒状の木片を打ち合わせることで明るいカチカチとした音を出す打楽器を使って演奏される作品。
C 委嘱作品(世界初演)第30回アザレア音楽祭を記念して〜(深堀賢太朗作曲)
第30回アザレアのまち音楽祭を記念した作品を制作してくださいました!

第二部
D Next Game(ヒダノ修一作曲)
太鼓2人とパーカッション2人による クラシック現代曲。北アフリカとアラブ圏のリズムが合体した、新たな味わいを持った作品。ノリの良さ、恍惚となるフィナーレ、日本の“間”をいかした間奏部分など、聴き応え満点の一曲。
E リバー・ダンス(B.ウィーラン作曲/B.ウィーラン編曲)
リバーダンス(Riverdance)とは、アイリッシュ・ダンスやアイルランド音楽を中心とした舞台作品のことである。アイリッシュ・ダンスの中でも特に体幹や腕を使わずに足の動きだけで踊るアイリッシュ・ステップダンスと呼ばれる舞踊を元にしている。ユーロビジョン音楽コンクールというヨーロッパのメジャーな音楽コンクールにおいてアイルランドがホスト役をつとめた1994年、その幕の間のパフォーマンス作品として初めて発表された。
F カルメン組曲(G.ビゼー作曲/アンサンブルY’z編曲)
ジョルジュ・ビゼーが作曲したフランス語によるオペラ『カルメン』を、y’zの情熱のリズムでお楽しみください。


プロフィール

Y'z

(ワイズ)
 鳥取県内に在住する打楽器奏者で構成しているグループ。

メンバープロフィール

米原真吾

(よねはら しんご)Percussion
 三重大学卒業。卒業演奏第1位。鳴門教育大学大学院修士課程卒業。マリンバ・ソリストとして協奏曲等オーケストラや吹奏楽団と共演、音楽祭や各種演奏会、学校公演の招待演奏、リサイタル開催等、打楽器・マリンバを全国各地で演奏している。また勤務校の吹奏楽指導者・指揮者として過去、中国・全国大会に30回出場。金賞・最優秀賞を18回受賞。現在、尚徳中学校教諭。鳥取県吹奏楽連盟副理事長。日本打楽器協会会員。打楽器・マリンバを高橋美智子、小川佳津子、神田久二子、指揮を山田啓明の各氏に師事。

大上紗織

(おおがみ さおり)Percussion
 湯梨浜町出身。大阪芸術大学芸術学部音楽教育学科卒業。打楽器アンサンブルグループ「打楽」を結成し、演奏活動をする。小長谷宗一氏の委嘱作品の他、猪俣猛氏と共演をするなどの演奏会を開催。吹奏楽部の指導の他、全日本合唱コンクールで鳥取県教育長賞を受賞、中国大会出場。現在、琴浦町立赤碕中学校教諭。打楽器を米原真吾、奥原光の各氏に師事。

福井蘭

(ふくい らん)Percussion
 倉吉市出身。尚美学園大学芸術情報学部音楽表現学科卒業。学内コンクール第1位。卒業演奏会出演。ブラビシモクラシカコンクール2001アンサンブル部門ファイナリスト賞受賞。卒業後、全国各地の幼稚園や保育園で器楽合奏、マーチング、和太鼓等の指導を行う他、ファミリーコンサートを多数開催。現在、倉吉東児童センターに勤務。打楽器・マリンバを塚田靖、小川佳津子、米原真吾の各氏に師事。

谷川権治

(たにかわ けんじ)Percussion
 倉吉市出身。河北中学校時、アンサンブルコンテスト全国大会で金賞を受賞。最高得点を獲得し中学校の部の日本1位に輝く。在学中、全日本クラシック音楽コンクール、中学ユース音楽コンクールに出場。打楽器・マリンバを塚田靖、小川佳津子、米原真吾の各氏に師事。尚美学園大学芸術情報学部音楽表現学科卒業。現在、倉吉市立鴨川中学校勤務。

宮本久瑠美

(みやもと くるみ)Percussion
 尚美学園大学芸術情報学部音楽表現学科卒業。在学中、コンクールや演奏会に多数出演。現在は、演奏活動の傍ら後進の指導を行っている。打楽器・マリンバを塚田 靖、小川 佳津子、細木 雅彦の各氏に師事。

瀧 禎子

(たき ともこ)Percussion
 鳥取市出身。2008年尚美学園大学打楽器専攻卒業。2007年第12回JIRA音楽コンクール打楽器部門にて入選。2008年2月、鳥取城北高等学校吹奏楽部定期演奏会にて、マリンバ協奏曲のソリストを務める。2009年6月アメリカにてZMF(ゼルツマン・マリンバ・フェスティバル)でマリンバソロ・アンサンブルを演奏。現在、鳥取、関東を拠点に演奏活動、また後進の指導にも力を入れている。打楽器・マリンバを、小川佳津子、安藤 僚、小森邦彦、Jack van Geem、米原真吾の各氏に師事。鳥取市在住。

松本悠一郎

(まつもと ゆういちろう)Percussion
 鳥取県米子市出身。10歳より打楽器、15歳よりマリンバを始める。翔英学園米子北高等学校、尚美ミュージックカレッジ専門学校に特待生として入学。尚美学園大学 音楽表現学科卒業。これまでに打楽器・マリンバを小川佳津子、日比一宏、照沼滋、米原真吾の各氏に師事。また吹奏楽指導法を佐藤正人氏に師事。小川佳津子&ステラ21メンバー。

堀田理恵

(ほった りえ)Percussion
 鳥取市出身。東京音楽大学器楽専攻打楽器科卒業。第12回万里の長城杯国際音楽コンクール打楽器部門にて第二位。昨年の8月ドイツ、ニュルンベルクで行われたマリンバアカデミー(IKMMA 2011)に参加。全国各地の中学校、高等学校にて吹奏楽指導もおこなっている。

井上拓也

(いのうえ たくや)Percussion
 鳥取市出身。鳥取西高等学校在学時、平成19年度鳥取県高等学校総合音楽祭ソロ部門優秀賞受賞。愛知教育大学初等教育教員養成課程音楽選修をこの春卒業。打楽器・マリンバを小川佳津子、米原真吾の各氏に師事。

深堀賢太郎

(ふかほり けんたろう)Percussion
 米子市出身。箕蚊屋中学校、米子東高等学校卒業。平成21年度鳥取県高等学校総合音楽祭独奏部門最優秀賞。第15回KOBE国際音楽コンクール打楽器中・高校生部門第3位。第13回万里の長城杯国際音楽コンクール打楽器高校生部門第3位(1,2位なし)。第13回日本ジュニア全管打楽器コンクール打楽器高校生部門金賞(第1位)。打楽器、マリンバを小川佳津子、米原真吾、深町浩司、神谷百子の各氏に師事。現在愛知県立芸術大学2年次在学中。


ご案内

 先回のY’zコンサートも三朝町総合文化ホールでしたが、今回も同ホールの強い要請で実現することになりました。Y’zの素晴らしさは、米原氏のイニシャルを取った「Y」でもお分かりのように、かつての教え子(倉吉市立河北中学校)を中心にしたアンサンブル集団であり、音楽語法の統一が言わずもがなで美しいのです。今後末永く継続されることで、とんでもなく上質なアンサンブルとして育っていく予感があります。
 今回も、打楽器のためにかかれたオリジナル曲が多いのですが、アザレアのまち音楽祭の30周年を記念して、オリジナル作品を委嘱して下さり、その初演をしていただけるなど、感謝の言葉がないほどの感動をしています。そして、良く知られたプロコフィエフのバレエ組曲『ロメオとジュリエット』やビゼーのカルメン組曲をY’z自らがアレンジし、演奏してくれるなど、音楽祭にとって願ったりかなったりのプログラムが工夫されています。前回の感動をはるかに超える予感に満ちたY’zコンサートにぜひともお出かけください。